2007年05月30日
駒大野球部 春の飛躍~第3章~ 「エース」とは
野球では、点を取られることは良くないこととされる。点を取られないことを生業とする投手のなかで、最もその能力に長けた者。それがエースだ。勝ち点なしで迎えた青学大戦。今年の、KOMAZAWAエースが誕生する。 海田と小林。駒大と青学大の両先発は、らしからぬ投球を露呈してしまう。海田は3回まで1人の走者も許さない。しかし、4回に突如安打を浴び、四球を出すという悪循環に陥り試合を台無しにする6失点。その後も投手陣の崩壊は止まらずに計11失点で大敗した。打線は石川の代打ツーランを始め、小林から5点を奪うが、ほとんど意味を成さなかった。「ファーストストライクの入りが甘かった。明日も投げるんで頑張ります」と海田。少ない言葉の中にも、主戦としての責任感を感じさせた。試合後の小椋監督は海田について、「怖いものを知っちゃって、おとなしいピッチングになっている」。昨秋は防御率2.01の男も、2年目のジンクスか。ただ、その後に続けた 「(真の)エースになって欲しいからね」 雨で1日流れての2回戦。大分・佐伯キャンプから発掘された原石が、遂に光を放った。 一言でいえば「落とせない試合」。連敗での勝ち点奪取失敗となれば、選手の戦意は一気に萎えてしまう。優勝はほば絶望的になる。 先発は鳥取・境高出身の石黒基輝。甲子園出場はない。その名を知っている野球ファンはよほどな物好きに違いないが、この投手は駒大の今季の流れをも変えた。 1回から低めへの制球がさえ渡り、縦スライダーに速球を投げ込んで青学打線を手玉に取っていた。連打を許さず走者を出したときには「落ち着くために」、大空を見上げた。森山の先制打などで3点の援護をもらい、結果114球、三振7、四死球2、被安打3での完封を成し遂げた。6回の榊原の好守備も光る。 「嬉しい。前回は、球が高めに浮いていたので低めに投げた。完封は意識していなかったが、試合を壊さないように投げていた」 言葉の端々から、飾らない人柄がにじみ出ていた。一方、「石黒は秘密兵器だった」としてやったりの小椋監督。右のエース石黒、ここにあり。ただ、お「明日勝たなければ意味がない」と指揮官は手綱を締めて引き揚げていった。 1勝1敗での3戦目、冷静な海田が燃えていた。「(1回戦の)リベンジさせて欲しい」と石黒に語り、打者に向かっていった。初球はストライクから入り、ボール球は見せ球にした。同学年の林の左翼への先制弾を皮切りに、4点を奪った。この日の海田には十分すぎる得点。 9回、青学大の4番長島を空振り三振に斬ると、海田は両手を握ってガッツポーズ、同時に雄叫びを上げた。「エースの風格が出てきた」と林は海田を讃えた。 青学大から勝ち点1をもぎ取り、二本柱も確立した。エースとは、相手に愚直なまでに点を与えることを嫌い、与えない、絶対的な存在。 駒大の反抗が本格化した。
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posted by 齊藤太一 |00:17 |
神宮球宴 |
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Re:駒大野球部 春の飛躍~第3章~ 「エース」とは
コメント投稿者ID :
記事には関係ないけど、私はキャッチャーの山田選手と出身が同じで、高校野球をやっていたので山田選手にはがんばってほしいと思います。高校時代、山田選手を知らない県内の高校球児はいなかったほどですから。
posted by あいうおえ | 2007-05-30 03:39
ENEOS退部したようですよ
コメント投稿者ID :
その石黒ですが、スポニチ大会まで新日本石油ENEOSの名簿に名前ありましたが、いつの間にか野球部のHPから名前が消えていました。
posted by NB | 2008-04-19 23:58
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