2008年01月28日

モドリッチのインタビュー/ビリッチ監督、フルハム拒否/ボスニア代表最新情報

ディナモ・ザグレブ所属のクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(写真)が、スペイン紙エル・ムンド・デポルティーヴォ紙に対して語ったインタビューが話題となっています。
モドリッチ
この冬には2500万ユーロ以上という高額な移籍金でイングランドのクラブに移籍が確実視されたモドリッチですが、ディナモのマミッチ副会長が一年間移籍話を凍結してしまいました。現時点ではバルセロナが移籍先として有力と言われる中、モドリッチは昨年夏にはアーセナルからのオファーを拒否したことを明らかにしました。
「そう、昨年夏のアーセナル移籍の実現は非常に近いものだった。アーセン・ヴェンゲル監督は、僕の友人であるエドゥアルド・ダ・シルヴァと一緒に僕を連れて行こうとトライしたんだ。エドゥアルドは偉大なストライカーで、ティエリ・アンリの代わりを十分務められると僕は常に信じていたけどね。若い選手たちに質の高い指導をすることで有名な監督が自分のクラブに僕を望んだ、ということは名誉だったよ。しかし、僕は待つことを選んだんだ」
と語り、バルセロナ・ファンである彼はインタビューの中で
「五大リーグならどこでもプレーする準備はできている。けれども、僕はリーガエスパニョーラにもっとも魅力を感じているのさ。とりわけバルセロナでプレーしたいと思っている。バルセロナが僕を追ってくれていることは名誉だよ。彼らのカラーを守ることは巨大な挑戦となるだろう」
とコメント。クラブの意思に反して、モドリッチは欧州選手権大会後にディナモを去ることを希望しているわけですが、スペインの同紙記者からはクライフと同じ14番のバルセロナのユニフォームをプレゼントされて非常に喜んだそうです(確かに現役時代のクライフと風貌は似ていますね)。
このインタビューを受け、ディナモのフロントは直ぐに火消しに走りました。スポーツ・ディレクターのゾラン・マミッチは
「我々の態度に関してはまったく毅然としたものだ。誰も売却するつもりはない。誰も提供することもしない。ただ、オファーが来たならば、座って話し合いをすることは可能だ。けれども繰り返すが、我々は誰も売却する必要もなければ、誰も連れてくる必要もない。報道されているような移籍なんてないよ。モドリッチに関しては終わった話だ。UEFA会議でザグレブにやって来る(バルセロナの)ラポルタ会長と会うなんて可能性はない。なぜなら会議開催中は我々フロントも合宿地のトルコに行っているからだ」
とコメントしています。

クロアチア代表監督のスラヴェン・ビリッチ(写真右)が、プレミアリーグのフルハムから届いた4年間総額1200万ユーロという大型オファーを蹴ったと英国メディアが報じています。現時点ではクロアチア代表が唯一の関心事、というのが理由です。ちなみに現在のビリッチの年俸は1000万円程度で、フルハムのオファーは約50倍もの金額でした。
ビリッチとコーチ陣最近はビリッチの収入を巡る報道が多く、英国メディアのインタビューに対して「恥ずべき金額だ」とビリッチが語ったという報道が波紋を呼びました(本人は発言を否定しています)。クロアチア・サッカー協会は金額を増やしての再契約を望んでいるものの、マルコヴィッチ会長は再契約は当たり前といった態度を取っていること、またチームスタッフの一人プロシネチュキ(写真左)はいまだに無給で働いていることにビリッチは不信感を抱いており、欧州選手権後はごっそりとチームスタッフが高額オファーでイングランドのクラブに引き抜かれる可能性も十分に有りえます。エバートンやブンデスリーガのクラブもビリッチを監督として据えたがっているそうで、それこそクロアチア代表監督就任以前は「Jリーグのクラブに関心がある」と言っていたビリッチは欧州で注目された存在になっています。


昨年9月にブランコ・グルギッチが辞任以来、会長職のポストが決まっていなかったハイドゥク・スプリトに(正確には空席期間はアンテ・ノシッチが暫定会長)、27日、元バスケ選手であり、現在はビジネスマンかつスプリト市議会長のジェリコ・イェルコフが第40代会長に就任しました。
「私の課題はハイドゥクがより大きなスプリトとダルマチア地方の誇りとなることだ」
と語るイェルコフは、一部の利益グループに蝕まれていた体質ならびに財政の健全化、またサポーター「トルツィダ」との和解が急務となります。
また新会長イェルコフが就任早々、ドレッシングルームで選手に挨拶をすませ、それからディレクターのフィオレンティーニ、スポーツ・ディレクターのエルツェグ、ゼネラルマネージャーのシュリャクと話し合いをしました。その中で現時点での新たな選手の放出をしないことを確認。ドイツのフレイブルグが関心を示しているFWブシッチ、またジェフ千葉が関心を示しているDFミルコ・フルゴヴィッチも残留が決定しました。フルゴヴィッチは夏までハイドゥクに在籍し、それからなら移籍を認めることを約束しています。またMFダムヤノヴィッチ、FWバルトロヴィッチに関してはロシアの移籍市場は3月中旬まで開かれていることから、それまでに移籍する可能性はあるとされています。

ヴルチーナスラヴェン・ベルーポのエースストライカー、ボヤン・ヴルチーナ(23・写真)がブンデス一部のデュイスブルクにレンタル移籍することになりました。期間は今年の6月30日までで、レンタル料は明らかにされていません。
デュイスブルクは最下位な上に怪我人が続出しており、今季はリーグやカップ戦、UEFAカップを含めて23試合10得点を決めているブルチーナに白羽の矢が立ちました。もし一部に残留すればオプションとしてヴルチーナを購入。もし残留に失敗してもベルーポは他のクラブにそれなりの額で売却するか、復帰して経験を活かしてもらえるということで、戦力ダウンは否めないとはいえ、今後の旨みも考えてのレンタルとなります。


最後に1月29日、日本代表と親善試合を行うボスニア・ヘルツェゴビナ代表のニュースを。
27日にチーム一向はウィーンに集合し、14時の便で日本へと発ちました(ということは到着済み)。ボスニアからの11選手は首都サラエボから当日早朝の便でウィーンに発つ予定でしたが、霧で予定便が影響するのを不安に感じたため、前日にウィーン入りして一泊しています。
現役時代はバルサでも活躍したメホ・コドロ監督はサラエボを発つ前に
「袋小路の状況に陥らないためにも予定が必要だった。ウィーンで一泊し、東京までの便を前に休ませようと思う。11時間半のフライトだから、間違いなく選手には影響があるだろう。試合当日までは選手たちをリフレッシュさせ、より良い準備をさせるつもりだ。」
とコメント。試合日が国際Aマッチデイではないことから、最初に発表したリストからわずか3人しか所属クラブが参加を認めなかったわけですが、これに関してコドロ監督は
「選手の多くが国内リーグからの選手であり、彼ら全員が冬休み後の準備の初期段階にあることは、この試合とは関係ない。恐怖を抱く理由もない。自分達をアピールする機会であると、全選手が真面目にこの試合の意義を理解することを望んでいるよ。また最大限のモチベーションと積極性を期待している。激しい競争の中でも自分のポジションがあることを証明するため、選手たちが日本戦を利用しようと努力すると信じているのさ」
と語っています。
同じく現役時代はフェネルバフチェやラージョ・バジェカーノで活躍したチームマネージャーのエルヴィル・ボリッチは
「この若者たちが計算に入れられる存在であることを自ら証明することを望んでいる。彼らはここにいることに値しているわけだから。事実、この試合はどれくらいの選手が今後の代表プランに入って来られるかを我々に示すことになるだろう。彼ら若い選手たちにとっても日本戦はキャリアにおける大きな経験となるはずしね。
日本代表の選手たちが現時点で我々よりもずっと良い準備ができている。しかし、それが何かの意味を持つ必要はないのだよ。リザーブメンバーで旅立つことは関係なく、彼らと対抗できるクオリティを我々は持っていると思う。ただ、最大の問題は時差(8時間)となるだろうね。どれくらい選手たちが休めるか、また最強の布陣となるかは正直分からない。
この機会からワールドカップ予選で戦力と計算できるような選手が4~5人得られるよう我々は望んでいるんだ。偶然に代表メンバーに名を連ねたのではないことを彼らは証明する必要があるし、我々は彼らの可能性をこの試合で見ることになるだろう。もちろん、個々が悪いプレーをしたとしても、今後はその選手たちのフォローをやめるなんてことはない。誰も代表候補から取り消されることはないのだよ。全員が冬休み後の準備の初期段階にあることは認識しているよ。けれども、選手たちが持っているヤル気とモチベーション、クオリティを持ってして本来の実力を証明することは可能なのだから」
と語っています。
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表は1月21日の記事に書いた17名のリストに加え、スラヴィヤ所属のDFボヤン・レゴイェを含めた計18名の選手が参加しています。
私も昨年のオーストリア戦以来の日本代表の試合を観戦する予定です。ボスニア・ヘルツェゴビナの国内リーグ選手の現レベルを見るのと同時に、オシムから岡田監督になってどんな変化を求め、それがどう実現されているかを現場で見てこようと思っています。


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posted by 長束恭行 |01:48 | サッカーニュース | コメント(6) |
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2008年01月26日

ハイドゥク・スプリト、ヴェルダー・ブレーメンとドロー

25日、ハイドゥク・スプリトが本拠地ポリュウド・スタディオンでドイツの強豪ヴェルダー・ブレーメンを迎えての親善試合を行いました。ヴェルダーは今季のチャンピオンズ・リーグ予備戦でディナモ・ザグレブと対戦していることから、この一年でクロアチアの二強と対戦したことになります。今年初のポリュウドの試合ということで12000人とまずまずの観客の入りでした。
スタメンは以下のようです。
ハイドゥク(4-4-2):GKヴァルヴォディッチ-DFペライッチ、ジヴコヴィッチ、トゥドール、フルゴヴィッチ-MFガブリッチ、アンドリッチ、ダムヤノヴィッチ、チェルナト-FWルカビナ、ヴェルパコヴスキス
ヴェルダー(4-3-1-2):GKヴィーゼ-DFパサネン、メルテザッカー、ナウド、トシッチ-MFヴラニェシュ、バウマン、イェンセン-ディエゴ-FWクラスニッチ、ローゼンベルク

ブシッチ開始30秒、ルカビナの右クロスから中央フリーのヴェルパコヴスキスがヘディングで合わせましたが、ボールはクロスバーに叩かれてしまいます。一方のヴェルダーは14分、ディエゴの縦パスをクリアしようとしたトゥドールが足元から崩れ、ボールを奪ったクラスニッチが左隅を狙いすましてシュートを決めて先制に成功します。腎臓移植から復活したクラスニッチですが、スプリトはクロアチア代表デビューを果たした縁の地でもあります。
その後もヴェルダーの支配が続きますが、26分、中央突破したヴェルパコヴスキスを背後から倒したナウドがレッドカード。これによりパワーバランスが入れ替わります。
後半48分、アンドリッチから右スペースのブシッチ(写真)にパスが通ると、突っ込むGKヴィーゼとのタイミングを上手く見計らってのシュートを決めて同点。出場機会にまったく恵まれなかったディナモ・キエフから戻ってきたブシッチは幸先良いデビューを果たしました。
その後は両チームが次々と選手交代をさせていく中、81分、17歳のハイドゥクの左SBヨジノヴィッチをクロアチア代表でもあるヴラニェシュがペナルティエリアで倒してしまいPK。これをバルトロヴィッチが決めて勝ち越しに成功します。
しかし、89分、ヴェルダーは左クロスからアルメイダがヘディングシュートを決め、2-2のドローで試合を終えました。


ティノヴィッチ試合後、ハイドゥクのヤルニ監督は
「10日余りの準備期間だったことを考えれば、部分的には満足はできるだろう。しかしある部分には満足していない。それは選手たちに伝えるつもりだ。とはいえ、テストは成功したといえる。一週間後にリーグが始まるヴェルダー相手に戦えたのだから。後半には来季の準備のためにも5人のティーンエージャーにチャンスを与えたよ。」
一方のヴェルダーのシャーフ監督は
「ハイドゥクには良い印象を出だした。しかし、彼らの問題は90分全体を通して同じリズムでプレーできないことだ」
と的確なコメントをしています。ヴラニェシュは印象に残った選手として16歳のMFマリオ・ティチノヴィッチ(写真)を挙げ、「よく走るし、サッカーを知っている。彼は大物になるだろう」と手放しに褒めています。ティチノヴィッチは攻撃的MFが本職ですが、FWもサイドもこなし、また両足とも同レベルにボールコントロールできるということで、モドリッチのような選手になることを期待されています。


ナポリへの移籍が秒読みとされていたハイドゥク・スプリト所属のDFミルコ・フルゴヴイッチ(写真右)ですが、ここにきてナポリがフルゴヴィッチではなくて他の左SBを求めることとなり、これまでの移籍話は流れてしまいました。ハイドゥクのスポーツ・ディレクター、トミスラフ・エルツェグ(元サンフレッチェ広島)は
フルゴヴィッチとヴラニェシュ「ナポリが合宿地のウマグまでフルゴヴィッチ目当てでやってきて、色々と話をしてきただけに、ナポリはフルゴヴィッチに関心があると勘違いさせられた。元から三人の選手候補の一人というだけで、移籍は実現しなかったのだよ」
とコメントしています。昨日のヴェルダー・ブレーメンとの親善試合でフランスのル・アーブルがフルゴヴィッチを視察しているものの、27日にはボスニア・ヘルツェゴビナ代表の一員として東京へ旅立つこともあり、以前から噂が上がっているジェフ千葉移籍が濃厚となってきました。ただ、Slobodna Dalmacija紙では「夏に移籍か」と報じています。もしハイドゥクに残留となった場合は、2月3日まで同代表MFダムヤノヴィッチと共に千葉でトレーニングし、2月3日に香港遠征しているチームと合流するそうです。


6月に欧州選手権を控えるクロアチア代表は、オランダ、スコットランドに続くテストマッチとして5月23日、スロベニアと対戦することが決まりました。開催地は決まっていませんが、試合はスロベニアで開催されることになっています。

(写真は協力関係にあるSport-netより)


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posted by 長束恭行 |11:20 | サッカーニュース | コメント(0) |
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2008年01月24日

ディナモ、トルコでサンフレッチェ広島と対戦

ディナモメヂュゴリエ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)での一次キャンプを終え、日曜日から二週間のトルコのアンタルヤで二次キャンプに入るディナモですが、5試合の練習試合を組むことが明らかになりました。その中にはJ2に降格したばかりのサンフレッチェ広島が含まれています。
1月28日 グロリア・ブザウ(ルーマニア)
1月31日 FCソウル(韓国)
2月3日  リテックス(ブルガリア)
2月6日  コシツェ(スロバキア)
2月9日  サンフレッチェ広島(日本)
またトルコ合宿には足の甲を痛めたFWヴグリネツと、鼠頸部の痛みが再び発生したMFチャゴが参加できないと報じられています。また主将のMFモドリッチもオランダとのテストマッチ召集のため、一時期チームを離れることになります。


ACミランでの起用が少なく、かねてより退団を希望しているクロアチア代表DFダリオ・シミッチ(32)に対して幾つかのクラブが獲得を狙っていると報じられています。最近ではユベントス、マンチェスター・シティ、ラツィオなどが名前があがっており、移籍金は300万ユーロほどとされています。

昨年にリエカから移籍したもののUAEのアル・ワドハと契約を解消したばかりのFWアフマド・シャルビーニ(23・写真)が現在、リエカのダリッチ監督と復帰交渉をしています。アル・ワドハでは出場機会に恵まれず、アジア・チャンピオンズリーグでも活躍を見せられませんでした。2006/07シーズンには21ゴールでリーグ2位の得点を決めたシャルビーニが戻ることになれば、主将である弟アナスと共にリエカの起爆剤となる可能性もあります。

オシエクのFWスティエパン・ユキッチ(28)が、ウラジオストクに本拠地を置くロシア一部ルチ・エネルギアへの移籍が秒読みとなっています。ルチ・エネルギアの新監督に元ハイドゥクのヴリッチが就任したことがきっかけですが、フィジカルに優れ、昨季は9ゴール、今季は6ゴールを決めたユキッチにとっては2005/06シーズンのロケレン(ベルギー)に次ぐ二度目の国外挑戦となります。またルチ・エネルギアはハイドゥク所属のボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFダリオ・ダムヤノヴィッチ(26)にオファーを出していますが、提示額が20万ユーロ余りのために拒否。ハイドゥクは50万ユーロ以上を希望しています。

クロアチアU-21代表でもあるオシエクのMFドマゴイ・ヴィーダ(19)にリバプールが40万ポンドのオファーを提示したきたものの、オシエクに残って成長したいという理由から拒否しています。彼の代理人であるツヴィエトコヴッチ氏は
「イングランド人には感謝している。しかし、彼にとってはリバプールの試合をベンチからみるよりも、オシエクでクオリティを証明したほうが良いと思っている。」
とコメント。ヴィーダは昨季トップデビューを果たし、今季は10試合に出場しています。


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posted by 長束恭行 |15:23 | サッカーニュース | コメント(6) |
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2008年01月21日

ボスニア・ヘルツェゴビナ、日本戦のメンバー再発表/ハイドゥクのカリニッチが負傷

クロアチアのお隣、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の続報です。1月30日の日本との親善試合で当初のメンバーから続々と参加不可能者が出ていると伝えましたが、20日、コドロ監督は国内リーグ中心の新たな代表メンバーを発表しました。前の記事の後もキャンセルが出て、現時点ではGKハサギッチ、DFスパヒッチ、MF/DFフルゴヴィッチ以外は全て新たな選出となります(写真は新たに召集されたリエカのMF/FWシュコーロ)。
シュコーロアシスタント・コーチのボリッチは
「このようなことはもう繰り返してはならない。試合をキャンセルことが最も理想的とはいえ、それでは多額の違約金を払うことになるので不可能だ。この試合は国内選手のクオリティを見る機会となるだろう。これだけ多くのキャンセルが出て、コドロと私は新たな選手選びを助けてくれるようコーチ陣に連絡を入れたんだ。」
と語り、前代表監督のムズロヴィッチ(元セレッソ監督)などからサポートを得たとのこと。
またコドロ監督は
「先週の水曜から日本に行く選手リストを再考慮し、あちこち電話を入れ、選手を探し、そしてリストを作ってきた。この状況は少し我々のプランを狂わしてしまったが、それが今更どうだというのだね。試合があるのだから。今は選手リストがあるとはいえ、これが最終リストとなるかは分からない。ただ、我々に起こった不幸に加えて、移動と宿泊の運営上、代表リストを要求してきた日本側のプレッシャーもあったのだよ。」
と不確定要素の多い中での選手選考だったことを述べています。ある意味、召集に応えれば誰でも参加できるような代表リストになってしまいましたが、メンバーの17名は以下になっています(所属クラブの国名がないのは全て国内クラブ)。


GK:
ケナン・ハサギッチ(ブユクセヒール[トルコ])
ヤスミン・ブリッチ(チェリク)
DF:
サミール・メルジッチ(テプリツェ[チェコ])
スタニシャ・ニコリッチ(ズリンスキ)
エミール・スパヒッチ(ロコモティーバ・モスクワ[ロシア])
ヴェリミール・ヴィディッチ(シロキ・ブリイェグ)
MF:
ヴラスティミール・ヨヴァノヴィッチ(スラヴィヤ)
ダリオ・ダムヤノヴィッチ(ハイドゥク[クロアチア])
ミルコ・フルゴヴィッチ(ハイドゥク[クロアチア])
アメール・ユーゴ(ヴェレズ)
ムラデン・ジジョヴィッチ(ズリンスキ)
セミール・シュティリッチ(ジェリェズニチャール)
アドミール・ヴラダヴィッチ(ジリナ[スロバキア])
アレン・シュコーロ(リエカ[クロアチア])
FW:
ステヴォ・ニコリッチ(モドリッチャ・マクシマ)
アドミール・ラシュチッチ(サラエボ)
フェナン・サルチノヴィッチ(チェリク)


カリニッチ昨年はクロアチア代表にも選出され、今季はハイドゥクのゴールマシンと化しているFWニコラ・カリニッチ(写真)が合宿中に右足の肉離れを起こしてしまい、少なくとも3週間の安静が必要となりました。ハイドゥクは2月3日から12日まで香港遠征をするのですが、それにも同行しない予定です。
ちなみにカリニッチにはこの冬にシャルケやドニプロ(ウクライナ)から1200万ユーロ相当のオファーが届いていたカリニッチですが、唯一の得点源とも言える彼を手放すことはそうそうできず、ハイドゥク幹部は拒否しております。
ちなみに香港遠征では「永隆銀行 2008 ルナー・ニュー・イヤー・カップ」に参加し、ペニャロール(ウルグアイ)、蔚山現代(韓国)、香港リーグのセレクションチームと対戦することになります(当初言われていた浦和は出場せず)。初戦が2月7日、決勝&3位決定戦は2月10日に行われます。



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posted by 長束恭行 |11:31 | サッカーニュース | コメント(5) |
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2008年01月20日

ソルド、ディナモ監督に就任/選手が集まらないボスニア・ヘルツェゴビナ代表

ブランコ・イヴァンコヴィッチが辞任した後のディナモ・ザグレブの新監督として、今季ユースチームを指導していたズボニミール・ソルドが正式に昇格しました。
現役時代はクロアチア代表として、またシュトゥットガルトのカリスマ的な主将として活躍したソルドは
「ディナモのオファーは拒否できるものではない。ゾラン・マミッチ(スポーツディレクター)から連絡があるやいなや、家族とスキー旅行をしていたオーストリアから戻り、クラブ事務所で話合いをした。そしてトップチームを引き受けることに合意したのさ。細かい条件についてはのちのち合意するつもりだ。それに関しては問題はないだろう。」
とコメント。これまでトップチームの指導はなく経験不足は否めないソルドではありますが、サッカー指導者養成機関として有名なケルン体育大学で学んでおり、ブラジェヴィッチとトラパットーニの両監督を師と崇めています。
また過激な行動で波紋を起こすズドラヴコ・マミッチ副会長については
「私とズドラヴコとは長きに渡って知り合いだし、彼の問題に関しても話し合った。ただし、内容については私たちの間で留めておく。望まないこととはいえ、もしトラブルが起こった際には私がどう反応するかは分かっているよ。」
と述べています。16日からディナモはボスニア・ヘルツェゴビナのメヂュゴリエで合宿をスタートし、19日は初の練習試合(ゴシュク相手に3-0で勝利)をこなしました。23日まで当地に滞在し、その後はトルコで合宿を張る予定です。

ディナモのMFニコラ・ポクリヴァチュ(22・写真)にモナコがオファーを送ったものの、今季は不動のレギュラーとして活躍するポクリヴァチュをフロントは手放す考えはなく、移籍金280万ユーロものオファーを拒否しました。ポクリヴァチュは
ポクリヴァチュ
「もうディナモで1年経つが、何時まで僕がチームに残るかなんて誰が分かる? 今、移籍について考える必要はあんまりないよ。きっと新しいオファーがあるかもしれないし…。ディナモとの契約はまだまだ4年残っているのだから。クラブがオファーを拒否したことに失望したとは言えないけど、残念ではあるよね。モナコは欧州でも知られたクラブだし、誰もが移籍したいクラブだろう。」
と多少落ち込んだコメントを残しています。守備的MFとして中盤の広いエリアをカバーし、正確なロングパスを出せるポクリヴァチュは、初のクロアチア代表入りを今後の目標とすると明言しています。


フルゴヴィッチ
ジェフ千葉も関心を示していたハイドゥク・スプリトの左SBミルコ・フルゴヴィッチ(28・写真)にセリエAのナポリが急接近。ハイドゥクとナポリの間では既に移籍に合意し(移籍金約100万ユーロ)、残るはフルゴヴィッチとナポリとの交渉のみと報じられています。ナポリはウマグで行われた19日の練習試合にも視察に来ており、そこで一気に交渉を進めたようです。これまで半シーズンはレンタルとしてナポリでプレーし、夏に完全移籍の交渉を進めるというオプションもあるとも報じられており、その際のレンタル料は150万クーナ(約3200万円)とされています。
ハイドゥクは今季何度もゴールを守ってきたGKヴィエコスラフ・トミッチ(24)、トゥドール加入前はレギュラーだったボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFボリス・パンジャ(21)に戦力外通告しています。この二人はそれぞれ移籍金を払って昨年獲得し(25万ユーロと17万5000ユーロ)、まだ将来性が期待できる両者だっただけに疑問の残る通告となりました。
またロシア一部のルチ・エネルギアの新監督に就任した元ハイドゥク監督のゾラン・ヴリッチが、ハイドゥクからFWムラデン・バルトゥロヴィッチ(30)とMFダリオ・ダムヤノヴィッチ(26)の両ボスニア代表選手をエネルギアへと引っ張ることを画策しています。
またFWクレシミール・マカリン(21)は古巣のシベニクへとレンタルされることが決まっています。


3月26日、クロアチア代表はスコットランド代表とグラスゴーのハンプデン・パークにて親善試合を行うことが決定しました。これまではアイルランド、北アイルランド、ギリシャも候補として挙がっていました。ユーロ本大会まで4試合の親善試合をこなす予定で、5月23日or24日がまだ未定、5月31日はルクセンブルクかリヒテンシュタインが候補に挙がっています。

イランのセパハンの監督としてアジア・チャンピオンズリーグ準優勝を果たしたクロアチア人監督ルカ・ボナチッチが一方的に契約を解消し、UAEの強豪アル・ナスルと一年半契約を結びました。これまで年俸35万ユーロだったのが、アル・ナスルでは更に高い報酬を受け取ることになります。またセパハンは違約金として30万ドルをボナチッチに要求しています。
セパハンは後任監督として前ディナモ監督のブランコ・イヴァンコヴィッチに接触したものの、欧州での指揮を希望しているイヴァンコヴィッチはオファーを拒否しています。

1月30日に東京・国立競技場で日本代表と対戦するボスニア・ヘルツェゴビナ代表ですが、メホ・コドロ新監督が18人の代表メンバーが発表したのち、次々とクラブ側が選手の放出を拒否しています。1月30日そのものが国際Aマッチデイではないこと、所属クラブが試合を控えていたり、ウィンターブレーク中のキャンプを張っていることなどが要因となっています。
イブリチッチこれまでFWムスリモヴィッチ(アタランタ所属)、MFバイラモヴィッチ(シャルケ)、MFミシモヴィッチ(ニュルンベルク)、MFグルリッチ(デュイスブルク)、MFイブリチッチ(写真)とDFナダレヴィッチ(二人ともザグレブ)、MFメレティッチ(パルチザン)、DFバイッチ(コブレンツ)、DFパパッツ(レンジャース)、FWジェコ(ヴォルフスブルク)、FWサリホヴィッチ(ホッフェンハイム)、GKトーリャ(サバ・バタリー)、GKハサギッチ(ブユクセヒール)らが参加できない、もしくは参加が難しいことを表明しています。またDFベルベノヴィッチ(リテックス)はクラブの返事待ち。追加召集したMFヤヒッチ(アリス)もクラブが拒否。現時点では最初のリストで参加できるのは、ハイドゥクから移籍が濃厚なDFフルゴヴィッチ(ハイドゥク)、オフシーズンであるロシアからDFスパヒッチ(ロコモティーバ・モスクワ)、MFラヒミッチ(CSKAモスクワ)、MFクルニッチ(モスクワ)のわずか4人に限られてしまいました。
コドロ監督は代表メンバー発表時に
「このリストは最初のものとはいえ、クラブが選手を放出するかに掛かっている。最高のメンバーでプレーする必要があると思うが、状況によってはリストも手を加えるつもりだ。オプションとしては国内リーグの選手を呼ぶこととなる。」
と述べていたのですが、今後は一人もリストに選ばれなかった国内クラブの選手たちに協力を求めることになります。アシスタント・ディレクターのボリッチは代わりとなる選手リストが存在することを認めており、最初に発表したメンバーの全所属クラブの返事があるまでは発表しないとのこと。
またボスニア・サッカー協会会長のイリョ・ドミンコヴィッチは
「2ヶ月半前にこの試合に関する契約を結んだ。競技としての意味合いに加え、我々には経済的な意味合いも頭に入れていたのだ(日本サッカー協会から支払われる招待額は15万ユーロとも)。コドロとはいい話合いをしてきたし、コドロは我々のサポートがあるのだよ。」
と言っているわけですが、残された時間はそう多くなく、チーム一行は27日正午までにウィーンで集合し、14時の便で東京へと発つ予定です。



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posted by 長束恭行 |18:57 | サッカーニュース | コメント(2) |
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