2008年08月09日

ディナモ、ドムジャレ相手にホームで辛勝/チャンピオンズ・リーグ予備戦二回戦

ディナモ・ザグレブは6日、チャンピオンズ・リーグ予備戦二回戦第二戦の対ドムジャレ(スロベニア)を、ホームのマクシミール・スタディオンで行いました。
エドゥアルド観客は8000人に止まったのですが、メインスタンドの貴賓席には療養中のエドゥアルド(写真)が訪れ、アナウンスで紹介されると彼には大きな拍手が送られました。この試合には私も撮影取材に行ってきました。

ディナモはGKブティナが鼠蹊部を痛めてしまい、この試合だけでなく、三回戦第一戦シャフタール・ドネツク戦も欠場が濃厚。またMFマンジュキッチも怪我のため、以下のようなスタメンを形成してきました(4-2-3-1)。
GKケラヴァ-(右から)DFエトー、ドゥルピッチ、ビシュチャン、フルゴヴィッチ-MFヴルドリャク、バデリ-ミキッチ、タディッチ、サミール-FWバラバン
一方のドムジャレはこのようなスタメンを敷いています(4-4-2)。
GKネメツ-DFアパティッチ、クネゾヴィッチ、エルスナー、アリャンチッチ-MFジュニーニョ、ブレジッチ、ジンコ、キルム-FWチャヴシェヴィッチ、ペルトヴィッチ

ディナモは既に初戦を3-0と勝利しており、既に突破は確実なことから、気迫がさほど見られないプレーに終始。11分にはドムジャレのチャヴシェヴィッチが左から速いスローイングを入れると、キルムがニアでシュートを合わせ、これにはかろうじてケラヴァがセーブします。
ビシュチャンしかしながら、先制はディナモ。16分、セットプレーから弾かれたボールをエトーがヘディングで再びゴール前に押し込むと、ドムジャレのディフェンス陣がクリアミス。ボールは左でフリーのビシュチャン(写真)に届き、右足でシュートを流し込みます。
けれども、ドムジャレを意地を見せ、30分、キルムが右サイドをえぐってペナルティエリアにグラウンダーのクロスを通すと、集中力の欠けたディナモ守備陣は誰もクリアすることなく、ファーで飛び込んだブレジッチが同点弾を決めます。38分にも左CKからクネゾヴィッチがヘディングを合わせますが、これはGKケラヴァがセーブします。

チャンスと思いきやシュートの形すら持ち込めず、余りの冴えないプレーでブーイングを浴びたバラバンが前半でベンチに下げられ(試合後、イヴァンコヴィッチ監督は関節を痛めたと弁明)、MFトミッチをトップ下に、そしてタディッチをFWへとポジションアップします。
ドゥルピッチ勝ち越しゴールは50分。入団以来、色々と波紋を呼んでいたフルゴヴィッチが、ペナルティエリア手前、正面やや右のポジションで直接FKを任されると、グラウンダーで強烈なシュートを左ポストに当てながらゴールを叩き込みます。フルゴヴィッチはイヴァンコヴィッチ監督のもとへと走って抱き合い、またチームメイトも続いて彼に抱擁を繰り返しました。印象的だったのは、ゴール裏のBBBが汚いコールをフルゴヴィッチに浴びせるたびに、良心的な観客の多いメインスタンドだけでなく、熱心なサポーターの多いバックスタンドの観客もゴール裏のBBBにブーイング。現在ではフルゴヴィッチ擁護派が大勢を占めてきました。
しかし、プレーの流れそのものは改善されず、パスミスが連発。そんな中で81分、キルムの低い左CKを誰もクリアできないまま、ゼッツにヘディングで合わせられてしまい、2-2の同点に追いつかれてしまいます。ゼッツの前にいたドゥルピッチのジャンプするタイミングが遅かったのが失点の原因だったわけですが、その3分後、挽回とばかりトミッチの右CKにドゥルピッチ(写真)がヘディングでしっかりと合わせ、3-2と勝ち越し。トータルスコア6-2で勝利し、三回戦への進出を最終決定させています。


クロアチア代表歴もあるFWレオン・ベンコ(24)がベルギーのスタンダール・リエージュと1年契約を結びました。
ヴァルテクス・ヴァラジディンで育ったベンコは2005/06シーズンに14ゴールを決め、2006年夏にニュルンベルクに移籍したものの、怪我などもあって2年間で7試合しか出場できずに自由契約選手となっていました。この夏はハイドゥク・スプリトの練習に参加していたものの、ヴチェヴィッチ監督は足の速いFWを望んでいただけに消極的。いざ契約の話になった際、その年俸の提示額(10万ユーロとも)の少なさに失望し、新たなクラブを探していました。
スタンダール・リエージュはこの夏、同じくディナモ・ザグレブのDFトミスラフ・ミクリッチ(26)を獲得しています。移籍金は明らかにされてませんが、ディナモはDF陣が薄いだけに売却には疑問符が残るところです。

ユベントスがハンブルガーSVのクロアチア代表FWイヴィツァ・オリッチに関心を示しています。
来季で契約の切れるオリッチはこの夏、ハンブルガーSVとの契約延長話がまとまらず、移籍が濃厚と言われている中、8月3日にロンドンで行われたエミレーツカップ「ユベントスvs.ハンブルガーSV」で2ゴールを決める活躍。イタリアの情報では試合前からオリッチとユベントス幹部が移籍の話し合いをしていたとのこと。オリッチ本人は
「センセーションな話を作るつもりはないさ。ユベントスへの移籍の可能性については何も知らないんだ。この先続くハンブルガーSVの試合に僕はとりわけ集中しているよ」
とコメントしています。

ディナモ・ザグレブのかつての守護神で、昨季はギリシャ一部のザンティでプレーしたGKイヴァン・トゥリーナ(28)が、ポズナニにあるポーランド一部のレフに移籍することになりました。移籍が決まるまではディナモのBチームと化したクロアチア二部のロコモティーヴァで練習していました。

前リエカ所属で、元ガンバ大阪のFWニーノ・ブーレ(32)ですが、一度はアゼルバイジャンのFKバクーとの契約が濃厚と言われていたものの、結局はクロアチア一部のインテル・ザプレシッチと契約をしました。インテルはFWの層が薄く、ブーレはチームにとって格好の補強になるようです。

昨季はレンタルでオランダのヘラクラスでプレーしていたFWスルヂャン・ラキッチ(24)が、所有権を持つヘルタ・ベルリンからブンデス二部のカイザースラウテルンに移籍することが決まりました。移籍金60万ユーロ、契約期間は3年とされています。ヘルタでくすぶっていた彼ですが、昨季はヘラクレスで28試合7ゴールの活躍。彼にはローダとケルンも関心を示していました。


posted by 長束恭行 |02:58 | サッカーニュース | コメント(1) |
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