2008年07月06日
開幕を前にしたクロアチアのクラブ状況
クロアチア・リーグ開幕まで20日ほどありますが、各クラブの準備状況をお伝えしましょう。リーグ三連覇を果たしているディナモ・ザグレブですが、練習試合でなかなか結果が残せません。スロベニア・リーグ昨季5位のインターブロック相手にスコアレスドローだったのに続き、7月2日にはスロベニア二部リーグのムラ05に0-1の敗北。ユーロ2008のクロアチア代表合宿の時と同じミリェンコ・ラク氏が厳しいフィジカル練習を積んだことで疲労が残るとはいえ、得点力不足が深刻な状態です。新加入の南米3選手(モラレス、スアレス、イヴァネス)は期待に応えていますが、FW陣が揃ってブレーキ。またMFサミール(写真)も一年目で見せた輝きが失せてしまっています。残る親善試合は8日のオリンピア・リュブリャナ(スロベニア二部)のみとなりました。 7月16日にはチャンピオンズ・リーグ予備戦一回戦の対リンフィールド戦(北アイルランド)が控えており、昨年も一回戦でハザール・レンコラン(アゼルバイジャン)相手に延長戦までもつれ込む苦戦をしたことから、決して楽観視できない状況です。ちなみに一回戦を突破した場合は、二回戦でドムジャレ(スロベニア)とドゥデランゲ(ルクセンブルク)との勝者と対決。昨年も二回戦で対決したドムジャレと再び顔を合わせるのが濃厚となっています。 ちなみに今季の布陣は以下が濃厚となっています(システムは4-2-3-1)。 GKブティナ-(右から)DFエトー、ドゥルピッチ(ミクリッチ)、ビシュチャン、イヴァネス(カルロス)-MFヴルドリャク(トミッチ)、チャゴ(バデリ)-サミール(スアレス、ミキッチ)、マンジュキッチ、モラレス-FWバラバン(タディッチ、ショコタ) ディナモの不振を横目にライバルのハイドゥク・スプリトは好調です。3日にポーランド一部のツラツォヴィアに2-0と勝利し、練習試合では3連勝。内容も尻上りに良くなっています。ヴチェヴィッチ新監督も 「満足している。まだ成長しなくてはいけない面もあるが、ツラツォヴィア戦では最高のプレーを見せてくれた」 と褒めており、5日のドムジャレ戦もスコアレスドローに終わりましたが、勝利に近い戦いをしました。
フロントもまたヴチェヴィッチの希望に応える選手補強も進めています。司令塔となる存在を欲していた中で、NKザグレブ所属のボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFセニヤド・イブリチッチ(22・写真)の獲得に合意しました。まだ移籍金に関して完全に合意してないものの、200万ユーロ辺りになるようで、契約は3年か4年とされています。ディナモ・キエフやヴェルダー・ブレーメンなどが関心を持つと言われ、モドリッチが去った後では国内リーグ最高の司令塔といえる存在だっただけに大きな補強といえましょう。 そして、ディナモから元クロアチア代表MF/DFマリヤン・ブリャト(26)を獲得。イヴァンコヴィッチ監督から今季はエトーの控えだと伝えられたこともあり、敢えてライバルチームのハイドゥクに移ることを決めました。契約は4年間。ちなみにハイドゥクのDFヨシップ・ブリャトとは従兄弟関係にあります。移籍金の額は明らかではありませんが、40万ユーロの移籍金で移ったMFダリオ・イェルテツと同じくしてディナモ→ハイドゥクの移籍劇となりました。 また既にハイドゥクの練習に参加していたスウェーデン国籍のマケドニア人FWゴラン・スラヴコヴスキ(19)とも契約。実力は未知数とはいえ、名門インテルの所属であり、イブラヒモヴィッチと同じキャリアを辿っていることから、フロントはポテンシャルが高いと見込んだようです。 また予想もしなかったニュースとして、元クロアチア代表MFジョバンニ・ロッソ(35)がマッカビ・ハイファからの移籍に合意したと報じられています。
その一方で、FWアンテ・ルカビナ(22・写真)のパナシナイコス移籍が決まりました。移籍金は280万ユーロ、年俸70万ユーロの4年契約となります。 2006/07シーズンにシベニクしたブレイクしたルカビナは、リヨンが800万ユーロの価格をつけたと噂される中、2007年1月に移籍金40万ユーロでハイドゥクへと移籍。大きな期待をされながらプレッシャーに潰された形となり、一年半の間で10得点しか決められないままに終わりました。彼の市場価格も低下していく中でハイドゥクは売り時に失敗し(一年前にはフランクフルトが400万ユーロでオファー)、今年5月にルカビナがハイドゥクからの移籍を希望。ハイドゥクが最低価格を280万ユーロと設定し、その価格でパナシナイコスに移籍することになりました。ハイドゥクとルカビナ側は移籍金を半分ずつ分け、ハイドゥクの取分のうち40%はシベニクに渡すことになっているため、ハイドゥクの儲けはさほど大きくありませんでした。ちなみにルカビナはパナシナイコスにおいて歴史上7人目のクロアチア人選手となります。 今季のハイドゥクの布陣は以下が濃厚となっています(システムは4-3-1-2)。 GKスバシッチ-DF M.ブリャト(ルビル)、パンジャ(J.ブリャト)、ジヴコヴィッチ、ストゥリニッチ(ヨジノヴィッチ)-イェルテツ(M.ブリャト)、アンドリッチ(トゥドール、リュビチッチ)、ガブリッチ(イェルテツ)-イブリチッチ(ロッソ)-FWカリニッチ、ブシッチ(スラヴコヴスキ) また、UEFAカップ予備戦一回戦でハイドゥクはビルキルカラ(マルタ)と対戦することになっています。同じくUEFAカップに参戦するスラヴェン・ベルーポもマルタのマルサクスロックと対戦する予定です。
二強に次ぐ存在のリエカは開幕を前にチームが揺れています。インタートトカップ一回戦でレノヴァ(マケドニア)にまさかの敗北。それを契機にズラトコ・ダリッチ監督(写真)が解任されてしまいました。ちなみに6月30日に契約更新をしていたのですが、その翌日には首という前代未聞の解任劇で、違約金は10万ユーロ以上。世界一高額な監督だとの皮肉が飛んでいます。 才能ある若手監督の呼び声が高かったダリッチですが、昨季は好調だったシーズン前半と打って変わって後半は不振を極め、既にチーム内で求心力を失っていたと言われています。新監督にはリエカでカップ戦を制したことのあるエルビス・スコーリエ(現プーラ[クロアチア二部]監督)と中東で活躍するスレチコ・ユリチッチ(現リッファ[バーレーン]監督)が挙がっていたものの揃って拒否。いまだに監督が決まらない状態です。ちなみにダリッチはアルバニア・リーグ現王者のディナモ・ティラナを指揮することが決まっています。 加入選手としては、アルゼンチンからエストゥディアンテス所属のMFラモン・フェルナンデス(23)を一年ローンで獲得。また放出選手としては、DFルカ・ヴチュコがトルコのエスリセヒルシュポールと3年契約を結び、移籍金は10万ユーロ。今季から一部参戦するエスリセヒルシュポールにはザグレブからDFナダレヴィッチ、スラヴェン・ベルーポからGKイヴェシャが既に移籍しています。 次はNKザグレブ。既にMFイブリチッチ、DFナダレヴィッチの移籍に触れましたが、昨季までの正GKドラガン・ストイキッチ(32)のルチ・エネルギアへの移籍が決定。ザグレブは彼のチームの貢献度を認めた上で新たな契約を求めることはせず、ルチのヴリッチ監督に誘われて、より給与水準の高いクラブへの自由移籍となりました。 また昨季は室内選手権で膝を怪我をするまでリーグ得点王だったFWクルノスラフ・ロヴレク(28)ですが、カイザース・ラウステルンが移籍金50万ユーロで獲得とマスコミが報じたものの、ロヴレクとカイザース間で条件に合意しなかったことと、カイザースも長く怪我で戦列を離れた彼が第一候補ではなかったらしく、移籍がまとまらなかったことが明らかになりました。冬にはデポルティーボ・ラ・コルーニャへの移籍が決定的だったロヴレクですが、その時は膝の怪我のため台無しになってしまいました。 またザグレブ・ユース所属のMFロヴロ・シュチルベツ(18)とFWクリスティアン・パヴロヴィッチ(18)が、揃ってトップチームと契約をせずにポルトガル一部のナチオナルとプロ契約。同じ道を辿ったハイドゥクのドゥーイェ・チョップも加えて、三人が他国のクラブに奪われる形となりました。とりわけシュチルベツはアヤックスやバーゼル、イタリアの数クラブが関心を示した逸材なのですが、ザグレブは手塩にかけて育てたのにも関わらず10万ユーロしか入らないことになります。 今季に一部昇格したクロアチア・セスヴェッテですが、ズラトコ・クラニチャール監督が辞任したのち、新たな監督を探す中、以前よりズバク会長が欲していたリュプコ・ペトロヴィッチと契約しました。ペトロヴィッチはツルヴェナ・ズヴェズダ(レッドスター・ベオグラード)を率いて1991年のチャンピオンズカップならびにトヨタカップを制したことで知られ、戦前はオシエクの選手ならびに監督を務めたこともあるボスニア生まれのセルビア人です。クロアチア独立後、初めてクロアチア一部のクラブを指揮するセルビア人となった彼は 「クロアチアにやって来ることには何も不快なことはなかったよ。今後もそうであることを願っているけどね。クロアチアでは監督時代から多くの友人がいるんだから」 とコメントしています。ズバク会長も「カップ制覇など望んでなく、まず何よりはリーグ残留だ」と、現実的な要求をペトロヴィッチ監督に求めています。 またセルビア紙「ブリッツ」のインタビューに答えたミロスラフ・ブラジェヴィッチは 「重要なのは誰かが氷を割ったことだ。私の偉大な友人であるリュプコがそれを成し遂げたことは本当に嬉しいよ。これはいいことだ。彼のような偉大な監督がクロアチア・リーグに来ることか良くないなんてことはないよ。彼はクロアチアでブームを作るはずだ。セスヴェッテはサッカーの環境があるし、リュプコは愛すべきかつ評価すべきポジティブな人間なんだよ」 とコメントしています。

リーグ三連覇を果たしているディナモ・ザグレブですが、練習試合でなかなか結果が残せません。スロベニア・リーグ昨季5位のインターブロック相手にスコアレスドローだったのに続き、7月2日にはスロベニア二部リーグのムラ05に0-1の敗北。ユーロ2008のクロアチア代表合宿の時と同じミリェンコ・ラク氏が厳しいフィジカル練習を積んだことで疲労が残るとはいえ、得点力不足が深刻な状態です。新加入の南米3選手(モラレス、スアレス、イヴァネス)は期待に応えていますが、FW陣が揃ってブレーキ。またMFサミール(写真)も一年目で見せた輝きが失せてしまっています。残る親善試合は8日のオリンピア・リュブリャナ(スロベニア二部)のみとなりました。
7月16日にはチャンピオンズ・リーグ予備戦一回戦の対リンフィールド戦(北アイルランド)が控えており、昨年も一回戦でハザール・レンコラン(アゼルバイジャン)相手に延長戦までもつれ込む苦戦をしたことから、決して楽観視できない状況です。ちなみに一回戦を突破した場合は、二回戦でドムジャレ(スロベニア)とドゥデランゲ(ルクセンブルク)との勝者と対決。昨年も二回戦で対決したドムジャレと再び顔を合わせるのが濃厚となっています。
ちなみに今季の布陣は以下が濃厚となっています(システムは4-2-3-1)。
GKブティナ-(右から)DFエトー、ドゥルピッチ(ミクリッチ)、ビシュチャン、イヴァネス(カルロス)-MFヴルドリャク(トミッチ)、チャゴ(バデリ)-サミール(スアレス、ミキッチ)、マンジュキッチ、モラレス-FWバラバン(タディッチ、ショコタ)
ディナモの不振を横目にライバルのハイドゥク・スプリトは好調です。3日にポーランド一部のツラツォヴィアに2-0と勝利し、練習試合では3連勝。内容も尻上りに良くなっています。ヴチェヴィッチ新監督も
「満足している。まだ成長しなくてはいけない面もあるが、ツラツォヴィア戦では最高のプレーを見せてくれた」
と褒めており、5日のドムジャレ戦もスコアレスドローに終わりましたが、勝利に近い戦いをしました。
フロントもまたヴチェヴィッチの希望に応える選手補強も進めています。司令塔となる存在を欲していた中で、NKザグレブ所属のボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFセニヤド・イブリチッチ(22・写真)の獲得に合意しました。まだ移籍金に関して完全に合意してないものの、200万ユーロ辺りになるようで、契約は3年か4年とされています。ディナモ・キエフやヴェルダー・ブレーメンなどが関心を持つと言われ、モドリッチが去った後では国内リーグ最高の司令塔といえる存在だっただけに大きな補強といえましょう。
そして、ディナモから元クロアチア代表MF/DFマリヤン・ブリャト(26)を獲得。イヴァンコヴィッチ監督から今季はエトーの控えだと伝えられたこともあり、敢えてライバルチームのハイドゥクに移ることを決めました。契約は4年間。ちなみにハイドゥクのDFヨシップ・ブリャトとは従兄弟関係にあります。移籍金の額は明らかではありませんが、40万ユーロの移籍金で移ったMFダリオ・イェルテツと同じくしてディナモ→ハイドゥクの移籍劇となりました。
また既にハイドゥクの練習に参加していたスウェーデン国籍のマケドニア人FWゴラン・スラヴコヴスキ(19)とも契約。実力は未知数とはいえ、名門インテルの所属であり、イブラヒモヴィッチと同じキャリアを辿っていることから、フロントはポテンシャルが高いと見込んだようです。
また予想もしなかったニュースとして、元クロアチア代表MFジョバンニ・ロッソ(35)がマッカビ・ハイファからの移籍に合意したと報じられています。
その一方で、FWアンテ・ルカビナ(22・写真)のパナシナイコス移籍が決まりました。移籍金は280万ユーロ、年俸70万ユーロの4年契約となります。
2006/07シーズンにシベニクしたブレイクしたルカビナは、リヨンが800万ユーロの価格をつけたと噂される中、2007年1月に移籍金40万ユーロでハイドゥクへと移籍。大きな期待をされながらプレッシャーに潰された形となり、一年半の間で10得点しか決められないままに終わりました。彼の市場価格も低下していく中でハイドゥクは売り時に失敗し(一年前にはフランクフルトが400万ユーロでオファー)、今年5月にルカビナがハイドゥクからの移籍を希望。ハイドゥクが最低価格を280万ユーロと設定し、その価格でパナシナイコスに移籍することになりました。ハイドゥクとルカビナ側は移籍金を半分ずつ分け、ハイドゥクの取分のうち40%はシベニクに渡すことになっているため、ハイドゥクの儲けはさほど大きくありませんでした。ちなみにルカビナはパナシナイコスにおいて歴史上7人目のクロアチア人選手となります。
今季のハイドゥクの布陣は以下が濃厚となっています(システムは4-3-1-2)。
GKスバシッチ-DF M.ブリャト(ルビル)、パンジャ(J.ブリャト)、ジヴコヴィッチ、ストゥリニッチ(ヨジノヴィッチ)-イェルテツ(M.ブリャト)、アンドリッチ(トゥドール、リュビチッチ)、ガブリッチ(イェルテツ)-イブリチッチ(ロッソ)-FWカリニッチ、ブシッチ(スラヴコヴスキ)
また、UEFAカップ予備戦一回戦でハイドゥクはビルキルカラ(マルタ)と対戦することになっています。同じくUEFAカップに参戦するスラヴェン・ベルーポもマルタのマルサクスロックと対戦する予定です。
二強に次ぐ存在のリエカは開幕を前にチームが揺れています。インタートトカップ一回戦でレノヴァ(マケドニア)にまさかの敗北。それを契機にズラトコ・ダリッチ監督(写真)が解任されてしまいました。ちなみに6月30日に契約更新をしていたのですが、その翌日には首という前代未聞の解任劇で、違約金は10万ユーロ以上。世界一高額な監督だとの皮肉が飛んでいます。
才能ある若手監督の呼び声が高かったダリッチですが、昨季は好調だったシーズン前半と打って変わって後半は不振を極め、既にチーム内で求心力を失っていたと言われています。新監督にはリエカでカップ戦を制したことのあるエルビス・スコーリエ(現プーラ[クロアチア二部]監督)と中東で活躍するスレチコ・ユリチッチ(現リッファ[バーレーン]監督)が挙がっていたものの揃って拒否。いまだに監督が決まらない状態です。ちなみにダリッチはアルバニア・リーグ現王者のディナモ・ティラナを指揮することが決まっています。
加入選手としては、アルゼンチンからエストゥディアンテス所属のMFラモン・フェルナンデス(23)を一年ローンで獲得。また放出選手としては、DFルカ・ヴチュコがトルコのエスリセヒルシュポールと3年契約を結び、移籍金は10万ユーロ。今季から一部参戦するエスリセヒルシュポールにはザグレブからDFナダレヴィッチ、スラヴェン・ベルーポからGKイヴェシャが既に移籍しています。
次はNKザグレブ。既にMFイブリチッチ、DFナダレヴィッチの移籍に触れましたが、昨季までの正GKドラガン・ストイキッチ(32)のルチ・エネルギアへの移籍が決定。ザグレブは彼のチームの貢献度を認めた上で新たな契約を求めることはせず、ルチのヴリッチ監督に誘われて、より給与水準の高いクラブへの自由移籍となりました。
また昨季は室内選手権で膝を怪我をするまでリーグ得点王だったFWクルノスラフ・ロヴレク(28)ですが、カイザース・ラウステルンが移籍金50万ユーロで獲得とマスコミが報じたものの、ロヴレクとカイザース間で条件に合意しなかったことと、カイザースも長く怪我で戦列を離れた彼が第一候補ではなかったらしく、移籍がまとまらなかったことが明らかになりました。冬にはデポルティーボ・ラ・コルーニャへの移籍が決定的だったロヴレクですが、その時は膝の怪我のため台無しになってしまいました。
またザグレブ・ユース所属のMFロヴロ・シュチルベツ(18)とFWクリスティアン・パヴロヴィッチ(18)が、揃ってトップチームと契約をせずにポルトガル一部のナチオナルとプロ契約。同じ道を辿ったハイドゥクのドゥーイェ・チョップも加えて、三人が他国のクラブに奪われる形となりました。とりわけシュチルベツはアヤックスやバーゼル、イタリアの数クラブが関心を示した逸材なのですが、ザグレブは手塩にかけて育てたのにも関わらず10万ユーロしか入らないことになります。
今季に一部昇格したクロアチア・セスヴェッテですが、ズラトコ・クラニチャール監督が辞任したのち、新たな監督を探す中、以前よりズバク会長が欲していたリュプコ・ペトロヴィッチと契約しました。ペトロヴィッチはツルヴェナ・ズヴェズダ(レッドスター・ベオグラード)を率いて1991年のチャンピオンズカップならびにトヨタカップを制したことで知られ、戦前はオシエクの選手ならびに監督を務めたこともあるボスニア生まれのセルビア人です。クロアチア独立後、初めてクロアチア一部のクラブを指揮するセルビア人となった彼は
「クロアチアにやって来ることには何も不快なことはなかったよ。今後もそうであることを願っているけどね。クロアチアでは監督時代から多くの友人がいるんだから」
とコメントしています。ズバク会長も「カップ制覇など望んでなく、まず何よりはリーグ残留だ」と、現実的な要求をペトロヴィッチ監督に求めています。
またセルビア紙「ブリッツ」のインタビューに答えたミロスラフ・ブラジェヴィッチは
「重要なのは誰かが氷を割ったことだ。私の偉大な友人であるリュプコがそれを成し遂げたことは本当に嬉しいよ。これはいいことだ。彼のような偉大な監督がクロアチア・リーグに来ることか良くないなんてことはないよ。彼はクロアチアでブームを作るはずだ。セスヴェッテはサッカーの環境があるし、リュプコは愛すべきかつ評価すべきポジティブな人間なんだよ」
とコメントしています。

