2008年04月15日
クロアチア・リーグ第28節/ディナモ・ザグレブ、3シーズン連続の優勝
12日、クロアチア・リーグ第28節が行われ、ディナモ・ザグレブがメヂムリエ相手に勝利し、同リーグでは3シーズン連続、10度目となるリーグ優勝を果たしました。 26節のヴァルテクス戦とのドロー、27節の中止順延で優勝の瞬間が延びていたディナモですが、今節は降格がほぼ決定している最下位メヂムリエとのアウェーマッチ。ソルド監督は来季を見据えて、移籍濃厚のモドリッチを外し、出場機会の少ない選手を中心にスタメンを築きました。開始1分、DFチャレのパスカットからカウンターが始まり、MFサミール、FWタディッチと繋いで、最後は左からチャレがグラウンダーで折り返し。最後は中央でFWヴグリネツ(写真)が足を伸ばしてボールに合わせ、いきなりの先制点を叩き出します。 その後はそれぞれがチャンスを作るものの、雨のためピッチが滑りやすく、フィニッシュにいずれも失敗。とりわけディナモは22分にタディッチ、26分にヴグリネツが一対一をGKバノヴィッチに止められてしまいました。 しかし33分、サミールの左CKが大きく弧を描き、GKバノヴィッチの判断ミスもあって、直接ゴールへと吸い込まれて追加点となります。 ディナモは36分にMFミキッチの右クロスからタディッチが好位置でヘディングシュートするも、枠を思い切り外し、終了間際にはDFブリャトの右クロスからのチャンスにサミールが押し込むも、ゴールラインでクリアされます。 初めて組んだスタメンということも加わって、ディナモはまたして後半にガクッとペースが落ち、その一方でメヂムリエが息を吹き返します。54分、左サイドからMFダルモピルがミドルシュートを突き刺して一点差に縮めると、その直後にはペナルティエリアでMFエリオマールがシュート。しかし、これはディナモのGKケラヴァがセーブします。 その後もメヂムリエはセットプレーで何度もGKケラヴァを脅かしますが、いずれもわずかにシュートが枠から外れます。77分にはゴール前でボールを繋ぎ、さて最後はFWバビッチがシュートしますがクロスバーの上。 苦しみながらもディナモは2-1で勝利を収め、リーグ史上最速でのスピード優勝を決めました。ライバルのハイドゥク・スプリトが早々と失速したこともありますが、今季はディナモの強さが余りにも目立ったシーズンでありました。 2位ハイドゥク・スプリトはアウェーで6位ザダールと対戦しています。 ザダールのMFチュスティッチが激突死して二週間、スタノヴィ・スタディオンの西側スタンドのコンクリートのフェンスには発砲スチロールを敷き詰めることで試合が行われました。シーズン終了後にはスタンドの撤去工事が行われることになっています。 ザダールのメンバーは正面にチュスティッチの背番号"24"が書かれたユニフォームを背負い、またハイドゥクも試合前には"24"とチュスティッチの名前が書かれたシャツを着ることで弔いました。また、多数駆けつけたハイドゥク・サポーターのトルツィダもチュスティッチへの弔いの横断幕を掲げ、何度も彼の名前を叫ぶなど、特別な雰囲気での試合となりました。 ザダールにとっては精神的なダメージがまだ残っているせいか、ホームを得意としながらも試合開始からハイドゥクに主導権を握られてしまいます。
開始2分、MFアンドリッチからの縦パスにオフサイドラインをかいくぐったFWルカビナ(写真)がシュート。ボールはGKスバシッチを打ち破るも、ゴールラインでDFプーリッチにクリアされます。 16分にもカウンターからルカビナが抜け出し、シュートはスバシッチに止められてしまいますが、その4分後、ルカビナが右に走り込んだDFルビールに展開し、ルビールのクロスボールへルカビナが直進。ヘディングシュートを叩き込んで先制に成功します。 ザダールも22分、ゴール前の混戦からFWジュパンがシュートするも、ボールはクロスバーを越えてしまいました。 ハイドゥクは33分、MFチェルナトが左サイドのFWカリニッチへとボールを送り、折り返しにルカビナが走り込んで、この日2点目を叩き出します。 後半に入ってもハイドゥクが押す展開となり、49分、カリニッチがボールキープしたところを倒されるものの、こぼれ球をMFガブリッチが拾って、最後は併走したフリーのチェルナトに送って彼がゴールを決めて3-0。 しかしながらサダールも76分、FWラショが倒れされて得たPKをFWミトロヴィッチがしっかりと決めて一点返します。ちなみにゴールを決めたミトロヴィッチはスタンド観戦するチュスティッチの父と弟のところへと訪れ、「彼のために」と一言だけ残しました。 85分にブルドッグがピッチに乱入し、3分間中断するといったハプニングや、終了間際には両チームの選手が諍いを起こすシーンもありましたが、試合はハイドゥクが3-1で制しています。 全試合の結果はこちら。リエカはオシエクに敗れ、2008年に入って以来、いまだに勝利できていません。 (試合をクリックすれば、クロアチア国営テレビのダイジェストが見られます) Medimurje - Dinamo Zagreb 1:2 0:1 1' Davor Vugrinec 0:2 33' Sammir 1:2 54' Mario Darmopil Zadar - Hajduk Split 1:3 0:1 19' Ante Rukavina 0:2 32' Ante Rukavina 0:3 51' FLorin Cernat 1:3 78' Ante Mitrovic (PK) Varteks Varazdin - Sibenik 1:1 1:0 66' Mario Lucic (PK) 1:1 87' Kruno Jambrusic Inter Zapresic - Zagreb 0:0 Slaven Belupo - Cibalia Vinkovci 2:0 1:0 64' Kristijan Caval 2:0 90' Stjepan Poljak Osijek - Rijeka 1:0 1:0 81' Ivo Smoje 【順位】 1位…ディナモ・ザグレブ(勝点66) 【優勝】 2位…ハイドゥク・スプリト(47) 3位…スラヴェン・ベルーポ(46) 4位…リエカ(42) 5位…オシエク(42) 6位…ザダール(39) 7位…ザグレブ(34) 8位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(31) 9位…チバリア・ヴィンコヴチ(30) 10位…シベニク(28) 11位…インテル・ザプレシッチ(28) 12位…メヂムリエ(12) 【得点】 16ゴール…テルケシュ(ザダール)、カリニッチ(ハイドゥク) 14ゴール…ロヴレク(ザグレブ) 13ゴール…ヂャロヴィッチ(リエカ)、モドリッチ(ディナモ) 10ゴール…マルチッチ(チバリア)、バラバン(ディナモ) 9ゴール…マンジュキッチ(ディナモ)、ムムレク(ヴァルテクス) 【アシスト】 9アシスト…マンジュキッチ(ディナモ) 8アシスト…ムムレク(ヴァルテクス)、モドリッチ(ディナモ) 7アシスト…ツェルナト(ハイドゥク)、トマソフ(ザダール)、ブーレ(リエカ)、ムイジャ(ザグレブ) 6アシスト…チュトゥラ(ザグレブ)、マルチッチ(チバリア)

開始1分、DFチャレのパスカットからカウンターが始まり、MFサミール、FWタディッチと繋いで、最後は左からチャレがグラウンダーで折り返し。最後は中央でFWヴグリネツ(写真)が足を伸ばしてボールに合わせ、いきなりの先制点を叩き出します。
その後はそれぞれがチャンスを作るものの、雨のためピッチが滑りやすく、フィニッシュにいずれも失敗。とりわけディナモは22分にタディッチ、26分にヴグリネツが一対一をGKバノヴィッチに止められてしまいました。
しかし33分、サミールの左CKが大きく弧を描き、GKバノヴィッチの判断ミスもあって、直接ゴールへと吸い込まれて追加点となります。
ディナモは36分にMFミキッチの右クロスからタディッチが好位置でヘディングシュートするも、枠を思い切り外し、終了間際にはDFブリャトの右クロスからのチャンスにサミールが押し込むも、ゴールラインでクリアされます。
初めて組んだスタメンということも加わって、ディナモはまたして後半にガクッとペースが落ち、その一方でメヂムリエが息を吹き返します。54分、左サイドからMFダルモピルがミドルシュートを突き刺して一点差に縮めると、その直後にはペナルティエリアでMFエリオマールがシュート。しかし、これはディナモのGKケラヴァがセーブします。
その後もメヂムリエはセットプレーで何度もGKケラヴァを脅かしますが、いずれもわずかにシュートが枠から外れます。77分にはゴール前でボールを繋ぎ、さて最後はFWバビッチがシュートしますがクロスバーの上。
苦しみながらもディナモは2-1で勝利を収め、リーグ史上最速でのスピード優勝を決めました。ライバルのハイドゥク・スプリトが早々と失速したこともありますが、今季はディナモの強さが余りにも目立ったシーズンでありました。
2位ハイドゥク・スプリトはアウェーで6位ザダールと対戦しています。
ザダールのMFチュスティッチが激突死して二週間、スタノヴィ・スタディオンの西側スタンドのコンクリートのフェンスには発砲スチロールを敷き詰めることで試合が行われました。シーズン終了後にはスタンドの撤去工事が行われることになっています。
ザダールのメンバーは正面にチュスティッチの背番号"24"が書かれたユニフォームを背負い、またハイドゥクも試合前には"24"とチュスティッチの名前が書かれたシャツを着ることで弔いました。また、多数駆けつけたハイドゥク・サポーターのトルツィダもチュスティッチへの弔いの横断幕を掲げ、何度も彼の名前を叫ぶなど、特別な雰囲気での試合となりました。
ザダールにとっては精神的なダメージがまだ残っているせいか、ホームを得意としながらも試合開始からハイドゥクに主導権を握られてしまいます。
開始2分、MFアンドリッチからの縦パスにオフサイドラインをかいくぐったFWルカビナ(写真)がシュート。ボールはGKスバシッチを打ち破るも、ゴールラインでDFプーリッチにクリアされます。
16分にもカウンターからルカビナが抜け出し、シュートはスバシッチに止められてしまいますが、その4分後、ルカビナが右に走り込んだDFルビールに展開し、ルビールのクロスボールへルカビナが直進。ヘディングシュートを叩き込んで先制に成功します。
ザダールも22分、ゴール前の混戦からFWジュパンがシュートするも、ボールはクロスバーを越えてしまいました。
ハイドゥクは33分、MFチェルナトが左サイドのFWカリニッチへとボールを送り、折り返しにルカビナが走り込んで、この日2点目を叩き出します。
後半に入ってもハイドゥクが押す展開となり、49分、カリニッチがボールキープしたところを倒されるものの、こぼれ球をMFガブリッチが拾って、最後は併走したフリーのチェルナトに送って彼がゴールを決めて3-0。
しかしながらサダールも76分、FWラショが倒れされて得たPKをFWミトロヴィッチがしっかりと決めて一点返します。ちなみにゴールを決めたミトロヴィッチはスタンド観戦するチュスティッチの父と弟のところへと訪れ、「彼のために」と一言だけ残しました。
85分にブルドッグがピッチに乱入し、3分間中断するといったハプニングや、終了間際には両チームの選手が諍いを起こすシーンもありましたが、試合はハイドゥクが3-1で制しています。
全試合の結果はこちら。リエカはオシエクに敗れ、2008年に入って以来、いまだに勝利できていません。
(試合をクリックすれば、クロアチア国営テレビのダイジェストが見られます)


