2008年03月11日
クロアチア・リーグ第22節/ディナモ、ハイドゥクとのダービーを制す
3月7日・8日にクロアチア・リーグ第22節が行われました。総当り三回戦のリーグ形式においては二順目の最終節となり、ここまでの結果を元に三順目の日程が組まれます。注目カードはクロアチア・リーグにおいて50度目と対戦となる「クロアチア・ダービー(Hrvatski derbi)」こと、ディナモ・ザグレブvs.ハイドゥク・スプリト。これまではディナモが22勝10分17敗と成績で上回っています。ディナモのソルド監督とハイドゥクのヤルニ監督は1990年代に活躍したクロアチア代表でのチームメイトで、ともに日韓ワールドカップを機に代表を引退、またそれぞれ監督になる以前は現クラブのユースを指揮したといった共通点があります。会場はディナモの本拠地マクシミール・スタディオン。普段は最も観客が入るカードとはいえ、両チームの勝点差が15まで開いているのと、日中の天気が優れなかったこともあり、1万3000人ほどの観客に留まりました。もちろん私も撮影取材の方に出かけてきました。 ソルド監督になってから4-4-2に以降しているディナモはほぼベストメンバーを組んできました。今年は(も)精細に欠けるDFドゥルピッチとチャレは信用を失い、ミクリッチとカルロスが前節同様に先発起用されています。 GKコッホ-(右から)DFエトー、ビシュチャン、ミクリッチ、カルロス-グェラ、ヴコイェヴィッチ、ヴルドリャク、モドリッチ-FWマンジュキッチ、バラバン 一方のハイドゥクは今季ディナモ・キエフからレンタルで補強した三人衆、MFチェルナト(怪我)、DFサブリッチ(怪我)、FWヴェルパコヴスキス(病気)が揃って欠場。ベテランのDFジヴコヴィッチも負傷欠場。またDFフルゴヴィッチはジェフ千葉へ、MFダムヤノヴィッチはルチ・エネルギアへ、FWバルトロヴィッチは中国のクラブへ移籍してしまいました。ヤルニ監督は18歳以下のユース育ちの4人を先発出場させ(FWチョップ、DFヨジノヴィッチ、DFマロチャ、GKヴァルヴォディッチ)、ベンチにも2人のユース選手(MFミリッチ、MFティチノヴィッチ)を置くという苦しい台所事情を見せました。それでもヤルニ監督は 「このダービーは何だって起こりえる。選手たちには信用していると言い聞かせたし、もしプレッシャーがあろうと も何ら問題はない。この一試合で首を切られるなんてことはないのだから。彼ら若い選手はクラブの未来だし、このような機会は遅いよりも早くに経験した方がいいだろう」 と試合前に述べています。またこの試合からDFトゥドールが復帰しました。スタメンは以下のようです(システムは4-2-3-1)。 GKヴァルヴォディッチ-DFペライッチ、トゥドール、マロチャ、ヨジノヴィッチ-MFリニッチ、アンドリッチ-ルカビナ、ガブリッチ、チョップ-FWカリニッチ ハイドゥクが圧倒的に押される展開になると思いきや、若手選手は臆することなく、またディフェンスラインを上げつつ攻撃を意識したプレーをしました。
チョップとルカビナがワイドに開くことでディナモのサイドバックの攻撃を軽減させたものの、エースのカリニッチ(写真右)はビシュチャン(写真左)がしっかりとマーク。一方のディナモはモドリッチを中心に攻撃を仕掛けていくものの、マンジュキッチとバラバンのツートップは相変わらずブレーキで、トゥドールがしっかりとコントロールすることでチャンスをなかなか作らせません。ただし、試合を通してみれば、伝統のダービーらしからぬ若干と冷めた内容の試合でありました。 最初のチャンスは8分、モドリッチが大きく右へとサイドチェンジ。マンジュキッチが縦へと抜けてから折り返しますが、バラバンには届かずマロチャにクリアされます。その1分後にはモドリッチの左CKがいい形で入るものの、中央に飛び込んだカルロスが合わせ損ねます。 ハイドゥクも次第に攻撃の形を作るようになり、20分にアンドリッチがミドルシュートを放ちますが、ボールは右ポストを逸れていきます。その1分後にはビシュチャンのオーバーラップからボールを奪い、ガブリッチからマークの薄くなったカリニッチに縦パス。カリニッチはミクリッチをかわし、ドリブルからシュートを放ったものの、これは左ポストを逸れていきました。
ディナモは25分、左ショートコーナーからマンジュキッチが角度のないところでシュートするものの、これはGKヴァルヴォディッチがセーブ。逆にハイドゥクは31分、アンドリッチが再び強烈なミドルシュートを放つと、ミクリッチの伸ばした足に当たってボールの方向が変わったのにもかかわらず、GKコッホが素晴らしい反応で片足を伸ばしゴールを守ります。 均衡が破れたのは37分、グェラの右CKから中央にポジショニングしていたヴルドリャク(写真左)がピタリと合わせて、ゴール左にヘディングシュート。これが決まり、ディナモが先制に成功します。ザグレブからマンジュキッチと共にディナモへと移籍したものの当初は怪我のためにアピールできず、ポクリヴァチュのモナコ移籍後からレギュラーとなったヴルドリャクですが、ここに来て守備と攻撃の両面で貢献できる存在になってきました。 前半終了後にはモドリッチがエトーが飛び出した右サイドに大きく展開、ペナルティエリアでフリーとなったエトーがシュートを放ちましたが、これは左ポストを逸れ、追加点のチャンスを失います。 後半開始直前に北側スタンドのBBBから発炎筒が投げ込まれ、数分間試合が中断したのちにスタートします。
48分にマンジュキッチのスルーパスからヴコイェヴィッチが飛び出して右からシュートするもののGKの正面。その3分後にはハイドゥクのアンドリッチがFKを放ち、目の前に飛び出したヨジノヴィッチの動きに惑わされ、GKコッホが処理に誤るもののゴールを割らせません。 それからは中盤での潰しあいとなり、シュートチャンスもめっきり見られなくなります。78分にハイドゥクは右クロスからルカビナが頭で合わせにいくものの、わずかに届かず。決定的チャンスは90分、ルカビナのドリブルから縦パスが途中交替のFWブシッチへ。ディナモのオフサイドトラップが崩れていて、GKコッホと一対一となりましたが、シュートを打つタイミングを見損ね、コッホがスライディングでクリア。クリアボールを再び奪ったルカビナからのクロスボールはコッホがキャッチします。 最後はヒヤリとしましたが、試合はこのまま1-0でディナモが勝利。クロアチア・ダービー23勝目を収めています。内容は冴えなかったとはいえ、ライバル相手の勝利の味は格別だったようで、ホイッスル直後にディナモの選手たちはピッチの中央で輪を組んで飛び跳ねていました(写真) 試合後の記者会見で最初にマイクを向けられたヤルニ監督(写真左)は
「私は結果だけが不満だ。しかし、ハイドゥクがマクシミールでやり遂げたその他全ての事柄は賞賛すべきものだったよ。4人のユース選手を加えてスタートし、最後も4人のユース選手がピッチに残っていたということを私は言明したい(70分にチョップ→ミリッチ)。開始1分から我々はチャンスを求めていったのだ。 我々には経験が足らないし、ディナモはやっぱり強かった。しかし、彼らは成長という道の途中であり、ハイドゥクの未来なんだ。この道は険しいだろうし、多くの練習をしなくてはならない。けれども、このような方針でチームを指揮したことを私はいずれ幸せに思うはずだ」 と満足な顔でコメントしました。 一方のソルド監督(写真右)は 「選手たちを祝福するよ。しかし、唯一私を喜ばせたのは勝点3だけだ。とりわけ後半はもっと良いプレーをしなければならなかった。選手たちはピッチ上で神経質に陥っており、それは偶然なことではなく、既に開いた勝点差も影響していた。もっと落ち着いてプレーをしなければならなかったと思う。2人対1人、3人対1人の状況で不必要なファウルばかりをしていたしね。もしかしたら、何人かの選手にとっては最初のダービーマッチだったことも要因だろう」 とコメントしています。 試合後、ディナモの主将モドリッチ(写真右)は
「ディナモvs.ハイドゥクの試合はやたらとアトラクティブなプレー内容になることは決してなかった。僕たちに最も重要なのは勝利してハイドゥクとの勝点差を18に広げ、かつリエカに対してのアドバンテージを広げることだった。結果は記憶するだろうけど、プレー内容は早く忘れてしまうことだろう。 ハイドゥクの若手に関しては、僕たちを驚かすことはなかったよ。前半は僕たちがピッチ上で主導権を握ったし、相手はミドルシュートだけだった。僕たちに力があって本領を発揮していた時は、ハイドゥクは何もすることができなかったね」 またハイドゥクの主将トゥドール(写真左)は 「私たちは若い選手が多いチームだし、相手に大きなリスペクトをもってプレーするだろうと予想していた。私自身は非常に満足しているよ。ディナモは強いが、私たちにもチャンスはあった。少なくともゴールを奪えなかったことが残念だね。もっと練習しなくてはいけないし、とりわけボールを持った時の連携を高めなくてはならない」 とコメントしています。 2位リエカがザダールと引き分けたことで、ディナモとの勝点差は16へと広がりました。ちなみに首位ディナモと3位ハイドゥクが再び対戦するのは5月3日、次はハイドゥクのホーム、ポリュウド・スタディオンとなります(2位になれば最終節にマクシミールでディナモと対戦せねばならず、過去2シーズンはその苦渋を味わったため、興行面で見ても3位でラッキー、という話もありますが)。 全試合の結果はこちら(クリックすれば映像が見られます)。 Inter Zapresic- Varteks 0:0 Sibenik - Medimurje 4:2 1:0 4' Ivan Bulat (PK) 2:0 52' Ivan Bulat 3:0 54' Kresimir Makarin 3:1 69' Ivan Babic 3:2 70' Eliomar dos Santos Silva 4:2 90' Ermin Zec Cibalia Vinkovci - Slaven Belupo 3:0 1:0 16' Zeljko Malcic 2:0 68' Ivan Baraban 3:0 86' Zeljko Malcic Zadar - Rijeka 0:0 Osijek - Zagreb 1:1 1:0 12' Antonio Hrncevic 1:1 61' Mensur Mujdza Dinamo Zagreb - Hajduk Split 1:0 1:0 37' Ivica Vrdoljak 順位等はこちら。 【順位】 1位…ディナモ・ザグレブ(勝点55) 2位…リエカ(39) 3位…ハイドゥク・スプリト(37) 4位…スラヴェン・ベルーポ(36) 5位…オシエク(29) 6位…ザダール(29) 7位…チバリア・ヴィンコヴチ(29) 8位…ザグレブ(27) 9位…シベニク(26) 10位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(25) 11位…インテル・ザプレシッチ(23) 12位…メヂムリエ(11) 【得点】 14ゴール…ロヴレク(ザグレブ) 13ゴール…カリニッチ(ハイドゥク)、ヂャロヴィッチ(リエカ) 11ゴール…テルケシュ(ザダール)、モドリッチ(ディナモ) 9ゴール…マンジュキッチ(ディナモ)、マルチッチ(チバリア) 8ゴール…ニクシッチ(オシエク)、ヴコイェヴィッチ(ディナモ) 【アシスト】 8アシスト…ムムレク(ヴァルテクス)、マンジュキッチ(ディナモ) 7アシスト…ツェルナト(ハイドゥク)、モドリッチ(ディナモ) 6アシスト…ブーレ(リエカ)、ムイジャ(ザグレブ)

注目カードはクロアチア・リーグにおいて50度目と対戦となる「クロアチア・ダービー(Hrvatski derbi)」こと、ディナモ・ザグレブvs.ハイドゥク・スプリト。これまではディナモが22勝10分17敗と成績で上回っています。ディナモのソルド監督とハイドゥクのヤルニ監督は1990年代に活躍したクロアチア代表でのチームメイトで、ともに日韓ワールドカップを機に代表を引退、またそれぞれ監督になる以前は現クラブのユースを指揮したといった共通点があります。会場はディナモの本拠地マクシミール・スタディオン。普段は最も観客が入るカードとはいえ、両チームの勝点差が15まで開いているのと、日中の天気が優れなかったこともあり、1万3000人ほどの観客に留まりました。もちろん私も撮影取材の方に出かけてきました。
ソルド監督になってから4-4-2に以降しているディナモはほぼベストメンバーを組んできました。今年は(も)精細に欠けるDFドゥルピッチとチャレは信用を失い、ミクリッチとカルロスが前節同様に先発起用されています。
GKコッホ-(右から)DFエトー、ビシュチャン、ミクリッチ、カルロス-グェラ、ヴコイェヴィッチ、ヴルドリャク、モドリッチ-FWマンジュキッチ、バラバン
一方のハイドゥクは今季ディナモ・キエフからレンタルで補強した三人衆、MFチェルナト(怪我)、DFサブリッチ(怪我)、FWヴェルパコヴスキス(病気)が揃って欠場。ベテランのDFジヴコヴィッチも負傷欠場。またDFフルゴヴィッチはジェフ千葉へ、MFダムヤノヴィッチはルチ・エネルギアへ、FWバルトロヴィッチは中国のクラブへ移籍してしまいました。ヤルニ監督は18歳以下のユース育ちの4人を先発出場させ(FWチョップ、DFヨジノヴィッチ、DFマロチャ、GKヴァルヴォディッチ)、ベンチにも2人のユース選手(MFミリッチ、MFティチノヴィッチ)を置くという苦しい台所事情を見せました。それでもヤルニ監督は
「このダービーは何だって起こりえる。選手たちには信用していると言い聞かせたし、もしプレッシャーがあろうと
も何ら問題はない。この一試合で首を切られるなんてことはないのだから。彼ら若い選手はクラブの未来だし、このような機会は遅いよりも早くに経験した方がいいだろう」
と試合前に述べています。またこの試合からDFトゥドールが復帰しました。スタメンは以下のようです(システムは4-2-3-1)。
GKヴァルヴォディッチ-DFペライッチ、トゥドール、マロチャ、ヨジノヴィッチ-MFリニッチ、アンドリッチ-ルカビナ、ガブリッチ、チョップ-FWカリニッチ
ハイドゥクが圧倒的に押される展開になると思いきや、若手選手は臆することなく、またディフェンスラインを上げつつ攻撃を意識したプレーをしました。
チョップとルカビナがワイドに開くことでディナモのサイドバックの攻撃を軽減させたものの、エースのカリニッチ(写真右)はビシュチャン(写真左)がしっかりとマーク。一方のディナモはモドリッチを中心に攻撃を仕掛けていくものの、マンジュキッチとバラバンのツートップは相変わらずブレーキで、トゥドールがしっかりとコントロールすることでチャンスをなかなか作らせません。ただし、試合を通してみれば、伝統のダービーらしからぬ若干と冷めた内容の試合でありました。
最初のチャンスは8分、モドリッチが大きく右へとサイドチェンジ。マンジュキッチが縦へと抜けてから折り返しますが、バラバンには届かずマロチャにクリアされます。その1分後にはモドリッチの左CKがいい形で入るものの、中央に飛び込んだカルロスが合わせ損ねます。
ハイドゥクも次第に攻撃の形を作るようになり、20分にアンドリッチがミドルシュートを放ちますが、ボールは右ポストを逸れていきます。その1分後にはビシュチャンのオーバーラップからボールを奪い、ガブリッチからマークの薄くなったカリニッチに縦パス。カリニッチはミクリッチをかわし、ドリブルからシュートを放ったものの、これは左ポストを逸れていきました。
ディナモは25分、左ショートコーナーからマンジュキッチが角度のないところでシュートするものの、これはGKヴァルヴォディッチがセーブ。逆にハイドゥクは31分、アンドリッチが再び強烈なミドルシュートを放つと、ミクリッチの伸ばした足に当たってボールの方向が変わったのにもかかわらず、GKコッホが素晴らしい反応で片足を伸ばしゴールを守ります。
均衡が破れたのは37分、グェラの右CKから中央にポジショニングしていたヴルドリャク(写真左)がピタリと合わせて、ゴール左にヘディングシュート。これが決まり、ディナモが先制に成功します。ザグレブからマンジュキッチと共にディナモへと移籍したものの当初は怪我のためにアピールできず、ポクリヴァチュのモナコ移籍後からレギュラーとなったヴルドリャクですが、ここに来て守備と攻撃の両面で貢献できる存在になってきました。
前半終了後にはモドリッチがエトーが飛び出した右サイドに大きく展開、ペナルティエリアでフリーとなったエトーがシュートを放ちましたが、これは左ポストを逸れ、追加点のチャンスを失います。
後半開始直前に北側スタンドのBBBから発炎筒が投げ込まれ、数分間試合が中断したのちにスタートします。
48分にマンジュキッチのスルーパスからヴコイェヴィッチが飛び出して右からシュートするもののGKの正面。その3分後にはハイドゥクのアンドリッチがFKを放ち、目の前に飛び出したヨジノヴィッチの動きに惑わされ、GKコッホが処理に誤るもののゴールを割らせません。
それからは中盤での潰しあいとなり、シュートチャンスもめっきり見られなくなります。78分にハイドゥクは右クロスからルカビナが頭で合わせにいくものの、わずかに届かず。決定的チャンスは90分、ルカビナのドリブルから縦パスが途中交替のFWブシッチへ。ディナモのオフサイドトラップが崩れていて、GKコッホと一対一となりましたが、シュートを打つタイミングを見損ね、コッホがスライディングでクリア。クリアボールを再び奪ったルカビナからのクロスボールはコッホがキャッチします。
最後はヒヤリとしましたが、試合はこのまま1-0でディナモが勝利。クロアチア・ダービー23勝目を収めています。内容は冴えなかったとはいえ、ライバル相手の勝利の味は格別だったようで、ホイッスル直後にディナモの選手たちはピッチの中央で輪を組んで飛び跳ねていました(写真)
試合後の記者会見で最初にマイクを向けられたヤルニ監督(写真左)は
「私は結果だけが不満だ。しかし、ハイドゥクがマクシミールでやり遂げたその他全ての事柄は賞賛すべきものだったよ。4人のユース選手を加えてスタートし、最後も4人のユース選手がピッチに残っていたということを私は言明したい(70分にチョップ→ミリッチ)。開始1分から我々はチャンスを求めていったのだ。
我々には経験が足らないし、ディナモはやっぱり強かった。しかし、彼らは成長という道の途中であり、ハイドゥクの未来なんだ。この道は険しいだろうし、多くの練習をしなくてはならない。けれども、このような方針でチームを指揮したことを私はいずれ幸せに思うはずだ」
と満足な顔でコメントしました。
一方のソルド監督(写真右)は
「選手たちを祝福するよ。しかし、唯一私を喜ばせたのは勝点3だけだ。とりわけ後半はもっと良いプレーをしなければならなかった。選手たちはピッチ上で神経質に陥っており、それは偶然なことではなく、既に開いた勝点差も影響していた。もっと落ち着いてプレーをしなければならなかったと思う。2人対1人、3人対1人の状況で不必要なファウルばかりをしていたしね。もしかしたら、何人かの選手にとっては最初のダービーマッチだったことも要因だろう」
とコメントしています。
試合後、ディナモの主将モドリッチ(写真右)は
「ディナモvs.ハイドゥクの試合はやたらとアトラクティブなプレー内容になることは決してなかった。僕たちに最も重要なのは勝利してハイドゥクとの勝点差を18に広げ、かつリエカに対してのアドバンテージを広げることだった。結果は記憶するだろうけど、プレー内容は早く忘れてしまうことだろう。
ハイドゥクの若手に関しては、僕たちを驚かすことはなかったよ。前半は僕たちがピッチ上で主導権を握ったし、相手はミドルシュートだけだった。僕たちに力があって本領を発揮していた時は、ハイドゥクは何もすることができなかったね」
またハイドゥクの主将トゥドール(写真左)は
「私たちは若い選手が多いチームだし、相手に大きなリスペクトをもってプレーするだろうと予想していた。私自身は非常に満足しているよ。ディナモは強いが、私たちにもチャンスはあった。少なくともゴールを奪えなかったことが残念だね。もっと練習しなくてはいけないし、とりわけボールを持った時の連携を高めなくてはならない」
とコメントしています。
2位リエカがザダールと引き分けたことで、ディナモとの勝点差は16へと広がりました。ちなみに首位ディナモと3位ハイドゥクが再び対戦するのは5月3日、次はハイドゥクのホーム、ポリュウド・スタディオンとなります(2位になれば最終節にマクシミールでディナモと対戦せねばならず、過去2シーズンはその苦渋を味わったため、興行面で見ても3位でラッキー、という話もありますが)。
全試合の結果はこちら(クリックすれば映像が見られます)。


