2008年02月25日
クロアチア・リーグ第20節/ディナモ、またしてヴァルテクスに敗北
ウィンターブレークが明けて最初の節となるクロアチア・リーグ第20節が、2月22日・23日の両日に行われました。私はインテル・ザプレシッチvs.ザグレブとディナモ・ザグレブvs.ヴァルテクス・ヴァラジディンの二試合を撮影取材してきました。 首位ディナモは11位ヴァルテクスとホームのマクシミール・スタディオンで対戦(観客8000人)。今季のヴァルテクスはクジェ監督(現ジェフ千葉監督)を迎えたものの開幕4連敗で辞任。その後はベセクが監督に就任し、更に8連敗まで伸ばしたのですが、第9節でディナモに4-3で今季初勝利。ディナモの連勝記録を28でストップしたのが、その時は最下位のヴァルテクスでした。その後は勝点を18まで伸ばしてきたとはいえ、まだ降格圏内にあります。一方、首位を独走するディナモはソルド新監督にとっての初陣となりました。試合前には「自陣のペナルティエリアに"バス"を置く」とディフェンシブな戦いを示唆したヴァルテクスのベセク監督でしたが、蓋を開けてみると最終ラインを高く上げ、コンパクトなディフェンスでボールを奪うやMFムムレクを中心にしたパスを繋いでの速い攻撃に転じます。 それでも前半はディナモのペースで、12分にDFミキッチから左クロス、一分後にはFWマンジュキッチが左クロスを通すものの、ゴール前のFWタディッチ(写真下)はシュートを打ち切れません。25分にはDFビシュチャンの縦パスにMFモドリッチが抜けたものの、疑わしいオフサイドを取られてしまいます。その後も前がぽっかり空いた右サイドのミキッチにボールが渡り、対角線にグラウンダーのパスを通しますが、ファーポストに飛び込んだマンジュキッチの足に届きません。 ヴァルテクスもチャンスを伺い、15分にFWムヤノヴィッチのロングシュートが左ポストを叩けば、36分には縦のロングパスがFWムヤノヴィッチに通ってGKコッホと一対一になったものの、コッホの鋭い飛び出しでムヤノヴィッチがシュートを打つ前にブロックします。
前半は得点が動きませんでしたか、後半早々48分、ヴァルテクスがペナルティエリア右でFKを得ると、キッカーのムムレク(写真左)は角度のないところからGKコッホをあざ笑うかのようなサイドネットを突き刺す直接FKを決め、先制に成功します。ムムレクは前のディナモ戦でも同様の決勝ゴールを決めており、36歳のGKコッホにとって同世代のムムレク(35歳・同じ1972年生)は天敵ともいえる存在といえましょう。 更に54分、左からのフリースローをムムレクがノートラップのまま直ぐにペナルティエリアに放り込むと、そこにはムヤノヴィッチが。マークするはずのDFドゥルピッチ(写真右)もすっかり油断しており、ムヤノヴィッチはそのまま右足で合わせて追加点を決めます。 直ぐにディナモはMFグエラを外してFWバラバンを投入し3トップの形を取りますが、59分、最終ラインで一人ボールを持ったDFチャレがムヤノヴィッチにかっさられると、そのまま後を追ってタックルで倒してしまい一発退場。身体能力の数値はチーム一であるものの、いつもポカを繰り返すチャレに対してサポーターは愛想を既に尽かしているのですが、2008年になっても成長は見られないようです。 それでもディナモは一人少ないとはいえ、ワイドに相手ディフェンスの裏を狙いながら攻撃を仕掛けます。しかし、モドリッチのシュートはGKマヂャリッチに止められ、右クロスからバラバンがダイビングヘッドするものの失敗。78分、モドリッチのスルーパスからタディッチが抜けてシュートを決めて1点差に縮めたものの、それ以上の力はなく、またしてヴァルテクス相手に屈してしまいました。 試合後、ソルド監督は 「一週間に渡って選手たちには何が待ち構えているかを注意してきたのだが、片方の耳から入っても逆の耳からその注意が出て行くようだった。ヴァルテクスはショートパスでプレーしてきたのに、選手たちは相手に離れて立ってしまっていた。それではダメで、現在は走らずしてサッカーをプレーすることできないんだ」 と苦言を呈しました。キャプテンのモドリッチは 「エドゥアルドの骨折を知って僕は最悪な気分だし、ショックを受けている。しかし、それがピッチ上における敗北の全ての言い訳ではない。悪かった僕たちをヴァルテクスは破壊したんだ」 とコメントしています。今季のディナモはヴァルテクスに二敗、スラヴェン・ベルーポに一敗しているのですが、水曜日のカップ戦はそのスラヴェンが相手だけに不安視されているところです。 4位ハイドゥク・スプリトはホームのポリュウド・スタディオンで2位リエカを迎えての「アドリア海ダービー」(Jadranski derbi)を戦いました。試合は生放送され、6000人ほどの観客が入っています。 ハイドゥクはトゥドール、サブリッチの両センターバックが怪我。その代わりにシーズン前半を怪我で棒に振ったジヴコヴィッチが戻ってきました。また怪我上がりのエースFWカリニッチは緊急時に使えるようベンチスタート。一方、リエカはイヴァノフ、サファリッチの両センターハーフが怪我で、右MFのブーレはサスペンションでしたが、シュトゥロク、ヤキロヴィッチ、マルチッチといったメンバーを宛がいました。 試合は直ぐに動きます。開始5分、中盤の密集状態からヤキロヴィッチが出した縦パスに反応したMFシャルビーニがオフサイドぎりぎりで飛び出すと、そのまま一人でドリブルでゴール前まで持ち込み、最後はGKヴァルヴァロヴィッチの左脇を抜くシュートを決めてリエカが先制します。
しかしハイドゥクは17分、MFツェルナトの縦パスをFWルカビナがペナルティエリアで右足で軽くスペースに叩いて抜けようとすると、マーカーのDFチャガリが耐え切れずルカビナの身体を掴んで倒してしまい、レッドカード&PK。しかし、ルカビナが放ったPKはGKジリッチによって止められてしまいます。 失敗はしたとはいえハイドゥクの勢いは止まらず、20分、MFルビールが正面から放ったミドルシュートはGKジリッチが一度は止めたものの、弾かれたボールをFWヴェルパコヴスキス(写真)が押し込んで同点に追いつきます。 25分にはツェルナトがバイタルエリアでミドルシュートを放ちましたが、ボールは左ポストを叩き、弾かれたボールをMFガブリッチが押し込んだものの今度はオフサイドの判定に終わりました。 リエカも次第に取り戻し、31分にFWヂャロヴィッチ、38分にシャルビーニがそれぞれシュートを放ったものの、結果は1-1のまま後半を迎えます。 後半はそれぞれがチャンスを作れど潰しあう展開に。ハイドゥクは数的優位を十分に生かせず、チェルナトを中心にした攻撃も不発に終わります。滑り出しの良かったリエカも60分を過ぎると疲れが見えてきましたが、72分、カウンターからヂャロヴィッチが右サイドから折り返し、ファーサイドのFWシュコーロが無人のゴールに押し込むだったのにもかかわらず、シュートはクロスバーを超えていきました。 81分にハイドゥクは切り札のカリニッチを投入。その直後、FWブシッチがチェルナトの浮き球のパスをペナルティエリアでもらい、GKジリッチと一対一になりましたが、ボールコントロールが上手くいかず、シュートも枠を外してしまいます。試合はそのまま1-1で終了。お互い痛み分けの結果となってしまいました。 全試合の結果はこちら。 クロアチア・リーグをより身近に感じて頂くため、今回から試合のダイジェスト映像(クロアチアTV制作)のリンクを張っておきます。
Inter Zapresic - Zagreb 1:1 1:0 13' Rajko Vidovic 1:1 74' Marko Grgic (写真左) Sibenik - Osijek 1:0 1:0 25' Kresimir Makarin Cibalia Vinkovci - Medimurje 2:0 1:0 25' Zeljko Malcic 2:0 93' Luka Kujundzija Zadar - Slaven Belupo 1:0 1:0 76' Jakov Surac Dinamo Zagreb - Varteks Varazdin 1:2 0:1 51' Miljenko Mumlek 0:2 55' Goran Mujanovic 1:2 79' Josip Tadic Hajduk Split - Rijeka 1:1 0:1 5' Anas Sharbini 1:1 19' Maris Verpakovskis 【順位】 1位…ディナモ・ザグレブ(勝点49)、2位…リエカ(38)、3位…ハイドゥク・スプリト(34)、4位…スラヴェン・ベルーポ(33)、5位…ザダール(28)、6位…チバリア・ヴィンコヴチ(26)、7位…オシエク(25)、8位…ザグレブ(23)、9位…シベニク(23)、10位…インテル・ザプレシッチ(22)、11位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(21)、12位…メヂムリエ(11) 【得点】 14ゴール…ロヴレク(ザグレブ) 13ゴール…カリニッチ(ハイドゥク)、ヂャロヴィッチ(リエカ) 11ゴール…テルケシュ(ザダール) 10ゴール…モドリッチ(ディナモ) 9ゴール…マンジュキッチ(ディナモ) 8ゴール…ニクシッチ(オシエク) 【アシスト】 8アシスト…ムムレク(ヴァルテクス) 7アシスト…マンジュキッチ(ディナモ) 6アシスト…モドリッチ(ディナモ)、ブーレ(リエカ)、ツェルナト(ハイドゥク)

試合前には「自陣のペナルティエリアに"バス"を置く」とディフェンシブな戦いを示唆したヴァルテクスのベセク監督でしたが、蓋を開けてみると最終ラインを高く上げ、コンパクトなディフェンスでボールを奪うやMFムムレクを中心にしたパスを繋いでの速い攻撃に転じます。
それでも前半はディナモのペースで、12分にDFミキッチから左クロス、一分後にはFWマンジュキッチが左クロスを通すものの、ゴール前のFWタディッチ(写真下)はシュートを打ち切れません。25分にはDFビシュチャンの縦パスにMFモドリッチが抜けたものの、疑わしいオフサイドを取られてしまいます。その後も前がぽっかり空いた右サイドのミキッチにボールが渡り、対角線にグラウンダーのパスを通しますが、ファーポストに飛び込んだマンジュキッチの足に届きません。
ヴァルテクスもチャンスを伺い、15分にFWムヤノヴィッチのロングシュートが左ポストを叩けば、36分には縦のロングパスがFWムヤノヴィッチに通ってGKコッホと一対一になったものの、コッホの鋭い飛び出しでムヤノヴィッチがシュートを打つ前にブロックします。
前半は得点が動きませんでしたか、後半早々48分、ヴァルテクスがペナルティエリア右でFKを得ると、キッカーのムムレク(写真左)は角度のないところからGKコッホをあざ笑うかのようなサイドネットを突き刺す直接FKを決め、先制に成功します。ムムレクは前のディナモ戦でも同様の決勝ゴールを決めており、36歳のGKコッホにとって同世代のムムレク(35歳・同じ1972年生)は天敵ともいえる存在といえましょう。
更に54分、左からのフリースローをムムレクがノートラップのまま直ぐにペナルティエリアに放り込むと、そこにはムヤノヴィッチが。マークするはずのDFドゥルピッチ(写真右)もすっかり油断しており、ムヤノヴィッチはそのまま右足で合わせて追加点を決めます。
直ぐにディナモはMFグエラを外してFWバラバンを投入し3トップの形を取りますが、59分、最終ラインで一人ボールを持ったDFチャレがムヤノヴィッチにかっさられると、そのまま後を追ってタックルで倒してしまい一発退場。身体能力の数値はチーム一であるものの、いつもポカを繰り返すチャレに対してサポーターは愛想を既に尽かしているのですが、2008年になっても成長は見られないようです。
それでもディナモは一人少ないとはいえ、ワイドに相手ディフェンスの裏を狙いながら攻撃を仕掛けます。しかし、モドリッチのシュートはGKマヂャリッチに止められ、右クロスからバラバンがダイビングヘッドするものの失敗。78分、モドリッチのスルーパスからタディッチが抜けてシュートを決めて1点差に縮めたものの、それ以上の力はなく、またしてヴァルテクス相手に屈してしまいました。
試合後、ソルド監督は
「一週間に渡って選手たちには何が待ち構えているかを注意してきたのだが、片方の耳から入っても逆の耳からその注意が出て行くようだった。ヴァルテクスはショートパスでプレーしてきたのに、選手たちは相手に離れて立ってしまっていた。それではダメで、現在は走らずしてサッカーをプレーすることできないんだ」
と苦言を呈しました。キャプテンのモドリッチは
「エドゥアルドの骨折を知って僕は最悪な気分だし、ショックを受けている。しかし、それがピッチ上における敗北の全ての言い訳ではない。悪かった僕たちをヴァルテクスは破壊したんだ」
とコメントしています。今季のディナモはヴァルテクスに二敗、スラヴェン・ベルーポに一敗しているのですが、水曜日のカップ戦はそのスラヴェンが相手だけに不安視されているところです。
4位ハイドゥク・スプリトはホームのポリュウド・スタディオンで2位リエカを迎えての「アドリア海ダービー」(Jadranski derbi)を戦いました。試合は生放送され、6000人ほどの観客が入っています。
ハイドゥクはトゥドール、サブリッチの両センターバックが怪我。その代わりにシーズン前半を怪我で棒に振ったジヴコヴィッチが戻ってきました。また怪我上がりのエースFWカリニッチは緊急時に使えるようベンチスタート。一方、リエカはイヴァノフ、サファリッチの両センターハーフが怪我で、右MFのブーレはサスペンションでしたが、シュトゥロク、ヤキロヴィッチ、マルチッチといったメンバーを宛がいました。
試合は直ぐに動きます。開始5分、中盤の密集状態からヤキロヴィッチが出した縦パスに反応したMFシャルビーニがオフサイドぎりぎりで飛び出すと、そのまま一人でドリブルでゴール前まで持ち込み、最後はGKヴァルヴァロヴィッチの左脇を抜くシュートを決めてリエカが先制します。
しかしハイドゥクは17分、MFツェルナトの縦パスをFWルカビナがペナルティエリアで右足で軽くスペースに叩いて抜けようとすると、マーカーのDFチャガリが耐え切れずルカビナの身体を掴んで倒してしまい、レッドカード&PK。しかし、ルカビナが放ったPKはGKジリッチによって止められてしまいます。
失敗はしたとはいえハイドゥクの勢いは止まらず、20分、MFルビールが正面から放ったミドルシュートはGKジリッチが一度は止めたものの、弾かれたボールをFWヴェルパコヴスキス(写真)が押し込んで同点に追いつきます。
25分にはツェルナトがバイタルエリアでミドルシュートを放ちましたが、ボールは左ポストを叩き、弾かれたボールをMFガブリッチが押し込んだものの今度はオフサイドの判定に終わりました。
リエカも次第に取り戻し、31分にFWヂャロヴィッチ、38分にシャルビーニがそれぞれシュートを放ったものの、結果は1-1のまま後半を迎えます。
後半はそれぞれがチャンスを作れど潰しあう展開に。ハイドゥクは数的優位を十分に生かせず、チェルナトを中心にした攻撃も不発に終わります。滑り出しの良かったリエカも60分を過ぎると疲れが見えてきましたが、72分、カウンターからヂャロヴィッチが右サイドから折り返し、ファーサイドのFWシュコーロが無人のゴールに押し込むだったのにもかかわらず、シュートはクロスバーを超えていきました。
81分にハイドゥクは切り札のカリニッチを投入。その直後、FWブシッチがチェルナトの浮き球のパスをペナルティエリアでもらい、GKジリッチと一対一になりましたが、ボールコントロールが上手くいかず、シュートも枠を外してしまいます。試合はそのまま1-1で終了。お互い痛み分けの結果となってしまいました。
全試合の結果はこちら。
クロアチア・リーグをより身近に感じて頂くため、今回から試合のダイジェスト映像(クロアチアTV制作)のリンクを張っておきます。


「クロアチアから力強い励ましが僕のところに頻繁に届いており、これには感謝の言葉が見当たらないよ。サポーター、監督、チームスタッフ、チームメイト、そして皆に感謝している。この瞬間において、それは僕にとって本当に大きな意味があるんだ。
僕の負傷がメディアでも大きな波紋を呼んでいるのは信じられなかったし、これほど強くて一体感を持った励ましを得るとは思わなかった。多くの人たちが僕やクラブ、妻のアンドレアに連絡してきて、電話が鳴り止むことがない。けれどもこの声明を通して、できたらこの先数日間は電話を控えてくれるようお願いしたいんだ。僕と家族にとって不必要な、大きすぎるプレッシャーを取り除きたいんだよ。現在の僕には平穏が本当に必要なんだ。とりわけ手術後のこの時期には。しっかりと眠り、そして休みたい。メディアにもロンドン訪問をせがんだり、電話で連絡をしようとしないことをお願いしたいんだ。近いうちに話す機会はたくさんあるのだから…」
エドゥアルドは25日夜と26日朝にビリッチ監督と電話で話し、また代表のチームドクターであるバフティヤレヴィッチ氏とも26日に話をしました。バフティヤレヴィッチ氏は
「足首の開放骨折であり、腓骨は折れたものの頸骨は折れていない。最も大きな損傷は足首の靭帯だ。ドゥドゥを手術した医師とも話したが、彼の言葉だと手術に関しては非常に上手くいったそうだ。医師は満足しており、組織の再生も上手く行くだろうと回復には楽観的だったよ。
ドゥドウも大丈夫で、痛みはないといっていた。今日(昨日)にはロンドンに運ばれ、そこでリハビリも続けることになる。二週間後にはフィジカルセラピーも始まることになるだろう」
と述べています。とはいえ、バフティヤレヴィッチ氏は安易に楽観視することを牽制しており、最終的な回復までは一年掛かる可能性も述べています。ちなみに数週間はロンドンの病院で、それからザグレブに戻ってリハビリを続けることになります(ちなみにクロアチアには代表ドクターも務め、クロアチア内外のスポーツ選手が頼る外科の名医、ボリス・ネメツ氏がいます)。
クロアチアでは国営テレビの夜のニュースで二日続けてトップニュースで扱われ、今日(26日)はロンドンにスタッフを送って生中継、またスプリトからはビリッチ監督が生中継でインタビューを受けました。既に10人ものジャーナリストと国営テレビを含めた3つテレビ局がクロアチアからロンドンに渡っているそうです。
クロアチアでもテイラーを攻める声が上がり(こんな
「ドゥドゥは僕以上にショックを受けている。彼に対して何も非難してないとはいえね。このようなことは起こるものだし、立場が逆になることだって有り得たのだから。彼とは毎日連絡を取り合っているよ」
と、エドゥアルドをかばいました。
リーグ再開後の最初の試合となった2月17日のアウェーのリエカ戦でエドゥアルドがPKを含む二得点を決めたのですが、ゴールを決めた際に彼はカメラに詰め寄り(試合は
2006年ワールドカップ・ドイツ大会では代表チームに同行するほど将来が期待されたブリャトでしたが、回復までは6ヶ月を要しました。かつての輝きは失われ、ベンチにも座れない状況に甘んじています。そんな彼は今回のエドゥアルドの怪我に触れ、
「試合をテレビで見ていたが、彼がピッチに横たわった瞬間、冷や汗が湧き、直ぐに自分の怪我のことを思い出した。僕は泣きそうになった。本当にショックを受けている」
と語り、25日のうちにエドゥアルドに電話を入れたそうです。
「電話では彼を励まし、僕がどんな風だったか彼に色々と話した。あらゆる励ましが最も重要だ。僕が一番辛かった時に支えてくれた家族や友人、サポーターたちに感謝しているんだ」
とインタビューで振り返っています。二人の友情は怪我を通して更に強くなり、今ではこうしてエドゥアルドが支えられる立場になっているのです。
テイラーも謝罪でバーミンガムの病院を訪れようとしたものの、手術もあって面会できなかったと聞いていますが、いずれはエドゥアルドと会うことでしょう。事実、エドゥアルドはJutarnji-list紙の最新のインタビューでも
「もちろん、テイラーの謝罪は受け入れるつもりだ。彼に罪を着せることはない。人生はそんなものさ。サッカーではそのような事柄も起こるということなのだよ」
と語っています。
(写真内の黄色の囲み…上がエドゥアルド、下がブリャト)
元代表MFのミラン・ラパイッチ(34・写真)が23日、クロアチア二部リーグのトロギルと正式に契約を結びました。契約期間や年俸は明らかにされていませんが、「二部の選手としては最高水準の年俸ではあるものの現実的な枠内のもの」(ブルカン会長)とされています。
ハイドゥク時代はスポーツディレクターで、現在はトロギルの会長を務めるヴィンコ・ブルカンから背番号10のユニフォームを手にしたラパイッチは
「ハイドゥクとの交渉が物別れになるや、直ぐに私は友人のブルカンとの話し合いへと向かった。我々の長年に渡る友情が、トロギルへとやってきた第一の理由だよ」
とコメント。また彼を不要と考えたハイドゥクに対しては
「いずれハイドゥクには帰ってくるだろうが、クラブにいる奴らがあそこにいるかどうかだ。私は奴らがいないことを願っているよ。それはフロント、現場の全員に対してだ。クラブに起こりえる最悪なことを彼らは起こしてくれた。ハイドゥクは非常に悪い状況にあり、現在の状況が立ち直るにはまだ何年も必要だろう。しかし、唯一間違いないのは、決して私はハイドゥク相手にプレーはしないということだ。何年間もあの白いユニフォームを身にしてきたわけだからね」
と語っています。
トロギルはこの3年間で4部リーグから3部、そして現在は2部リーグまで上り詰め、現在は8位をキープ。一部との入替戦に挑める2位のフルヴァツキ・ドラゴヴォリャッツとは13試合残して勝点13引き離されているのですが、ブルカン会長はラパイッチがいればまだ狙える範囲だと考えているようです。またスタジアムが二部のクラブの基準に達せず、現在はハイドゥクの本拠地ポリュウド・スタディオンを仮として使っているのですが、
「トロギルがポリュウドでプレーするという事実も、このチームとサインすることを決めた理由の一つだった。ポリュウドでプレーすることは私にとって常に最大の楽しみであるからね」
と語るラパイッチは、次の日曜日に行われるフルヴァツキ・ドラゴヴォリャッツ戦で観客が多く訪れることを望んでいます。
ラパイッチは40歳まで現役でプレーすることを望んでおり、トロギルもラパイッチは長期に渡ってチームに貢献してもらうことを願っております。
クロアチアとスロベニアの親善試合が5月23日にマリボルで行われることで両方のサッカー協会が合意してましたが、ビリッチ監督が合宿地に近いリエカで試合を行いたいことと、両国間の感情のもつれから試合がエキサイトして怪我人が出るのを恐れ(建前上はスロベニアは強い相手と言っていますが)、スロベニアとの試合を避けたいことをメディアに言明。マリボルのスタジアム修復記念でクロアチアを招待しようと思っていたスロベニア・サッカー協会が嫌悪感を示し、直ぐに両サッカー協会が話し合いをしました。試合は8月20日に延期され、急遽、スロベニアに代わる対戦相手を探したところモルドバが同意。5月24日に親善試合を行うことが決まりました。両国間の対戦は初めて。会場は最終決定していませんが、ビリッチの希望通りリエカとなる予定です。

