2008年02月02日

ラパイッチがハイドゥクと交渉決裂/シルデンフェルドがベジクタシュに

DFディノ・ドゥルピッチのベジクタシュ移籍が思わぬ形で流れてしまった直後、ディナモ・ザグレブは代わりにDFゴルドン・シルデンフェルド(22・写真)を売却することが決まりました。移籍金は150万ユーロから200万ユーロの辺り。年俸は約60万ユーロと見られています。
シルデンフェルド
2年前のドゥルピッチの尻出し事件をメディアやサポーターが槍玉に挙げたことで、ベジクタシュのデミレロン会長は金曜朝にドゥルピッチを諦めることを正式通告。直ぐに彼はディナモが宿泊するトルコ・アンタルヤのホテルへと出向き、ディナモのマミッチ兄弟と話し合いを進めました。ディナモに加入したばかりのDF/MFイゴール・ビシュチャン獲得を希望したものの、それはディナモが拒否。しかしながら、当地での練習試合を見て気に入ったシルデンフェルドの交渉を進め、最終的には合意に至りました。ディナモはこの冬にビシュチャンとヘンクからDFトミスラフ・ミクリッチを獲得しており、センターバックのポジションの選手が5人と飽和状態になっていました。
スポーツ・ディレクターのゾラン・マミッチは
「ドゥルピッチのケースは我々全員にとって学ぶべきものだろう。世界はグローバルな村となってしまい、隠せられる情報などないのだよ。サッカー選手は自分の行動についてよく考え、振る舞いに注意しなくてはならないということだ」
と促しています。
一年前にシベニクから移籍し、冷静な守備でいきなりレギュラーとなったシルデンフェルドですが、今季の彼は不安定でして、コンビを組むドゥルピッチと共に欧州カップではゴールに繋がる致命的なミスを幾度か犯していました。
「夢を見ているかのようだよ。昨日までクロアチア・リーグでプレーしてて、今から百万人単位の熱狂的サポーターを抱えるビッグクラブに移籍するのだからね。頭の中はまだ整理がつかないし、コメントも普通のことしか思い浮かばないよ。ドゥルピッチ? 僕を祝福してくれたけど、長く話し合うまでは至ってないんだ。残念ながら人生にはそんなこともある。"暗くならなければ夜は明けない"と言うように....。家族と妻には連絡した。妻はイスタンブールでの生活に喜んでいるよ!」
とシルデンフェルドはコメントを残しています。この急展開な移籍劇を機に、ディナモのソルド監督はショックの大きいドゥルピッチとしっかり話し合いをすることを考えているようです。

ハイドゥク・スプリトが獲得を目指していた元代表MFミラン・ラパイッチ(34・写真)ですが、1日にイェルコフ新会長とラパイッチの両者間で話し合いが行われ、わずか1分で決裂に終わりました。
ラパイッチ今季は所属クラブを決めずにハイドゥクのユースでトレーニングを続けていた彼ですが、ハイドゥクにラパイッチが希望する条件は出せないと言われていました。代わりにスポンサーが直接年俸を払うとも報じられ、イェルコフ会長はラパイッチ獲得を希望していたのですが、現場のヤルニ監督、シュリャク・ゼネラルマネージャー、エルツェグ・スポーツディレクターらが前向きでないことを切り出すと、
「だったら、話し合いをする必要はないね」
と一言残して帰ってしまいました。昨年春にはスタンダール・リエージュでプレーするラパイッチに対して、当時のグルギッチ会長、ボクシッチ副会長、フィオレンティーニ・ディレクター、エルツェグ・スポーツディレクターの4人がハイドゥクへの復帰を説得した、という経緯があるだけに今回の方向転換には驚きを持たれています。希望する年俸に関しても法外なものではなく、現在のハイドゥクでは希望額以上の年俸を貰っている選手も事実いるそうです。ラパイッチに対してはリエカが交渉に入る姿勢でして、希望する条件に応えるつもりと報じられています。


レアル・ベティス所属のクロアチア代表MF/DFマルコ・バビッチに対してボルトンが移籍金320万ユーロの正式オファーを出したものの、650万ユーロを要求するベティスのフロントのために話が流れてしまいました。今季、ボスマン移籍でレバークーゼンから移籍したバビッチはクーペル監督の下で出番に恵まれず、またクーペル解雇のあとに来たチャパロ監督には起用されたものの、直ぐに怪我をしてしまい、現在は再びレギュラーから程遠い状態になってしまっています。


posted by 長束恭行 |11:44 | サッカーニュース | コメント(3) |
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