2008年01月26日

ハイドゥク・スプリト、ヴェルダー・ブレーメンとドロー

25日、ハイドゥク・スプリトが本拠地ポリュウド・スタディオンでドイツの強豪ヴェルダー・ブレーメンを迎えての親善試合を行いました。ヴェルダーは今季のチャンピオンズ・リーグ予備戦でディナモ・ザグレブと対戦していることから、この一年でクロアチアの二強と対戦したことになります。今年初のポリュウドの試合ということで12000人とまずまずの観客の入りでした。
スタメンは以下のようです。
ハイドゥク(4-4-2):GKヴァルヴォディッチ-DFペライッチ、ジヴコヴィッチ、トゥドール、フルゴヴィッチ-MFガブリッチ、アンドリッチ、ダムヤノヴィッチ、チェルナト-FWルカビナ、ヴェルパコヴスキス
ヴェルダー(4-3-1-2):GKヴィーゼ-DFパサネン、メルテザッカー、ナウド、トシッチ-MFヴラニェシュ、バウマン、イェンセン-ディエゴ-FWクラスニッチ、ローゼンベルク

ブシッチ開始30秒、ルカビナの右クロスから中央フリーのヴェルパコヴスキスがヘディングで合わせましたが、ボールはクロスバーに叩かれてしまいます。一方のヴェルダーは14分、ディエゴの縦パスをクリアしようとしたトゥドールが足元から崩れ、ボールを奪ったクラスニッチが左隅を狙いすましてシュートを決めて先制に成功します。腎臓移植から復活したクラスニッチですが、スプリトはクロアチア代表デビューを果たした縁の地でもあります。
その後もヴェルダーの支配が続きますが、26分、中央突破したヴェルパコヴスキスを背後から倒したナウドがレッドカード。これによりパワーバランスが入れ替わります。
後半48分、アンドリッチから右スペースのブシッチ(写真)にパスが通ると、突っ込むGKヴィーゼとのタイミングを上手く見計らってのシュートを決めて同点。出場機会にまったく恵まれなかったディナモ・キエフから戻ってきたブシッチは幸先良いデビューを果たしました。
その後は両チームが次々と選手交代をさせていく中、81分、17歳のハイドゥクの左SBヨジノヴィッチをクロアチア代表でもあるヴラニェシュがペナルティエリアで倒してしまいPK。これをバルトロヴィッチが決めて勝ち越しに成功します。
しかし、89分、ヴェルダーは左クロスからアルメイダがヘディングシュートを決め、2-2のドローで試合を終えました。


ティノヴィッチ試合後、ハイドゥクのヤルニ監督は
「10日余りの準備期間だったことを考えれば、部分的には満足はできるだろう。しかしある部分には満足していない。それは選手たちに伝えるつもりだ。とはいえ、テストは成功したといえる。一週間後にリーグが始まるヴェルダー相手に戦えたのだから。後半には来季の準備のためにも5人のティーンエージャーにチャンスを与えたよ。」
一方のヴェルダーのシャーフ監督は
「ハイドゥクには良い印象を出だした。しかし、彼らの問題は90分全体を通して同じリズムでプレーできないことだ」
と的確なコメントをしています。ヴラニェシュは印象に残った選手として16歳のMFマリオ・ティチノヴィッチ(写真)を挙げ、「よく走るし、サッカーを知っている。彼は大物になるだろう」と手放しに褒めています。ティチノヴィッチは攻撃的MFが本職ですが、FWもサイドもこなし、また両足とも同レベルにボールコントロールできるということで、モドリッチのような選手になることを期待されています。


ナポリへの移籍が秒読みとされていたハイドゥク・スプリト所属のDFミルコ・フルゴヴイッチ(写真右)ですが、ここにきてナポリがフルゴヴィッチではなくて他の左SBを求めることとなり、これまでの移籍話は流れてしまいました。ハイドゥクのスポーツ・ディレクター、トミスラフ・エルツェグ(元サンフレッチェ広島)は
フルゴヴィッチとヴラニェシュ「ナポリが合宿地のウマグまでフルゴヴィッチ目当てでやってきて、色々と話をしてきただけに、ナポリはフルゴヴィッチに関心があると勘違いさせられた。元から三人の選手候補の一人というだけで、移籍は実現しなかったのだよ」
とコメントしています。昨日のヴェルダー・ブレーメンとの親善試合でフランスのル・アーブルがフルゴヴィッチを視察しているものの、27日にはボスニア・ヘルツェゴビナ代表の一員として東京へ旅立つこともあり、以前から噂が上がっているジェフ千葉移籍が濃厚となってきました。ただ、Slobodna Dalmacija紙では「夏に移籍か」と報じています。もしハイドゥクに残留となった場合は、2月3日まで同代表MFダムヤノヴィッチと共に千葉でトレーニングし、2月3日に香港遠征しているチームと合流するそうです。


6月に欧州選手権を控えるクロアチア代表は、オランダ、スコットランドに続くテストマッチとして5月23日、スロベニアと対戦することが決まりました。開催地は決まっていませんが、試合はスロベニアで開催されることになっています。

(写真は協力関係にあるSport-netより)


posted by 長束恭行 |11:20 | サッカーニュース | コメント(0) |
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