2008年01月20日

ソルド、ディナモ監督に就任/選手が集まらないボスニア・ヘルツェゴビナ代表

ブランコ・イヴァンコヴィッチが辞任した後のディナモ・ザグレブの新監督として、今季ユースチームを指導していたズボニミール・ソルドが正式に昇格しました。
現役時代はクロアチア代表として、またシュトゥットガルトのカリスマ的な主将として活躍したソルドは
「ディナモのオファーは拒否できるものではない。ゾラン・マミッチ(スポーツディレクター)から連絡があるやいなや、家族とスキー旅行をしていたオーストリアから戻り、クラブ事務所で話合いをした。そしてトップチームを引き受けることに合意したのさ。細かい条件についてはのちのち合意するつもりだ。それに関しては問題はないだろう。」
とコメント。これまでトップチームの指導はなく経験不足は否めないソルドではありますが、サッカー指導者養成機関として有名なケルン体育大学で学んでおり、ブラジェヴィッチとトラパットーニの両監督を師と崇めています。
また過激な行動で波紋を起こすズドラヴコ・マミッチ副会長については
「私とズドラヴコとは長きに渡って知り合いだし、彼の問題に関しても話し合った。ただし、内容については私たちの間で留めておく。望まないこととはいえ、もしトラブルが起こった際には私がどう反応するかは分かっているよ。」
と述べています。16日からディナモはボスニア・ヘルツェゴビナのメヂュゴリエで合宿をスタートし、19日は初の練習試合(ゴシュク相手に3-0で勝利)をこなしました。23日まで当地に滞在し、その後はトルコで合宿を張る予定です。

ディナモのMFニコラ・ポクリヴァチュ(22・写真)にモナコがオファーを送ったものの、今季は不動のレギュラーとして活躍するポクリヴァチュをフロントは手放す考えはなく、移籍金280万ユーロものオファーを拒否しました。ポクリヴァチュは
ポクリヴァチュ
「もうディナモで1年経つが、何時まで僕がチームに残るかなんて誰が分かる? 今、移籍について考える必要はあんまりないよ。きっと新しいオファーがあるかもしれないし…。ディナモとの契約はまだまだ4年残っているのだから。クラブがオファーを拒否したことに失望したとは言えないけど、残念ではあるよね。モナコは欧州でも知られたクラブだし、誰もが移籍したいクラブだろう。」
と多少落ち込んだコメントを残しています。守備的MFとして中盤の広いエリアをカバーし、正確なロングパスを出せるポクリヴァチュは、初のクロアチア代表入りを今後の目標とすると明言しています。


フルゴヴィッチ
ジェフ千葉も関心を示していたハイドゥク・スプリトの左SBミルコ・フルゴヴィッチ(28・写真)にセリエAのナポリが急接近。ハイドゥクとナポリの間では既に移籍に合意し(移籍金約100万ユーロ)、残るはフルゴヴィッチとナポリとの交渉のみと報じられています。ナポリはウマグで行われた19日の練習試合にも視察に来ており、そこで一気に交渉を進めたようです。これまで半シーズンはレンタルとしてナポリでプレーし、夏に完全移籍の交渉を進めるというオプションもあるとも報じられており、その際のレンタル料は150万クーナ(約3200万円)とされています。
ハイドゥクは今季何度もゴールを守ってきたGKヴィエコスラフ・トミッチ(24)、トゥドール加入前はレギュラーだったボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFボリス・パンジャ(21)に戦力外通告しています。この二人はそれぞれ移籍金を払って昨年獲得し(25万ユーロと17万5000ユーロ)、まだ将来性が期待できる両者だっただけに疑問の残る通告となりました。
またロシア一部のルチ・エネルギアの新監督に就任した元ハイドゥク監督のゾラン・ヴリッチが、ハイドゥクからFWムラデン・バルトゥロヴィッチ(30)とMFダリオ・ダムヤノヴィッチ(26)の両ボスニア代表選手をエネルギアへと引っ張ることを画策しています。
またFWクレシミール・マカリン(21)は古巣のシベニクへとレンタルされることが決まっています。


3月26日、クロアチア代表はスコットランド代表とグラスゴーのハンプデン・パークにて親善試合を行うことが決定しました。これまではアイルランド、北アイルランド、ギリシャも候補として挙がっていました。ユーロ本大会まで4試合の親善試合をこなす予定で、5月23日or24日がまだ未定、5月31日はルクセンブルクかリヒテンシュタインが候補に挙がっています。

イランのセパハンの監督としてアジア・チャンピオンズリーグ準優勝を果たしたクロアチア人監督ルカ・ボナチッチが一方的に契約を解消し、UAEの強豪アル・ナスルと一年半契約を結びました。これまで年俸35万ユーロだったのが、アル・ナスルでは更に高い報酬を受け取ることになります。またセパハンは違約金として30万ドルをボナチッチに要求しています。
セパハンは後任監督として前ディナモ監督のブランコ・イヴァンコヴィッチに接触したものの、欧州での指揮を希望しているイヴァンコヴィッチはオファーを拒否しています。

1月30日に東京・国立競技場で日本代表と対戦するボスニア・ヘルツェゴビナ代表ですが、メホ・コドロ新監督が18人の代表メンバーが発表したのち、次々とクラブ側が選手の放出を拒否しています。1月30日そのものが国際Aマッチデイではないこと、所属クラブが試合を控えていたり、ウィンターブレーク中のキャンプを張っていることなどが要因となっています。
イブリチッチこれまでFWムスリモヴィッチ(アタランタ所属)、MFバイラモヴィッチ(シャルケ)、MFミシモヴィッチ(ニュルンベルク)、MFグルリッチ(デュイスブルク)、MFイブリチッチ(写真)とDFナダレヴィッチ(二人ともザグレブ)、MFメレティッチ(パルチザン)、DFバイッチ(コブレンツ)、DFパパッツ(レンジャース)、FWジェコ(ヴォルフスブルク)、FWサリホヴィッチ(ホッフェンハイム)、GKトーリャ(サバ・バタリー)、GKハサギッチ(ブユクセヒール)らが参加できない、もしくは参加が難しいことを表明しています。またDFベルベノヴィッチ(リテックス)はクラブの返事待ち。追加召集したMFヤヒッチ(アリス)もクラブが拒否。現時点では最初のリストで参加できるのは、ハイドゥクから移籍が濃厚なDFフルゴヴィッチ(ハイドゥク)、オフシーズンであるロシアからDFスパヒッチ(ロコモティーバ・モスクワ)、MFラヒミッチ(CSKAモスクワ)、MFクルニッチ(モスクワ)のわずか4人に限られてしまいました。
コドロ監督は代表メンバー発表時に
「このリストは最初のものとはいえ、クラブが選手を放出するかに掛かっている。最高のメンバーでプレーする必要があると思うが、状況によってはリストも手を加えるつもりだ。オプションとしては国内リーグの選手を呼ぶこととなる。」
と述べていたのですが、今後は一人もリストに選ばれなかった国内クラブの選手たちに協力を求めることになります。アシスタント・ディレクターのボリッチは代わりとなる選手リストが存在することを認めており、最初に発表したメンバーの全所属クラブの返事があるまでは発表しないとのこと。
またボスニア・サッカー協会会長のイリョ・ドミンコヴィッチは
「2ヶ月半前にこの試合に関する契約を結んだ。競技としての意味合いに加え、我々には経済的な意味合いも頭に入れていたのだ(日本サッカー協会から支払われる招待額は15万ユーロとも)。コドロとはいい話合いをしてきたし、コドロは我々のサポートがあるのだよ。」
と言っているわけですが、残された時間はそう多くなく、チーム一行は27日正午までにウィーンで集合し、14時の便で東京へと発つ予定です。



posted by 長束恭行 |18:57 | サッカーニュース | コメント(2) |
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