2008年05月23日
クロアチア代表、EUROに向けて始動/イヴァンコヴィッチ、ディナモ監督に復帰
クロアチア代表がユーロ本大会に向けて18日より始動しています。 初日にザグレブのホテル・シェラトンで行われた記者会見にてスラヴェン・ビリッチ監督(写真)は「とうとう始まるよ。全選手が健康なのは喜ばしいことだ。もちろんエドゥアルドは抜きにしてね。彼とは2日前に電話をした。ブラジルにおけるリハビリは素晴らしく進んでいるそうだ。ドゥドゥは期待以上に早くサッカーへと戻ってくるだろう」 と切り出し、大会に向けた最初の準備に関しては 「我々には3週間あるが、誰もが同じことをするものだ。ただし、準備とは特別なもの。選手の多くがこの春に適切な試合数をこなしたことは良いことだった。(最初のキャンプ地の)ロヴィニュではリフレッシュすると共に負荷を掛けていき、個人練習と全体練習をやっていく。12月に調子を爆発的に持っていくなんてことはなく、全ての要素において初戦の6月8日に最大限持っていかねばならないことは分かっている。だからこそ、最高レベルのコンディショニングコーチのミリェンコ・ラク氏を呼んだんだ」 とコメント。また大きな大会でクロアチアは連続してグループリーグ敗退していることに触れられると 「我々は常に理由や言い訳を探そうとする。本大会では適切な準備をしていなかったのは事実だ。体力的にも精神的にも代表はトップフォームになかった。例えば2002年の日韓W杯では精神的に落ちており、エクアドルを過小評価していた。2004年のユーロ・ポルトガル大会はイングランドが、2006年のドイツW杯はオーストラリアが我々よりずっと優れていた。 試合は4日置きに行われるが、移動が少ない分、シーズンよりは楽なものだ。巨大な義務と責任があるのは意識している。だが、全てにおいてバランスを求めていく。我々はリラックスした方が自分の力を全て出せるものだ」 と語っています。 初日は選手は7人しか集まらなかったものの、今では全員が合流。ロヴィニュでは23日までキャンプを張り、24日にリエカでモルドバと最初の親善試合を行います。 21日、ディナモ・ザグレブは来季の監督としてブランコ・イヴァンコヴィッチ(写真)と再び契約を結ぶました。契約期間は4年間です。
今年1月まで一年半ディナモを率い、国内リーグでは28連勝を含む36勝1分2敗。欧州カップや国内カップを含めれば46勝6分7敗という好成績を収めました。しかしながら、1月の室内選手権でハイドゥクに負けた際にズドラブコ・マミッチ副会長になじられ、辞表を叩きつけていました。その後はグルジアやガーナ、ブンデスリーガから監督のオファーを受けていたものの保留し、チャンスがあると見ていたクロアチア代表監督のポストもビリッチが契約延長したため、ソルドが去った後のディナモに落ち着いた、というわけです。年俸も以前よりアップしているそうです。 新監督のイヴァンコヴィッチは 「この先4年の監督になることに合意した。決意するまでは困難だったのは当たり前だよ。しかし、合意を現実のものにしたいという両者の希望があったのは事実。これほど早くに戻ってくるのを期待してなかった。それは認めねばならない」 とコメントしています。またマミッチ副会長は 「イヴァンコヴィッチを指名することに反対はなく、誰もが一致した意見だった。クラブの安定を欲しているし、意義ある決定だったと我々は考えている。この先4年間は欧州内で大きな上昇を成し遂げられるものだと思っているよ」 と語り、更に 「今日は私の人生において最も幸せな日の一つだ。とりわけスポーツの仕事においてね。イヴァンコヴィッチの仕事ぶりを私が愛していることは秘密でも何でもない。突然に彼が我々のクラブを去ってから今日までは、まるで片手を失った人間であるかのような気分だった。あのような事件は人生で一度しか起こらないはずだ」 と多少は1月の事件に反省を示しているようです。 またディナモは今季までオリンピアコスに所属していた元クロアチア代表GKトミスラフ・ブティナ(34)と契約を結ぶことが明らかになっています。 5年前まではディナモでプレーし、サポーターのBBBから特別な愛情を持たれていたブティナですが、このほどオリンピアコスとの契約を解除。23日にも契約を結ぶと言われています。 その一方で、今季の守護神ゲオルグ・コッホは来季の残留を表明したことで、マミッチ副会長とまずい関係になっています。4月にコッホはスポーツディレクターのゾラン・マミッチに退団を打ち明け、それをメディアにリークしたところ、コッホ本人はメディアに対して退団を否定。これにはマミッチ副会長が激怒し、 「我々は残留をお願いしたのに、契約を解除したいと言ってきたのはあいつだ。ペーパーと一緒に違約金の85000ユーロを支払おうじゃないか。考えてくれ。あいつは全てを望んでいやがる。もしチームに残ろうとするなら、ロコモティーバ(ディナモと提携する3部のクラブ)にレンタルしてやろう。そこで泥にでもまみれやがれ。我々は完全な信頼をコッホに対して持っていたのに、こんな馬鹿げたゲームをあいつがしなければ、ブティナを連れてくる必要などなかった。もうコッホに興味はない。我々の目の前で嘘をつき、操作しようとした人間などと協力を結ぶわけがない」 とぶちまけています。
ディナモのDFフルヴォイエ・チャレ(23・写真)がトルコのトラブゾンシュポールに移籍しました。移籍金は300万ユーロとされ、契約は4年間となります。 2年前にビリッチが代表監督に就任した際にはA代表にも声が掛かるほどの有望株だったのですが、身体能力の高さの割には戦術理解や精神面に脆さが見られ、残念ながらサポーターの信頼が著しく低い選手でありました。トラブゾンシュポールはここ最近、クロアチア・リーグの選手を物色しており、その中でチャレに注目したようです。チェレは契約の後、 「トラブゾンでプレーしたヴグリネツが僕を励ましてくれた。トルコの枠内ではディナモと同じほど大きなクラブだとね。イスタンブールほど巨大ではない都市に行くのは分かっているけど、これがプロフェッショナリズムだ。僕にとって最も重要なのは、兵隊のようなサポーターを抱えた良いクラブであり、野心があるクラブということだ」 とコメントしています。 17日、21日とクロアチア・リーグの一部・二部入替え戦が行われました。一部11位のインテル・ザプレシッチと二部2位のフルヴァツキ・ドラゴヴォリャッツとの間でホーム&アウェーによる戦いは、インテル・ザプレシッチの勝利。ドラゴヴォリャッツは悲願の一部復帰にまたして失敗してしまいました。 初戦はインテルがホーム。51分にインテルのFWグーリッチが20mの直接FKを決めると、59分にはFWヴィドヴィッチのクロスからFWシヴォニッチが押し込んで2-0で勝利しました。試合後にはドラゴヴォリャッツはロキッチ監督が責任をとって辞任。そして迎えた第二戦、34分にインテルのDFクルズナールがレッドカードで退場し、ドラゴヴォリャッツにチャンスが芽生えたものの、52分にはFWクリジャノヴィッチがPKを失敗。スコアレスドローに終わり、トータルスコア2-0でインテルに軍配が上がっています。
posted by 長束恭行 |15:42 |
サッカーニュース |
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「とうとう始まるよ。全選手が健康なのは喜ばしいことだ。もちろんエドゥアルドは抜きにしてね。彼とは2日前に電話をした。ブラジルにおけるリハビリは素晴らしく進んでいるそうだ。ドゥドゥは期待以上に早くサッカーへと戻ってくるだろう」
と切り出し、大会に向けた最初の準備に関しては
「我々には3週間あるが、誰もが同じことをするものだ。ただし、準備とは特別なもの。選手の多くがこの春に適切な試合数をこなしたことは良いことだった。(最初のキャンプ地の)ロヴィニュではリフレッシュすると共に負荷を掛けていき、個人練習と全体練習をやっていく。12月に調子を爆発的に持っていくなんてことはなく、全ての要素において初戦の6月8日に最大限持っていかねばならないことは分かっている。だからこそ、最高レベルのコンディショニングコーチのミリェンコ・ラク氏を呼んだんだ」
とコメント。また大きな大会でクロアチアは連続してグループリーグ敗退していることに触れられると
「我々は常に理由や言い訳を探そうとする。本大会では適切な準備をしていなかったのは事実だ。体力的にも精神的にも代表はトップフォームになかった。例えば2002年の日韓W杯では精神的に落ちており、エクアドルを過小評価していた。2004年のユーロ・ポルトガル大会はイングランドが、2006年のドイツW杯はオーストラリアが我々よりずっと優れていた。
試合は4日置きに行われるが、移動が少ない分、シーズンよりは楽なものだ。巨大な義務と責任があるのは意識している。だが、全てにおいてバランスを求めていく。我々はリラックスした方が自分の力を全て出せるものだ」
と語っています。
初日は選手は7人しか集まらなかったものの、今では全員が合流。ロヴィニュでは23日までキャンプを張り、24日にリエカでモルドバと最初の親善試合を行います。
21日、ディナモ・ザグレブは来季の監督としてブランコ・イヴァンコヴィッチ(写真)と再び契約を結ぶました。契約期間は4年間です。
今年1月まで一年半ディナモを率い、国内リーグでは28連勝を含む36勝1分2敗。欧州カップや国内カップを含めれば46勝6分7敗という好成績を収めました。しかしながら、1月の室内選手権でハイドゥクに負けた際にズドラブコ・マミッチ副会長になじられ、辞表を叩きつけていました。その後はグルジアやガーナ、ブンデスリーガから監督のオファーを受けていたものの保留し、チャンスがあると見ていたクロアチア代表監督のポストもビリッチが契約延長したため、ソルドが去った後のディナモに落ち着いた、というわけです。年俸も以前よりアップしているそうです。
新監督のイヴァンコヴィッチは
「この先4年の監督になることに合意した。決意するまでは困難だったのは当たり前だよ。しかし、合意を現実のものにしたいという両者の希望があったのは事実。これほど早くに戻ってくるのを期待してなかった。それは認めねばならない」
とコメントしています。またマミッチ副会長は
「イヴァンコヴィッチを指名することに反対はなく、誰もが一致した意見だった。クラブの安定を欲しているし、意義ある決定だったと我々は考えている。この先4年間は欧州内で大きな上昇を成し遂げられるものだと思っているよ」
と語り、更に
「今日は私の人生において最も幸せな日の一つだ。とりわけスポーツの仕事においてね。イヴァンコヴィッチの仕事ぶりを私が愛していることは秘密でも何でもない。突然に彼が我々のクラブを去ってから今日までは、まるで片手を失った人間であるかのような気分だった。あのような事件は人生で一度しか起こらないはずだ」
と多少は
ディナモのDFフルヴォイエ・チャレ(23・写真)がトルコのトラブゾンシュポールに移籍しました。移籍金は300万ユーロとされ、契約は4年間となります。
2年前にビリッチが代表監督に就任した際にはA代表にも声が掛かるほどの有望株だったのですが、身体能力の高さの割には戦術理解や精神面に脆さが見られ、残念ながらサポーターの信頼が著しく低い選手でありました。トラブゾンシュポールはここ最近、クロアチア・リーグの選手を物色しており、その中でチャレに注目したようです。チェレは契約の後、
「トラブゾンでプレーしたヴグリネツが僕を励ましてくれた。トルコの枠内ではディナモと同じほど大きなクラブだとね。イスタンブールほど巨大ではない都市に行くのは分かっているけど、これがプロフェッショナリズムだ。僕にとって最も重要なのは、兵隊のようなサポーターを抱えた良いクラブであり、野心があるクラブということだ」
とコメントしています。
17日、21日とクロアチア・リーグの一部・二部入替え戦が行われました。一部11位のインテル・ザプレシッチと二部2位のフルヴァツキ・ドラゴヴォリャッツとの間でホーム&アウェーによる戦いは、インテル・ザプレシッチの勝利。ドラゴヴォリャッツは悲願の一部復帰にまたして失敗してしまいました。
初戦はインテルがホーム。51分にインテルのFWグーリッチが20mの直接FKを決めると、59分にはFWヴィドヴィッチのクロスからFWシヴォニッチが押し込んで2-0で勝利しました。試合後にはドラゴヴォリャッツはロキッチ監督が責任をとって辞任。そして迎えた第二戦、34分にインテルのDFクルズナールがレッドカードで退場し、ドラゴヴォリャッツにチャンスが芽生えたものの、52分にはFWクリジャノヴィッチがPKを失敗。スコアレスドローに終わり、トータルスコア2-0でインテルに軍配が上がっています。

