2008年04月23日

クロアチア代表を起用した広告特集

ユーロ本大会が近づき、国内はクロアチア代表を起用した広告が増えてきました。
今日はそんな特集をしてみましょう。

ビール好きのクロアチア人にとって、長くメインスポンサーとなっているのが「Ozujsko Pivo」(オジュイスコ・ピーヴォ)。日本にとっては「キリン」みたいなものでして、かつてはクロアチア・リーグの冠スポンサーにもなっていました。彼らのユーロ・バージョンのCMはこれです(中央の動画をクリック)。
ちなみに最近は選手が入ったラベルも登場(写真)。500ml瓶にはクラニチャール(左)、1lペットボトルにはモドリッチ(右)が起用されています。

オジュイスコ
ちなみにオジュイスコのライバルメーカーは「Karlovacko」(カルロヴァチュコ)。彼らはクロアチア・サッカー協会とスポンサー契約を結んでおらず選手起用はできないのですが、大きな大会が近づくと毎回コミカルなサッカーCMを作成します。二年前には日本人にクロアチア国歌を間違えながら懸命に歌うというCMを作り、インパクトは高く、評判は良かったとはいえ、一部の苦情を受けて国営放送が直ぐに放映中止した、なんてこともありました。しかし、しっかりYoutubeには上がっており、ここで見ることができます。ちなみに熱唱しているのは当時の日本人留学生だと聞いています。日本人が少ない国だけに私に声が掛かる可能性は十分あったのですが、彼ほど役にはハマりきれません(苦笑) ナイスキャストだったと思います。  昨年からスポンサーになったのはオシエクの石鹸会社「SAPANIA」(サポニア)。今年2月6日にスプリトで行われたオランダとの親善試合の前に、選手たちを起用してスプリト旧市街に近い広場でCMを撮影しました。場所がスプリトだけに、ハイドゥクでプレーしたスルナやプレティコサがいい役をもらっています(ここからダウンロードが可能)。 しかし、オランダとの試合は0-3で完敗。ビリッチ監督はスポンサーのCM撮影が選手の調整の邪魔になっていると苦言を呈しました。 それにもかかわらず、一ヶ月半後に行われたグラスゴーでのスコットランド戦を前にサッカー協会がやらかしてしまいます。3月25日の記事にも書いていますので引用すると


しかし、そのビリッチを欺くかのような問題が発生しています。クロアチア代表一行は24日、スコットランドとの親善試合が行われるグラスゴーに入りました。しかし、代表スポンサーのCM撮影のため、モドリッチ、ペトリッチ、チョルルカ、ヴコイェヴィッチ、シミッチらが他のチームメイトより長くザグレブに居残ることになり、また飛行機の遅れもあってグラスゴーでの合同練習に参加できず。他にも合流遅れや怪我もあって、合同練習に参加したのはわずか6人。これにはビリッチ代表監督もおかんむりで、
「オランダ戦の前にもスポンサーのせいで時間が割かれ、我々が罰せられることになった。そして今回もまただ。ここへは練習と試合をするためにやってきたんだ。子供にセルティックのジャージを買うためにスコットランドにいるんじゃないんだよ! 我々からは欧州王者を要求している割には、アンドラのレベルでしか機能していない」
とバッサリと協会批判をしています。


そこまでして撮影されたCMは、昨年からスポンサーとなったクロアチア最大のマーケットチェーンの「KONZUM」(コンズム)社。つい最近からテレビでも放送されるようになりました。このCMのツボは左足にギブスをつけながらテレビの前で応援するエドゥアルド。上の二つのCMでも主役級をもらっていたエドゥアルドですが、いずれも骨折事故の前に撮影されたものでした。ですので、このCMが最新だと分かってもらえるでしょう。


スポンサー広告による活動の制約に文句を言うビリッチ監督も、会社にとっては広告に是非欲しい存在。例えば、最近は「CONVERSE」の看板広告に彼が起用されるようになりました(左から二番目がビリッチ監督)。

コンバース
ユーロのメインスポンサーである「MASTERCARD」の広告には、アサノヴィッチ、プロシネチュキ、ユルチェヴィッチといったコーチ陣と共にビリッチ監督が戦術盤を前にサポーターを指示しています(写真)。そして定番の文句といいますと… 「俺たちの仲間と一緒に過ごす時間-プライスレス」
マスターカード
さらにRawbauというプロのメタルバンドでギタリストを務めているビリッチ監督は、自ら作詞・作曲したというサポーターソング「Vatreno ludilo」(炎の狂気)を発表。19日には故郷スプリトでMTVを撮影しました。それを報じるニュースはこちら(その1その2)。またこちらは上から一般人が撮影した映像です。 ビリッチの友人であり、サッカー協会の広報担当を務めるダヴォール・ガヴラン氏もプロのロッカーだったりするので、音楽活動には理解を示しているのかもしれません(笑) クロアチア・サッカー協会とスポンサー契約を結ぶ会社は実に19社。これは増加傾向にあり、ここでは紹介し切れなかった広告もあります。階段でモドリッチとニコ・コヴァチに応援用の太鼓を運ばせたり、アイスクリームを食べるモドリッチに子供が色々とねだったり、と何でもござれ。この企画、好評ならばいずれ第二弾もやりたいものです。


posted by 長束恭行 |00:20 | サッカーコラム | コメント(3) |
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この記事に対するコメント一覧
クロアチア代表を起用した広告特集

なかなか動画が動いてくれなくて弱りました。わたしのパソコンのせいかなぁ。
「俺たちの仲間と一緒に過ごす時間――プライスレス」
あのメンバーでこのセリフはカッコよすぎますよ。
連続ものにして、1回ごとにゲストが来るとおもしろいですね。
ボバン、ボクシッチ、ヤルニ、シュケル…。まだまだ候補がいますねえ。

第二弾も期待してます!

posted by 由比彰紀 | 2008-04-23 04:49

クロアチア代表を起用した広告特集

 こんにちは! 
 このシリーズ、いいですね、是非続けてください!!
 マスターカードのプライスレスにはかなりうけました♪

posted by yuki | 2008-04-23 07:58

クロアチア代表を起用した広告特集

はじめまして。広告特集おもしろかったです。
苦情を言いつつも、出演すれば誰よりも様になるビリッチ(笑)。
モドリッチのアイスクリームの宣伝も見たいなあ。
第2弾もよろしくです!

posted by esoj | 2008-04-27 02:06

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