2010年01月11日

ディナモ・ザグレブがリヨンとDFロヴレン移籍に合意

冬のクロアチアの移籍マーケットで話題の中心となっているディナモ・ザグレブのDFデヤン・ロヴレン(20・写真)ですが、ディナモとリヨンの間で合意に達したと報じられました。
nogomet-135129.jpg前回のニュースでは、ディナモのマミッチ副会長が提示額に見合わないとしてオファーを拒否したとお伝えしましたが、ロヴレン獲得を諦めなかったリヨンが提示額を上げたらしく、その額は1000万ユーロ(一部報道は800万~850ユーロ)と言われています。

マミッチ副会長はスキー旅行のため、今日にもディレクターのダミール・ヴルバルヴィッチがリヨンに渡って細かい条件の部分を詰めてくる予定で、今週中にはロヴレンもリヨンに渡ってメディカルチェックとサインの運びとなります。リヨンのGMファッチョーリとヴルバノヴィッチは欧州クラブ委員会(ECA)を通しての知人関係ということもあり、ヴルバノヴィッチを交渉窓口としてロヴレンの性格や振舞いなども細かく調査を続けていました。ピッチ上のロヴレンは激情家とはいえ、普段は至って好青年であり、ヴルバノヴィッチも太鼓判を押しての移籍実現となったわけです。

リヨン移籍が合意に至ったことを耳にしたロヴレンは"まだサインするまではディナモの選手だ"と前置きした上でこう語っています。
「ハッピーさ。なぜハッピーじゃないと言えるんだね! リヨンはビッグクラブだし、僕自身、特別に敬意を払っている伝説的なフランスのクラブだ。あのようなクラブでプレーすることは特権だよ。僕に対してトットナムやその他の名門が関心を示してくれたことには興奮しているよ」
これまでチョルルカが21歳、モドリッチが22歳、エドゥアルドが23歳で移籍したことを考えれば、近年のディナモでは最も若くして国外の有力クラブに移籍した選手となります。フランス語は新たに勉強しなければなりませんが、リヨンには言葉が通じるボスニア人のMFピヤニッチが在籍していることもあり、馴染みやすい環境とも言えましょう。


ディナモは新戦力として、インテル・ザプレシッチのブラジル人FWルイス・パウロ・イラーリオ・"ドドー"(22・写真)を獲得。9日に5年半契約にサインしました。移籍金は40万ユーロとされています。
nogomet-135130.jpgドドーはエドゥアルド・ダ・シルヴァと友人関係にあり、一年前にエドゥアルドに代理人を紹介してもらってクロアチアへと渡ってきました。クロアチア・セスヴェッテのテストは不合格、NKザグレブにはテストすら断られ、最終的にはインテル・ザプレシッチに入団。昨季は13試合で5得点1アシスト、今季は17試合で4得点4アシストの結果を残し、晴れてディナモ入団となりました。
サインを結んだドドーは
「ドゥドゥ(エドゥアルドのニックネーム)は偉大な選手だし、素晴らしい人物だ。けれども僕はドゥドゥじゃない。僕はドドーだ! 僕はドゥドゥよりも優れた選手になるよ!」
と野望を述べています。バネのあるスピードだけでなく、ディフェンスにも抜かりないFWで、ディナモとしては即戦力とは期待してないものの、いずれは化ける存在になると期待しています。


posted by 長束恭行 |19:11 | サッカーニュース | コメント(9) |
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
ディナモ・ザグレブがリヨンとDFロヴレン移籍に合意

コメント投稿者ID :

長束様、今年も宜しくお願い致しますm(_ _)m

ロブレンはリヨン移籍ですか。いずれは国外へ引き抜かれる逸材だと思ってましたが…予想外に早かったという感じです。
マンジュキッチを昨年の夏に売らなかったことを反省しているのでしょうか。マンジュキッチの値段は残念ながら暴落してるみたいですね。昨年の夏に売っていれば…という感じでしょうか。昨夏本人も非常に出たがっていたみたいですし…いまさら、もう値段が上がることはないでしょうね。

クロアチア・ザグレブ時代にチャンピオンズ・リーグの本戦に出れた補強の仕方が(国内リーグの他クラブから良い選手をかき集める)やっぱり正しいんじゃないでしょうか…個人的にはそう思います。

ハイドゥクはそのやり方でも失敗してますけど(笑)(^_^;)

posted by ボクシッチ | 2010-01-12 00:54

ディナモ・ザグレブがリヨンとDFロヴレン移籍に合意

コメント投稿者ID :

> ボクシッチさん
こちらこそ今年も宜しくお願いします。

私もロヴレンは早い移籍だと思います。A代表の試合に出場し、" 箔"がついたのも原因でしょうね。ディナモがここ数年で選手を高く売却できるのは本人の実力はともかく、代表召集との関連は否めず、それだけにマミッチとビリッチの二人の関係はすこぶる良いんですよ。この前、一緒にテレビ出演した際も、マミッチがビリッチ批判の批判を声を大にしてしてました。

話は逸れましたが、これだけの金額で売れたのならばディナモにとっても万々歳でしょうヴィーダ獲得に急ぐようで、個人的にはヴィーダの方が伸びしろがあると見ています。

マンジュキッチは売り損ねましたね。マンジュキッチを視察にきたはずが、ロヴレンやトメチャク、バデリの方に関心を持つクラブが多いようです。マンジュキッチは独りよがりのプレーが多く、あれでは敬遠したいのも分かります。ここ最近のディナモはユース整備を急速に進めており、ロコモティーバをディナモBとして活用することで、興味深い選手が次々と現れています。例えば、17歳の右MF/DFヴルサリコはスルナを越える逸材だと評価されていますよ。

ハイドゥクは外から連れてきた選手に年俸を払いすぎたことで嫉妬が生まれ、チームバランスが崩れたのが良くなかったですね。株式化したことでチーム運営に口出しする経営陣が増えたのも、戦力にアンバランスを生み出した原因とされています。ベテラン中心に給与削減を進めるようですが果たして、といったところです。そんな中、2部のモソールをハイドゥクBとして活用することに決め、ディナモと同じ路線を走るようですよ。

posted by 長束恭行 | 2010-01-12 16:51

ディナモ・ザグレブがリヨンとDFロヴレン移籍に合意

コメント投稿者ID :

長束様、レスありがとうございますm(_ _)m。

ところでクロアチアサイトで『ロヴレンが850万ユーロでヴィーダが150万ユーロ??』という題名の記事を内容はよくわからないですが見たように思います。ロブレンとヴィーダにそれだけの差はないと思います。A代表のキャップ数があるかないかだけぐらいで…。オシエクはそんな破格の値段ではディナモがヴィーダを獲得出来ないようにする…とか…。あまりよくわかりませんが…。もしそんな金額でディナモにヴィーダを手放せばオシエクのサポーターのコホルタもフロントがそんなことでは怒るのではないでしょうか…。マミッチのことですから、150万ユーロで買って850万ユーロで売ろうとしているのではないでしょうか。

個人的な考えですが昨夏のマンジュキッチのように気持ちがすでに国外に向いている選手に良いオファーがあった場合は、少しでも選手の意向に沿った決着をつけて欲しいと思っています。気持ちよく国外へ挑戦させてあげて欲しいところです。マンジュキッチの場合はもうクロアチア国内にとどまってもあまり得るものはないのでは…。国外へ挑戦してレベルアップすべき時だと思いますので、今冬に手放してあげて欲しいと思ってしまいます。国内にはドンドン良い若手が育ちつつあるみたいですし。

またまた私の感想を勝手に書かせてもらいまして、すいません。(^_^;)私的にはやはりクロアチア人選手がヨーロッパのビッククラブや有力リーグで活躍しているところを見たいという願望が恐ろしく強いのです(^_^;)

posted by ボクシッチ | 2010-01-12 23:59

ディナモ・ザグレブがリヨンとDFロヴレン移籍に合意

コメント投稿者ID :

> ボクシッチさん
オシエクの主張もそこですよね。「なぜロヴレンが850万ユーロで売っておきながら、ヴィーダを150万ユーロで買えると思っているのか」と。両者を比較しても実力はそう変わらない、なんて記事も出ています。
http://sportske.jutarnji.hr/index.php?cmd=show_clanak&clanak_id=17042
しかし、オシエクが選手に何ヶ月も給与が払えないほど財政難なのは誰もが承知ですし、フロントは早急に資金を捻出しなくてはなりません。妥協策として、ディナモが次のクラブに売却した際、移籍金のうち幾らかをオシエクに譲渡するというオプションをつけるはず。ディナモを通した方が好オファーが来ることは間違いないので、選手本人、ディナモ、オシエクの三者が得をする移籍となるはずです。ヴィーダの代理人ツヴェトコヴィッチは選手時代からディナモと関係の深い人物ですし(そしてマンジュキッチやシヴォニッチの代理人も務めています)、現時点で国外オファーは夏以降と見られています。コホルタはヴィーダのディナモ移籍が既成事実かのように報道されることへの批判声明を出したようですが…。
ただし、結局のところは本人の活躍次第とも言えます。ディナモで失敗したプラニッチやリュボイェヴィッチのようなケースもありますし…。プラニッチを半年でヘーレンフェーンに売却したのはディナモフロントの失敗でしたが、そこからバイエルンに行くまでヘーレンフェーンで活躍したプラニッチは天晴れです。ちなみにリュボイェヴィッチはこの冬からザグレブに加入することになりました。ヘンクでは怪我に泣かされましたが、ハートに問題を抱えた選手でしたね。

マンジュキッチに関してですが、私はそこまで彼を買ってないんですよ。彼もまたハートに問題を抱えた選手です。彼のため、ではなく、チームの雰囲気を維持するために彼を売却すべきだと考えています。ただし、オファーがなくては仕方がありません。選手の素行も獲得の際の基準になりますからね。ヴォルフスブルクがジェコを売却できれば移籍金を捻出可能、とも言われていますがどうでしょう。

しかし、移籍がロシアやウクライナばかりだった数年前を考えれば、クロアチア選手は欧州において再評価される時代が来ましたね。ビリッチ監督率いる代表チームの活躍との結びつきは必ずやあるはずです。今の世代が最高潮に来ているたけに、重ね重ねワールドカップの予選敗退が悔やまれるところです。

posted by 長束恭行 | 2010-01-13 16:41

ディナモ・ザグレブがリヨンとDFロヴレン移籍に合意

コメント投稿者ID :

長束様、再度レスありがとうございますm(_ _)m。

説明して頂き助かります。詳しいことは私には全くわかりませんので、凄くありがたいです。ボクシッチ、スーケル、ボバンなど欧州のビッククラブで主力だった時代に少しでも近づいてくれたら…という願望があります(笑)。おっしゃる通り、ロシア、ウクライナへの移籍が主流だった時代からは明らかにタレントの質は上がっていますよね。西欧のビッククラブが注目する選手が増えて、それだけに私も今度のワールドカップ楽しみでしたが…残念で仕方ありません。

posted by ボクシッチ | 2010-01-13 23:32

ディナモ・ザグレブがリヨンとDFロヴレン移籍に合意

コメント投稿者ID :

あけましておめでとうございます。いつも楽しみに拝見しております。
クロアチアサッカー関連で気になることがあったので、記事違いかもしれませんが、質問させてください。
まず、韓国の全北現代です。このチームは今年ACLに出て鹿島アントラーズと対戦するので、選手の移籍動向に注目していましたが、クロアチア人FWロブレック(LOVREK)を獲得したみたいです。どのような選手か御存知ですか?Jリーグはブラジル人ばかりなので、東欧系FWの獲得に少し嫉妬しております。
あと、サンフレッチェ広島が東欧系のFWの獲得を検討しているらしいのですが、クロアチアでは何か動きはありますでしょうか?

posted by ドスティ | 2010-01-15 00:55

ディナモ・ザグレブがリヨンとDFロヴレン移籍に合意

コメント投稿者ID :

> ドスティさん
はじめまして。いつもご覧になって頂いてありがとうございます。

クロアチア紙でもクルノスラフ・ロヴレクが韓国のクラブに移籍するとは報じられていたものの、まだクラブ名が明らかにされていなかったので、ドスティさんの書き込みで初めて全北現代だと知りました。確認したところ、クロアチアでも今日、報道されておりました。

ご存知かもしれませんが、彼は2004年にセレッソ大阪でプレーした「ロブレク」です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%AF
セレッソでは怪我もあって不成功に終わりましたが、2007/2008シーズンはザグレブでシーズン前半の得点王に。しかしウィンターブレイクにあった室内選手権で前十字靭帯損傷してしまい、デポルティーボ・ラコルーニャへの移籍をフイにしたことがあります。
その後は2008年夏にトルコのエスキセヒルシュポールに移籍したものの出場機会に恵まれず、昨年に帰国。ザグレブの復帰を進めたものの、未払給与に関する問題が残されたために契約解除に手間取り、半年が過ぎてしまいました。
待ちに待ち続けたザグレブも彼のことを諦めた中、彼の代理人が韓国とパイプのあるブランコ・フチカ(元蔚山現代、湘南ベルマーレ)のため、彼主導で韓国の移籍が進められたことになります。

タイプとしては、昔はサイドに流れたりする動きのあるFWでしたが、骨折やセレッソでの失敗なども経験したのち、ゴール前における泥臭い点だけでなく、正確なミドルレンジのシュートも放つなど頼れる存在になってきました。ただし、2年ほどのブランク後、今は果たしてどうなのか、といったところです。

サンフレッチェ広島がクロアチアの選手を獲得する話は聞いてませんが、2月のトルコキャンプでディナモ・ザグレブとヴァルテクス・ヴァラジディンと対戦します。もし気になった選手があれば接触もあるかもしれませんね。

posted by 長束恭行 | 2010-01-15 08:01

ディナモ・ザグレブがリヨンとDFロヴレン移籍に合意

コメント投稿者ID :

長束さん、早速のご返事、ありがとうございます。
ロブレク、知りませんでした。日本にいたんですね。本当にヨーロッパ系の選手、特にFWは活躍しているイメージがないんです。Jの開始当初はよく活躍している姿を見たんですが、今はストヤノフ、ミキッチ、ヨンセンだけです(だと思います)。彼が韓国でどのようになるかは分かりませんが、活躍してほしい気持ち半分、ACLで対戦しますからフィットしてほしくない気持ち半分ですかね。
サンフレッチェに関しては、攻撃時に3-6ー1、守備時に5-4-1で4バック主流のJで少し異質なサッカーをしますので、獲得するなら、早めに合流してほしいですね。怪我がちで実力を発揮できなかったユキッチやダバツの二の舞にならないように。
これからも更新を楽しみにしております。よろしくお願いします。

posted by ドスティ | 2010-01-15 12:44

ディナモ・ザグレブがリヨンとDFロヴレン移籍に合意

コメント投稿者ID :

> ドスティさん
ヨーロッパの選手は成功するかどうかのリスクが高い分、今のJリーグはブラジル人の使い回し傾向が顕著でありますよね。

Jリーグでプレーした様々なクロアチア人にインタビューをしましたが、家族を含めて誰もが苦しむのがノスタルジーです。同国人をそうそう見つけられないし、日本人選手との距離感も幾らかあります。その点、ブラジル人や韓国人は自らのコミュニティを日本社会で見つけられる分、馴染みやすいというのは一理あるでしょうね。

サンフレッチェは、かつて在籍していたエルツェグが現在は代理人事業をしており、斡旋をしているようです。信用できるルートを持っている分、他のクラブとは違ってクロアチアの選手を引っ張って来れるはずですよ。

posted by 長束恭行 | 2010-01-15 17:03

コメントする

「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。

※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
  例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」

※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
  例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」