2009年12月16日
トットナム・ホットスパーに集結するクロアチア代表/夏にはGKプレティコサの加入が濃厚
プレミア・リーグのトットナム・ホットスパーは、クロアチア代表のMFルカ・モドリッチ、MFニコ・クラニチャール、DFヴェドラン・チョルルカの3人が所属することから、クロアチア国内では冗談めかして「Crottenham」と呼ばれています。ハリー・レドナップ監督はクロアチア選手好きを公言しており、FWマリオ・マンジュキッチやDFデヤン・ロヴレン(共にディナモ)の獲得の噂も挙がっている中、今週月曜日に具体的に一人の選手の移籍話が進められました。それはGKスティペ・プレティコサ(30歳、スパルタク・モスクワ所属)です。クロアチア代表79キャップを数えるプレティコサは、プレミアでのプレー願望がとりわけ強い選手として知られるのですが、2005年、2006年とフルハム移籍に合意しながらも英国労働ビザ取得の基準だった「直近2年の代表公式戦70%出場」を怪我による代表離脱もあってクリアできず。今年からロシア・リーグの外国人枠が狭まった関係でスパルタクのカルピン監督からレギュラーを外される中、今年8月にトットナムへのレンタル移籍で三者合意に至ったものの、サイン直前のチーム練習で膝の十字靭帯を断裂してしまい、全治6ヶ月の大怪我を負ってしまいました。 運に恵まれず、その後は一人黙々とリハビリを続けていたプレティコサ。すると、控えGKのクディチーニが交通事故に遭い、新たなGKを探しているトットナムが再びプレティコサの代理人マルコ・マレティリッチと接触。スパルタク・モスクワの許可を取り、月曜日にプレティコサをロンドンへ呼び寄せてメディカル・チェックをしました。 復帰が来年の2月下旬にずれ込むため、トットナムは直ぐに獲得は行わないものの、レドナップ監督との話し合いは30分ほど続き、別れ際に「夏にまた会おう」と言ってくれたとのこと。プレティコサ本人も 「今回のロンドン訪問はトットナム側の主導によるものだ。復帰が可能な時期に関しては僕もオープンに語ったよ。彼らは手術した膝の現状を確認したかったらしく、来年夏の僕の獲得に関して真剣に考えてくれている。これは僕にとって大きな自信につながるし、プレミアでのプレーを実現させるために激しい練習を続けていくモチベーションとなるのさ」 と刺激を得たようです。移籍金は100~200万ユーロと高くなく、クロアチアのメディアは「今回で移籍仕事は75%終わったようなものだ」と書いています。 ちなみにプレティコサはインタビューの中でこうも述べています。 「トットナムのキャンプで会った選手のほとんどが、"また一人クロアチア人が来るぞ!"って笑いながら言ってきたんだ。誰もがフレンドリーで素晴らしい人物だったよ。見るからにチームの雰囲気は良さそうだった。 月曜日の夜にはモドリッチ、チョルルカと一緒に夕食を摂ったよ。クラニチャールは子供を産んだばかりの姉を訪れて不在だったけどね。もし僕がプレミア・リーグに来られるのならば、トットナムのような伝統を持ったクラブに来られるのならば、そこには3人のクロアチア代表の仲間や偉大な選手達が揃っているならば……自分の気持ちは言葉にしようがないよ」 これを機にトットナムの3人についても触れましょう。
モドリッチは8月のバーミンガム戦での腓骨骨折からようやく戻り、12日のウォルヴァーハンプトン戦が復帰戦となりました(58分から出場し、結果は0-1で敗北)。 「全く痛みを感じていないことが最重要だよ。まだ僕は100%の調子ではない。プレー感は試合を重ねれば戻ってくるだろう」 と試合前に語ったように、ウォルヴァーハンプトン戦を観た限りではまだまだ本調子とは言えぬ状態でした。その一方でモドリッチの穴を埋めるほどの好調ぶりを見せているがクラニチャール。運動量やオフ・ザ・ボールの動きが課題と言われてましたが、それも克服しつつあります。 「自分の調子には満足しているよ。良いチームに所属したならば、良いプレーをすることはとても簡単だ。トットナムに移籍した初日、僕はチームが持つクオリティに熱狂していると言ったよね。ルカが戻り、これからウッドゲイトとキングが戻ったならば、僕達はプレミアリーグで一番の選手層を持つチームと言える」 とインタビューに答えています。既にチームの月間MVPにも選ばれており、ここ最近の移籍では最もコストパフォーマンスの高い選手だ、とも評価されています。 もう一人のクロアチア人のチョルルカ(写真)に関していえば、ここずっと踵の炎症に耐えながらのプレーを続けています。今季になって精細が欠けるシーンが目立つのはその怪我が原因。クロアチア代表のドクター、ボリス・メネツ氏は 「踵の炎症は手術できる怪我ではない。唯一の療法は安静に保つことだ」 と彼に5週間の安静を勧め、10月の代表合宿は不参加扱いになったものの、トットナムでは休むことなくプレーを続けることに。痛みを止めるために毎週のように血清か自分の血液を患部に注射せねばならず、どこかで休ませる時期が必要になってくるかもしれません。 (ちなみに写真はザグレブ市内の時計屋にかかるチョルルカがモデルのポスター)
posted by 長束恭行 |23:35 |
サッカーニュース |
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クロアチア代表79キャップを数えるプレティコサは、プレミアでのプレー願望がとりわけ強い選手として知られるのですが、2005年、2006年とフルハム移籍に合意しながらも英国労働ビザ取得の基準だった「直近2年の代表公式戦70%出場」を怪我による代表離脱もあってクリアできず。今年からロシア・リーグの外国人枠が狭まった関係でスパルタクのカルピン監督からレギュラーを外される中、今年8月にトットナムへのレンタル移籍で三者合意に至ったものの、サイン直前のチーム練習で膝の十字靭帯を断裂してしまい、全治6ヶ月の大怪我を負ってしまいました。
運に恵まれず、その後は一人黙々とリハビリを続けていたプレティコサ。すると、控えGKのクディチーニが交通事故に遭い、新たなGKを探しているトットナムが再びプレティコサの代理人マルコ・マレティリッチと接触。スパルタク・モスクワの許可を取り、月曜日にプレティコサをロンドンへ呼び寄せてメディカル・チェックをしました。
復帰が来年の2月下旬にずれ込むため、トットナムは直ぐに獲得は行わないものの、レドナップ監督との話し合いは30分ほど続き、別れ際に「夏にまた会おう」と言ってくれたとのこと。プレティコサ本人も
「今回のロンドン訪問はトットナム側の主導によるものだ。復帰が可能な時期に関しては僕もオープンに語ったよ。彼らは手術した膝の現状を確認したかったらしく、来年夏の僕の獲得に関して真剣に考えてくれている。これは僕にとって大きな自信につながるし、プレミアでのプレーを実現させるために激しい練習を続けていくモチベーションとなるのさ」
と刺激を得たようです。移籍金は100~200万ユーロと高くなく、クロアチアのメディアは「今回で移籍仕事は75%終わったようなものだ」と書いています。
ちなみにプレティコサはインタビューの中でこうも述べています。
「トットナムのキャンプで会った選手のほとんどが、"また一人クロアチア人が来るぞ!"って笑いながら言ってきたんだ。誰もがフレンドリーで素晴らしい人物だったよ。見るからにチームの雰囲気は良さそうだった。
月曜日の夜にはモドリッチ、チョルルカと一緒に夕食を摂ったよ。クラニチャールは子供を産んだばかりの姉を訪れて不在だったけどね。もし僕がプレミア・リーグに来られるのならば、トットナムのような伝統を持ったクラブに来られるのならば、そこには3人のクロアチア代表の仲間や偉大な選手達が揃っているならば……自分の気持ちは言葉にしようがないよ」
これを機にトットナムの3人についても触れましょう。
モドリッチは8月のバーミンガム戦での腓骨骨折からようやく戻り、12日のウォルヴァーハンプトン戦が復帰戦となりました(58分から出場し、結果は0-1で敗北)。
「全く痛みを感じていないことが最重要だよ。まだ僕は100%の調子ではない。プレー感は試合を重ねれば戻ってくるだろう」
と試合前に語ったように、ウォルヴァーハンプトン戦を観た限りではまだまだ本調子とは言えぬ状態でした。その一方でモドリッチの穴を埋めるほどの好調ぶりを見せているがクラニチャール。運動量やオフ・ザ・ボールの動きが課題と言われてましたが、それも克服しつつあります。
「自分の調子には満足しているよ。良いチームに所属したならば、良いプレーをすることはとても簡単だ。トットナムに移籍した初日、僕はチームが持つクオリティに熱狂していると言ったよね。ルカが戻り、これからウッドゲイトとキングが戻ったならば、僕達はプレミアリーグで一番の選手層を持つチームと言える」
とインタビューに答えています。既にチームの月間MVPにも選ばれており、ここ最近の移籍では最もコストパフォーマンスの高い選手だ、とも評価されています。
もう一人のクロアチア人のチョルルカ(写真)に関していえば、ここずっと踵の炎症に耐えながらのプレーを続けています。今季になって精細が欠けるシーンが目立つのはその怪我が原因。クロアチア代表のドクター、ボリス・メネツ氏は
「踵の炎症は手術できる怪我ではない。唯一の療法は安静に保つことだ」
と彼に5週間の安静を勧め、10月の代表合宿は不参加扱いになったものの、トットナムでは休むことなくプレーを続けることに。痛みを止めるために毎週のように血清か自分の血液を患部に注射せねばならず、どこかで休ませる時期が必要になってくるかもしれません。
(ちなみに写真はザグレブ市内の時計屋にかかるチョルルカがモデルのポスター)

