2009年01月20日
ディナモDFドゥルピッチ、素行不良でチーム追放
ディナモ・ザグレブ所属で、クロアチア代表にもしばしば名前を連ねてきたDFディノ・ドゥルピッチ(27・写真)が素行不良から13日、マミッチ副会長に戦力外通告をされました。交通ルールを違反した際に警官を罵倒して連行されたり、税金未払いが明らかになったり、ハイドゥク・サポーターに尻を出したことでベジグタシュ移籍がフイになったり…と、彼の素行の悪さは何度もマスコミを賑わせてきました(ちなみに妻でグラビア女優のニベス・セルシウスも暴露本を書いてベストセラー)。戦力外通告の理由として当初「ドレッシングルームでルームメイトを罵倒した」と報道され、誰もがいまいち納得できないでいたのですが、日刊紙のユタルニ・リストが、新たな真相をこうぶちまけました。 ドゥルピッチは高利貸しから多額の借金をしており、マミッチ副会長はその返済分として35万ユーロを渡したものの、ドゥルピッチはそのままザグレブのホテル・シェラトンにあるカジノで使ってしまったとのこと。ちなみに高利貸しの一人は、貸した20万ユーロの返済を巡って自分の仲人を殺してしまったマフィアということで、今回のドゥルピッチの背信行為にはマミッチ副会長も我慢し切れませんでした。 16日に両者がテーブルにつき、今後について話し合いをしました。チームに戻ることは一切認めず、あくまで国外への移籍に絞り、市場価格よりも手ごろな移籍金で売却することに決定。まだ正式なオファーは一つもないものの、ディナモは彼と契約が4年半も残っていることから、マミッチ副会長も率先して売却先を探すそうです。ちなみに移籍金は100万ユーロ辺りと報じられています。 プロ契約を拒んでチーム退団が決まったDFバルバリッチに続き、今度はレギュラーDFの放出とあって、ディナモ守備陣はかなり手薄になっています。 ディナモからサンフレッチェ広島に移籍したMF/DFミハエル・ミキッチが当初の報道より早く18日に来日しました。出発前日のインタビューで 「Jリーグは3月7日に始まり、1月22日から練習が始まる。最初の7日間は日本で、それからアンタルヤへ出発するんだ」 と語り、同じくディナモがアンタルヤでキャンプを張ることに触れると 「それだけではないよ。広島とディナモはアンタルヤで練習試合することに合意しているんだ! まあ会おう」 と、トルコで二度目の対戦があることを明らかにしました。ちなみに最初の対戦となった昨年は2月9日、結果は4-1でディナモが勝利でした。ミキッチも途中から出場しています。ディナモは1月29日から2月10日までアンタルヤでキャンプを張る予定です。
ベテランDF獲得が念願だったハイドゥク・スプリトが、トムスクとの移籍が切れたDFフルヴォイエ・ヴェイッチ(31・写真)と3年半契約を結びました。年俸は30万ユーロとされています。クロアチア現代表で、元ハイドゥクの選手ということもあり、逆転優勝を狙うハイドゥクにとって追い風といえましょう。 最初のトレーニングを終えたヴェイッチは 「クラブの素晴らしい雰囲気を味わったよ。そんな雰囲気もあって、ハイドゥクは今季優勝できると思っているんだ。スプリトへの帰還は僕の希望であり、家族の希望だった。年齢としてのピークを迎え、ハイドゥクに多くの力を与えることができると思うよ」 とコメントしています。その一方で今季は怪我に泣いた元代表DFボリス・ジヴコヴィッチは、契約が切れる今季いっぱいで退団となりそうです。 またハイドゥクはこの冬、スラビア・プラハからDFアンテ・アラチッチ(28)を獲得しており、クロアチア国籍とはいえ、室内選手権で彼のプレーをすっかり気に入ったボスニア・ヘルツェゴビナ代表のブラジェヴィッチ監督が次の親善試合で召集をかけるそうです(親のルーツがボスニア・ヘルツェゴビナの模様)。 ハイドゥク・スプリトとディナモ・ザグレブの両チームの状況は明暗分かれているわけですが、2月22日のリーグ再開ではいきなりスプリトのポリュウド・スタディオンで直接対決します。 その前哨戦というべき、クロアチア一部リーグ12チームによる第3回室内選手権が1月6日から11日までザダールで行われ、ハイドゥクは10戦全勝で二年連続の優勝を果たしました。 ハイドゥクはディナモとは二次リーグで4-3と下すと、準決勝で再びハイドゥクがディナモと対戦して5-2の完勝。決勝も地元ザダールに4-2と快勝し、ハイドゥク強しを見せました。ミシェ監督が率いて以来、ハイドゥクの勝利街道は留まることを知りません。ちなみに3位はディナモ、4位はザグレブでした。 開催地はザグレブを離れ、ダルマチア地方での初めての開催とあって、お膝元のハイドゥク・サポーターのトルツィダが多数駆けつけ、ディナモ・サポーターのBBBとの衝突も発生。体育館で発炎筒が飛び交う異常事態が発生しました。またスビロコス審判が試合中に痙攣を起こして倒れてしまう、というショッキングな場面もありました(ちなみにウィンターブレイク前、スビロゴス主審の判定に怒ったマミッチ副会長に"呪うぞ"とか"お前のクビを取ってやる"と恫喝していただけに言っていただけに、本当に呪いかと思いましたが…)。またディナモの選手も客席から唾をかけられ、ライターをぶつけられ、と散々で、ハイドゥクとの敗北後は観客の罵倒にやり返したマンジュキッチとフルゴヴィッチが係員に引っ張られるシーンもありました。 元クロアチア代表MFイヴァン・レコ(30)が、ベルギーのクラブ・ブルージュから同国のゲルミナル・ビールショットへと移籍しました。契約は3年半です。ブルージュでは2005年の加入以来、主力としてプレーしていたものの、最近はマタイセン監督の構想から漏れてきたことを感じて移籍を決めたそうです。ブルージュでは99試合に出場。23得点を決めています。 ニコ・コヴァチの代表引退を受けて、後釜としてジェノアのイヴァン・ユリッチ(33)をビリッチ代表監督がトリノ戦を視察(結果は3-0でジェノアが勝利)。そのプレーぶりにいたく感銘を受けたビリッチが2月のルーマニアとの親善試合の召集を決定し、本人にも伝えました。 「8月に34歳を迎えるというのに、まるで20歳の若者のように走っていた。私がシステムのどこに彼を起用するかは本人に説明したよ。今までのキャプテンの穴を埋め、我々の好みに合うプレーをしているものだと確信しているよ」 とビリッチ監督はコメントしています。
posted by 長束恭行 |08:56 |
サッカーニュース |
コメント(1) |
この記事に対するコメント一覧
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面白そうですね
コメント投稿者ID :
オシムを追いかけてここまでやってきましたが、
クロアチアのサッカーはなかなか面白そうですね。
ドゥルビッチのような選手ばかりでは困りもんですが、
一人ならこんな豪快な選手がいてもいいかな…
日本ならトンデモナイことでしょうが。
posted by 直木善久 | 2009-01-21 23:52
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交通ルールを違反した際に警官を罵倒して連行されたり、税金未払いが明らかになったり、ハイドゥク・サポーターに尻を出したことでベジグタシュ移籍がフイになったり…と、彼の素行の悪さは何度もマスコミを賑わせてきました(ちなみに妻でグラビア女優のニベス・セルシウスも暴露本を書いてベストセラー)。戦力外通告の理由として当初「ドレッシングルームでルームメイトを罵倒した」と報道され、誰もがいまいち納得できないでいたのですが、日刊紙のユタルニ・リストが、新たな真相をこうぶちまけました。
ドゥルピッチは高利貸しから多額の借金をしており、マミッチ副会長はその返済分として35万ユーロを渡したものの、ドゥルピッチはそのままザグレブのホテル・シェラトンにあるカジノで使ってしまったとのこと。ちなみに高利貸しの一人は、貸した20万ユーロの返済を巡って自分の仲人を殺してしまったマフィアということで、今回のドゥルピッチの背信行為にはマミッチ副会長も我慢し切れませんでした。
16日に両者がテーブルにつき、今後について話し合いをしました。チームに戻ることは一切認めず、あくまで国外への移籍に絞り、市場価格よりも手ごろな移籍金で売却することに決定。まだ正式なオファーは一つもないものの、ディナモは彼と契約が4年半も残っていることから、マミッチ副会長も率先して売却先を探すそうです。ちなみに移籍金は100万ユーロ辺りと報じられています。
プロ契約を拒んでチーム退団が決まったDFバルバリッチに続き、今度はレギュラーDFの放出とあって、ディナモ守備陣はかなり手薄になっています。
ディナモからサンフレッチェ広島に移籍したMF/DFミハエル・ミキッチが当初の報道より早く18日に来日しました。出発前日のインタビューで
「Jリーグは3月7日に始まり、1月22日から練習が始まる。最初の7日間は日本で、それからアンタルヤへ出発するんだ」
と語り、同じくディナモがアンタルヤでキャンプを張ることに触れると
「それだけではないよ。広島とディナモはアンタルヤで練習試合することに合意しているんだ! まあ会おう」
と、トルコで二度目の対戦があることを明らかにしました。ちなみに最初の対戦となった昨年は2月9日、結果は4-1でディナモが勝利でした。ミキッチも途中から出場しています。ディナモは1月29日から2月10日までアンタルヤでキャンプを張る予定です。
ベテランDF獲得が念願だったハイドゥク・スプリトが、トムスクとの移籍が切れたDFフルヴォイエ・ヴェイッチ(31・写真)と3年半契約を結びました。年俸は30万ユーロとされています。クロアチア現代表で、元ハイドゥクの選手ということもあり、逆転優勝を狙うハイドゥクにとって追い風といえましょう。
最初のトレーニングを終えたヴェイッチは
「クラブの素晴らしい雰囲気を味わったよ。そんな雰囲気もあって、ハイドゥクは今季優勝できると思っているんだ。スプリトへの帰還は僕の希望であり、家族の希望だった。年齢としてのピークを迎え、ハイドゥクに多くの力を与えることができると思うよ」
とコメントしています。その一方で今季は怪我に泣いた元代表DFボリス・ジヴコヴィッチは、契約が切れる今季いっぱいで退団となりそうです。
またハイドゥクはこの冬、スラビア・プラハからDFアンテ・アラチッチ(28)を獲得しており、クロアチア国籍とはいえ、室内選手権で彼のプレーをすっかり気に入ったボスニア・ヘルツェゴビナ代表のブラジェヴィッチ監督が次の親善試合で召集をかけるそうです(親のルーツがボスニア・ヘルツェゴビナの模様)。
ハイドゥク・スプリトとディナモ・ザグレブの両チームの状況は明暗分かれているわけですが、2月22日のリーグ再開ではいきなりスプリトのポリュウド・スタディオンで直接対決します。
その前哨戦というべき、クロアチア一部リーグ12チームによる第3回室内選手権が1月6日から11日までザダールで行われ、ハイドゥクは10戦全勝で二年連続の優勝を果たしました。
ハイドゥクはディナモとは二次リーグで4-3と下すと、準決勝で再びハイドゥクがディナモと対戦して5-2の完勝。決勝も地元ザダールに4-2と快勝し、ハイドゥク強しを見せました。ミシェ監督が率いて以来、ハイドゥクの勝利街道は留まることを知りません。ちなみに3位はディナモ、4位はザグレブでした。
開催地はザグレブを離れ、ダルマチア地方での初めての開催とあって、お膝元のハイドゥク・サポーターのトルツィダが多数駆けつけ、ディナモ・サポーターのBBBとの衝突も発生。体育館で発炎筒が飛び交う異常事態が発生しました。またスビロコス審判が試合中に痙攣を起こして倒れてしまう、というショッキングな場面もありました(ちなみにウィンターブレイク前、スビロゴス主審の判定に怒ったマミッチ副会長に"呪うぞ"とか"お前のクビを取ってやる"と恫喝していただけに言っていただけに、本当に呪いかと思いましたが…)。またディナモの選手も客席から唾をかけられ、ライターをぶつけられ、と散々で、ハイドゥクとの敗北後は観客の罵倒にやり返したマンジュキッチとフルゴヴィッチが係員に引っ張られるシーンもありました。
元クロアチア代表MFイヴァン・レコ(30)が、ベルギーのクラブ・ブルージュから同国のゲルミナル・ビールショットへと移籍しました。契約は3年半です。ブルージュでは2005年の加入以来、主力としてプレーしていたものの、最近はマタイセン監督の構想から漏れてきたことを感じて移籍を決めたそうです。ブルージュでは99試合に出場。23得点を決めています。
ニコ・コヴァチの代表引退を受けて、後釜としてジェノアのイヴァン・ユリッチ(33)をビリッチ代表監督がトリノ戦を視察(結果は3-0でジェノアが勝利)。そのプレーぶりにいたく感銘を受けたビリッチが2月のルーマニアとの親善試合の召集を決定し、本人にも伝えました。
「8月に34歳を迎えるというのに、まるで20歳の若者のように走っていた。私がシステムのどこに彼を起用するかは本人に説明したよ。今までのキャプテンの穴を埋め、我々の好みに合うプレーをしているものだと確信しているよ」
とビリッチ監督はコメントしています。

