2009年01月04日

オリッチ、来季からのバイエルン移籍に合意/ツヴィタニッチの代表入りが難航

明けましておめでとうございます。もしかしたら昨年よりペースが落ちるかもしれませんが、可能な範囲で今年もクロアチアのサッカー事情を自ら撮影した写真と共にお伝えしていきます。2009年も引き続き、「クロアチア・サッカーニュース」を宜しくお願いします。


nogomet-64286.jpg以前より移籍の話題が挙がっているクロアチア代表FWイヴィツァ・オリッチ(29・写真)ですが、ハンブルガーSVとの契約が切れる今年6月にバイエルン・ミュンヘンに移籍することが、正式にバイエルンのサイトで発表されました。年俸は450万ユーロで3年+1年オプションの契約。ちなみにハンブルガーSVは300万ユーロの年俸を提示していたものの、ライバルチームから主力選手を形振り構わぬ奪っていくバイエルンならではの手法に屈してしまいました。
一方で、報酬面もステータス面もステップアップとなるオリッチは
「間違いなく昨年は私のキャリアにおいて最高の一年間だった。今年は同じく素晴らしい話で始まったよ。バイエルンの選手になることは大きな事柄だ。ビッグクラブだし、巨人のような存在だ。僕のサッカーにおける夢が実現したのさ。
バイエルンとの交渉は非常に早くに終わったよ。彼らは何かを決めたら、早い手段で全てを進めてしまうんだ。ユベントスも私を獲得したがっていたのは本当だ。オファーは具体的な誠実なものだった。ユベントスもまたビッグクラブだしね。しかし、決定はバイエルンに落ち着いたよ。ああだった、こうだったと思いを巡らすことはしたくない。夏からバイエルンの選手になるということだけさ」
とコメントしています。またバイエルンのゼネラルマネージャー、ウリ・ヘーネスは
「彼は成功に飢えた選手だし、クラブにも簡単に加われるだろう。彼のような選手を望んでいただけに完璧だよ。多くのエネルギーとパワーを持っているし、彼とは本当に契約したかったんだ」
と述べています。トニやクローゼのツートップに隠れたポドルスキが退団を希望しているバイエルンですが、オリッチが同じ立場になってもポドルスキほど文句は言わないのでは、などとささやかれています。ハンブルガーSVではペトリッチとのコンビが上手く機能しているだけに、ビリッチ代表監督は残留してくれることを希望していたものの、あくまでオリッチはバイエルンでの挑戦を選んだことになります。


クロアチア移民4世でアルゼンチン国籍のFWダリオ・ツヴィタニッチ(24)の代表問題はいまだ解決してない状況です。
昨年8月にクロアチア・サッカー協会のトップがツヴィタニッチのもとを訪れ、相思相愛でクロアチア代表入りの確約を付けたわけですが、半年経ってもFIFAが認可しておりません。今季からアヤックスに移籍したツヴィタニッチは当初怪我もあって出遅れたものの、フンテラールのレアル・マドリッド移籍が決まるや、3トップの中央のポジションでスタメン出場。水を得た魚のように、ここ3試合で6得点の活躍をしています。クロアチア・サッカー協会はFIFAが1月10日から仕事始めするや否や、ツヴィタニッチのクロアチア代表入りの許可を働きかけるそうです。
ちなみにツヴィタニッチは「マラドーナからアルゼンチン代表の召集を受けたら?」の質問に対して
「マラドーナと話合いをしてないのに、ジャーナリストが頻繁にその質問を私に投げかけるのかが分からない。僕にとってはクロアチアのためにプレーするのが大事なことだ、と何度も口にしてきた。それが僕の目標だ。クロアチアは僕にとって重要なんだ」
と答えており、半年前の決意はまだ固いようです。


クロアチア・リーグ一部のクロアチア・セスヴェッテの監督に、前代表監督のズラトコ・クラニチャールが復帰することが決まりました。
クラニチャールは昨季後半に二部だったセスヴェッテを率いて一部昇格を実現したものの、シーズン終了後に辞任。今季のセスヴェッテはセルビア人のリュプコ・ペトロヴィッチ監督が指揮しましたが、彼もまた前半終了後に辞任してしまいました(新たにヴォイヴォディナの監督に就任)。
クラニチャールにはハイドゥク・スプリトの監督就任の噂があったものの、ハイドゥクはアンテ・ミシェ監督になってメキメキ強くなったために消滅。そこで再びセスヴェッテのズボンコ・ズバク会長がクラニチャールに声を掛けたことになります。
また新たなスポーツディレクターとして、今季チバリア・ヴィンコヴチを指揮していたスレチコ・ルシッチが就任。ただし、クラニチャールはルシッチの現場介入がないことを条件に契約を結んでいます。年俸は明らかにされてないものの、ペトロヴィッチ前監督の月収5万ユーロ(約88万円)よりは高いようです。
また現在は一部最下位のザダールも、一度は辞任したダリボール・ゼビッチ監督が再びベンチに戻って指揮することが決まっています。


昨季はトップチームでデビューし、今季は二部ロコモティーヴァに修行中のDFトミスラフ・バルバリッチ(19)が、ディナモとの7年半・総額50万ユーロに及ぶプロ契約を拒否。ディナモも彼を戦力外と見なしました。
将来性を高く評価されているバルバリッチですが、ディナモのマミッチ副会長が提示した契約期間が長過ぎたことと、ディナモを去った際の移籍金の一定分受取の要求が受け入れられなかったことが破談の理由となりました。もちろん、これにはズドラヴコ・マミッチ副会長が大激怒。ディナモはユース上がりの選手に対して、移籍金の一部を要求するようなプロ契約を結ばないクラブです。つまり、ここ1~2年の選手売却で多額の利益をクラブが手にし、代理人会社を営むマミッチお抱えの選手売却に関しては彼も移籍金の一部を手にしているということ。ここにディナモが抱える倫理的問題があります。バルバリッチは交渉の場でマミッチ副会長に酷く罵倒されたことで、謝罪する姿勢がないようです。育成費を支払って彼を獲得するクラブが出ない限りは、今後のキャリアは厳しいとも言えましょう。
ちなみにドマゴイ・アントリッチ、イヴァン・トメチェク、ヨシップ・プリヴァリッチ、シメ・ヴルサリコ、アンドレイ・クラマリッチのユース出身の5人は、クラブが提示した7年半契約にサインしています。


posted by 長束恭行 |06:03 | サッカーニュース | コメント(3) |
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オリッチ、来季からのバイエルン移籍に合意/ツヴィタニッチの代表入りが難航

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
ツビタニッチですが、彼の代表入りがスムーズに行くことを願っています。クロアチア代表は層の薄さが問題であると思っていますので… 実力派の選手が少しでも多く加わるのは喜ばしいことだと考えています。
いよいよワールドカップ予選が佳境に入りますので、もちろんクロアチア代表の予選突破を期待しています。少しでも長くビリッチの代表監督姿を見たいですから…。

posted by ボクシッチ | 2009-01-04 23:38

オリッチ、来季からのバイエルン移籍に合意/ツヴィタニッチの代表入りが難航

明けましておめでとうございます。
昨年のユーロ以来2度目の書き込みですが、
本年も何卒宜しくお願い致します。
オリッチ移籍について
新年早々すごく嬉しいニュースですね!
バイエルンはなりふり構わず、国内のライバルチームの選手を獲得してはダメにしている点もあるようですが、
間違いなくビッグクラブですし、クロアチアでプロサッカー選手を目指している少年達にも夢が膨らみますよね。

ビリッチ監督はバイエルンの状況や、HSVでの現状、過去にバラバン等が予選期間中の移籍でうまく行かなかったこと等を総合的に見てアドバイスをしてくれたんだと思いますが、彼がプロ選手としての夢を突き進むことを、自分の意思で決めたんですから、その挑戦を是非これからも応援したいと思います。
そして、復活したエドゥアルドとともに、クロアチア代表をワールドカップ本大会へ是非導いて欲しい!!

posted by masa | 2009-01-05 00:10

オリッチ、来季からのバイエルン移籍に合意/ツヴィタニッチの代表入りが難航

あらら、オリッチはバイエルンですか。。。

ユベントス(イタリア)に行った方が、彼の運動量とスピードを活かせそうな気もしますが。
バイエルンで、試合に出れると良いのですけど。

ディナモ
>ミキッチの移籍って、本当に例外的だったんですね。。

posted by alena | 2009-01-06 20:06

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