2008年11月05日
クロアチア・リーグ第13節/ハイドゥク、4試合ぶりの勝利
すっかり遅れてしまってますが、先週末に行われたクロアチア・リーグ第13節の報告を。 首位ディナモ・ザグレブは11位インテル・ザプレシッチとアウェーで対戦しました。順位はブービーとはいえ、インテルのゴール数はディナモ(22)に次いでリーグ2番目(20)。問題はリーグ最多の23失点というディフェンスです。そんなチーム状況を象徴するかのように、開始2分、MFバタレロの右クロスにチーム得点王のFWニーノ・ブーレがファーポストからヘディングで叩き込んでインテルが先制に成功します。 しかし、10分にはMFモラレスのFKからFWマンジュキッチがバッグヘッドで同点弾を決められると、その9分後にはMFサミールとのワンツーで右サイドを突破したMFヴルドリャクが角度のないところからシュートを流し込んで1-2と逆転されてしまいます。この試合で最も調子が良かったのがサミール(写真)。モドリッチの後継者として首脳陣から目されてたものの、泣かず飛ばずの状態が続いていましたが、ようやくブラジル人らしいインスピレーション溢れるプレーが目立ちました。 45分にはDFミキッチからパスをもらったMFモラレスがワンフェイクでマーカーをかわし、中央から狙い済ましたミドルシュートをゴール左下隅に放って3点目。これで勝負がつきました。 木曜日のUEFAカップでは、レドナップ新監督の下で尻上りに調子を伸ばしているトットナム・ホットスパーと対戦しますが、ブランコヴィッチ監督は 「ロンドンでの戦いに我々が勝利しなければならないなんて命令はない。負け以外の結果ならば我々にとっては有益だし、センセーショナルとなるだろう」 と、チャレンジャーとして気負いなく戦うつもりです。 ちなみに古巣対決となるMFモドリッチは 「昔のチームメイトを相手に戦うことが余り普通ではないのは当然。でもディナモが相手だろうと全力を出すよ! 僕はプロフェッナルだからね。ディナモは良いチームとはいえ、僕たちの方が本命だし、勝利しなければならないだろう。もしトットナムの誰かが僕にアドバイスを求めるならば、こう答えるだろう。マンジュキッチを止める必要がある、と」 と述べています。 ミシェ代理監督の下、ハイドゥク・スプリトはアウェーでヴァルテクス・ヴァラジディンと対戦しました。
ここ3試合は勝利がなく、FWカリニッチ、MFガブリッチ、DFジヴコヴィッチ、DFマロチャといった主力を欠いたハイドゥクでしたが、危機を払拭するような組織立った戦いを見せます。 前半から鋭いカウンターでチャンスを作り続けたハイドゥクですが、先制点は42分、MFスココのスルーパスに飛び出したFWブシッチ(写真)がシュートを流し込みます。ディナモ・キエフにレンタル移籍されなど将来性を高く買われたブシッチですが、ここ最近はなかなか出場機会に恵まれませんでした。試合前にミシェ代理監督は 「ブシッチがヴァラジディンの地にて私を驚かしてくれることを信じているよ」 と信頼を寄せて先発出場させたわけですか、それに応える17ヶ月ぶりのリーグにおけるゴールでした。ブシッチもまた 「トレーニングでの苦労が報われたよ。私を信じてくれたミシェに最も感謝しているよ」 と代理監督に御礼を述べています。 ブシッチは47分にもMFアンドリッチのロングパスを受けてペナルティエリア右に侵入し、最後は中央へ走り込んだFWイブリチッチにラストパス。GKドレヴェンの股間を抜くシュートを決め、2-0で4試合ぶりの勝利を収めています。ミシェ代理監督は結果を残したわけですが、まだフロントは彼を正式に監督にするつもりはなく、後任監督を巡る事態は流動的であります。 ちなみに今節はザグレブvs.リエカを撮影取材してきました。このカードはクロアチア・カップ準々決勝と同じであります。
序盤はザグレブのペースだったものの、ペナルティエリアでDFミクリッチがFWマトコを倒してPK。これをFWシャルビーニ兄が正面へと決めてリエカが先制します。 その後は弱点の左サイドをリエカに突かれまくり、何度もピンチに立たされたザグレブでしたが、残り30分間に戻し返します。76分、DFパルチッチの縦パスに抜け出したFWヴグリネツ(写真左)がGKラドマンが飛び出したのを見て、彼の頭上を越えるチップキックでシュートを流し込んで同点に追いつきます。ヴグリネツは86分にも逆転ゴールのチャンスを迎えますが失敗。また直後にシャルビーニ兄もGKシュコリッチも一対一となりますが、これもセーブされ、ドローで終わっています。 全試合の結果はこちら。試合名をクリックすれば、クロアチア国営放送のダイジェスト動画が見られます。 Inter Zapresic - Dinamo Zagreb 1:3 1:0 2' Bule 1:1 10' Mandzukic 1:2 19' Vrdoljak 1:3 45' Morales Varteks - Hajduk 0:2 0:1 42' Busic 0:2 47' Ibricic Zagreb - Rijeka 1:1 0:1 10' Ah. Sharbini (PK) 1-1 76' Vugrinec Cibalia Vikovci - Osijek 0:3 0:1 8' Smoje 0:2 59' Barisic 0:3 85' Barisic Croatia Sesvete - Sibenik 0:0 Zadar - Slaven Belupo 1:1 0:1 38' Jajalo 1:1 88' Batur 【順位】 1位…ディナモ・ザグレブ (勝点26) -1試合 2位…スラヴェン・ベルーポ (24) 3位…ハイドゥク・スプリト (23) 4位…シベニク (19) 5位…オシエク (18) 6位…ザグレブ (18) 7位…ヴァルテクス・ヴァラジディン (17) 8位…リエカ (16) -1試合 9位…クロアチア・セスヴェッテ (16) 10位…チバリア・ヴィンコヴチ (14) 11位…インテル・ザプレシッチ (11) 12位…ザダール (9) 【ゴール】 10ゴール…カリニッチ(ハイドゥク) 9ゴール…ヴルチーナ(スラヴェン) 6ゴール…マンジュキッチ(ディナモ)、ゼッツ(シベニク)、ムヤノヴィッチ(ヴァルテクス) 5ゴール…シャルビーニ弟(リエカ)、ペトロヴィッチ(セスヴェッテ)、ムムレク(ヴァルテクス)、ブーレ(インテル)
posted by 長束恭行 |22:45 |
サッカーニュース |
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そんなチーム状況を象徴するかのように、開始2分、MFバタレロの右クロスにチーム得点王のFWニーノ・ブーレがファーポストからヘディングで叩き込んでインテルが先制に成功します。
しかし、10分にはMFモラレスのFKからFWマンジュキッチがバッグヘッドで同点弾を決められると、その9分後にはMFサミールとのワンツーで右サイドを突破したMFヴルドリャクが角度のないところからシュートを流し込んで1-2と逆転されてしまいます。この試合で最も調子が良かったのがサミール(写真)。モドリッチの後継者として首脳陣から目されてたものの、泣かず飛ばずの状態が続いていましたが、ようやくブラジル人らしいインスピレーション溢れるプレーが目立ちました。
45分にはDFミキッチからパスをもらったMFモラレスがワンフェイクでマーカーをかわし、中央から狙い済ましたミドルシュートをゴール左下隅に放って3点目。これで勝負がつきました。
木曜日のUEFAカップでは、レドナップ新監督の下で尻上りに調子を伸ばしているトットナム・ホットスパーと対戦しますが、ブランコヴィッチ監督は
「ロンドンでの戦いに我々が勝利しなければならないなんて命令はない。負け以外の結果ならば我々にとっては有益だし、センセーショナルとなるだろう」
と、チャレンジャーとして気負いなく戦うつもりです。
ちなみに古巣対決となるMFモドリッチは
「昔のチームメイトを相手に戦うことが余り普通ではないのは当然。でもディナモが相手だろうと全力を出すよ! 僕はプロフェッナルだからね。ディナモは良いチームとはいえ、僕たちの方が本命だし、勝利しなければならないだろう。もしトットナムの誰かが僕にアドバイスを求めるならば、こう答えるだろう。マンジュキッチを止める必要がある、と」
と述べています。
ミシェ代理監督の下、ハイドゥク・スプリトはアウェーでヴァルテクス・ヴァラジディンと対戦しました。
ここ3試合は勝利がなく、FWカリニッチ、MFガブリッチ、DFジヴコヴィッチ、DFマロチャといった主力を欠いたハイドゥクでしたが、危機を払拭するような組織立った戦いを見せます。
前半から鋭いカウンターでチャンスを作り続けたハイドゥクですが、先制点は42分、MFスココのスルーパスに飛び出したFWブシッチ(写真)がシュートを流し込みます。ディナモ・キエフにレンタル移籍されなど将来性を高く買われたブシッチですが、ここ最近はなかなか出場機会に恵まれませんでした。試合前にミシェ代理監督は
「ブシッチがヴァラジディンの地にて私を驚かしてくれることを信じているよ」
と信頼を寄せて先発出場させたわけですか、それに応える17ヶ月ぶりのリーグにおけるゴールでした。ブシッチもまた
「トレーニングでの苦労が報われたよ。私を信じてくれたミシェに最も感謝しているよ」
と代理監督に御礼を述べています。
ブシッチは47分にもMFアンドリッチのロングパスを受けてペナルティエリア右に侵入し、最後は中央へ走り込んだFWイブリチッチにラストパス。GKドレヴェンの股間を抜くシュートを決め、2-0で4試合ぶりの勝利を収めています。ミシェ代理監督は結果を残したわけですが、まだフロントは彼を正式に監督にするつもりはなく、後任監督を巡る事態は流動的であります。
ちなみに今節はザグレブvs.リエカを撮影取材してきました。このカードはクロアチア・カップ準々決勝と同じであります。
序盤はザグレブのペースだったものの、ペナルティエリアでDFミクリッチがFWマトコを倒してPK。これをFWシャルビーニ兄が正面へと決めてリエカが先制します。
その後は弱点の左サイドをリエカに突かれまくり、何度もピンチに立たされたザグレブでしたが、残り30分間に戻し返します。76分、DFパルチッチの縦パスに抜け出したFWヴグリネツ(写真左)がGKラドマンが飛び出したのを見て、彼の頭上を越えるチップキックでシュートを流し込んで同点に追いつきます。ヴグリネツは86分にも逆転ゴールのチャンスを迎えますが失敗。また直後にシャルビーニ兄もGKシュコリッチも一対一となりますが、これもセーブされ、ドローで終わっています。
全試合の結果はこちら。試合名をクリックすれば、クロアチア国営放送のダイジェスト動画が見られます。

