2007年06月27日
ボタンの掛け違いから始まった三浦淳宏問題はフロントの責任
ヴィッセル神戸の三浦淳宏に関する問題が非常に複雑になってしまっているようです 昨日三浦サイドから出されたリリースには「監督批判等は行っていないので納得する事は出来ない」等の内容も記載されており、もはや感情論のようになっています この問題の直接的な発端でありクラブ側から見て監督批判と取れる報道は、「現在の起用方法に関して不満を感じており、さらに松田監督よりカウンセリングの受診を勧められた事にショックを受けた」といった6/4にスポーツ紙などで報道されたもののようです 起用方法についてはさておき、松田監督よりカウンセリングの受診を勧められそれにショックを受けたとの部分ですが、実際のやり取りはわかりませんが、松田監督自身も現役時代三浦選手と同じ様な症状になりその際にカウンセリングを受診しその後の回復に非常に役に立ったとの理由で勧めたとの報道もあります そもそもカウンセリングという言葉に対して過敏に反応しショックを受けたという事に「社会人」であり「プロスポーツ選手」である三浦選手の「カウンセリング」に対する認識に情けなさすら感じる部分もありますが、 松田監督が善かれと思い勧めた事が本人はショックを受けそれに対する不満をいう。 そしてその事が報道されフロントや監督は批判されたと感じた事が発端となり処分をくだす。 しかし三浦選手にしてみるとショックを受ける様な事をいわれたという話しはしたが監督批判をしたつもりはない。 そして不信感を持つ。 これが今回の問題の全体像に見えます 異なる考え方や価値観をもつ人間が集まり1つのチームを作り上げていますので、このようなボタンの掛け違いは起こりえる事です このような場合、本家スポーツナビのコラム「犬の生活」で西部謙司氏がジェフで起こっているストヤノフ問題について書かれているように、フロントの出番だったはずです。こういった問題は当事者間ではなくフロントが第3者的に調整する事で解決しないといけない問題でした。 当人同士の受け止め方(特に今回の場合は三浦選手でしょうか)にもよりますが、そもそもがボタンの掛け違いから始まった話しであったので十分修復可能だったように感じます ヴィッセル神戸にとって監督批判をする様な選手が必要でないというならば話しは別ですが、彼のプレーや経験、キャプテンシーなどを考えてもチームにとって必要な選手でしょう。ですからフロントは三浦選手がチームに戻れるようにする事が最大の仕事でした 他の選手に与える影響から考えても、この問題は三浦選手の松田監督への謝罪は絶対条件です。 最初にも書きましたが、「監督批判等は行っていないので納得する事は出来ない」「監督に謝罪する事はできない」というのは既に感情論になってしまっています。そうなってしまう前に三浦選手の感情のしこりさえ取り除く事ができたなら、監督批判する気持ちがなかったにせよ監督批判ととられてしまう発言を行った事に対しては監督に謝罪しなければいけない事も理解できるでしょうし、また謝罪する事も十分できたでしょう。しかし残念ながら現状ではそれも難しい様な状態のようでもはや松田監督と三浦選手の問題ではなくヴィッセル神戸と三浦選手の問題になってしまっているようにすら見えます。出来れば松田監督と三浦選手の問題であった時にフロントがなんとかしないといけなかった問題です。 そう簡単な問題ではないでしょうが、上手く解決させる事が出来ず、残念ながらヴィッセル神戸と三浦選手の問題になってしまったのはフロントの責任だと言わざるを得ません 三浦選手がフロントにも不信感をもっているとすれば(残念ながらそのように見えます)もはやフロントまでも当事者になってしまったという事なので非常に厳しい状況だと言わざるをえません 今期のヴィッセルは良いサッカーをみせつつあるのでこういった問題が起こるのは非常に残念でなりません 三浦選手の今後についてですが、最高の状況はすぐに移籍金を支払って獲得してくれるチームが出てくる事 リーグが中断期間に入る今、悪くないはタイミングですが、ヴィッセルを離れる印象が非常に悪いので他のクラブも敬遠してしまう可能性もあります 最悪のケースはヴィッセルで飼い殺しにされる事です ヴィッセルからみればチームに反旗を翻す(?)様な三浦選手の移籍先積極的に探す必要なんてものはありません そうなればチーム側からみても三浦選手の移籍に契約が切れる今シーズン終了迄は飼い殺しにされる可能性もあります しかし以前に移籍金の時にふれた「30ヶ月ルール」があるので契約満了後より30ヶ月間は国内チームが獲得する場合はヴィッセル神戸に移籍金を払わないといけません という事は今期終了から30ヶ月(2.5年間!)は飼い殺しにされてしまう可能性すらあります 彼ほどの実力がある選手ですし、神戸フロントも問題を長引かせる事にメリットはありませんのでどこかで着地するでしょうが・・・ (やはりどう考えても30ヶ月ルールはおかしい!) ※訂正 コメントでご指摘いただいた通り、三浦淳宏選手はすでに30歳を超えていますので係数は0になり30ヶ月ルールは適用されません(0になります) 申し訳ございません。訂正させていただきます 係数の関係上30ヶ月ルールは30歳未満の選手に適用されますので、30歳未満の選手で同様のケースが起こった際にはこのような状況になるとご理解ください
posted by 管理人 |21:10 |
Jリーグ |
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この記事に対するコメント一覧
Re:ボタンの掛け違いから始まった三浦淳宏問題はフロントの責任
あんたけっこうわかりやすくていいね
posted by ぽん | 2007-06-27 21:52
Re:ボタンの掛け違いから始まった三浦淳宏問題はフロントの責任
相変わらず凄いですね。ぐうの音も出ないです。この手の難しいことはよくわからないので、今後も気が向けばお願いします。
posted by 変な規定 | 2007-06-27 21:57
Re:ボタンの掛け違いから始まった三浦淳宏問題はフロントの責任
監督とアツの問題をうまく処理できなかったことは確かにフロントにも問題があります。しかし、それで全て責任がフロントに掛かると言う意見には賛成できません。
フロント側は常に残留の道を模索し、それを伝えてきましたし、話し合いの席を何度か設けました。
ですが結局アツは神戸を離れる決意をしたのです。
私はアツが比較的早い段階で、移籍を考えていたように思えてなりません。
posted by 神戸っこ | 2007-06-27 22:07
Re:ボタンの掛け違いから始まった三浦淳宏問題はフロントの責任
現状、神戸との契約があるのですから、三浦選手が仮に今シーズンを無駄にするとしても仕方ないのでしょうね。「30ヶ月ルール」やA契約枠なども撤廃して、国内外区別のない対応で良いと私も思います。移籍の場合、三浦選手の年齢では「30ヶ月ルール」での移籍金は発生しませんね。違約金(国外で言う、いわゆる移籍金)のみです。
posted by 通りすがりです | 2007-06-27 22:24
Re:ボタンの掛け違いから始まった三浦淳宏問題はフロントの責任
実にお見事な論評でございます。
仰るとおり、最初はボタンの掛け違いから始まった今回の一件ですが、1ファンとして今回の結末は非常に残念です。
ただ、今回の一件で思ったことは三浦淳宏という人間は感情面では「お子様」なのでは、と思ったんです。ここまでこじれてチームに影響を与えたことは「現実」ですから、謝罪は当然だと思うんです。しかし、それをしないというのは何か違うように思います。
もちろん監督と選手の間に立って調整できなかったフロントも問題だと思います。こじれる前に何とかできなかったことがとても残念です。
私自身は「去る者は追わず」という立場を取りますので、「どうぞご自由に」というのが今の感想です。
但し、J1のクラブで彼が欲しいと思うクラブは私はないと思いますし、パスを持つ神戸はJ1のクラブには出さないでしょう。
posted by M.Y.Prez. | 2007-06-27 22:31
Re:ボタンの掛け違いから始まった三浦淳宏問題はフロントの責任
フロントの責任というのはおかしいと思います。自分の発言にそういう意味が含まれることを問題が発生したあとでも理解できない三浦選手の責任は大きいと思います。面白い選手だったので残念です。
30ヶ月(2.5年では?)って長いですね・・・1年でいい気がしますけど。
posted by ひー | 2007-06-27 22:32
Re:ボタンの掛け違いから始まった三浦淳宏問題はフロントの責任
飼い殺しだけはダメでしょ
流石にサポがヤメロと言いそうですが
(去年あれだけお世話になっているので、こっちにしてみれば随分苦しめられたって感じですが)
posted by 黄色いサポ | 2007-06-27 22:33
Re:ボタンの掛け違いから始まった三浦淳宏問題はフロントの責任
チームというファミリーの中では、
個人の我侭は許されない。
納得いかなくても、頭を下げなければいけない事など、世の中には当たり前にあるのです。
代表に復帰してほしくてずっと見守っていましたが、このまま燻ったままで終わって欲しくないですね。
ヴィッセル昇格の功労者だけに。
代理人でなく、自ら会見の席に出て、潔く謝罪すれば、すっきりと切り替えられると思うのですが。
posted by ルンメニゲ | 2007-06-27 23:28
Re:ボタンの掛け違いから始まった三浦淳宏問題はフロントの責任
アツはベストコンディションなら十分松田さんの構想に入っていたと思われるだけに、お互いに不幸な結果ですな。私も一番好きな選手だっただけに、退団自体は非常に残念。
特に神戸はCHの層が薄いので、あの両足からのビルドアップは、チームがワンランク上のサッカーを目指す上のオプションとして貴重だっただけに、惜しい・・。(大久保の競い相手としても貴重でした。)
ただ当事者にしかわからない部分が多いし、この手の問題は基本的にスルーに決め込んでいます。(もちろん好きなチームなので関心事と言えば関心事ですが)
安達の爺さん(GM兼取締役社長)は横浜F時代から三浦アツとは知己なので、三浦選手に対して悪いようにするつもりはない(なかった)とは思いますが。
三浦アツの件は兎も角、クリムゾンフットボールクラブ取締役就任後の安達GMに対する私の評価は非常に高いです。
安達さんの功績
・バクスター、松田浩の招集(=一貫したチーム作りの方針)
・J2時代からJ1で戦うためのチーム作りをした
・適確な補強(しかも直前までメディアに漏らさない)
・2~3年後を睨んだチーム作り
・ユースに対する取り組み
etc...
現状ではアツ不在でも何とか戦えているし、チームの方向性自体は全く問題ないので、あとはこの問題の影響が最小限に留まるように、中断後も神戸のサッカーが見られれば良いとおもっています。
posted by レド | 2007-06-27 23:29
Re:ボタンの掛け違いから始まった三浦淳宏問題はフロントの責任
松田監督が三浦アツを構想内と考えてたと判断する理由。
川崎戦の後半、攻めあぐねた時間帯にFWの枚数を増やし、アツをCHに下げる。3トップ、スリーCH気味になり、アツが中盤からテンポ良くボールを左右に散らす形になり、川崎を完全に押し込んだ。
昨年のバクスターの戦術と照らし合わせて見るに、中盤底から大きくボールを動かす川崎戦後半の内容は、恐らく松田監督が理想とするサッカーだったと思われます。
ホルヴィがいない今、タイプ的にこの役割をできる選手はアツしかいないこと。(テヨンも出来るけどまだ若すぎるのと外国席の問題あり。)
恐らく松田監督は現在の4-4-2がほぼ固まれば、次の段階へステップアップするつもりだったと思われ、恐らくアツは(ベストパフォーマンスであれば)その構想内で非常に重要な役割を与えられたのではないでしょうか。
posted by レド | 2007-06-27 23:39
コメントありがとうございます
沢山のコメントありがとうございます
まず「通りすがり」さんにご指摘いただいたように三浦淳宏選手はすでに30歳を超えていますので、係数は0となり30ヶ月ルールは適用されません(というか0になります)
申し訳ございません。勘違いしておりましたので訂正させていただきました
今回の問題について当初は、いずれ解決する問題であろうと考えていましたので書くつもりはありませんでした
しかしここ数日間で残念な報道が相次ぎ、非常に残念なケースになってしまう恐れが強くなったと感じたので書くことにしました
ヴィッセル神戸にとって、松田監督にとっても、選手の特性や昨年までのプレーぶりから見て三浦淳宏は必要な選手だったと思います
その選手が外から見ていると些細と思われるような事からこのような状態になってしまった事は残念でなりません
今後このようなケースが起こってしまわないためにも責任の所在を明らかにする必要があると感じました
伝わっている報道では三浦選手に稚拙さを感じてしまうような内容もあります
しかしだからといって三浦選手がとするには情報が少なすぎるように思います
もしかしたら松田監督はかなり酷い内容のことを言っていたのかも知れませんし(あくまで仮の話しです)三浦選手がこのような状態になってしまうだけの理由があったのかも知れません
しかしどういったことがあろうとも、個々の間では感情の問題や意見の食い違いがあったとしても、チームとしては同じベクトルに向かうようにしなければいけません
簡単では無いでしょうが今回の問題はフロントが上手く立ち回る事が出来れば解決できる問題だったのではと思っていますし、フロントだけが解決できる問題であったと思っていますので、フロントに責任があるとさせていただきました
非常に残念なケースになろうとしてしまっているので、チームにとっても三浦選手にとってもダメージの少ない方法で落ち着いてくれればと願います
posted by 管理人 | 2007-06-28 01:30


