愛下哲久の「駅伝野郎、らぶりん」

月別アーカイブ :2017年11月

第94回箱根駅伝の戦い方~中央大学~

名門が箱根の舞台に戻ってきた。 昨年はチーム力の低下が浮き彫りとなり立川で悔し涙を流した中央大学だったが、今季の彼らは違った。 衝撃の箱根予選落ちから1年、それぞれの選手が走力を磨き強くなって、逞しくなって予選会の舞台に姿を現した。 前回は勝たなくてはいけないというプレッシャーからか険しい表情を浮かべていた彼らが、今季はまるでスタートを楽しみにしているかのようなリラックスした雰囲気でレー......続きを読む»

第94回箱根駅伝の戦い方~大東文化大学~

昨年度の箱根駅伝予選会ではトップ通過を果たし、今回も2位で予選通過を決めた大東文化大学のチーム力の高さは折り紙付き。 市田ツインズが卒業してからは絶対的エースと呼ばれる選手は不在だが、全体的に走力の底上げが上手く行っており、2~4年世代にそれぞれ核となる選手がいることから来季以降も総合力は維持できるだろう。 前回の箱根駅伝では復路の追い上げが光ったものの13位。 往路の出遅れが最後まで響......続きを読む»

第94回箱根駅伝の戦い方~帝京大学~

前大会では11位とシード落ちとなった帝京大学だが、高い総合力は今季も健在であり箱根予選会でも危なげなく通過するだろうと見られていた。 しかし、トップ通過は指揮官も驚く出来過ぎの結果。 確実にレースをまとめることができる選手が多く、殆どの選手がミスなく自分の走りをすることができていた。 この高い安定感こそ帝京の武器であり、本大会でもシード圏内でレースを進めることは決して難しいことではない。......続きを読む»

第94回箱根駅伝の戦い方~東海大学~

次代の主役が存在感を現してきた。 圧倒的なタレント力を誇っている東海大学だが、今季は対・青山学院大学の筆頭の呼び声が高い。 その評判を裏付けるかのように出雲駅伝では優勝、全日本駅伝では2位といずれも青山学院より先着。 スピード・ロード力・選手層など決して見劣りしないことを証明してみせた。 両角監督の構想としては黄金世代である現2年生が上級生になった時に箱根駅伝優勝という青写真を描いてい......続きを読む»

第94回箱根駅伝の戦い方~駒澤大学~

中谷・大塚・西山選手といった主力世代が抜け、チーム力はどうしても下がっていると感じる駒澤大学。 だが、出雲駅伝こそ7位に甘んじたが、全日本駅伝では4位と上り調子の気配を見せた。 元々主力の走力は高く、その点においては優勝候補に十分値する。 そして、ここにきて中間層の底上げや新戦力の台頭、主将の復帰など足並みが揃ってきた。 今のチームの状態に手応えを感じたか大八木監督も「箱根駅伝では総合......続きを読む»

第94回箱根駅伝の戦い方~法政大学~

前回8位と4年ぶりにシード権を獲得した法政大学だが、その権利を守るためには確実にスタートからシード圏内の位置をキープしたい。 単純にチーム力を比較すれば昨年度よりも力があるように感じる。 2~4年生にはそれぞれ核となる選手がおり、途中棄権となったとは言え出雲駅伝、そして、全日本大学駅伝を経験し、今季は3大駅伝全てに出場する。 エース・上級生の安定感・中間層の底上げ・6区経験者など箱根を戦......続きを読む»

第94回箱根駅伝の戦い方~日本体育大学~

全日本駅伝予選会はまさかの予選落ち。 チーム状況が不安視されていた日本体育大学だったが、出雲駅伝では3位でシード権獲得と面目を躍如した。 箱根駅伝前の駅伝が出雲だけになったということもありここに調整を合わせてきたという理由もあるだろうが、どちらかと言えば長い距離を堅実に走れるロード型の選手が多いイメージ。 スピードレースでは分が悪いと見られていた出雲で3位に入ってこられたのは僥倖と捉えて......続きを読む»

第94回箱根駅伝の戦い方~中央学院大学~

今季の箱根駅伝で忘れてはならない存在が中央学院大学だろう。 出雲駅伝ではアンカーの失速があった為8位という結果に終わったもののそれまではシード権争いに絡むレースを展開。 距離と区間が伸びた全日本駅伝では6位と2年続けてシード権を獲得。 潰滝選手という大学陸上界を代表したエースが抜けてから2年、チーム力は落ちるどころか上がっている。 そして、今回の箱根路では一躍往路優勝のダークホース的存......続きを読む»

第94回箱根駅伝の戦い方~神奈川大学~

青山学院と東海の2強争いに待ったをかけた神奈川大学。 むしろ、全日本大学駅伝を制したことにより俄然神大に対する優勝予想が支持を集め始めている。 大後監督がコツコツと積み重ねてきた王座復活への道のり。 彼の予想では往路優勝が狙える立場になったと分析しているが、選手たちの意識はそれよりも先、総合優勝を見据えている。 そして、今回の顔ぶれを見る限り決して不可能な目標ではないだろう。 優......続きを読む»

第94回箱根駅伝の戦い方~順天堂大学~

出雲駅伝では1区の出遅れから挽回し4位にまで順位を上げた順天堂大学だが、全日本駅伝では12位とシード権の争いに加わることができなかった。 箱根駅伝の前哨戦とも言われる全日本での失速は順大の立場を微妙にさせた。 エース力は高いが彼らを生かせる選手層は薄い。 それでも1~7区の経験者が全員健在なだけにノウハウと戦い方を知っている。 特に5区区間5位の実績を持つ山田選手に好位置で繋ぐことがで......続きを読む»

第94回箱根駅伝の戦い方~早稲田大学~

前回の箱根駅伝3位フィニッシュの早稲田大学だが、今回はシード権を死守できるかどうかという見方が強い。 主力の状態が上がっていない、エースの不在、選手層が薄くなったことによるチーム力低下。 そして、出雲・全日本駅伝共に上位争いから早々に漏れてしまったことから昨年度のような伝統校の意地は見せられないのではないかと感じてしまった。 5区安井選手、6区石田選手という山の経験者がいるとは言え、今季......続きを読む»

第94回箱根駅伝の戦い方~東洋大学~

出雲駅伝5位、全日本大学ではシード権獲得も5位という結果でレースを終えた東洋大学だが、この2レースを見た後の印象は「流石東洋」という認識だった。 理由は4年生不在オーダー。 出雲・全日本共に主力の上級生を怪我でエントリーさせることができず、下級生中心の起用を余儀なくされた。 しかし、このフレッシュなオーダーが東洋の可能性を見せた。 出雲では西山選手が区間5位、全日本では相澤選手が区間賞......続きを読む»

第94回箱根駅伝の戦い方~青山学院大学~

箱根駅伝4連覇を狙う王者・青山学院大学だが、昨年のような展開でレースを進められる可能性は低く苦戦が予想される。 出雲駅伝2位、そして箱根駅伝の前哨戦である全日本駅伝でも3位に終わり、「普通に走れば優勝できる」という雰囲気ではなくなった。 特に全日本駅伝では原監督が振り返ったようにデコボコな駅伝となってしまいミスや誤算が目立った。 ここ3年間は「青学メソッド」により、故障者が少なく大舞台に......続きを読む»

「1強」時代の終焉。「2強」から「3強」、そして新戦国駅伝へ

出雲・全日本駅伝を経て時代の変化が起こっていることはもう疑う余地はないだろう。 前年度は大本命だった青山学院大学だが、今季は苦戦。 チーム力は昨年と比べそこまで落ちているとは思わないが、絶対的エースの不在やライバルの台頭など箱根駅伝戦力図はこれまでと変わってきた。 出雲駅伝を制した東海大学、全日本駅伝を制した神奈川大学を交え、箱根駅伝は「3強」との見方が強くなってきた。 しかし、箱根路......続きを読む»

第49回全日本大学駅伝総括~地力を見せた駒澤・東洋・中央学院~

徐々に優勝争いから漏れてしまった有力校だったが、それぞれがただでは終わらないレースを見せてくれたと感じた。 駒澤・東洋・中央学院は前回も順位こそ東洋・中央学院は逆だが、確実にシード権を獲得。 力不足やミス、理想のオーダーを組めなかった背景はあったとは言え、6位以内でレースを終えることができたのは一重に地力が備わっていると実感した。 箱根駅伝の前哨戦とも言われる全日本駅伝。 彼らが本大会......続きを読む»

第49回全日本大学駅伝総括~2冠目を逃した東海大学の弱点~

ライバルと目されていた青山学院大学に競り勝っての2位。 箱根駅伝に向けある程度の手応えを感じたレースとも言えるが、やはり悔しさが残った全日本大学駅伝だったように思う。 出雲駅伝に続き全日本駅伝を制し今季2冠目。 そのシナリオは十分描けていたはずだった。 しかし、ほんの少しのミスで展開は大きく変わる。 選手層では圧倒的に上回っていた東海だったが、振り返ってみればミスをしなかった神奈川大......続きを読む»

第49回全日本大学駅伝総括~青山学院の誤算と不安~

「全日本駅伝はウチが有利」 そう語っていた原監督だが、目論見は外れ3位という結果に終わった。 バランス良くレースを進めた神奈川大学だけではなく、対抗と見られていた東海大学にも出雲に続いて及ばなかったことは箱根4連覇に向け黄色信号が灯った印象だ。 青山学院の強さは選手層の厚さと個々の走力、そして何よりも駅伝を楽しむことから生まれるロード力だった。 だが、今大会だけ見れば、安定感や総合力で......続きを読む»

第49回全日本大学駅伝総括~神奈川大学が20年ぶりの歓喜~

次開催ではコースが1部変更となる為、今回が現コースでは最後の大会となる。 その節目の大会を制したのは連覇を狙った青山学院大学ではなく、出雲駅伝を制した東海大学でもなく、神奈川大学だった。 神大の全日本優勝は実に20年ぶり。 エースの鈴木健吾選手を中心としたチームという印象があるが、今大会ではそれぞれの選手が見事に仕事をした。 「2強」という見方が強かったもののチームとしての総合力が高ま......続きを読む»

第49回全日本大学駅伝~箱根前哨戦で勢いをつけたい有力校~

箱根駅伝の前哨戦とも言われる全日本大学駅伝。 地力と選手層が求められるこの大会ではシード権の行方も気になるところだ。 青山学院・東海の2校は優勝を争うと予想されているだけによほどのことがない限りはシード権確実と見ていいだろう。 だが、残りの4枠は混戦模様。 伝統校である東洋・早稲田・駒澤とは言え、決して安全圏にいるわけではない。 むしろ、出雲駅伝やシーズンを通してのチーム状況を考える......続きを読む»

第49回全日本大学駅伝~求められる伝統校の巻き返し~

出雲駅伝を東海大学が制したことによりますます青山学院大学との2強体制の見方が強くなってきた今季だが、それに待ったをかけたいのが箱根の伝統校たちだ。 東洋・早稲田・駒澤。 数年前まで優勝を争ってきた彼らが全日本大学駅伝で強い存在感を取り戻すことができるかにも注目したい。 選手層では青山学院・東海に及ばないが、ロード力に定評のある伝統校であるが故、距離が伸びる全日本駅伝は2強を脅かすことがで......続きを読む»

ブロガープロフィール

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愛下哲久 (あいしたてつひさ)
出身地:埼玉県

役者をやっています。
よろしくお願いします。
以前のコラム名は「駅伝野郎のぶりん」でしたが、芸名が変わった為変更いたしました。
変わらずよろしくお願いします。
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(12月16日現在)

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