愛下哲久の「駅伝野郎、らぶりん」

月別アーカイブ :2014年02月

90回大会を彩った選手たち⑬~D・モゼ~

拓殖大学のシード権獲得は実に粘り強かった。 復路は13位ながらも、往路6位のリードをしっかりと守った結果だ。 1区で出遅れた拓殖大学だったが、残りの4人がきっちりカバーしたと感じた。 3区を走った2年生の金森選手、そして、4区を走った佐護選手、5区の尾上選手の3年生コンビも持ち味を生かし、役割を果たした。 この3区間の粘りも高く評価したいが、やはり2区のモゼ選手を挙げたい。 エースとして走......続きを読む»

90回大会を彩った選手たち⑫~塩谷桂大~

シード権獲得はならなかったものの、今季の中央学院大学は実にワクワクさせてくれた。 全日本駅伝の予選会から素晴らしいと思ったが、全体の走力が89回箱根駅伝でシード権を獲得してから一段と上がっていた。 そして、出雲駅伝では躍進の6位。 全日本駅伝では10位と振るわなかったが、個人記録で際立ったランナーがいた。 それが、今回の箱根駅伝3区区間4位を獲得した塩谷選手、2年生だ。 1年生の塩谷選......続きを読む»

90回大会を彩った選手たち⑪~山岸宏貴・倉田翔平・佐藤舜~

総合順位は20位と、またしてもシード権には届かなかった上武大学だったが、3本柱の選手たちは躍動したと感じる。 3区を終えて、過去最高順位の9位。 まだ先は長いとはいえ、シード権獲得に向けて希望を見せた走りをそれぞれのエースがやってくれた。 1区の山岸選手は今季絶好調。 世界も体験したことで一回り成長した走りをしてくれたと思う。 12月に入ってから調子を落としていたらしいが、高速レースに......続きを読む»

90回大会を彩った選手たち⑩~竹ノ内佳樹・高松峻平~

箱根路に強い日本大学が戻ってきた。 個々最近は予選会落ちや過去最低順位となるなど、軌道に乗れていなかった箱根御三家の1つが総合順位7位と浮上のきっかけを掴んだ。 評価したいことは、この結果が留学生ランナーの力に頼ったものではないことだ。 5区のキトニー選手は、初の山に挑んだが、持ち前のスピードを生かすことができず区間10位。 予想していた貯金を作ることはできなかった。 それをカバーしたのは......続きを読む»

2014年東京マラソン

昨日2月23日に行われた東京マラソンだが、良いとみるべきか、悪いと見るべきか難しい大会になったと感じる。 気温はそこまで高くなかったが、風もなくランナーにとっては走りやすい環境だった。 さらに、東京は他の選考レースに比べ起伏も激しくなく好記録も期待された。 実際に過去のレースでも日本人ランナーの藤原新選手が2時間7分台、前田選手が2時間8分と自己ベストを出したコースでもある。 そして、今回も......続きを読む»

90回大会を彩った選手たち⑨~寺田夏生~

アクシデント男のラストランは実に立派なエースの姿だった。 彼が注目されたのは1年生の時。 10区を走った寺田選手は4校中、3校がシード権という状況にいた。 自分が一番自信のあったラストスパート。 一気に後続を引き離しシード権はほぼ手中に収めていた。 しかし、最後の直線で中継車を追いかけ右折。 間違いなく後世に語り継がれるだろうコース間違いだった。 それでも、諦めず必死に遅れを取り戻し、......続きを読む»

90回大会を彩った選手たち⑧~片川準二・吉川修平~

大東文化大学、5年ぶりのシード権獲得。 毎年、少しずつシード権に近づいていたチームが、遂に目標を達成した。 今回のシード権争いは実に熾烈だった。 復路ではめまぐるしく順位が代わり、どこが飛び込んでもおかしくなかった。 ギリギリ10位でのシード権。 それを叶えた立役者は2人の4年生だと感じた。 5区を走った片川選手、そして、8区吉川選手だ。 大東文化は市田ツインズが注目されているが、......続きを読む»

90回大会を彩った選手たち⑦~蛯名聡勝~

帝京大学のエース・蛯名選手の誇り高い走りを見た。 エントリー発表の往路2区に彼の名前はなかった。 本来であれば帝京大のエースとして当然2区を走るランナーだったが、今季は怪我により満足な練習を積めなかった。 直前の大会や記録会にも欠場し、出場辞退も危ぶまれていた。 それでも彼ならば箱根に間に合わせてくれると信じていた。 結果として2区を走ることは出来なかったが、7区で彼が見せた走りは素晴らし......続きを読む»

90回大会を彩った選手たち⑥~一色恭志・神野大地~

青山学院大学の選手層の厚さは、もはや本物だ。 前回までの絶対的エース・出岐選手や大谷選手は卒業し、エントリーの段階で次期エースの久保田選手を欠いた。 上位戦線でどれだけ戦えるのか不安もあったが、1区・2区でその心配は一蹴された。 誰かが抜けても、誰かがカバーできる。 今の青山学院にはその体制がしっかり整っている。 圧巻だったのは、1区の一色選手の走りだ。 高速レースのスターターを任さ......続きを読む»

90回大会を彩った選手たち⑤~廣瀬大貴~

山を知り尽くした男は、4年間の集大成を90回大会で見せてくれた。 区間新記録にあと5秒と迫る58分16秒で、最後の山を駆け下りた。 1年生の時は決して、早い走りが出来たわけではなかったランナーだったが、着実に山の走りを覚え、スペシャリストと呼ばれるまでに成長した。 明治大学は5区で失速があったが、6区の廣瀬選手は遅れを取り戻す快走。 復路のスターターとして、見事な走りだったと思う。 彼......続きを読む»

90回大会を彩った選手たち④~高田康暉~

早稲田大学に新エースが誕生した瞬間だった。 2年生の高田康暉選手。 元々力のあるランナーだったが、箱根駅伝で一皮むけ、早稲田の名前を誇示したと思う。 正直、彼の区間賞は想像していなかった。 2区には駒澤・村山選手、東洋の服部選手、拓殖大学のモゼ選手など実力者が揃い、実績も十分なランナーが走っていた。 逆に早稲田大学は、1区の大迫選手でリードを取る予定だったが、作戦通りには進まず5位発進......続きを読む»

90回大会を彩った選手たち③~中谷圭佑・馬場翔大~

箱根駅伝は惜しくも2位と3冠達成はならなかった駒澤大学だったが、総合タイムは10時間57分25秒と好タイムで走りきった。 11時間を切って優勝できないという非常にハイレベルな戦いだった。 そして、タイム以上に東洋大学に主導権を易易と握らせなかったのは、4区5区の働きが大きい。 1年生の中谷選手と2年生の馬場選手。 初めての箱根路を走ったこの2人が駒澤の復路に望みを繋げたと言っても過言ではなか......続きを読む»

90回大会を彩った選手たち②~山中秀仁~

連覇はならなかったもののエース格の選手が次代のエースに急成長した。 今季絶好調の山中選手だったが、90回大会の箱根駅伝では更なる飛躍を見せてくれた。 1区に早稲田・大迫選手が配置され、満を持しての当日変更の1区起用。 高速レースに対応できるのは彼しかいないと、自信を持っての起用だったに違いない。 しかし、大迫選手だけではなく、駒澤の中村選手、東洋の田口選手など1区のスペシャリストがひしめく区......続きを読む»

90回大会を彩った選手たち①~設楽啓太・悠太~

90回大会はまさに設楽ツインズの為の舞台だった気がする。 最上級生となり、キャプテンと副キャプテンとなり、王座奪還を目指す東洋大学の心臓部は間違いなく彼らだった。 山の神・柏原選手が卒業してからの総合優勝。 それは、脱・柏原を掲げた東洋大学の目標だった。 5大会連続2位となり、あと一歩が足りなかったチームをその脚力で見事脱却してみせた。 設楽ツインズが率いた東洋大学は、強かった。 その一......続きを読む»

第90回箱根駅伝チーム別統括~山梨学院大学~

シード権獲得は有力視されていた山梨学院大学だったが、往路でまさかの落とし穴があった。 絶対的エースであるオムワンバ選手の疲労骨折による2区途中棄権。 予選会2位通過、全日本駅伝でもシード権獲得と流れに乗っていたチームにこのようなアクシデントが起こるとは誰も想像していなかっただろう。 事実、直前までオムワンバ選手の調子は非常に良く、走りだしても一気に選手を追い越していく快調なペースだった。 し......続きを読む»

第90回箱根駅伝チーム別統括~国士舘大学~

予選会ではギリギリ最終通過だった国士舘大学。 本大会では、下克上を狙い勝負に挑んだが、やはり戦前から予想されていたチーム力の差を埋めることは難しかった。 チームとしても個人としても駅伝にならなかったという印象だ。 しかし、ある程度は予想されていただけに箱根駅伝の経験を詰めたことは収穫だと思う。 ここから予選会を勝ち抜くため、本大会で結果を残すための走力アップを積んでいかなくてはいけない。 ......続きを読む»

第90回箱根駅伝チーム別統括~専修大学~

3年ぶりの箱根駅伝はほろ苦い結果となってしまった。 10人中9人が区間2ケタの走りとなり、序盤の段階でシード権争いから漏れてしまった。 しかし、指導が伊藤国光監督に代わりまだ2年。 経験を詰めたという意味では、十分意味のある戦いだったと感じる。 主将の宮坂選手を故障で欠くなどオーダーを組む上での誤算もあったが、全てを含めて次の糧にしていくだろう。 10000メートルのベストだけ見れば、......続きを読む»

第90回箱根駅伝チーム別統括~上武大学~

今回もシード権獲得はならなかった上武大学。 苦しい展開になるであろうことは予想出来ていたが、やはりまだ10人の戦力が整っていない印象が強い。 エース格の選手もいて、予選会を毎回通過できる力も備わっている。 しかし、20キロを走る箱根駅伝を戦うには全体的な走力がまだ足りていない。 初シード権という壁を越えられそうで越えられない、もどかしい状態になっている。 チーム力がまだ低いということは......続きを読む»

第90回箱根駅伝チーム別統括~城西大学~

中央大学同様、1年でのリベンジ達成はならなかった城西大学。 チーム力は決して低いわけではなかったが、予選会で調子の上がっていない選手も多く、本大会までの調整も少し出来ていなかったように感じた。 主力で出来る限り流れを掴んでおきたいはずだったが、高速レースに自分のペースを作ることが出来ず、流れを変えられる選手もいなかった。 城西大学の作戦は1・2区でのロケットスタート。 序盤から上位につい......続きを読む»

ブロガープロフィール

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愛下哲久 (あいしたてつひさ)
出身地:埼玉県

役者をやっています。
よろしくお願いします。
以前のコラム名は「駅伝野郎のぶりん」でしたが、芸名が変わった為変更いたしました。
変わらずよろしくお願いします。
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(10月18日現在)

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