愛下哲久の「駅伝野郎、らぶりん」

月別アーカイブ :2012年02月

88回大会を彩った選手たち⑬

今度はコース間違いなし! 視界良好・寺田夏生。 このコラムだけではなく、様々なメディアで取り上げられた国学院大学・寺田選手。 87回で起こったコース間違いのハプニングで彼の名前は一気に知れ渡った。 優勝争いなどで選手や大学名を覚える機会が多い中、彼のような覚えられ方は極めて特殊だと言えよう。 しかし、実力とは違ったところで注目されてしまった当時のルーキーは、2年時は他の誰も味わったことの......続きを読む»

88回大会を彩った選手たち⑫

3秒を取り戻した不撓不屈の主将・田村優典。 城西大学が箱根の借りを箱根で返した。 過去最少差でシード権を失ったわずか3秒の87回大会から過去最高順位に並ぶ6位で88回大会を締めくくった。 往路を過去最高の5位でフィニッシュし、復路を有利に戦えたことが城西大学シード権獲得の要因となっただろう。 そして、その立役者にはキャプテン・田中選手が挙げられる。 1区で好走した村山紘太選手、4区で5......続きを読む»

88回大会を彩った選手たち⑪

想いを受け継いだ走り・佐藤達也。 88回大会の悲劇としては、5区東京農業大学・津野選手が挙げられる。 山上りの経験者として往路の締めを任されていたものの、大失速で区間20位。 タイムも1時間46分49秒と信じられないほど遅いタイムだった。 実は、津野選手はエントリー発表が終わった後、体調が悪化し嘔吐していた。 レース前からまともに走れる状態ではなかったのだ。 選手生命にかかわることの......続きを読む»

88回大会を彩った選手たち⑩

世界を視野に入れたエース・大迫傑。 区間賞は当たり前。 もはやその表現がしっくりくるまでに成長を続けている大迫選手。 早稲田大学のエースにして、日本学生界のエースと呼んでも言い過ぎではないだろう。 今大会は大迫選手のマークが厳しかった。 昨年はルーキーにして1区を任され、見事に区間賞。 彼の独走が87回大会の早稲田大学の優勝の足掛かりとなった。 今季も好不調の波があったものの大......続きを読む»

88回大会を彩った選手たち⑨

黄台のリベンジ・棟方雄己。 中央大学には黄台というものが存在する。 赤のCの文字の回りを黄色の縁取りがされているユニフォームの事だ。 これは大会で好成績を収め、一定の標準記録を突破している選手にのみ与えられている、いわば中大の主力という位置づけだ。 だが、黄台をつけるということは、同時に中大の伝統を守る立場も担う。 スーパーレギュラーとも称される彼らで失敗は許されない。 88回大......続きを読む»

88回大会を彩った選手たち⑧

見せた区間新! O・コスマス。 今大会は3つの区間新記録が生まれた。 その中で、1番最初の区間新記録が3区で樹立された。 かつての早稲田の大エース・竹沢健介のもつ区間記録1時間1分40秒。 破ったのは、山梨学院が誇るケニアのスピードランナーだった。 初出場の2年生は区間2位、そして3年時は区間賞を獲得。 いずれも3区での好成績。3区を知り尽くした留学生と言ってもいいだろう。 後......続きを読む»

88回大会を彩った選手たち⑦

名門復活を託された次世代エースたち・的野遼大、松村優樹。 予選会を何とか通過した順天堂大学が、本戦では堂々のシード権獲得をすると予想できた人がどのくらいいただろうか。 今大会は出ることに意味があり、経験を積ませる大会だと思われていたが、順天堂のランナーたちは久々の箱根路を躍動した。 全員が箱根未経験ながらも、名門に受け継がれた箱根路の戦い方は確かに伝承されていた。 大きなブレーキを極力な......続きを読む»

88回大会を彩った選手たち⑥

悠基超え・設楽悠太。 88回箱根駅伝の金栗杯は5区で自身の区間記録を更新した柏原竜二選手が獲得した。 しかし、その柏原選手が「MVPは彼だと思った」と称したのが、同大学の2年生・設楽悠太選手だった。 7区を担当した悠太選手が打ち立てた1時間2分32秒。 それは、かつて3区間の区間記録を持っていた伝説の選手・佐藤悠基選手のタイムを3秒上回ったことを意味した。 数十年は破られないであろう記......続きを読む»

88回大会を彩った選手たち⑤

常勝大学エースの底力・窪田忍。 今大会優勝の本命は駒澤大学だった。 箱根前哨戦の全日本駅伝では優勝をもぎ取り、一躍その予想は高まった。 5000メートル・10000メートル持ちタイムは全チーム最速。 だが、駒澤史上最強のチーム力と目されていた布陣は2位と言う結果に終わった。 決して悪いタイムでもなく、すばらしい順位でのフィニッシュだったはずだが、何か物足りなさ感が残った。 それは早々......続きを読む»

88回大会を彩った選手たち④

早稲田の伝統を継ぐ男・山本修平。 今回の早稲田は思うような展開に持って行けなかった。 八木・三田の精神的主柱を欠く布陣は、2区で東洋大にかわされるとついていく力は弱かった。 東洋が強過ぎた今大会だったが、実質トップ争いをすることができたのは早稲田のみ。 リードを許さない展開に持って行ければ、立場は違ったものになったかも知れない。 力負けという印象はどうしてもつきまとってしまう。 ......続きを読む»

88回大会を彩った選手たち③

大学初の区間賞をもたらした男・出岐雄大。 今季出岐選手は絶好調だった。 各大学のエースが調整に苦しむ中、1年通して万全な状態で臨めたのは彼がピカ一だ。 思えば、昨年の87回大会で区間4位の走りをしてから彼を取り囲む環境は大きく変わったのではないだろうか。 昨年まではエース・米沢選手が抜けた穴を埋める立場というイメージがあったが、今季の出岐選手は間違いなく大学陸上界のエースとしての扱いに変......続きを読む»

88回大会を彩った選手たち②

存在感の大エース・鎧坂哲哉。 1月2日往路。エントリー発表がなされた時に全員からため息が漏れた。 明治大学のエースにして、世界基準のランナー鎧坂選手のエントリーから外れた。 最後の箱根路。当然任されるのは2区のはずだった。 大事な序盤で出遅れたチームは復路での浮上は難しい。 その難しさを知る古豪は2区鎧坂で盤石布陣をしく算段だった。 ところが、2区はおろか往路5人のメンバーの中に彼の......続きを読む»

88回大会を彩った選手たち①

山の神のラストラン・柏原竜二。 山の神伝説は衝撃に始まり衝撃で終わった。 かつての山の神・今井正人選手が打ち立てた5区区間記録は数十年塗り替えられないであろう記録として残っていた。 しかし、わずか2年後、同郷のルーキーが区間記録を更新したことから新・山の神の名は全国的に広がった。 それからの箱根駅伝は柏原選手を中心に回っていたと言っても過言ではない。 他校の選手たちが、「柏原選手がいる......続きを読む»

88回箱根駅伝チーム別統括 ~東京農業大学~

アクシデントが生じた時点で東京農業大学が優勝争いはおろかシード権争いにも加われないことは明らかだった。 総合20位。それも19位と20分以上離されたダントツの20位だ。 しかし、気力で襷を繋いだ津野選手の走りを高く評価したい。 エントリー決定後に体調が悪くなり、まともに走れない状態だったにも関わらず、重い足取りながらも目はまっすぐ前を向いていた。 彼が走り切っていなければ、襷が途切れることに......続きを読む»

88回箱根駅伝チーム別統括 ~日本体育大学~

拓殖大学同様まさかの結果に終わったのは日本体育大学も同じだろう。 シード権を落とすこととなっても11位、悪くても10位とそこまでの差はつかないだろうと踏んでいたが、総合19位。 特に復路は悪い流れを断ち切ることができず、64年繋ぎ続けていた襷も繰り上げスタートで途切れると言う結果になってしまった。 エース格が多い戦力のはずだったが立て直しが急務となっただろう。 序盤の流れは決して悪いわけ......続きを読む»

88回箱根駅伝チーム別統括 ~中央学院大学~

厳しい言い方になってしまうが、ある程度予想されていた展開を覆すことができなかった中央学院大学。 エントリーの段階でスターター・塚本選手を欠き、戦力としても遅れを取ることとなってしまった。 駅伝にならなかったと言ってしまえばそれまでだが、収穫もあった大会だったのではないだろうか。 1区にはルーキー・芝山選手。 今後の中央学院大学を担うであろう逸材だが、他校のエース格が揃った1区ではまだ勝負......続きを読む»

ブロガープロフィール

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愛下哲久 (あいしたてつひさ)
出身地:埼玉県

役者をやっています。
よろしくお願いします。
以前のコラム名は「駅伝野郎のぶりん」でしたが、芸名が変わった為変更いたしました。
変わらずよろしくお願いします。
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(10月20日現在)

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