2008年06月07日

ベルモントS、30年ぶりの快挙か?史上初か?注目のアメリカ競馬

3冠馬・・・通称トリプルクラウン。



どちらにしても、良い響きです。


皐月賞は、スピードで、ダービーは、実力で、菊花賞で底力で1番強く勝つ・・・。


これは馬にとっても、関係者、そして騎手にとっても非常に困難な事。


本当に1つのミスも許されない、そして、馬にとっては一生にたった1回のチャレンジ。


そして、当然のことながら、最初の皐月賞で勝った馬だけが、その3冠馬のチャレンジができる。
強いだけでも成し得ることができない、運も必要なこの偉業・・・


過去の日本の3冠馬は

1 セントライト 1941 
2 シンザン 1964 
3 ミスターシービー 1983 
4 シンボリルドルフ 1984 
5 ナリタブライアン 1994 
6 ディープインパクト





1939年に皐月賞が創設され、現在まで69年。


その69年の歴史の中でたった6頭・・・・


ただ、2冠馬なら21頭存在する。あと1冠、それが非常に難しいし、だからこそ価値がある。
それだけ偉大なる偉業。


さらに、負けなしの無敗でとなるとその価値は計り知れない。

日本で無敗で3冠を達成したのは、

シンボリルドルフと、ディープインパクト。

この2頭しかいない。



その無敗の3冠に挑む馬がいる。


もちろん、日本ではない。
2008年の今年は、残念ながら、皐月賞馬キャプテントゥーレは、レース後骨折が判明し、3冠馬達成できる馬がなくなっている。



その無敗で3冠を達成すると期待されている馬。
それは、アメリカでのレース。


アメリカ競馬は、NRTA(National Thoroughbred Racing Association、全米サラブレッド・レーシング協会)に加盟する約70にも及ぶ各州のレース場でほぼ一年中開催。


その中でもG1レースは現在、合計98。
G2、G3を含めて重賞レースはあるのですが、アメリカではG1の数が圧倒的に多いのが特徴。



そんな、アメリカ競馬は、英国や仏国の競馬とは異なった観点や、1年中行われることを考慮し、ダートが中心。


そうすれば馬の足への負担も軽くなる上、スピード化、早熟化を推進することも可能とした。
しかし、アメリカの競馬そのものの人気が1990年代に非常に危機的状況に陥る。


以前は、各州で独自のレースが開催されて、各レース会場でしか買えなかったことから、最近の日本の地方競馬と同じように衰退していきました。


そこで、1998年にNRTA(National Thoroughbred Racing Association、全米サラブレッド・レーシング協会)を設立し、約70にも及ぶ各州のレース場でほぼ一年中開催するレースを全米でマーケティング活動するようにしたところ、なんとか持ち直す。



さらにを、日本のJRAにならい、CMでタレントを起用し、新しいマーケティング展開のもとで女性客や若年層を取込むべくレース体系見直しやレース場の施設改善などの改革策を次々と推進。


競馬のイメージアップに成功。



さらに、電話投票やインターネットを駆使し、全国どこでもでどの会場の馬券も買えるようになったことで再び盛り上がるようになってきました。


全米でのレースはなんと、元日からニューヨークなどの各州の競馬場で始まって、師走の大晦日まで続きます。70もの競馬場で10レースずつ行ったとしても・・・・年間25000レース以上。


規模が違います。



更に近年では、3冠のかかる、トリプル・クラウン最後のビッグレース「ベルモント・ステークス」のテレビCMは、往年の人気グループ/アバのヒット曲を起用して、若者たちがアバの曲に乗ってアメリカ競馬を楽しむ光景を流しました。


その結果、CMの異例のハード・ローテーションにより、思わずアバの曲を口ずさんだり、レース場へ足を運びたくなる効果を生んでいったのです。



そんな、3冠のかかるベルモントステークスがいつも以上に盛り上がっています。

しかも日本で。



アメリカの3冠と言えば、

ケンタッキーダービー(1875~)

ブリークネス・ステークス(1873~)

ベルモント・ステークス(1867~)


なのですが、この日程が非常にタイト。



5月最初の土曜日がケンタッキーダービー、その2週間後が、ブリークネスS、その3週間後が、ベルモントS


ケンタッキーダービーはケンタッキー州(KY)のチャーチルダウンズのダート10F(約2000m)で行われるレース。アメリカにはダービーと名のつくレースが他にもあるのですが、アメリカのダービーといえばこのケンタッキーダービー。



プリークネス・ステークスはメリーランド州(MD)のピムリコ競馬場のダート9.5F(約1900m)で行われるレース。



ベルモントSは3冠の最後を飾るレースで、ベルモントパーク競馬場のダート12F(約2400m)戦。



アメリカダート競馬では珍しい長距離。
?と思われたかも知れません。

実は、ダートの場合2000m以上は長距離となります。

その上、2400mですから、この400mで涙をのむ馬が非常に多い。

過去12年で6頭の2冠馬がここで敗れていることからもそれがよくわかる。


2004年に今年の同じに無敗でベルモント・ステークスに挑んだスマーティ・ジョーンズ。


惜しくも2着で3冠を逃したが、13万人もの観客を動員している。


その無敗のまま、今年3冠に挑む馬がいる。




「ビッグブラウン」



昨年9月のデビュー以来、圧勝続き。
前回のプリークネス・ステークスでも、4コーナーから一気に刺しきって圧倒的な力を誇示している。



ビックブラウンに騎乗するのは、日本でも騎乗経験があるデザーモ騎手。
そのデザーモ騎手が、騎乗してこのベルモント・ステークスに乗り換えを本気で悩んだ馬が1頭いる。


それは、日本の調教馬、カジノドライヴ。

カジノドライヴは、アメリカ生まれでJRAの藤沢和雄厩舎に入厩。


今年2月に日本の新馬戦を圧勝したあと、渡米。その後馬インフルエンザなど、検疫の問題もあり、アメリカに滞在せざるを得なくなったのですが、それが、功を奏し、


アメリカG2・ピーターパンステークスで圧勝。
しかも、日本の調教馬がアメリカのダートの重賞を勝ったのも初めて。


さらに、血統もいい。


カジノドライヴの一つ上の半姉・ラグストゥリッチズは2007年、牝馬としては102年ぶりにベルモントSを勝っている。


二つ上の半兄・ジャジルも2006年に同レースを制しているのだから、期待が持てる。


さらに、さらに!


カジノドライヴの父マインシャフトは、ラグストゥリッチズの父エーピーインディ(92年ベルモントS勝ち馬で、父シアトルスルー、母父セクレタリアトとも3冠馬)の息子で、血統構成が似通っているのだから、期待も大きい。


だから、日本でも盛り上がっているのです。

ちなみに、アメリカ3冠は、


1 サーバートン 1919 
2 ギャラントフォックス 1930 
3 オマハ 1935 
4 ウォーアドミラル 1937 
5 ワーラウェイ 1941 
6 カウントフリート 1943 
7 アソールト 1946 
8 サイテーション 1948 
9 セクレタリアト 1973 
10 シアトルスルー 1977 
11 アファームド 1978 

無敗の3冠達成となるとシアトルスルー以来。

本当に目が離せないレースです。

その注目のベルモントステークスは、現地時間の7日午後6時25分(日本時間8日午前7時25分)、米ニューヨーク州のベルモントパークで行われます。


グリーンチャンネルでは、生中継され、NHKBSでも10日に放送される。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000021-maiall-horse

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