蘭野球事始

オランダ代表選手名鑑(vs侍ジャパン)

このエントリーをはてなブックマークに追加

 「オランダ王国」は、みなさんがご存知の「オランダ」とは多少差異があります。「オランダ」とは「オランダ王国」の構成国の一つに過ぎません。この中には他に、「キュラソー」や「アルバ」「シントマールテン」といったカリブ海の国も加わります。これら4つの国は互いに対等な立場で「オランダ王国」を構成しています。よって、マスメディア等でしばしば「オランダ領」と称される「キュラソー」や「アルバ」は、正確には「オランダ領」ではございません。※「オランダ」という国の構成地域の一つとしてさらにカリブ海の「ボネール島」「シントユースタティウス島」「サバ島」も存在します。  日本球界でもお馴染みのバレンティンが前回のWBCにオランダ代表として出場していたのを見て、不思議に思われたかともいるでしょう。つまりWBCオランダ代表は、「オランダ王国」代表だったのです。    ですので野球オランダ代表には白人も黒人もまぜこぜです(もちろん「オランダ」にも黒人の方はいます)。オランダ人、キュラソー人、アルバ人などなど、様々な地域で育ち、様々な文化を持ち合わせる選手たちが「オランダ王国」という名のもとに団結し情熱をかけてプレーしているのもオランダ野球の魅力の一つです。  また、彼らの中にはオランダ国内リーグホーフトクラッセでセミプロとして活躍する選手。はたまた、アメリカのMLB傘下でプロとして活躍する選手が存在します。こうした異なる舞台、レベルでプレーする選手たちが一堂に会して優勝を目指すのはなんともロマンがあることです。

 昨年、オランダ代表はユニフォームのデザインに微修正を加えました。今まではオランダを意味する「NEDELAND(ネーデルランド)」と胸に表記していました。が、今回の修正で「Kingdom of the Netherlands(オランダ王国)」とし、キュラソーやアルバなども含めた意味にしました。  選手もさることながら、コーチ人の顔ぶれも「地域色」豊かです。監督がMLB日本、韓国でもプレーした「キュラソー」人のヘンスリー・ミューレンス。ヘッドコーチがベルギーからキャリアを求めて「オランダ」に渡ったスティーフ・ヤンセン。打撃コーチが「オランダ」球界のレジェンド、シドニー・デヨング。1塁コーチ、3塁コーチがそれぞれ「キュラソー」のベン・セイセン、「アルバ」のヴィム・マルティナス。「オランダ王国」総出の、コーチング体制が築かれています。もちろんそれは代表候補の選手たちもそのような構成になっているからです。

 現在のオランダ代表の成長を支えているのは、この代表の構成です。この名鑑を見ていただければ、十分お分かりいただけると思います。ぜひ、この名鑑を片手に、侍ジャパンとの強化試合をご覧ください。いくらか、楽しみが増すのではないか、と思います。

 また、今回の強化試合に選ばれていない代表的な選手も参考までに載せています。

 また、侍ジャパンの公式サイトにオランダ野球の紹介記事を書かせていただいております。そちらもぜひ。

※選手の写真はオランダのプロカメラマンの方から許可を頂いて使用しています。無断での使用・転載は固くお断りします。 ※情報の無断での転載、使用は固くお断りします。ご連絡はranyakyukotohajime @ gmail.comまで。(スペース削除)

All photos were taken by Henk Seppen. Thank you Henk.

【例】 ○名前日本語/ローマ字 身長/体重 生年月日 年齢 所属チーム 投打 「出身地」

12ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
オランダ代表
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

WBC侍ジャパンのメンバーを予想してみよう!【鷹党来々】

侍ジャパン強化試合の選出???だらけ、小久保は監督に向いていない 第2回WBC 日本代表応援クリアファイル【やっぱり“T-1”は悪球打ちby23(フタミ)】

サムライジャパン強化試合 メキシコメンバー【阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」】

平昌五輪の出場に影響、パシフィックアジア・カーリング選手権2016開幕! LS北見、SC軽井沢が出場!【0 to zeroのhorizon】

国民栄誉賞の次の受賞者を考える。【プロ野球哀愁劇場】

スケートアメリカ女子SP見た私の直感【スポーツ24/7 一日24時間週7日間スポーツ!】

伊調馨の国民栄誉賞受賞を祝福する。【プロ野球哀愁劇場】

手法はトランプ氏と同じ。都知事のパフォーマンス優先に切り捨てられるアスリートたち。【プロ野球浪漫派宣言】

ブロガープロフィール

profile-iconnlhonkbal-japan

2012年から自称日本一オランダ野球に詳しい「Honkbal Japan」がオランダ野球知識を形にしたいと思い、ブログを開設。
現地のカメラマンに了承を得て、写真を多く使ってより分かりやすい記事にしています。

ご要望の方はranyakyukotohajime @ gmail.comまでどうぞ。(@マークの前後に半角スペースが入っておりますので削除下さい)

※当ブログで掲載されております写真は、全て撮影者の許可に基づき使用しております。写真を含むコンテンツの転載はご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

- 蘭野球事始 -

小学から高校まで野球をプレー。オランダ野球との出会いは2009年WBC。オランダが2度も強豪ドミニカ共和国を破ったことに衝撃を受ける。最も影響を受けたのはブログ『世界の野球』。3度現地を訪れ、野球を観戦する。twitterアカウント(@macchakiromen)

※アメブロ版ではオランダはハーレム在住のコーディネーター「NL honkbal」と共同運営し、現地からのインタヴューなどもお届けしていきます。現地オランダの野球チーム及びオランダ野球最大手メディア「de Nederlandse honkbalsite」と提携し、各種取材仲介など幅広く対応しています。
  • 昨日のページビュー:172
  • 累計のページビュー:89722

(03月07日現在)

関連サイト:蘭野球事始アメブロ版

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. プレミア12オランダ代表選手名鑑
  2. 2017WBCオランダ選手名鑑
  3. オランダ代表選手名鑑(vs侍ジャパン)
  4. 対侍ジャパン 欧州代表オランダ人選手名鑑
  5. オランダ、強化試合を経てプレミア12へ
  6. プレミア12から見るオランダ球界
  7. ワールドポートトーナメント2015
  8. オランダ球界ストーブリーグ
  9. オランダ球界に挑戦する日本人へ、インタビュー ー前編ー
  10. オランダ野球観戦記 @アムステルダム

月別アーカイブ

2017
02
2016
11
05
2015
11
10
09
08
07
02
01
2014
09
07
03
01
2013
12
10
03
02

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年03月07日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss