西の落伍家

【サッカー】地方クラブが挑む新たな集客の形

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 日本はスポーツの盛んな国である。全国に様々なスポーツの様々なチームが存在し人々は思い思いのチームを応援している。「ファン」あるいは「サポーター」と呼ばれるこれらの人々にどうやって魅力を伝え、そして会場に足を運んでもらうのかということに各チームは日々取り組んでいる。しかし会場に訪れるファンはホームチームを応援するファンとアウェーチームを応援するファンに分かれており、会場で恩恵を受けるのはホーム側のファン、逆に割りを食うを。2015年にはプロ野球広島東洋カープの球団企画によってアウェーチームである横浜DeNAベイスターズのファンがスタジアムから締め出されるということもあった。興行という面もあるスポーツの世界においてはホーム側のファンに比重が置かれることはある意味当然のことなのかもしれない。

 そんな中、福岡・北九州を本拠地とするサッカークラブであるギラヴァンツ北九州が一風変わった取り組みを始めている。その名も「よう来た」。日本で初めてのアウェーサポーター専用サイトである(専用と言っても誰でも閲覧可能であるが)。今や多くのスポーツチームがインターネットサイトを持っているが内容についてはやはりホームのファンに向けられた内容が多い。「よう来た」には新しく完成したスタジアムへのアクセス方法をはじめとして、ホームタウンである北九州についての様々な情報が掲載されている。立ち上がったばかりということもあり現時点では情報はそんなに多くないが徐々に増えていくのだろう。

 この取り組みにおいて筆者が一番評価していることはサイトの内容ではなくアウェーのファンのことも考えるその姿勢である。ホームチームがホーム側のファンを大事にすることは興行面からみても当然のこと。ただ、遠路はるばるやって来るアウェーチームやそのファンがいてこそスポーツは成り立つものであろう。相手がいなければ試合ができずスポーツは成り立たなくなる。会場に来てしまえばホームアウェー関係なくみんな同じスポーツを愛する仲間同士。そのような考えがこの取り組みからは伺える。

 海外のスポーツではしばしばホーム側のファンとアウェー側のファンが衝突する。特にサッカーは歴史的背景などから対立しているチームも多くチームが対立を煽ることも多々ある。その分スタジアムの稼働率は高いので一概に悪いとも言い切れないが、このようなところまで海外のまねをする必要はないだろう。おもてなしの国である日本では会場に足を運んでくれる人々を敵味方関係なく大事にするといったことの方が合っている。ギラヴァンツ北九州には是非ともこの考えを継続させた取り組みを続けてもらいたい。幸いにも先日のJ3開幕戦ではそれまでのJ3の記録を大きく更新する14935人がスタジアムに来場した。チーム関係者も一定の手ごたえを感じているだろう。

 これは地方のサッカークラブの取り組みとあってまだそこまでの知名度には達していない。しかしゆくゆくはこのような取り組みが日本全国の多くのチームに広まりスタンダードなものになってほしいと思う。あと3年後には世界中からアウェーのファンがやって来る「東京オリンピック」という大きな大きな大会が控えているのだから・・・



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記事カテゴリ:
サッカー
タグ:
ギラヴァンツ北九州
J3
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