西の落伍家

【大相撲】33歳となった日馬富士。これからの「全身全霊」

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「いろんな方々の出会いと応援と支えのもと33歳を迎えることができた。感謝の気持ちで一杯です。」

弟弟子たちから誕生日ケーキとバースデーソングを贈られる中、横綱日馬富士は33歳の誕生日を迎えた。

33歳。この年齢を若いと見るか、それとも年をとったと見るかはそれがどのような世界かによって見方が変わるだろう。大相撲の世界ではどうか。力士の平均引退年齢が31歳とも言われる大相撲の世界では、33歳は年をとったと言われる部類だろう。

確かに日馬富士は年をとった。怪我を多く抱えているのがその証拠だろう。今年の初場所では右の太ももを痛め、2015年秋場所以来の休場に追い込まれた。春場所は15日間土俵に上がったが、その後右膝の怪我が判明。春の巡業は治療をしながらの参加が続いている。正に満身創痍。

年をとったスポーツ選手が考えなければならないこと。それは「引退」の二文字。つい先日も、国民的なスポーツ選手であった女子フィギュアスケートの浅田真央が引退を決断した。日馬富士より7歳年下の、26歳での決断であった。

あるスポーツ選手が引退すると、それについてのコメントを他のスポーツ選手に求めるのがマスコミというもの。当然日馬富士にもコメントが求められた。するとこう言った。

「引退という言葉がすごく響く。」

私たちが思っているように、日馬富士も年齢を感じている。現状を考えると、むしろ当然の気持ちとも言えるだろう。ただ日馬富士はこの後に続くコメントも残している。

「もうちょっとやらせてよ。」

私たちが願うようにまた、日馬富士も現役生活への決意を口にした。

土俵の上では確実に世代交代が進んでいる。今や平成生まれの力士が過半数を占めるまでになった。これからも下の世代の突き上げは続く。

しかし、まだまだ老け込む年ではないはず。春場所の13日目、優勝への一本道を突き進んでいた稀勢の里。その新横綱を道端に弾きだしたあの立会いを見て、「日馬富士はもう無理だ」と思った人が果たしていただろうか。

土俵上で年齢が響いてくるのも事実。スピードが命の日馬富士にはなおさらだろう。しかし、うまく付き合えばパフォーマンスが維持できるのもまた事実である。大相撲にしても他のスポーツにしても。

「全身全霊で相撲道に精進します。」

横綱昇進伝達式での口上のように、これからも日馬富士が全身全霊で現役生活を続けていくことを強く願いたい。ただ、これからはこの「全身全霊」の頭の部分に「33歳の」という言葉をつけ、年齢を考えた上での取り口をしてほしいとも思う。1日でも長く土俵の上で日馬富士の取り組みを見たいと願う人は、私だけではないだろうから。



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