西の落伍家

【プロレス】春男となった柴田勝頼。約束を果たしにオカダの元へ。

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 「感じる痛みは、嘘をつかない!」

 執拗な肩への攻めを受けきった後だからか、それとも初めてニュージャパンカップを制したからか。柴田勝頼のその言葉には何だか妙な説得力があった。

 今日3月20日、新潟・アオーレ長岡。チケットは全て完売という状況の中新日本プロレス春の最強戦士決定戦であるニュージャパンカップの決勝戦が行われた。決勝の舞台に進んだのは柴田勝頼とバッドラック・ファレ。どちらが勝っても初優勝であった。

 試合はファレの肩への攻めを全て耐えきった柴田がファレを仕留め、見事にニュージャパンカップを制した。試合後にマイクを持った柴田。観衆の次なる注目は、優勝者に与えられるベルト挑戦権をどのように行使するのかであった。

 「約束した奴がいるんだよ。3~4年前かな。オカダ!」

 柴田はIWGPヘビーのベルトをかけて現チャンピオンであるオカダ・カズチカに挑戦することを表明。リングにオカダは出てこなかったため正式に挑戦を受諾という場面は見られなかったが、これで4月9日に行われるサクラジェネシスで両者がタイトルマッチを行うことは決定的となった。

 柴田が口にした「約束」とは何か。発端は3年前の2014年2月11日のニュービギニング大阪大会まで遡る。この大会ではオカダと柴田の高校時代からの盟友でもある後藤洋央紀のIWGPヘビー級のタイトルマッチが行われ、柴田は後藤のセコンドに付いていた。オカダが勝利を収めた試合後、後藤の介抱の為にリングに上がった柴田とオカダは睨み合いになった。次の挑戦者は柴田だろうと多くの人が思った。

 しかしオカダは「柴田さん! あなた、このベルトに興味あるんスか?もし、このベルトに挑戦したいんだったらな、3月・・・。3月から始まる『NEW JAPAN CUP』に優勝してから来い。ただし! 順序どおりにな。挑戦して来い。俺と向き合えば挑戦できる?そんな甘くねぇんだ、バカヤロー!」と柴田の挑戦にニュージャパンカップでの優勝という条件を付けた。結局その後の大会で柴田が優勝を逃したことでこの話は流れてしまった。その後は中々対戦する機会は巡ってこなかった。

 ただ、去年あたりから徐々に対戦を匂わせるような場面があった。新日本プロレスワールドにて公開されたドキュメンタリーの中で、柴田はオカダについて「なかなか触らせてもらえない。」、「試合をしたい。」という旨の発言をしていた。またその年のG1クライマックスの記者会見では「オッサンばかりと闘ってのチャンピオン」というオカダの発言に対して「オッサンをなめんなよ、ゆとり」と応戦。そしてこの度満を持して対戦が決まったというわけだ。

 多くの人間がこの対決を待っていたということは、実況を担当した野上アナが「ずいぶん長いこと待たされました。」という発言からも伺い知れる。ましてや舞台はIWGPヘビー級のタイトルマッチ。方やIWGPヘビー級の絶対王者として、新日本プロレスだけでなく日本のプロレス界の中心となっている男と、方や一度は新日本プロレスを飛び出し、帰ってきてからもおよそ4年の間IWGPヘビー級のベルトに挑戦することも許されなかった男の闘いである。胸躍らせるなという方が難しい。

 アクロバティックで派手なプロレスをするオカダと昭和の香りが漂うクラシカルなプロレスをする柴田。3年前の約束によって再び引き合わされた二人の闘いは、一体どのような結末になるのか。1つ確かなことは、この一戦が両国に桜の到来を告げるのには、少々温度が高すぎる闘いになるということだろう。

 

 



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記事カテゴリ:
プロレス
タグ:
新日本プロレス
ニュージャパンカップ
IWGP
オカダ・カズチカ
柴田勝頼

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