ニコ小鉢その2(仮)

サガン鳥栖 鹿島アントラーズ 小感

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鳥栖は今季初見。6割方をそちらに傾けての観戦。 結果は1×0。首位鹿島を撃破しました。

■サガン鳥栖 マッシモ・フィッカデンティ監督就任後、ボールポゼッションに重きを持つようになった鳥栖。しかし、この試合は、中盤・前線の激しい守備からの速攻が主体で、以前の鳥栖のスタイルに戻ったような観が。 恐らく、意図してのことではないでしょう。鳥栖のゲームメイカーは左SBの吉田豊なのですが、そこに金崎夢生をぶつけられて、殆ど自陣では自由にプレーできませんでした。 今の鳥栖には、吉田以外、ボールの出し手になれる選手がいないですし、鹿島のハイプレスが執拗なので、ボールを繋ごうにも繋げず、ロングボールを前線に、という経緯だったと思います。いわゆる鹿島の戦術戦略に嵌まってしまったのですが、それがかえって、ビクトル・イバルボのポストプレーや、田川亨介のスピードを生かせる形になるのだから、ゲームとは面白く、難しいものです。 この試合の見所は、両チームの球際の激しさ。特に攻守・守攻の切り替え時のそれには見ごたえがありました。両チームとも、ただボールと人にむやみに突っ込んでいかず、ボールの出先をよく読んで、行けるとなったら勇気を持って飛び込み、取れなかった場合でも瞬時にプレスバックに思考を切り替えます。

ビクトル・イバルボ:まさにポストプレーヤー。突いても圧しても倒れません。ただ、身体の入れ方が甘かったり、さほど一歩目の速さがあるわけでもないのに無理な突破を試みたりと、安易なロストが目立ちました。守備にもあまり熱心ではありません。27歳の選手ですが、老熟した部分は少なく、感覚でプレーしているような観があります。彼に豊田陽平の後継を託すクラブ強化陣の判断は、吉凶いずれと出るでしょうか。

原川力:やはり彼は「ファンタジスタ」なのだなと。アプローチの強さ、両足キックのスピードと、フィジカルの部分が目立つようになりましたが、チャンスメイク時には、大胆な中央突破ドリブル・シュートや、逆足でのダイレクトクロス等、観客と相手選手の意表を突くプレー選択を見せます。 課題は、90分トータルでの細かいミスを減らすこと。CK・FKのシーンは幾つもありましたが、精度に欠けたボールが目立ちました。それを解消すれば、代表も見えてくるでしょう。

田川亨介:U-20代表では、あまり良いプレーを見る機会がなかったですが、この試合では、左サイド裏への抜け出し、柔らかい下肢を使ってのフェイク・突破と、素晴らしいパフォーマンス。ただ一対一では、植田直通に完敗でした(苦笑)。ただ、まだまだこれからの選手です。彼が海外に旅立つ前に、リベンジを果たしておきたいところ。

■鹿島アントラーズ ハイプレス、激しい中盤での攻守の切り替えは、鳥栖と互角。つまり半分はボールを奪えていました。 しかし、そこから速攻でボールを縦にシンプルに動かすのか、鹿島らしくショートパスをつなぎながら攻めていくのか、チーム全体の判断がブレていました。こういうときのために、小笠原満男をベンチに置いているはずなのですが、レオ・シルバを86分まで引っ張ってしまったところは、やや不可解でしたね。 遠藤康の左足、永木亮太の右足を使わない(使えない)状況では、セットプレーで弱みが出てしまいます(なんとCKのキッカーはレオシルバでした)。スコアレスという結果は、不運ではなく、ロジックな結果でしょう。

安部裕葵:名前は「ひろき」と読みます。当て字ではなく、葵の音読みは元来「き」とのこと。もっとも、この音読みを使った二字熟語など、大学試験でも出てこないのでは。 ジュニアユースでは、S.T.FOOTBALL CLUB、本田圭佑が経営するクラブに所属していたとのこと。だから、というわけでは無論ないでしょうが、非常にプレー判断が強気。また、突破のアイデアを豊富に持つ選手です。 ただ、如何せんまだ18歳で、フィジカルはまだまだ。特に短距離のスピードは不足しています。それでも彼が重用されるのは、正直、このポジションにおける鹿島の選手層の薄さもあるのでしょう。

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