ニコ小鉢その2(仮)

2017 U-20W杯  日本代表  イタリア戦小感

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勝ち点1の取得、決勝T進出、という最重要ミッションを果たしたことは讃えられるべきことです。 ただ日本代表は、この試合でも、自分達が目指していたサッカー、チーム結成時から目指していたサッカーが出来ていたとは言い難いです。

課題の一つは1失点目のシーン。イタリアのボランチの選手がハーフウェー手前で前方をうかがう際に、どの選手も間合いを詰めないですし、パスコースも切りません。あっさりと左サイドにスルーパスを通され、ダイレクトクロスで失点。その後のゲーム展開を難しくしてしまいました。 その後はハイプレスを続けるものの、選手とボールに直接アプローチするシーンが少なく、かと思えば間合いを詰め過ぎて、相手のフェイクに対応できず、突破を許してしまったりと、組織的にボール奪取できたシーンは僅かでした。 イタリア代表は、前半の7分で2得点し、あとは堅守速攻の省エネサッカーに終始。それほど中盤を使いませんでした。もしこれが決勝Tのような「勝たなければならない試合」だったら、3・4点目のとどめを刺されていたでしょう。

守備も攻撃と同様で、「自らアクションを起こすこと」が重要。ボールホールドしている相手選手がどこを見ているか、他の選手がどのように動いているのか、それらを俯瞰しながら、効率的且つ効果的な守備動作を心がけていくべきでしょう。

一方の攻撃面はまずまずでした。ダイレクトパスを細かくつないで裏を突き崩す、という理想の展開は殆ど作れませんでしたが、これはイタリアがしっかりラインを低くコンパクトにして、スペースを塞いできたこともあったでしょう。対する日本代表は、サイドで基点を作り、辛抱強くボールを廻し続けて、2得点。惜しいシュートも幾つかありました。エースストライカーの小川航基の欠場をよく埋めていたと思います。

堂安律:試合序盤こそ、ロストが目立ちましたが、先に2失点したことで、守備をしっかりやることの意識が強くなり、それが攻撃面での良いパフォーマンスにもつながっていったと思います。マークの受け渡しにやや難のあるイタリアに対し、カットインのドリブルは非常に有効で、得意の左足を使えるシーンも多かったです。最後はイタリアの選手も彼には殆どプレスを仕掛けられませんでした。

遠藤渓太:プレー判断の速さ、ポジショニングの上手さで、高い位置でよく基点となっていました。右足のインスイングクロスで貴重な1点目を演出。ただ、試合全体のパフォーマンスを、右サイドの堂安と比べると、やや消える時間が長かったでしょうか。もう少しPA内に入るシーンを増やしたかったところです。

初瀬亮: 市丸瑞希、堂安律と、G大阪での同僚トライアングルを構成。その効果もあったか、攻撃面でのパフォーマンスは非常に良かったです。運動量も豊富。課題は一対一の守備。

市丸瑞希:安定したポゼッションの中心役。ただ、上記のとおり、同僚でトライアングルを組む分、やや右サイドへのパスが多すぎたでしょうか。両翼を広くすること、縦パスを積極的に入れること、機を見て自ら中央に切り込むこと。プレー幅が広ければ、なお良かったです。

岩崎悠人:小川航基の欠場で責任を感じていたか、90分精力的にプレー。イタリアのラインコントロールは巧でしたが、小さい穴をよく突き、サイド裏で基点となっていました。

田川亨介:役割的には小川航基のコピーだったのでしょうが、これが全く機能していませんでした。この選手を観るのはこの試合が初めての筆者ですが、タイプとしてはサイドFW、あるいはSHで能力を出せる選手なのでしょう。一歩目のキレではなく、5~6歩目からの加速で勝負していくタイプの選手です。



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