ニコ小鉢その2(仮)

日本代表 × ボスニア ヘルツェゴビナ代表 小感

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時期はずれのレビューですが、まあ平日の試合は見れないサラリーマンですので、ご了承のほどを。

結果は既に知れ渡っていますので、いきなり試合全体の感想を述べると、改めて、サッカーの試合、特に国際試合というのはメンタルゲームなのだな、と感じました。

ミラン・ジュリッチは、試合序盤、森重のマークを完全に打ち破り、決定的なヘディングシュートを放って、メンタル部分で優位に立ちました。それが2得点(特に2点目は完璧な動きとシュート)につながりました。 かたや、 長友佑都は、後半に攻撃に絡めなくなってきたことで、徐々にメンタルを落とし、それが守備面にも悪影響を与え、2失点目のシーンの起点となってしまい、途中交代させられました。彼ほどの選手が交代させられるのは非常に珍しいことですが、彼ほどの選手でも、一度落ちたメンタルを取り戻すことは難しいことを現した場面でした。

ここからは、試合展開に沿ってのレビューに戻ります。 ハリル・ジャパンの特徴は、ボールをダイレクトに素早く縦に動かし、一気にゴール前に迫るダイナミックなサッカー。 しかし、この試合では、なかなかその特徴を生かした動きを見せられません。

ブルガリア戦での日本代表は、大漁の成果を上げましたが、これはブルガリアの前線選手が全くフォアチェックを仕掛けず、日本のWボランチをフリーにさせたことによるものでした。 しかし、ボスニアヘルツェゴビナは、それとは対照的に、均整の取れた4-4-2ブロックを敷くチーム。特に2トップの選手が、日本のDFラインやボランチを監視して、巧みにパスコースを切っていました。 そうなると日本は、自然と足許へのショートパスが多くなりますが、足許へのダイレクトパスはさほど相手の脅威になりません。むしろ相手守備ブロックの標的とされてしまいました。

そんな苦しい日本代表の攻撃を支えたのは、宇佐美貴史・長友佑都の左サイド。 特に宇佐美は、ホームの吹田スタジアムで、生き生きとしたプレーを披露。得意のドリブルで対面のマーカーをほぼ手玉に取り、決定的なラストパス、シュートを放っていました。28分、彼の巧みなドリブルから先制点が生まれたことは、周知のとおりです。

しかし、先制点の1分後に失点。

現在の日本代表は非常に攻撃的なスタイル。ボランチの柏木陽介はともかく、「バランサー」色の強い長谷部誠もどんどん前に出ていきます。SBも両方が一度に上がります。「後方の選手」が仕上げの場面に絡んでいくのが特徴です。 しかし、その分、どうしても後方の安全保障が薄くなります。なんでもない局面で、簡単に数的不利になります。CB2人が取り残され、あとのカバーは何もない、という代表レベルでは考えられない局面が続きます。

たまりかねたか、ハリルホジッチ監督は、柏木陽介に代えて、遠藤航を投入。彼を中央アンカーに据えて、攻守のバランス取りを図ります。 しかし、この交代は、ものの見事な失敗でした。ボランチは遠藤航が中央に構えて、長谷部が右方向に位置します。つまり左のボランチがいなくなりました。 その結果、前半の日本の攻撃を支えていた、宇佐美貴史・長友佑都の左サイドの攻撃が、全く機能しなくなってしまいました。そして、思うように攻撃できない長友佑都のメンタルが落ちていったのは、前述のとおりです。

しかし、ハリルホジッチ監督は、それに気づいていたのかどうか。 彼は、左サイドの停滞を選手個々のコンディションの問題、ととらえていたのか、宇佐美に代えて小林祐希、長友に代えて槙野智章と、選手交代で打開をはかります。しかし、それでも状況が変わらなかったことは、後半無得点という結果が証明しています。

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