ニコ小鉢その2(仮)

國學院久我山 前橋育英 小感

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■國學院久我山 スコアこそ1×0でしたが、ボール支配率、攻守の切り替えの速さで前橋育英を圧倒しました。 昨年も同じことを書いたと思いますが、久我山の最大の特徴は、「バルサのような華麗なパスまわし」ではなく、「過剰と思えるほどのフォアチェック」にあります。この試合では、相手がビルドアップしている状況でも、ハーフウェーより前に5人の人数を割いていました。 敵陣でボールを取られた時も、5人は素早く帰陣するのではなく、敵陣に居残り、ホルダーにプレッシャーを仕掛け、パスコースを潰します。わかりやすく言えば「4-1-5」システムで戦っているチームです。これでよくトーナメント戦を勝ち抜けたものだと思いますが、その特異性ゆえに、どのチームも戸惑うのかもしれません。 むろんパスまわしの華麗さ(正確さ)も、大きな魅力の一つです。遅攻の基本パターンは、サイドで基点を作り、裏に走る選手をデコイにして、PA角・バイタルのスペースに3人目の選手が顔を出すもの。澁谷雅也を楔にしての縦に速いパスまわしもあります。ベースにあるのは、どの選手も強く正確なインサイドキックが蹴れること。監督は今年から清水恭孝氏に代わりましたが、引き続き質の良いトレーニングがなされていることが窺えました。

野村京平:昨年の彼のプレーぶりに鮮烈な印象が残っていましたので、観るのを楽しみにしていた選手。抜群の読みとクイックネスで、稲妻のようにボールを掻っ攫うCB。ただ、空中戦では弱さやミスが目立ちました。もともと身長もそれほど高くありません。アンカーなら、海外でも活躍出来るポテンシャルを持つ選手だと思います。

知久航介:上記の野村京平をアンカーで起用しなかったのは、この選手がいたからでもあるでしょう。中盤の「1」を務めるゲームメイカー。この年代にして、あれだけ中央の縦パスに拘りを持ち、それでいてミスの少ない選手も珍しいです。まだ2年生。フィジカルを鍛えれば5年後は、東京五輪どころか、フル代表も狙える選手。

名倉巧:ドリブルの技術、運動量はもう1年生の頃から光る存在でした。この一年は、守備意識、特に攻守の切り替えのところを入念に指導されていたのでは。結果、体幹が強くなり、キープ力が格段に向上しました。

澁谷雅也:2年生FW。スピードが最大の武器ながら、足許で楔のパスを受けて捌く等、周囲を使うプレーが目立ちました。もうちょっと強引に裏を狙ってもいいんじゃないかと思うほど(苦笑)

内桶峻:3年生の右サイドFW。久我山の選手は皆、自分の背中を壁にしてボールキープするプレーが上手いですが、その中でも彼は筆頭格。決勝点の、ややアウトにかけたミドルシュートも圧巻でした。

山本研:強烈な右足のキック力を持っている選手。昨年観た試合では、確か40m級のロングシュートを決めていました。この試合では左SBでプレー。対面に綿引康という強力な右SBがいましたが、よく抑えていました。

■前橋育英 スコアこそ1×0でしたが、ほぼ完敗。圧倒的にボール支配され、カウンターも久我山のフォアチェックに塞がれ、ミスプレーも目だちました。 ハイプレスが持ち味のチームですが、その殆どが空回り。久我山の選手に躱され、逆に突破される場面が目立ちました。 これは基本のはずですが、ボールでなく人にプレスを掛けてしまっています。悪い見本を見たような気分です。相手のボールの位置をよく見ていれば、プレスに行くべきところとそうでないところがわかるはずなのですが。 久我山とは14年度は同じプリンスリーグで戦っていますが、15年度は久我山がT1に降格したので対戦経験がありません。それも不運だったでしょう。

横澤航平:驚異的なドリブルのスピード、力強い右足を軸にしてのキックは、昨年から印象に残っていましたが、この試合ではなかなか見せ場を作れず。ポジションは2トップの一角でしたが、この試合展開でしたので、もっと下がって、守備の動きをするべきでした。具体的にはボランチとサンドでボールを突くプレーが欲しかったです。

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