2006年10月30日
織田の天下統一戦開幕
今回は泣かなかった。 昨年のNHK杯を初制覇した織田は、彼の演技そのものよりも 織田信長の末裔である事と、優勝時の大号泣で一躍世間で有名になった。 その織田信成が、今度は演技で世界に存在を知らしめた。 米国コネティカット州ハートフォードで行われたスケートアメリカで、 日本人男子では、本田武史に並ぶGPシリーズ2勝目をあげた。 昨シーズン、惜しくもオリンピック代表の座を逃した織田は、 ただスケート技術だけを練習してきたわけではない。 オフシーズンとなる夏場、コアトレーニングやバレエで みっちりと基礎トレーニングを積んだ成果が発揮されていた。 より高くなったジャンプと、日本人男子には珍しいエレガントな身のこなしは、 誰が見ても世界トップレベルの演技。 SPではプルシェンコに次ぐ歴代2位の高得点を叩き出した。 そして、フリーではステップのつまずきやグラつき、 後半のトリプルアクセルが両足になった場面もあったが、 それでも彼が成長したことは充分に分かるプログラムだった。 王者プルシェンコがGPを欠場する今季、 織田は自ら「天下統一したいですね」と言っていた。 彼なら天下統一の野望も不可能ではない。 次のNHK杯では連覇がかかっているだけにプレッシャーもあるだろうが、 それをはね除けるくらいの精神力も彼は持っている。 大号泣の織田信成から、天下人の織田信成になるために。 織田信成の歴史は、まだ始まったばかりだ。
posted by niki |14:39 |
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