スポーツ観戦素人の素人観

闘え、稀勢の里。

このエントリーをはてなブックマークに追加

横綱となった稀勢の里に2度目の試練が訪れている。

大怪我を押しての出場。

稀勢の里はこれまでの基準でいえば高齢の横綱である。 加えて、もう何年振りか忘れるほどの日本出身の横綱である。 故に、ここは大事を取って休むべきであるという意見もあるだろう。

だからこそ、私はこの言葉を贈りたい。 彼の戦いは「戦い」ではなく、「闘い」である。 単純に相手を如何に降すかという「戦い」ではなく、 自分と如何に決着をするかという「闘い」である。

これは、敵が内にある以上、外野の我々がとやかく言うべきでなく、自らが決着すべき問題である。 厳しい言い方かもしれない。 だが、その生涯は悔いのないように自らが決めるべきである。 それこそが天啓によって選ばれた横綱の、唯一の身の処し方なのだから。

かつて私は友人に、 「稀勢の里の横綱昇進と短命の引退の呪縛」 という話をしたことがある。 年齢と地位を考えた場合、横綱に昇進すれば長くはかの力士を見ることはできないという戒めである。 私は稀勢の里が好きだからこそ、彼を見続けたいと思っての話である。 力士としての高齢昇進は、短命横綱を作る土壌だと思ったからである。 それでも、彼は横綱を選んだ。 ならば、その横綱としての生き様を応援すべきだろうと思う。

最後になるが、横綱は今場所、ラオウの化粧回しを着けているという。 ならばせめて、横綱の生涯に一片の悔いなし、と在ってほしいものである。

     (了)



1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
大相撲
稀勢の里 キセノン
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

稀勢の里グッズで一つも売れなかった、あのいやげものを買ってみた。【幕下相撲の知られざる世界】

【ミドル級は最も層が厚い?】村田諒太vsアッサン・エンダム⑤【フシ穴の眼 〜スポーツ編〜】

FMW パンフ00年11月横浜 冬木対ハヤブサ、01年8月駒沢 ハヤブサ対金村、さらば邪道!大仁田厚、邪道降臨 00年7月大仁田対三四郎 ビデオ【極上の“T-1二見激情”見参】

ブロガープロフィール

profile-iconnijouri

  • 昨日のページビュー:778
  • 累計のページビュー:23533

(05月20日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 白鵬30回目の優勝に見る斜陽と一時代の終焉
  2. 闘え、稀勢の里。

月別アーカイブ

2017
05
2014
08

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年05月20日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss