幕下相撲の知られざる世界

月別アーカイブ :2016年07月

稀勢の里に求められるのは優勝ラインではなく、この一番を勝つ強さである。

千秋楽の一番で、稀勢の里は豪栄道を下した。 稀勢の里の取組の時、相手が誰であっても嫌な予感しかしない私ではあるのだが、今日は15日の中でも一二を争う程負ける予感しかしなかった。勝ち越しを賭けた豪栄道、今場所手を焼いた速攻相撲、そして負ければ優勝だけでなく綱取りも出直しになる。 負ける要素は揃い過ぎていた。 だが、稀勢の里はこの痺れる一番で勝った。 普通なら呑まれる場面だ。先日のデータにも有るよ......続きを読む»

千秋楽の白鵬日馬富士戦で、白鵬コールをしてはならない理由。

千秋楽。 稀勢の里に1つの差を付けて、日馬富士が白鵬に臨む。 日馬富士と白鵬はここ数年かなりの割合で白鵬がトップを走っている場合は白鵬が、日馬富士がトップの場合が日馬富士が勝つという流れが有った。単にこれは調子の良い方が勝つということだったのだと思う。 しかし、優勝争いとして、そして勝負として見た時に何かが起こりそうな雰囲気を感じなかったことも確かだ。強い方が勝つ。単純な話なのかもしれないが、そ......続きを読む»

稀勢の里と日馬富士。一瞬の勝負を、見逃すな。

「なんで俺こんなに稀勢の里のことが好きなのかな。ゲイかな…。お互い隠すことなく力と力、心と心を出すことができる」 「一人のファンとして応援している。あいつ(稀勢の里)の相撲を見るとドキドキする」 そう稀勢の里を評するのは相撲ファンの有名人ではない。そう。横綱日馬富士その人である。以前も記したが、有名な話だが大事な話なのでもう一度書きたい。いや、何度でも書きたい。何度書いても味わい深い。何度読んで......続きを読む»

稀勢の里は俺達であり、俺達は稀勢の里である。

またしても繰り返されてしまった。 観たくない光景を観てしまった。 と言えばもうお分かりだろう。 稀勢の里の2敗目である。 相手を見ずに突進する。 変化を貰う。 おわり。 ただそれだけの一番だ。 もう何も言うことは無い。 怒り。 悲しみ。 諦め。 様々な感情が押し寄せる。とても相撲など観る気も起きない。そういう事実が有る以上、気持ちに折り合いなど付けることは出来ない。しかし、ふと考えてしまう......続きを読む»

白鵬の凄さは、敗れる姿も理解不能な点に有り。

大相撲夏場所9日目、白鵬が敗れた。 会心の勝利ならば、大横綱を超えたことに興奮する。 そして、やらかしての敗戦であれば驚く。 しかし最近の白鵬が敗れると、呆気に取られるのである。 ふわっと立った立合の意味も分からない。最初から劣勢を余儀なくされる白鵬。予期せぬ形で絶好のチャンスが到来することに当惑する観客。だが、誰よりも当惑していたのは対戦相手の勢だった。 胸元に入りながら、距離を取ってしま......続きを読む»

稀勢の里の綱取りを分けるのは、9日目と10日目である。過去の綱取り失敗事例から、今の稀勢の里の状況を検証してみた。

稀勢の里がここまで7勝1敗で来ている。 理想的とは言わない。優勝争いをするうえで、最強横綱たる白鵬が居るにもかかわらず序盤で1敗してしまったのだから。むしろ白鵬が1敗するという状況の中で、辛くも優勝争いに踏みとどまっていると評した方がいいだろう。 1敗するまでの稀勢の里は理想的な相撲を取っていた。受ける相撲は一つの完成形を見せているようにすら感じさせた。だが、敗れた相撲を含めてこの中盤戦は不安定......続きを読む»

横綱大関が序盤に敗れるのは「だらしない」のか。「中日給金率」で歴代横綱を比較し、検証してみた。

5日目で白鵬、稀勢の里に土がついた。 綱取りという声も掛かる稀勢の里が敗れ、更には全勝が逸ノ城のみという状況の中、荒れる名古屋場所という声も多く聞かれている。 序盤に横綱が敗れる。 綱取りの掛かった大関が敗れる。 横綱大関で全勝が居ない。 確かに最近ではあまり観ない光景だと思う。そして、序盤に星を落とすと「だらしない」と言われる。勝ち続ける白鵬を引き合いに出し、敗れた横綱大関に厳しい声が挙がる......続きを読む»

応援していた力士を失った時、どうすれば良いのか。後編

~前回のあらすじ~ 最近、幕下をどう観れば良いかと思い悩むことが有った。私にとって幕下を観ることは、つまり吐合を観ることだったからだ。だが、2015年夏場所で吐合が引退し、私は幕下を観る軸を失った。 多くの力士を覚え、彼らの取組に一喜一憂するのは変わらなかったが、どうも力の入り方が前ほどではない。そんな筈はないと録画相撲を観ても、どうにも取組が目に入らない。 観ているようで、観ていない。 覚え......続きを読む»

応援していた力士を失った時、どうすれば良いのか。前編

最近、幕下をどう観れば良いかと思い悩むことが有った。私にとって幕下を観ることは、つまり吐合を観ることだったからだ。 当ブログ開設のきっかけとなった力士、吐合。この力士を追う中で、実は幕下とは単なる幕内の二軍という位置付けではなく、120人が120通りの人生を持ち、それぞれが集大成となる闘いをしている場であることを教わった。 吐合に肩入れしながら、他の力士のバックグラウンドを覚える。そして、その力......続きを読む»

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スポーツライター:西尾克洋が運営しております。相撲などのスポーツライティング、コラム、企画構成など手広く承っております。お気軽にお問合せ下さい。

【過去のお仕事】
・日本テレビ「超問!真実か?ウソか?」(2017年6月)
・テレビ朝日「サンデーステーション」(2017年5月)
・スポーツナビコラム:西岩親方インタビュー(2016年3月)
・現代ビジネス(2017年2月)
・ビジネスジャーナル(2017年9月)
・週刊Flash(2017年1月)
・Palm Magazine(2010年)
・大相撲ぴあ(2015年12月)
・静岡新聞(2015年10月)
・SBSラジオ(2017年3月)
 への寄稿など多数。

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【Ustream】
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(10月15日現在)

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