幕下相撲の知られざる世界

月別アーカイブ :2015年09月

変化はカッコ悪いが、敗れるのはもっとカッコ悪い。鶴竜稀勢の里の論点は正当性ではなく「共感を得られるか、否か」である。

やはり、なのか、あろうことに、なのか。 稀勢の里が鶴竜に敗れてしまった。 だが今回の負けは、少し毛色が異なる。変化を1度ならず2度までも選択した鶴竜に敗れた、という事実に対してどう向き合うか、である。 最初にハッキリさせておきたいのは、変化は喰らう力士が悪いということだ。変化が変化でしかないのは、結局変化だけでは勝てないからだ。普段から勝つための相撲の基礎として、いわゆる普通の取口を稽古場で練習......続きを読む»

あと2日の期待と不安。稀勢の里を観ることが、全てエンターテイメントである理由を考える。

どうせ鶴竜に負けるのだろう。 勝っても明日の豪栄道戦で悲劇は起きる。 もう幾度と無く繰り返されてきた光景ではないか。よせばいいのに、もっと楽しいことは有るだろうに、それでも私は始発で両国に来ていた。 0時前に帰宅し、3時間しか寝ていない私にとって、始発も辛いが2時間立ち続けるのは更なる苦行だ。もしそれを「そうでもないのでは?」と思われる方は、行列が少しずつ伸びることだけが暇潰しという行為を想像し......続きを読む»

平塚と、高砂部屋と、朝弁慶。地域と相撲の絆を産んだ、高砂部屋の平塚合宿に足を運んでみた。後編。

++++++++++++++++++++ 前回のあらすじ 8月30日に、平塚総合公園まで高砂部屋の合宿に足を運んだ。前代未聞の22年の歴史を誇るこの合宿は、平塚の地に確かな相撲文化を育んでいて、観客の間では高砂部屋が「そこに有るもの」として認知されていた。 雨が本降りになり、一見さんには厳しい環境になる中、一際大きな力士が登場し… 前編はこちら。 ++++++++++++++++++++ 幕......続きを読む»

平塚と、高砂部屋と、朝弁慶。地域と相撲の絆を産んだ、高砂部屋の平塚合宿に足を運んでみた。前編。

8月30日、肌寒い朝だった。 小田急線から東海道線を乗り継ぎ、平塚に向かう。秋物のジャケットを羽織り、平塚総合公園を目指す私。 目的は、高砂部屋の夏合宿。夏になると合宿を行う相撲部屋は多くツイッターなどでも話題になるが、私の心を鷲掴みにしたのは、この合宿になんと22年の歴史が有るということだった。 後援会の方に話を聞くと、20年連続で同じ場所で合宿を行うのは前代未聞だという。相撲部屋と地域との......続きを読む»

平野恵一引退。地元の先輩としての「平野君」と「平野選手」の狭間で揺れながら、その凄さを改めて考える。

本来は相撲のブログなのだが、どうしても書いておきたいことが有るので、場所中ではあるのだがこの件に触れておきたい。 オリックス平野恵一選手、引退。 唐突に思えるかもしれないが、実は平野選手は小中学校時代の1年上の先輩だ。生徒数の多い学校だったので直接話したことは同級生のカマタ君を交えての一度しか無く、またリレーでバトンを一度渡したことが有る程度なので親しかった訳ではない。 地元からプロ野球選手が......続きを読む»

座布団投げは、文化か。危険行為か。危険行為を文化として黙認している現状を踏まえたうえで、我々がすべきことを考える。

横綱が敗れると、座布団が舞う。 相撲を知らない人でさえも、そのことは知っていることが多い。観戦に足繁く通っていると話すと、座布団を投げられることを羨ましいと言われることも有るほどだ。テレビでも波乱が起きるとこの光景を映し出すためだと思われるのだが、わざわざ引きのアングルから館内の全景を見せるほどである。 確かに見ている分には綺麗だし、球場のジェット風船の相撲版だと思えば和風の演出として捉えること......続きを読む»

白鵬休場で改めて考える、日本出身力士優勝の可能性。数値的にも心情的にも期待を寄せられる稀勢の里の凄さとは?

白鵬休場。 言葉を並べてみても、どうにも「白鵬」と「休場」が結び付かない。今日もテレビでこのニュースが報じられ、白鵬の写真と休場という言葉が躍っても、そういうアナウンスが流れても、信じ難いものが有った。結局15時40分になったら例の土俵入りを見せて、2秒で取組を終えて悠然と帰ってくるような気がしていた。 だが、結局白鵬が現れることは無かった。 前代未聞の9月場所が、始まったのだ。 朝青龍引退後......続きを読む»

白鵬連敗がもたらす混沌に、我々はどう向き合えば良いのか?少ない材料から想いを馳せることこそが、相撲を観るという行為である理由を考える。

ただ、困惑している。 この2日の大相撲を観ての感想は、この一言に集約される。ただこの言葉をからも分かるように、大相撲全体を観ての感想と言いながらも、結局私の中で思い浮かぶのは白鵬のことだけである。史上最多の優勝回数を誇り、出れば必ず優勝争いをする。負けることがニュースであり、勝ち続ける姿しか観たことが無い力士。それが我々にとっての白鵬だ。 白鵬は、とにかく間違えない力士だ。隙を見せれば逃さないの......続きを読む»

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スポーツライター:西尾克洋が運営しております。相撲などのスポーツライティング、コラム、企画構成など手広く承っております。お気軽にお問合せ下さい。

【過去のお仕事】
・日本テレビ「超問!真実か?ウソか?」(2017年6月)
・テレビ朝日「サンデーステーション」(2017年5月)
・スポーツナビコラム:西岩親方インタビュー(2016年3月)
・現代ビジネス(2017年2月)
・ビジネスジャーナル(2017年9月)
・週刊Flash(2017年1月)
・Palm Magazine(2010年)
・大相撲ぴあ(2015年12月)
・静岡新聞(2015年10月)
・SBSラジオ(2017年3月)
 への寄稿など多数。

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(10月22日現在)

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