幕下相撲の知られざる世界

月別アーカイブ :2015年03月

みんなの白鵬から、分かる人には分かる白鵬への変化。変化に対する、深い悲しみを考える。

白鵬が立ち合いの変化で稀勢の里を下した。 変化に関しては喰らう力士が悪い。稀勢の里は変化を喰らう相撲を取ってしまった。それ故に変化の一瞬で勝負が決してしまった。 白鵬は勝った。 稀勢の里との一番に勝った。 稀勢の里の隙を見事に突いて勝った。 本来はこの一番、稀勢の里の不出来を責めることで終わる。稀勢の里の無策と、変化に屈する脆さをこの一番で見せたことを責めるべきだ。稀勢の里は反省せねばならない......続きを読む»

白鵬に残されたラストチャンスは、優勝インタビューである。相撲界の恩人としての白鵬を取り戻す、稀代のスピーチを切望する理由とは?

白鵬がここまで全勝で来た。 優勝記録更新前後の良くも悪くも荒い取り口は無く、安定し過ぎているほど安定している。かつてここまで簡単に勝つ力士、そして取りこぼさない力士が記憶に無いほどである。 気が付くと差されて、気が付くと重心がずらされている。そして気が付くと倒れている。私の知っている相撲の定石とは異なる動きを、しかも高速で行っているので凄いことは分かる。ただ何が凄いのか咀嚼出来ないまま終わる。何......続きを読む»

中盤での横綱大関の3敗は、地殻変動に依るものである。今場所の最大の興味が白鵬照ノ富士戦である理由とは?

白鵬が全勝を守り、1横綱3大関が3敗で並んだ。 9日目で既に3差が付いている現状を見ると、場所前の騒動は何だったのかと言いたくなるほど白鵬だけが無風で、他の力士には荒れる春場所が猛威を振るっている。いや、むしろあの騒動が有りながら、とても相撲に集中できる状態でないにも関わらずここまで完璧な内容で勝ち続けていること。それこそが最大の「荒れる春場所」なのではないかと思う。 荒れる春場所については白鵬......続きを読む»

川端と安彦は「大翔」を名乗るべきなのか。遠藤の時に棚上げになった四股名議論を、どう考えるか。

今場所の幕下での注目は、川端と安彦である。 川端はアマチュア時代の実績からすると物足りない部分が有った。2場所連続での負け越しも経験した。当たり負けることも有るし、上手さで圧倒することも無い。突出した武器が無い代わりに安定している。それ故に「もしかするとこのままなのではないか」という悲観的な想像も出来る状況だったことは否めない。 対する安彦は前相撲から連勝を重ね、順調に駆け上がった。序ノ口、序二......続きを読む»

遠藤負傷から、「何故公傷制度を復活できないのか」を考える。かつての廃止理由に向き合うことが、その第一歩である理由とは?

遠藤が松鳳山戦で負傷した。 記事によると今回の怪我は「半月板損傷など」と有り、全治2か月らしい。ここまで非常に好調で、突いて起こす内容が完成形に近づいたことからも星を伸ばすことが想定されていただけに、本人にとって非常に痛い怪我だったのではないかと思う。 残念としか言いようのないこの怪我。今場所が終了したこともさることながら、怪我が想像以上に重いとなると5月場所の出場も微妙になる。仮に出場出来たと......続きを読む»

今一番視聴率が取れる国内スポーツは、相撲である。相撲が変わらずに数字を獲れる理由を今、考える。

今日ツイッターを観ていると、面白いデータを目にした。1月の大相撲14日目の視聴率が、22.1%を記録したというのだ。 大相撲14日目の週の視聴率はこちら それ自体に特に驚きは無いのだが、驚きはそれ以外の視聴率だ。 なんと、サッカーアジアカップよりも、錦織圭の全豪オープンよりも数字が高いのである。 今日本で一番数字が取れるコンテンツはサッカー日本代表だと認識していた私にとって驚き以外の何物でもなか......続きを読む»

琴勇輝が貫いた「ホウッ」の道。勇気ある決断の陰で、論点をずらせたのが白鵬である理由とは?

琴勇輝が「ホウッ」を続けたことが話題である。 ここ数年、琴勇輝が取組前のルーティーンの一部として、仕切る前に「ホウッ」と一声出していたのだが、場所前に白鵬が「犬じゃないんだから、ほえるな!」と指摘したことで、一躍注目を集めることになった。奇しくも同じルーティーンを持つ千代鳳との対戦となった昨日、この取組は取組もさることながらその前の所作が注目を集めることになった。千代鳳が自粛したのとは対照的に、琴......続きを読む»

白鵬が主語の大阪場所は、ここ数年で一番のターニングポイントである。時代を切り開く「するか、しないか」とは?

大阪場所がもう始まる。 結局初場所終了後、1ヵ月半の話題はほぼ白鵬だった。荒れた白鵬の狼藉ぶりが連日伝えられ、口を開けばその内容が、無言でも無言だったことが記事になる。何をやっても記事になる。いや、やってもやらなくても記事になる。このような存在は総理大臣か今の白鵬くらいだろう。それほど白鵬の話題が連日報じられた。 考えてみると、行動の全てが記事の対象になり、またその全てについて悪意というフィルタ......続きを読む»

相撲人気をブームで終わらせないために。そのカギを握るのがお笑い芸人「マービンJr」さんである理由とは?

相撲人気が凄いところまで来ている。 初場所は18年ぶりの15日間満員御礼が出ているし、場所後の相撲特集番組の多さと言ったら記憶に無いレベルである。そして更には、相撲関連書籍発売ラッシュ。もはや全てを追いかけるのが困難なレベルにまで到達している。これはもう、相撲人気というよりは、相撲ブームという言葉で表現した方が良いかもしれない。短期間でここまで話題に上り、実際に観客動員にも視聴率にも結び付けている......続きを読む»

白鵬の審判部批判問題が沈静化せぬ中、浮上する「平幕優勝」の可能性。その最右翼が遠藤である3つの理由とは?

大阪場所まで、もう5日である。 本来長くて短い1ヵ月半のはずなのだが、今場所は少し事情が異なる。そう。白鵬である。 審判部批判問題については散々物議を醸し、優勝記録を塗り替えた大横綱に報道陣は同じ質問を浴びせる。白鵬はSmaStationでの謝罪で全てを終わりにしたいのだが、バラエティ番組で、何に対する謝罪なのか不明確な謝罪でもあったことから、報道陣のそうした対応はある程度止むを得ないところだろ......続きを読む»

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スポーツライター:西尾克洋が運営しております。相撲などのスポーツライティング、コラム、企画構成など手広く承っております。お気軽にお問合せ下さい。

【過去のお仕事】
・日本テレビ「超問!真実か?ウソか?」(2017年6月)
・テレビ朝日「サンデーステーション」(2017年5月)
・フジテレビ「グッディ」(2017年11月)
・TokyoFM「高橋みなみの、これから何する?」(2017年11月)
・スポーツナビコラム:西岩親方インタビュー(2016年3月)
・現代ビジネス(2017年2月)
・ビジネスジャーナル(2017年9月)
・オピニオンサイトiRONNA(2017年11月)
・週刊Flash(2017年1月)
・Palm Magazine(2010年)
・大相撲ぴあ(2015年12月)
・静岡新聞(2015年10月)
・SBSラジオ(2017年3月)
 への寄稿など多数。

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*はアットマークです。

【Ustream】
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(12月16日現在)

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