幕下相撲の知られざる世界

月別アーカイブ :2014年09月

自分の土俵に引きずり込む逸ノ城の強さと、相手に「させない」白鵬。100年ぶりの新入幕優勝を阻んだものを考える。

逸ノ城の強さを、一言で表すと何か。 今場所多くの方が考えたことだと思う。 どんな相手も無力化してしまう、あの強烈な上手なのか。 幕内上位の精鋭たちの鋭い出足がそれほど苦にならない、 あの独特の柔らかさなのか。 はたまた、横綱大関が相手でも呑んで掛かる メンタルの強さなのか。 どれも欠けてはならない要素だし、 取組によって勝因が変化しているから、 何か一つに絞ることは難しい。 逸ノ城にはストロン......続きを読む»

変化に対する喜びと、戸惑いと。逸ノ城の9月革命を、我々はどのように捉えるべきなのか。

振り返ってみると、ひょっとしたら過大評価なのかもしれない。 12日間の取組をおさらいしてみた。 軒並み相手に先手を取られているではないか。 立ち遅れる。 圧力を受ける。 押し込まれて徳俵に足が掛かる。 本来ならば、負けの相撲だ。 彼の相撲は、そういう意味ではまだ 幕内に適応出来ていない。 常幸龍がまだ佐久間山という名前で 幕下で連勝を重ねていた時が、このような相撲だった。 普通では考えられな......続きを読む»

相手の実力を引き出す愚直さの持つ魅力と、危うさ。足りないものをファンが補完する稀勢の里は、広義の意味でアイドルである。

久しぶりに稀勢の里のことを振り返ろうと思う。 昨年の5月場所での白鵬との全勝対決から綱取りに対する期待感が高まり、 2度のチャンスをモノに出来ない間に鶴竜が昇進してしまった。 怪我に悩まされ、今年4場所で2桁勝利が1度だけという 当初の期待を考えると寂しいと言わざるを得ない状況が続いている。 気が付けば照ノ富士も逸ノ城も、更には大砂嵐も遠藤も 新時代の扉をこじ開けようとしている。 28歳の稀勢......続きを読む»

蒙古襲来。逸ノ城は大相撲を破壊する革命者なのか。栃煌山と松鳳山を止めた理不尽な強さが齎す、畏怖の念とは?

照ノ富士が上位でインパクトを残す中、 幕内中位では連日我々に新鮮な驚きを与える存在が居る。 逸ノ城だ。 昨年のアマチュア横綱は、今年の力士名鑑が発売された当初は 丸坊主が初々しかった。 部屋頭が三段目の湊部屋を選んだことを不安視する声が挙がる中 幕下、十両を通過し、9月場所は新入幕を果たした。 体格にモノを言わせて組み止める。 組み止めたら後は為すがまま。 身体の自由を奪った逸ノ城が徐々に土俵際......続きを読む»

幕下や十両の時間の観客大幅増は、初日札止めの裏で為された快挙である。「現場はいつだってガチやで。」とは?

相撲人気の回復が顕著である。 名古屋でも後半戦は平日でも満員。 初日から札止め。 良い情報はすぐに我々の元を駆け巡る。 情報化社会の良いところだ。 人気回復の要因についてよく言われるのが遠藤人気ということ。 確かに最近は遠藤への声援が稀勢の里を凌駕しているのではないか? と感じることも有り、賛否両論あるがいよいよ相撲界の顔になりつつある。 モンゴル勢が不遇の時代を支え続け、 そして日本人のスタ......続きを読む»

変化で見せた、新世代の旗手たる矜持。照ノ富士がこじ開ける、一寸先は闇の9月場所とは?

照ノ富士が琴奨菊を下した。 驚くべきはその内容。 大関との初対戦で、事も有ろうに変化しての勝利。 変化というのは2種類有る。 変化してしまったパターンと、 意志を持って変化したパターンである。 前者は逃げの、後者は攻めの変化と言う言葉で 当ブログでは表現している。 大関戦ともなると大抵の場合は変化してしまった、 というパターンが出てしまい、 結果がついてこない上に取組としても期待を裏切るという......続きを読む»

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スポーツライター:西尾克洋が運営しております。相撲などのスポーツライティング、コラム、企画構成など手広く承っております。お気軽にお問合せ下さい。

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・日本テレビ「超問!真実か?ウソか?」(2017年6月)
・テレビ朝日「サンデーステーション」(2017年5月)
・スポーツナビコラム:西岩親方インタビュー(2016年3月)
・現代ビジネス(2017年2月)
・ビジネスジャーナル(2017年9月)
・週刊Flash(2017年1月)
・Palm Magazine(2010年)
・大相撲ぴあ(2015年12月)
・静岡新聞(2015年10月)
・SBSラジオ(2017年3月)
 への寄稿など多数。

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(10月18日現在)

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