幕下相撲の知られざる世界

月別アーカイブ :2014年07月

デーモン閣下の白鵬への問題提議。何故閣下だけがこの損な役割を引き受けられるのか?その根底に有る、相撲に対する想いとは?

デーモン閣下のサンデースポーツでの問題提議が話題になっている。 場所中にも指摘したように、白鵬の土俵態度は 100人が見れば100人が素晴らしいと感じるものでない実情が有る。 張り差しやカチ上げなどの有無を言わせぬ打撃技、 立ち合いの駆け引き、 勝負が決した後でのダメ押し、 そして、汗を拭かない。 フラットに見て、これを全て不問にすることは出来ない。 とはいえ、ルールのグレイゾーンの中で 時......続きを読む»

白鵬優勝は、終わりの始まりなのか。新世代と旧世代の白鵬包囲網が生み出す、33回目の優勝に向けた産みの苦しみを考える。

白鵬が優勝した。 結果だけ見ればいつもの場所が終わったのかと思うが、 今場所は白鵬の変化を見た場所だった。 当ブログで再三話題にしているが、 今場所の白鵬は立ち合いで張り差しもしくは カチ上げという選択をして、不利な体勢になることが多かった。 自らのミスで15番中2番落とすという光景は 最強横綱に君臨して以降、記憶に無い。 そして、逆境からの優勝というのも、あまり記憶に無い。 この変化を目の......続きを読む»

隆の山引退。持たざる者の「幕下相撲」を体現し続けた隆の山の相撲に出会えた喜びを今、振り返る。

隆の山が引退した。 力士の引退というのはやはり寂しいもので、 土俵生活というのは限られた時間しか共有できないものなのだと 再認識させられる。 これが実績有る力士であれば、国技館で断髪式が行われ 引退相撲という形で興行が打たれる。 そして、引退するにしてもある程度やり切ったところまで 現役生活を続けられる。 もしくは、衰えた姿をあまり見せることなく 引退していく力士も珍しくない。 だが、これが幕......続きを読む»

白鵬2敗目。豪栄道・稀勢の里戦の敗戦は、不調なのか偶然なのか。それとも異変なのか。

白鵬が2敗目を喫した。 相手は稀勢の里。 それだけを見ると、それほど意外なことのようには思えない。 稀勢の里と白鵬の対戦成績を考えると、 大波乱という訳ではないし、むしろ 稀勢の里が安定して実力を発揮できるだけに 納得の結果とも言える。 テストで100点と20点を繰り返す稀勢の里が 100点の答案を持ち帰ってきたのだから、 それはこの結果に成る訳である。 問題は、白鵬だ。 稀勢の里に対して勝......続きを読む»

白鵬敗戦。リスクを伴う張り差しを選択した理由と、そこから見える現在の白鵬の強さとは?

白鵬が、豪栄道に敗れた。 豪栄道の内容は素晴らしいもので、 横綱を相手にミスらしいミスが一つも無く、 攻めて掴んだ勝利だった。 大関候補と言われ続けて数年。 関脇として安定した成績を残す一方で 大事な相撲で結果が残せない、 そして突き抜けた成績が残せない、という弱点が有り 大関「候補」という次元を抜けられずに居る。 そうした中で見せる、大器の片鱗。 諦めつつも、諦められない。 それは可能性の......続きを読む»

ナイター大相撲の是非。18時打ち出しでは観られない。しかし、どんなリスクが存在するかは不明。開催について意見を纏め語って見えた、意外な仮説とは?

先日のブログ間コラボで、かの「プロ野球死亡遊戯」さんが 相撲人気回復のために提案された案。それは ナイター相撲の開催。 プロ野球死亡遊戯さんは、相撲人気の回復について こう語られていました。 ++++++++++++++++++++++++++++ マニアじゃなく、新規ファンを開拓する。 ガチンコでそれをやろうと思ったら、細部をいじくっても仕方ない。 細部じゃなく、全部を変えるくらいの覚悟で......続きを読む»

大砂嵐は、カチ上げで白鵬のパンドラの箱を開けなかった。四つに成ることでパンドラの箱を開けたのは、なんと白鵬の方だった。

2横綱を破った大砂嵐が、横綱白鵬と対戦した。 今場所ここまでの話題をさらっている大砂嵐だが、 彼は単に勝ちを重ねているだけではない。 つまり、上位を相手にもカチ上げを奮い、 幕内ムラの秩序を根底から破壊しているのである。 大関稀勢の里を流血させたことは、大きなショックを与えた。 鶴竜も、日馬富士も、大いに頭を悩ませた。 そして鶴竜は交わす相撲を、日馬富士は出させない相撲を取った。 だが、その決......続きを読む»

白鵬は、大砂嵐のカチ上げにどう向き合うのか?カチ上げを受け止めることでしか、周囲を黙らせられない理由を考える。

大砂嵐が、序盤戦の台風の目になっている。 鶴竜と日馬富士を初対戦で撃破したこともさることながら、 今回の論点となるのは、カチ上げに他ならない。 今場所は立ち合いでその強烈なエルボースマッシュ、 カチ上げを見せる。 先場所上位力士を相手に実績を残した千代鳳を 一撃でノックアウトしている。 重要なのは、単に上位を相手に実績を残しているからではない。 上位を相手に、カチ上げをしていることなのだ。 ......続きを読む»

不調に喘ぐ遠藤。彼の人気は果たして過剰なものなのか?それでも遠藤に期待する理由を考える。

遠藤が序盤戦で1勝4敗と苦しんでいる。 前2場所で負け越しており、今場所もまた 星が上がらないというだけのことにも思えるのだが 今場所の不調は状況が全く異なる。 前2場所が横綱大関を含む上位フル対戦だったのに対して、 今場所は前頭5枚目。 自分の地位よりも下の力士との対戦が続く。 幕内は実は2部リーグ制のようなものなのだ。 前はJ1で6勝9敗だったのだが 今場所はJ2で1勝4敗という 言い換え......続きを読む»

土俵態度が物議を醸す白鵬。偉大過ぎる人間:白鵬の影が批判を許さぬ今、横綱審議委員会の真価が問われる。

白鵬の土俵での態度が物議を醸している。 ダメ押し。 懸賞金の取り方。 ダメ押しについてはそもそもあれをダメ押しと 表現することは人によって意見が別れるところではあるが、 態度が悪いと一定数の方が思っていることは事実である。 例えばこれが初めてのことであれば今回の押しも 事故のような扱いを受けるはずだが、 多くの方が問題視するのはつまり、 こうした態度が頻繁に見られるからである。 ファン心理と......続きを読む»

大砂嵐は、白鵬相手でもカチ上げを喰らわせるのだろうか。遠慮のない姿勢が切り開く、大相撲の近未来とは?

昨日の記事の中で、幕内の競争が激化しているという話をした。 かつて幕内下位に居た力士がコンディションに 差が無いにも関わらず番付を落している実情が有る。 それは結局、上位に実力者が増えているからであり 彼らはその煽りを受けてしまったのだろう。 その原動力となっているのが 故障明けの実力者であり、地道に力を付けたモンゴル人であり、 そして、時代を担う新星である。 その波は幕内下位だけに収まらず、......続きを読む»

「相撲界は2年先が闇」はもう古い?今の十両は、かつての幕内下位?激化しつつある競争を、昨年の番付と比較して考える。

昨日名古屋場所を観戦してきたのだが、 当然のように朝から可能な限り目を通してきた。 大熱戦は少なかった、という意見も多かったが 初日とはそんなものではないだろうかとも感じた。 むしろ初日の取組がどのような影響をもたらすのか、 そこからどのように修正するのか、 15日をトータルで観た時に鍵となるのが 序盤戦なのではないかと思うのだ。 さて、初日の取組自体に対する感想については 一つ一つ検証したいと......続きを読む»

照ノ富士は、モンゴル人力士としては新種である。モンゴルからの直接入門力士と、高校相撲出身者の強みと弱みを考える。

照ノ富士が凄い内容の相撲を見せている。 遠藤を相手に攻めを封じ、攻防の末に上手を掴み、 土俵の外に追いやる。 上位との対戦でも対応力を見せてきた遠藤に対して 身体能力だけでなく相撲を取って、相撲で勝った。 上手が入れば、この地位であれば誰でも勝てるのではないか? そう思わせるほど力強く、難攻不落であるように思えた。 また、上手を掴むだけの技術も有る。 この地位で、照ノ富士に一体誰が勝てるのだろ......続きを読む»

素晴らしい夫としての白鵬と、土俵の鬼:白鵬は全く異なる人間である。ギャップに直面する名古屋場所で、白鵬は何を見せるのか。

白鵬が一連の騒動を経て、名古屋場所に臨む。 会見拒否。 騒然となる周囲。 様々な推測。 そして、真相が語られた。 我々は白鵬を誤解していた。 そして、白鵬について更に知ることになった。 「白鵬は素晴らしい力士である以前に、素晴らしい夫だった。」 という内容の記事を読んだが、正しくその通りである。 日馬富士コールに対して反旗を翻した、という推測は、 余りに狭量だったと言わざるを得ない。 人間......続きを読む»

相撲アイドル:山根千佳さんに続く第二の存在。その名は「相撲ガール」山本萌子さん。謎に満ちた相撲ガールの神髄に迫る。後編。

5月場所で相撲ファンに爪跡を確実に残した相撲アイドル:山根千佳さん。 だが実はもう一人、「相撲ガール」と称して芸能活動をしている方が 居ることを、私は先日知った。 その名は、山本萌子さん。 しかし、ブログを見てもツイッターを見ても、彼女が相撲の何を好きか、 そして彼女が一体何者なのかが全く分からない。 よく分からないなら、自分で解明すればいい。 そこで私は、山本さんにインタビューを依頼し、なんと......続きを読む»

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スポーツライター:西尾克洋が運営しております。相撲などのスポーツライティング、コラム、企画構成など手広く承っております。お気軽にお問合せ下さい。

【過去のお仕事】
・日本テレビ「超問!真実か?ウソか?」(2017年6月)
・テレビ朝日「サンデーステーション」(2017年5月)
・スポーツナビコラム:西岩親方インタビュー(2016年3月)
・現代ビジネス(2017年2月)
・ビジネスジャーナル(2017年9月)
・週刊Flash(2017年1月)
・Palm Magazine(2010年)
・大相撲ぴあ(2015年12月)
・静岡新聞(2015年10月)
・SBSラジオ(2017年3月)
 への寄稿など多数。

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(10月24日現在)

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  9. 舞の海さんの排外発言騒動。しかし、実は直後に真逆の発言をしている。どちらが真意か。各自観て判断頂きたい。
  10. 照ノ富士の変化と差別を結びつける前に、考えて欲しいこと。

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