幕下相撲の知られざる世界

月別アーカイブ :2013年09月

第4回横綱審議委員会審議委員会 議題:「横綱審議委員会は必要でしょうか?」

横綱審議委員会が会合を開いた。 気になるのは、日馬富士に対する態度である。 これまでの傾向からすると、彼らは基本的に 成績の上がらない横綱には非常に厳しい意見を浴びせる。 力士の様々な事情を考慮する、というよりは 横綱は事情を理解されるような立場ではない、 というのが彼らの基本的スタンスである。 横綱が土俵の神なのであれば、如何なる時も 神たるべきということなのだろう。 ......続きを読む»

過大に期待する前に、現状理解を。遠藤の現在の実力を考える。

遠藤が9勝と、勝ち越しを決めた。 新入幕で、彼は前頭13枚目という地位で9勝3敗という成績を挙げ、 13日目に栃煌山との対戦で敗れ、その後休場した。 新入幕で、どこまでやれるのか。 この期待の新鋭は、勝ち越せるのか。 それとも、大勝ちするのか。 結果は、大勝ちといってもおかしくない結果だった。 ここで気になるのが、現在の彼の実力である。 間違えてはいけないのが、 先日のエントリーでも書いてい......続きを読む»

2場所の苦戦から導き出した結論。白鵬が稀勢の里対策に見せた「変化」とは?

白鵬が優勝を決めた。 顔を血で染める中、2差で追う稀勢の里との直接対決を制した。 勝ち名乗りを受ける姿を目の当たりにすると、 力士とは格闘家なのだということを再認識させられた。 5月場所の捨て身のすくい投げ。 7月場所の衝撃のカチ上げ。 今場所の取組の中では、髷に手が掛かった場面が ハイライトとして記憶されるのだろうが、 対決の中に於ける重要な要素とは言い難い。 前2回があまりにも印象的だっ......続きを読む»

3敗目を喫した稀勢の里の「陽はまたのぼりくりかえす」。大相撲は、チャンスの世界である。

稀勢の里が3敗目を喫した。 白鵬との1差対決を期待していた立場としては 正直なところ「またか」という落胆が非常に大きく、 このやりきれない思いをどう消化するかが非常に難しい。 5月場所は、千秋楽での琴奨菊戦。 7月場所も、千秋楽での琴奨菊戦。 9月場所は、13日目の豪栄道戦。 これはもはやベーブルースを放出して以降、100年余り チャンピオンから遠ざかっていた、ボストンレッドソックスの 「バン......続きを読む»

相撲のフリーペーパーTSUNA主催のオフ会で、浪乃花さんに聞いて解明した相撲の謎。後編

相撲のフリーペーパー「TSUNA」主催のオフ会で 浪乃花さんの店「天海地」に行った時のこと。 リアルタイムで行われる相撲をテレビで見ながら 相撲談議に花を咲かせる一同。 その中で、浪乃花さんが気を遣ってくれたのか、 質問したことに誠実に答えてくれる。 四股の踏み方。 稀勢の里が妙義龍に2本差されても いつの間にか有利な態勢になった理由。 おっつけの仕方。 ファンが......続きを読む»

大相撲の「お・も・て・な・し」。土産物と、いやげもの。国技館の最新土産物事情とは?

先日、国技館に足を運んだ。 その際は和装デーだったことも有り、 着物屋の孫である私は和服を着て国技館に足を運んだ。 和装の男女が多いというのは、風情が有って良いものだ。 それだけでもイベントに足を運んだ気分になる。 この和装デー。 単に和装を促すだけでなく、実は和装をしてきた人に対しては プレゼントが有るのだ。 それがこの、手ぬぐいである。 私はかな......続きを読む»

【300万アクセス記念企画:第三弾】「幕下相撲の知られざる世界」の、反響の多かった記事まとめ

4月1日に200万アクセスを突破して5か月。 早くも300万アクセスを記録しました。 これもひとえに皆様のおかげです。 本当にありがとうございます。 最近当ブログを知った方も、長くご覧になっている方も 特に反響の多かった記事をまとめますので、 ご一読頂けると幸いです。 ...続きを読む»

日馬富士に芽生えた覚悟と、乗り越えた稀勢の里。白鵬への挑戦権の行方は?

もう10日目が終わってしまった。 相撲というのは始まるまで首を長くして待ち、 始まってしまうとあっという間に終わってしまうものである。 だが、我々にとってはあっという間の15日間ではあるが、 力士にとってはそうではない。 この15日間の中、常に自分を高い状態で保たねばならない。 そしてそれは、簡単なことではない。 例えそれが横綱であっても、大関であっても。 近距離で衝突し、押し合い投げ合う。......続きを読む»

川崎フロンターレサポーターの、大相撲観戦企画と観戦姿勢に感銘を受ける。

本日9月23日に、国技館に今場所2回目の観戦に出かけた。 中日を越えて、尻に火が付く力士も大勢居る。 好成績を保つために、更に良い相撲を取ろうとする力士も居る。 そうした事情からだろうか、闘志を前面に出し、 多少のリスクには目を瞑りながら土俵際まで押し込む相撲が目立った。 そのため、土俵際での派手な投げの打ち合いやうっちゃりといった、 豪快な決まり手で勝敗が決まることが多く、 会場は早い段階から......続きを読む»

【結果報告】横綱審議委員会審議委員会 10勝5敗の日馬富士に対する厳しい声。横綱としてのこの成績をどう思うか。

7月場所終了後に、横綱審議委員会審議委員会として 皆様にアンケートを取りました。 パソコンが壊れたことも有り、 復元可能な範囲で収集しましたが、 全部を拾い上げることができませんでした。 申し訳ありません。 そして、ここまで時間が掛かりましたことも、 重ねてお詫びいたします。 さて、今回のお題を振り返りますと以下の通りです。 ********************......続きを読む»

相撲のフリーペーパーTSUNA主催のオフ会で、浪乃花さんに聞いて解明した相撲の謎。前編

相撲のフリーペーパーTSUNA主催のオフ会に参加した。 相撲が好きな方は基本的に一人で思いを溜め込んでいるので、 誰かとその思いをシェアすることは大変大きな意味が有る。 昔なら学校や職場でも話題に出やすいトピックではあったのだが 最近は相撲の話をすると好奇の眼差しで見られるか、 ないしは興味すら抱かれないので、 どうしてもその思いに蓋をしてしまう。 だから、その発露の場が有......続きを読む»

稽古に1度しか行ったことの無い私と6名が見学に行ったら、予期せず尾車部屋に到着していた。後編。

300万アクセス記念企画ということで、 稽古見学についてFacebookで募集し、人数を限定して 観に行くことにしていた。 前もって約束を取り付け、その部屋を訪ねるも まさかの「稽古はやってないんですよ。」 途方に暮れてたどり着いた尾車部屋で、 辛くも見学に成功。 稽古を見学していると、関取衆は居ないものの 6人の力士が申し合いをしている。 2人のベテラン力士にしごかれ......続きを読む»

遠藤に向けられた、閉塞感打破への期待。大学相撲経験者のプロ転向に対する、正しい向き合い方とは?

遠藤に対する声援が、日を追うごとに増している。 幕下10枚目格付け出しデビュー。 2場所で幕下を通過し、1場所で十両を通過。 半年前までは学生だった人間が、 記録的なスピードで幕内まで上がってきている。 彼のことを知らない、もしくは知ってはいても 直に見たことが無い方にとって、 この活躍は胸躍るものだろう。 この新星は、どこまでやれるのか? 遠藤に対して期待感が増すのは当然のことである。 し......続きを読む»

パフォーマンスの是非の境界線。高見盛と朝天舞のアクションについて考える。

先場所から、朝天舞という力士が急速に知名度を高めている。 彼の特徴は、直線的で思い切りの良い突き押し相撲にあり、 長く幕下を務めてきたのだが、 先場所は連勝街道を突き進み、優勝が見えるところまで来ていた。 だが彼の場合、知名度を高めたのには別の理由が有った。 取組を終えた朝天舞は、取組を終えた興奮をそのままに 顔面を紅潮させながら戦い終えた闘犬のように フーフー言い続ける。......続きを読む»

稽古に1度しか行ったことの無い私と6名が見学に行ったら、予期せず尾車部屋に到着していた。中編。

300万アクセス記念企画ということで、 稽古見学についてFacebookで募集し、人数を限定して 観に行くことにしていた。 前もって約束を取り付け、その部屋を訪ねるも まさかの「稽古はやってないんですよ。」 そういうことが有るということを知っていながら 最後の詰めが甘かった、私のミスであった。 途方に暮れてたどり着いた尾車部屋で、 外から音に耳を傾けていると、 偶然通り......続きを読む»

何故日馬富士は、優勝と凡戦を繰り返すのか?力士の特徴を分ける、3つの資質を考えた。

日馬富士が、2日目に敗れた。 初日の勝ちが鮮やかだっただけに、非常に意外な結果だった。 考えてみると、彼は好調と不調を繰り返している。 不調の原因を、怪我に求める人が居るのだが、 私は予てよりそれが疑問だった。 そう。 日馬富士という力士は、怪我以前の理由で 不調に陥っていることが有ると感じるのだ。 怪我は確かにパフォーマンスを制限する一つの要因である。 だが、怪我は常につきもので、怪我を抱......続きを読む»

稽古に1度しか行ったことの無い私と6名が見学に行ったら、予期せず尾車部屋に到着していた。前編。

300万アクセス記念企画ということで、 稽古見学についてFacebookで募集し、人数を限定して 観に行くことにしていた。 そして、9月7日はその当日。 前もって約束を取り付け、その部屋を訪ねるも まさかの「稽古はやってないんですよ。」 途方に暮れる中、近くの部屋を回っていたところ 偶然にも尾車部屋の稽古に出くわした。 これまた偶然通りかかった関係者の方に ダメ元で交渉......続きを読む»

把瑠都の早期引退に見る、「巨漢力士29歳限界説」とは?

すこし古い話だが、把瑠都が引退した。 豪快な取り口に加えて温和で且つユーモアの有る 稀有な人柄の持ち主だった把瑠都の引退は 相撲界の大いなる損失で、誰もが彼の引退を惜しんだ。 かく言う私もその一人で、多分に漏れず 白鵬が衰えたとしたら、その後の相撲界は 把瑠都が引っ張っていくものだと信じて疑わなかった。 だが、白鵬は優勝を重ね、1年半前に幕内総合優勝を飾り 全盛期を迎えた......続きを読む»

稽古に1度しか行ったことの無い私と6名が見学に行ったら、とんでもないことになった。後編。

300万アクセス記念企画ということで、 稽古見学についてFacebookで募集し、人数を限定して 観に行くことにしていた。 そして、9月7日はその当日。 私を含めて7人が、それぞれ思いを馳せて 静かな町を歩く。 慣れた町なので、その部屋には早々に到着した。 前もって連絡はしていたため、余裕の面持でインターホンを鳴らす。 しかし… 「すみません、今日は稽古やってないん......続きを読む»

稽古に1度しか行ったことの無い私と6名が見学に行ったら、とんでもないことになった。中編。

300万アクセス記念企画ということで、 稽古見学についてFacebookで募集し、人数を限定して 観に行くことにしていた。 そして、9月7日はその当日。 私を含めて7人が、それぞれ思いを馳せて 静かな町を歩く。 駅から少し歩くと有るその部屋に到着すると、 少しどぎまぎしながらも私はかつて 右肩上さんから教えてもらったように インターホンを鳴らしたのだった… ここで事情......続きを読む»

稽古に1度しか行ったことの無い私と6名が見学に行ったら、とんでもないことになった。前編。

300万アクセス記念企画ということで、 稽古見学についてFacebookで募集し、人数を限定して 観に行くことにしていた。 そして、今日9月7日はその当日。 私自身、今回の見学をとても楽しみにしていた。 というのも、私にとって稽古見学は 5月ごろに北の湖部屋に行って以来のことだったからである。 かつての私がそうだったように、稽古見学というのは 非常に敷居が高くてなかなか実......続きを読む»

高安は横綱大関相手に通用する力士なのか?過去2年の上位との成績を比較して考える。

新番付が発表された。 遠藤のデビュー3場所での幕内昇進、 若三勝改め照ノ富士と千代丸の十両昇進。 加えて幕下上位の「鬼の棲家」っぷり。 今場所も見どころが満載。 2週間を切って、思いを馳せるだけでも十分に楽しめる。 まだ始まっていないからこその楽しみ。 さて、そんなわけで私が今場所注目しているのは 高安である。 平成生まれ初の三役力士。 スケールの大きな相撲っぷり......続きを読む»

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スポーツライター:西尾克洋が運営しております。相撲などのスポーツライティング、コラム、企画構成など手広く承っております。お気軽にお問合せ下さい。

【過去のお仕事】
・日本テレビ「超問!真実か?ウソか?」(2017年6月)
・テレビ朝日「サンデーステーション」(2017年5月)
・スポーツナビコラム:西岩親方インタビュー(2016年3月)
・現代ビジネス(2017年2月)
・ビジネスジャーナル(2017年9月)
・週刊Flash(2017年1月)
・Palm Magazine(2010年)
・大相撲ぴあ(2015年12月)
・静岡新聞(2015年10月)
・SBSラジオ(2017年3月)
 への寄稿など多数。

【Mail】
makushitasumo*gmail.com
*はアットマークです。

【Ustream】
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(10月24日現在)

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