幕下相撲の知られざる世界

月別アーカイブ :2013年05月

第二回横綱審議委員会審議委員会、早くも優秀投稿有り。早速紹介いたします。

第2回横綱審議委員会審議委員会の トピックを先日発表した。 早くも2桁を超える投稿、そしてブログのコメント欄では 公傷制度に関する意見も多数頂いている。 本当に有り難いことだと思う。 これほど意見が有りながら、今まで意見の 受け皿になる組織や枠組みが無かったことについて 非常に残念だが、この委員会がそれに成ってくれれば、 と願わずには居られない。 さて、今回も素晴ら......続きを読む»

【緊急討論】祝十両昇進!遠藤の四股名を「大翔ナントカ」から避けるべく、皆でいい名前を考えよう。

学生横綱の遠藤が、十両昇進を決めた。 幕下では規格外の押しの圧力に加えて、 学生相撲出身らしい、どんな状況でも打開できる 技術力の高さ。 そして遠藤について特筆すべきは、 学生相撲からの転身組にしては適応力が抜群に高いことにある。 立ち合いで苦しむことも無ければ、 半端相撲も良く見えていて、自分の相撲が取り切れる。 学生相撲出身では、近年では 最も将来を嘱望されていると言っても過言ではない。 ......続きを読む»

【結果発表・議題発表】横綱審議委員会の稽古総見に於ける対応について、どう思うか。また、稀勢の里の7月場所横綱推挙の話について、どう思うか。

横綱審議委員会審議委員会としての 初の試みである、 公開質問を横審審議委員会メンバーに実施した。 稽古総見の際になかなか来ない横審メンバーについて 以下の質問について各自の意見を聞いてみた。 なお、問1としては今後の活動方針に関わる部分なので、 現在精査しています。 作成完了後、ブログにて発表します。 ◆問1: 横綱審議委員会審議委員として、何をしたいか ......続きを読む»

稀勢の里の宿願を粉砕した、白鵬の妥協無き横綱像とは?

稀勢の里が、残念ながら敗れた。 素晴らしい相撲だった。 白鵬の立ち合いの変化にも動じずに 右上手を取ると、その後すぐに左も入る。 迫力の有る攻めで土俵際まで詰め寄り、 白鵬も必死の抵抗を見せる。 土俵際で踏みとどまると、 その反発力を利して決死のすくい投げを決める。 ここで勝負は、決した。 これまでの稀勢の里であれば、 立ち合いの変化に面食らい、そのまま一方的な 白鵬ペースで終わっていたこと......続きを読む»

稀勢の里VS白鵬。「10年の時を経て、動き出す時計の針」とは?

稀勢の里の歴史とは、落胆の歴史である。 横綱になる大器として期待され、 外国人力士に対抗出来る素質が有りながら 同じ失敗を繰り返す。 失敗を繰り返すのは、本来相撲を通じて学ばねばならない 力士としての強さを体得していないから。 凡ミスを繰り返すこと、心の弱さを露呈すること。 相撲の神髄を極めて光の相撲に邁進するため、 これらは乗り越えなくてはならない山だったのである。 だが、それが出来ない。......続きを読む»

豊真将への大歓声に見る、「俺達の豊真将」への変貌とは?

今日は休日だったが飯田橋で 面談が予定されていたことも有り、 朝から総武線を使い、要件を済ませた。 休みだが、時間が有る。 するべきことは有るが、緊急度はそれほどでもない。 ならば、国技館に行こう。 三段目から相撲を見続け、 実はいろいろ有ったのだがそれはまた後日に。 稀勢の里の連勝や白鵬の鮮やか過ぎる勝利にも沸いたが、 一つ意外なことが有った。 そう。 豊真将に対する大歓声である。 ...続きを読む»

その日一番の大歓声。「私は、稀勢の里を諦めない」とは?

先日、両国国技館で大相撲を観戦してきた。 遠藤VS大砂嵐の大逆転に声を上げ、 隆の山の鮮やかなとったりに歓び、 上位陣が安泰であることに安堵すると共に 波乱の無さが少しばかり残念であった。 何より土俵の充実ぶりが非常に嬉しく、 夜勤明けであるにもかかわらず その後の相撲フリーペーパーTSUNAのオフ会でも 喋り通しだったのは、そのことを雄弁に物語っている。 さて、そんなわけで先日の国技館で 最......続きを読む»

幕下相撲啓蒙月間:幕下力士・吐合の5月場所を通じて、幕下相撲を知る。4日目:大神風

幕下相撲とは、何者かに成ろうとする男達の 最後の試練の場である。 人生するかしないかの瀬戸際で、 することを選んだ120人のロッキー達が、 勝つことでしか自己表現できない世界で 己の全てを賭けて闘う。 そこには人間らしい弱さも有る。 その大部分が挫折して辞めていく現状も有る。 だからこそ、私はそこに惹かれる。 幕下相撲とは、私達なのである。 4日目の相手は、大神風。 ......続きを読む»

幕下相撲啓蒙月間:幕下力士・吐合の5月場所を通じて、幕下相撲を知る。3日目:岩崎

幕下相撲とは、何者かに成ろうとする男達の 最後の試練の場である。 人生するかしないかの瀬戸際で、 することを選んだ120人のロッキー達が、 勝つことでしか自己表現できない世界で 己の全てを賭けて闘う。 そこには人間らしい弱さも有る。 その大部分が挫折して辞めていく現状も有る。 だからこそ、私はそこに惹かれる。 幕下相撲とは、私達なのである。 3日目の相手は、岩崎。 ......続きを読む»

国技館で相撲関連のちょっとイヤな土産物「いやげもの」を大量に買ってみた。

国技館に行ってきた。 熱戦に次ぐ熱戦で夜勤明けでありながらほぼ一睡もせず、 豪風の一番だけ限界でお休みをいただいた以外は 幕下から全てを見届けたわけである。 会場の空気も最高で、満員御礼。 私の見ていたイス席は外国人観光客が多く、 着用していた吐合Tシャツに興味を持たれ、 「お前、何処で売ってるんだ?」 と聞かれたことから、 「作ったんだよ。持ってるけど買う?」......続きを読む»

モンゴル的強さと、日本的強さ。白鵬に見る「光と闇の果てしなきバトル」とは?後編

モンゴルから来た、只の少年だった白鵬。 彼は来日し日本で相撲と出会い、 モンゴルの野性と日本の相撲の伝統の力を 融合させることで横綱へと駆け上がった。 そして、モンゴルの野性を突き詰めた 朝青龍と凌ぎを削った。 彼らの取組は歴史的にも異次元のレベルで、 人種を超越した凄みをファンに提供し続けた。 だが、彼らの名勝負数え唄は、 朝青龍の野性故に自壊した。 野性の闇の力を......続きを読む»

幕下相撲啓蒙月間:幕下力士・吐合の5月場所を通じて、幕下相撲を知る。2日目:若力堂編

幕下相撲とは、何者かに成ろうとする男達の 最後の試練の場である。 人生するかしないかの瀬戸際で、 することを選んだ120人のロッキー達が、 勝つことでしか自己表現できない世界で 己の全てを賭けて闘う。 そこには人間らしい弱さも有る。 その大部分が挫折して辞めていく現状も有る。 だからこそ、私はそこに惹かれる。 幕下相撲とは、私達なのである。 2日目の相手は、若力堂。 ......続きを読む»

モンゴル的強さと、日本的強さ。白鵬に見る「光と闇の果てしなきバトル」とは?前編

小説「宮本武蔵」に於いて、冒頭での宮本武蔵は 只の粗暴な少年だった。 沢庵和尚から自らの弱さを学び、 そして認めるところから、彼は 新免武蔵から宮本武蔵に変わっていく。 粗暴だった頃はただひたすらに 野性の赴くままに闘っていれば良かったのだが、 弱さに気づいてしまった彼は そういう自分に向き合い、克服することによって 新免武蔵の頃には無かった真の強さを身に付ける。 平......続きを読む»

幕下相撲啓蒙月間:幕下力士・吐合の5月場所を通じて、幕下相撲を知る。1日目:豊後錦(後編)

幕下相撲とは、何者かに成ろうとする男達の 最後の試練の場である。 人生するかしないかの瀬戸際で、 することを選んだ120人のロッキー達が、 勝つことでしか自己表現できない世界で 己の全てを賭けて闘う。 そこには人間らしい弱さも有る。 その大部分が挫折して辞めていく現状も有る。 だからこそ、私はそこに惹かれる。 幕下相撲とは、私達なのである。 当ブログをご存知の方であれ......続きを読む»

幕下相撲啓蒙月間:幕下力士・吐合の5月場所を通じて、幕下相撲を知る。1日目:豊後錦(前編)

幕下相撲とは、何者かに成ろうとする男達の 最後の試練の場である。 序の口、序二段、三段目で諦める力士は多い。 だが、幕下となると十両が見えるだけに 諦めきれない。 人生するかしないかの瀬戸際で、 することを選んだ120人のロッキー達が、 勝つことでしか自己表現できない世界で 己の全てを賭けて闘う。 そこには人間らしい弱さも有る。 その大部分が挫折して辞めていく現状も有......続きを読む»

横綱大関が、結果を残す要因とは?

大相撲5月場所が始まった。 相撲が始まることに対する喜びを覚えながら たった今幕内後の取組などをチェックした。 強い者が実力通りの結果を残しているという 実感を抱いた初日だった。 結果を全て確認すると、大関横綱が全勝。 そして、関脇2力士まで勝利。 このような結果はあまり記憶にない。 そもそも大関が敗れることが波乱として 報じられることの少ない昨今である。 むしろ全勝であることの方がニュースな......続きを読む»

各相撲部屋の稽古に関する情報をまとめてみた。

最近稽古に関するエントリーを続けていたところ、 皆さま思うところが有るのか、 かなりの数のメールをいただいた。 実際、稽古見学は敷居が高いのか なかなか実行に移せないという方も多いらしく その一助と成れたことが非常に嬉しい。 中でも有り難かったのが、部屋の見学に 既に行かれた方による情報である。 私自身、最初の見学では5つの部屋に行ったところ 5つとも観られなかったとい......続きを読む»

相撲部屋の稽古に一度だけ行ったが、不運にも見られなかった私が再度稽古に行ってみた part6 北播磨編(最終回)

大砂嵐が底知れぬ可能性と 明確な課題を見せるのと時同じくして 北の湖部屋の関取3人も、稽古をこなしていた。 部屋頭の北太樹。 十両の鳰の湖と、北播磨。 北太樹は四つになればこの中では突出している。 気が付くと有利な態勢を作り、 土俵際に追い込み、勝負を決する。 鳰の湖も得意の突き押しを武器に 先手を取れば簡単には負けない。 そして北播磨なのだが、彼の場合は どう......続きを読む»

相撲部屋の稽古に一度だけ行ったが、不運にも見られなかった私が再度稽古に行ってみた part5 大砂嵐 後編

北の湖部屋の関取衆を相手に圧倒する、 大嶽部屋所属のエジプト人力士:大砂嵐。 彼はまだ、幕下である。 どこまで凄いのだ? 十両の北播磨や鳰の湖はまだしも、 横綱との対戦も予定されている北太樹まで倒してしまう。 関取達がだらしないのではない。 この男が凄いのである。 それを分かっているから、親方は3力士を責めない。 勝ちが負けを大きく上回る中、 異変が生じる。 ...続きを読む»

相撲部屋の稽古に一度だけ行ったが、不運にも見られなかった私が再度稽古に行ってみた part5 大砂嵐 前編

幕下同士の稽古が終わり、白い廻しを締めた力士が 土俵外から顔を覗かせる。 四股を踏み、摺り足をする。 一つ一つの所作が絵になる。 これが、関取なのだ。 出てきたのは北太樹と、鳰の湖。 先場所が幕下だったので、北播磨もこの中に混じる。 そしてその中に、幕下以下の廻しの力士が加わった。 短い髪をどうにか纏めて、マゲに似た何かを作っている。 筋骨隆々で、褐色の肌。 全身に薄......続きを読む»

鳴戸部屋の出稽古解禁が意味する、稀勢の里の問題点とその克服について。

鳴戸部屋が遂に出稽古を解禁した。 これは、画期的なニュースである。 そして、我々が懸念していた問題を 解決するかもしれない朗報なのである。 鳴戸部屋が出稽古をしないことで 有名な部屋であることは周知の事実である。 それは先代親方の隆の里時代からの伝統であり、 一つのチームカラーとして存在してきた。 鳴戸部屋の壮絶な稽古は相撲界に轟くほど有名であり、 だからこそ若の里や高安などといった力士を 育......続きを読む»

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スポーツライター:西尾克洋が運営しております。相撲などのスポーツライティング、コラム、企画構成など手広く承っております。お気軽にお問合せ下さい。

【過去のお仕事】
・日本テレビ「超問!真実か?ウソか?」(2017年6月)
・テレビ朝日「サンデーステーション」(2017年5月)
・スポーツナビコラム:西岩親方インタビュー(2016年3月)
・現代ビジネス(2017年2月)
・ビジネスジャーナル(2017年9月)
・週刊Flash(2017年1月)
・Palm Magazine(2010年)
・大相撲ぴあ(2015年12月)
・静岡新聞(2015年10月)
・SBSラジオ(2017年3月)
 への寄稿など多数。

【Mail】
makushitasumo*gmail.com
*はアットマークです。

【Ustream】
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(10月16日現在)

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