幕下相撲の知られざる世界

月別アーカイブ :2012年12月

松井秀喜を取り巻く過酷な環境と過剰な期待に見る、最近の力士の不幸とは?後篇

松井秀喜の引退に際して、改めて実感するのは 彼は変わりゆく時代の中で日本の野球選手に 未だかつて無い程の要求をされてきた、ということである。 それが100年に一人の大選手:イチローとの比較であり、 野手としてはイチロー以外に通用しなかった メジャーリーグに於ける活躍であり、 そして、野球人気の低迷を救うためのWBC出場であった。 野茂英雄が抉じ開けて、イチローが切り開いた 世界最高の舞台での日本......続きを読む»

松井秀喜を取り巻く過酷な環境と過剰な期待に見る、最近の力士の不幸とは?前編

松井秀喜が現役を引退した。 今更話すのが不要な野球界のスターであるが、 近年では怪我に泣き、全盛期の成績を挙げることが 困難な状況に陥っていた。 そのため、惜しまれることではあるが 納得のいく決断ではある。 当然のようにそのニュースは大々的に取り上げられ、 ツイッターやブログは松井秀喜の話題で持ちきりである。 甲子園での5連続敬遠。 若くして巨人の4番に抜擢。 シーズンホームラン50本。 そし......続きを読む»

八百長問題や朝青龍問題で揺れた相撲界が抱える、若手力士不作という非常事態。

最近、相撲で大成するには早い入門が必要である、 という話をよくしていたわけだが、 過去の力士については確かにそうなので 一つの真理であることは間違いない。 今のところ大卒力士で横綱に手の掛かる力士が 存在しないのは事実だし、 アマチュア相撲から大相撲への適応に時間を要するという、 プロ野球からメジャーリーグへの移籍と同じ病理が 有ることもまた、事実である。 そのような感想を......続きを読む»

イチローがヤンキースとの再契約を締結したことに見る、横綱の引き際の美学とは?

イチローがヤンキースと2年契約を締結した。 日本で圧倒的な成績を残し、そして メジャーリーグでもトップに立った上、 野球人気低迷に瀕する日本野球のために リスクしか無い国際大会にも出場し、 神懸かり的な活躍を見せた、あのイチローである。 来年以降もメジャーリーグナンバーワン球団での キャリアを続けるということは、いち野球ファンとして 喜ばしい限りである。 とはいえ、今年で39歳を迎えるイチロー......続きを読む»

白鵬の同期の現在は?114力士の現状から、大相撲の厳しさを考える。

白鵬が横綱になり、平成の大横綱とまで呼ばれるに至った。 横綱というのは700人の中の頂点なのだが、 幕下を見ていれば入門した者の全てが 幸せになれるわけではないことは判っている。 一人前の力士として十両に昇進することを夢見て、 夢の呪いに取りつかれた結果、 諦めきれずに現役を続行する。 だが、十両以上の地位は、数に限りが有る。 その数およそ70名。 壁は想像以上に高い。......続きを読む»

大関取りにはタイムリミットが有る。

ここ1年で3人もの大関が誕生した。 鶴龍、稀勢の里、琴奨菊。 彼らが当初の期待に応えているか否かは別として 近年誕生していなかった、特に 日本人大関が久々に現れたという意義は非常に大きい。 一つの指標として3場所で33勝というラインが有り、 1場所で10勝するのも一仕事にもかかわらず それと同等以上の成績を3場所続けて残すというのは かなり難儀なことである。 これま......続きを読む»

来年ブレイクが期待される力士は?

九州場所も終わり、興味が来年へと移っている。 見どころは各々によって異なるとは思うが、 幕下相撲評論家としては 来年誰が伸びるか?ということは外せないところである。 ちなみに去年の九州場所で幕下に在籍しており、 今年伸びた力士としては ・常幸龍(幕下15枚目⇒前14枚目) ・大喜鵬(幕下15枚目⇒十両5枚目) ・丹蔵(幕下22枚目⇒十両8枚目) といったところだろう......続きを読む»

大谷翔平のメジャーリーグ・国内球団の2択に見る、アマチュア力士の運命を分ける2択とは?後篇

大谷翔平のメジャーリーグ・国内球団の2択で思ったこと。 直接メジャーは、ハイリスクハイリターン。 国内経由は、ローリスクローリターンだということ。 国内では国内野球に特化したスキルを身に付け、 そして若いころから経験を積ませてくれる。 それ故、メジャーでも通用するだけの実力には成れる 可能性が高くなる。 だが、国内野球に特化した結果、 メジャーリーグへの適応という問題が発......続きを読む»

大谷翔平のメジャーリーグ・国内球団の2択に見る、アマチュア力士の運命を分ける2択とは?前篇

花巻東高校の大谷翔平が、日本ハム入団表明した。 高校球界のスターが日本球界を経由せずに メジャーリーグ球団に入団する、という事例は前代未聞で それ故に注目が集まっているいたのだが、 日本ハムの強行指名、そして彼らの説得によって 翻意する形になった。 この決定については賛否両論有る。 当然のことだ。 日本球界を蔑ろにしている、という批判については 今回の場合は議論の対象に......続きを読む»

相撲ワールドカップを大相撲所属の力士で実施したらどうなるか。

WBCの日本代表1次選考が差し迫っている。 スポーツナビのブログでは思い思いの代表を 各自が描いて発表している。 どれも意図が有ってとても面白い。 というのも、野球というスポーツの特性上、 選ぶ人の描くチーム編成によって チームの形態は無数に変更されるからである。 だからこそ、誰がチームを作っても そこには議論が生まれ、 良くない結果に終わると必ずこうすべきだった、 ......続きを読む»

ガンバ大阪のJ2降格と幕下相撲の相関関係に見る、悲惨な物語がもたらす魅力とは?

ガンバ大阪がJ2に降格した。 数年前にマンチェスターユナイテッドと ひりつくような打ち合いを演じた、 Jリーグ屈指の名門が短期間で二部落ちというのは 大変なショックである。 J2に降格すれば観客動員は激減、 スポンサーは撤退、 故に主力選手は放出というのがよく有る流れで、 親会社の経営が火の車であるガンバ大阪は 同様の道を歩むことも一つの可能性として考えられている。 何と厳しい環境か。 給料......続きを読む»

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スポーツライター:西尾克洋が運営しております。相撲などのスポーツライティング、コラム、企画構成など手広く承っております。お気軽にお問合せ下さい。

【過去のお仕事】
・日本テレビ「超問!真実か?ウソか?」(2017年6月)
・テレビ朝日「サンデーステーション」(2017年5月)
・スポーツナビコラム:西岩親方インタビュー(2016年3月)
・現代ビジネス(2017年2月)
・ビジネスジャーナル(2017年9月)
・週刊Flash(2017年1月)
・Palm Magazine(2010年)
・大相撲ぴあ(2015年12月)
・静岡新聞(2015年10月)
・SBSラジオ(2017年3月)
 への寄稿など多数。

【Mail】
makushitasumo*gmail.com
*はアットマークです。

【Ustream】
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(10月18日現在)

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