幕下相撲の知られざる世界

相撲議論

【読者参加企画】2017年、あなたの選ぶ、MVP力士は誰?

2017年の大相撲が終わってしまった。 予想番付を作る方も居ると思う。「大相撲、今年の漢字」を考えている人も居ると思う。そして、ニュースを見て悲しい思いをしている方は大勢居ると思う。 倦んでいる方が多いことは承知している。私もそうだ。これからの大相撲がどこに向かうのかを見届けることも必要だが、それだけでは疲れてしまう。 そこで、トークライブの前に一つ読者参加企画を、トークライブの相方「大相撲......続きを読む»

【メディア情報】産経系サイトIRONNAに記事が掲載されました。

先日産経系オピニオンサイト「 IRONNA」から依頼を受け、記事を執筆した。 「日馬富士の騒動について思うところを書いて欲しい」という依頼で、編集の方がブログやツイッターを見てのことだったという。 つまり、昨今のメディアやにわかアンチといった人々の行いについて書いて欲しいという依頼だったわけである。事件の時系列や人物関係についてはそれこそ横野レイコや荒井太郎に任せておけばよい。彼らがメディアで話......続きを読む»

高安、玉鷲、宇良の負傷。勤続疲労型と事故型の怪我が、相撲界を壊す。

高安も、負傷した。 玉鷲も、痛がっていた。 宇良も、車椅子で運ばれた。 もう、沢山だ。 怪我には大きく分けて2パターンあると考えている。 一つは、勤続疲労型。 そしてもう一つは、事故型。 白鵬と鶴竜、出場はしているが日馬富士はは前者、稀勢の里や今日の3人は後者だ。 この二つの事故のパターンに、大部分の上位陣が飲み込まれてしまった。 4横綱もさることながら、照ノ富士はもう、大関の地位を守るのが......続きを読む»

【読者参加企画】若年層を相撲ファンにするために、今すべきことは何か。

チケットは数時間で売り切れ。 大阪場所千秋楽の瞬間最大視聴率は33%。 大相撲人気、ここに極まれり、である。 そろそろ9月場所のチケットが発売されるが、初めてインターネットで購入を検討されている方は、気をつけたほうがいい。というのも、チケット購入サイトにアクセスが集中するので、購入画面にさえ中々アクセスできないのだ。 購入画面にアクセスできたら、次は購入処理が完了することを祈ることになる。長い......続きを読む»

琴奨菊と豊ノ島。現役続行と引き際の美学を考える。

琴奨菊が、関脇で1勝6敗。 豊ノ島が、幕下19枚目で1勝3敗。 2016年初場所から1年4ヶ月でこのようなことになるとは、誰が想像しただろうか。あの時優勝を争った同級生のライバル2人が、いずれも精彩を欠いている。 琴奨菊は衰え、豊ノ島は怪我を乗り越えられずに居る。気がつけば琴奨菊は大関から転落し、豊ノ島は幕下でも上に40人近く居る状態だ。 冷静に考えると、彼らは34歳という年齢だ。いつ衰えても......続きを読む»

敢闘精神アンケートは、もう要らない。

大阪場所も、10日目が終わった。 場所が始まると、時間が経つのが本当に早い。あれほど待ちわびた本場所も、取組の結果に一喜一憂し、考えを整理して記事を書いていると、もう場所が終わっている。その繰り返しだ。 早いものでブログを書き始めてから6年近く経過した。2ヶ月に一度こういう熱量で相撲を観ていて、それでも私は相撲を楽しんでいる。飽きもせずに。 これは不思議なことだ。これほど同じように相撲を観てい......続きを読む»

大相撲人気と「日本スゴイ」が結び付かぬ、これだけの理由。

この話、もう終わりにしたい。 だが、終わることは今のところ無い。 そう。 相撲ファンの大多数がこのように思っているという誤解についてだ。 外国人力士の活躍が快くない。だからこそ日本人横綱が誕生してほしい、と。 日本人力士を推す論調がNHKの放送で流されるから、そのように誤解する方も多いのだろう。確かにNHKの放送では稀勢の里に対する期待という方向で、話が展開されることが多い。アナウンサーは北の......続きを読む»

日馬富士への問題発言に見る、守屋氏が横綱審議委員に相応しくない理由。

昨日、信じがたいニュースを目撃した。 日馬富士、連日の金星配給に横審から苦言「引退か」 発言の主は、横綱審議委員会の守屋委員長だ。平幕相手に早くも二敗目を喫した姿を見て、冗談交じりに「引退かな」と漏らしたのだという。 まず私が信じられなかったのは、日馬富士という力士をたった3日で判断した点にある。不安定なイメージが有るが、日馬富士は横綱昇進以降中日までに3敗したことが1度しか無い力士である。悪......続きを読む»

なぜやくみつるさんの大相撲に関する意見は、響かないのか。

やくみつるさん。 大相撲のことをとにかくよくご存知のやくみつるさん。相撲の歴史から最近の相撲事情に至るまで、本当によくご存知だ。その興味は単に幕内十両に留まらず、幕下以下にまで及ぶ。 よくご存知という言い方を元再発防止検討委員にするのは失礼かもしれないが、本当に博識な方だ。メディアに出演した時は、やくみつるの役割を果たしている。 やくみつる的な役割というのはデーモン閣下とも山根千佳さんとも少し......続きを読む»

力士をいかに守るか。公傷制度を今一度、考える。中編

先日公傷制度について記事を書いた。 有り難いことに数十件あまりのメッセージ、コメント、メールを頂いた。各々が各々で考えた公傷制度案が有り、どれを読んでも各自の哲学が有って実に面白かった。考え方が異なれば賛成も反対も、制度案も全く異なるものになる。そのことが分かっただけでも興味深い機会だったように思う。 ただ、各自の意見が異なるということは面白いのだ、反面で誰もが納得感の有るアイデアなど存在しない......続きを読む»

力士をいかに守るか。公傷制度を今一度、考える。前編

安美錦が、十両の下位で出場している。 豊ノ島は、十両の下位で休場している。 ベテラン力士が怪我を抱えながら、現役引退の危機に瀕している。彼らは力が落ちたのではない。数ヶ月前までは上位の力士を脅かしていたのだから。豊ノ島は優勝を懸けた琴奨菊を相手に一世一代の取組を見せたことが記憶に新しい。 彼らは相撲界の宝だ。だが、一度の大怪我によってその宝が失われようとしている。ではなぜこのようなことになるのか......続きを読む»

本場所と巡業。160日を超える取組が、大相撲の未来を壊す。

夏巡業で、気になるニュースが報じられていた。 序盤に休場する力士が続出したというのである。 人気力士の休場に、巡業を観戦する方からは落胆の声が上がった。本場所の人気が高まる中で、相対的に手軽にチケットが入手出来るのが巡業の魅力でもあるので、普段なかなか本場所には駆けつけられないファンの期待も高まる。だが蓋を開けてみると、目当ての力士が参加しないのでは残念なことだ。 気持ちは分かる。 私が東京場......続きを読む»

正代の被災者への「元気を届けられれば」より伝わる言葉を考える。

正代が横綱大関戦を終えた。 一言で言えば「玉砕」だった。 何もできなかった。 させてもらえなかった。 それだけだった。 正代は勇気ある力士だと思う。相撲を取り続けてきて、ここまで挫折らしい挫折は無い。アマチュアでの輝かしい実績が有り、前相撲からここまで順調すぎるペースで昇進を続けてきた。 立場が付けば、本能的に自分を守ろうとする。負けた時の理由を探そうとする。上位総当たりというのは、そういう厳......続きを読む»

大相撲のコールを、いかに防ぐか。相撲協会に求められる動きとは?

白鵬と正代の一番の直前で、正代を応援するコールが起こった。 立合の出来が取組を大きく左右するだけに、集中力を乱しかねないという側面から応援は控えるのがマナーだ。相撲を自然と観ている方であれば何となく理解しているマナーが共有できていないので、近年こういうことが増えてしまっている。 白鵬が荒れた取組を見せることも相成って、取組後はコールに対する批判が相次いだ。このような流れはコールが起こる度に現れて......続きを読む»

「次の大関、誰よ?」の回答が見当たらぬ2016年。大関候補の若手も見えずベテランが躍進する中、大相撲はどのような時代を迎えるのか。

琴奨菊優勝で幕を閉じた、2016年初場所。 「日本出身力士」の優勝という、外国人力士ファンも「日本出身力士」ファンも蝕まれ続けた、懸案事項が一つ解決したことで皆救われたという話は前回の記事で書いたわけだが、その余韻は冷めることを知らないようだ。 デイリースポーツ以外の一面は琴奨菊。 情報番組にも琴奨菊。あと杉山邦博さん。 喋りがおぼつかない杉山さんにやきもきしながら、相撲ファンからしたら今更な......続きを読む»

怪我と公傷と「土俵の充実」。遠藤や照ノ富士が相次いで休場する今、大相撲はどこに向かうべきなのか。

2016年初場所は、幕内力士の休場が相次いでいる。 時天空。 大砂嵐。 千代鳳。 常幸龍。 安美錦。 照ノ富士。 そして、遠藤。 幕内は初日からの累積で7名が休場している。千代鳳や安美錦のように再出場する力士も居るが、最近の特徴は怪我を抱えながら出場し、更に痛めたり成績が思うように上がらないなどの事情から休場する事例が多いことである。 照ノ富士や遠藤のように将来に向けての可能性を見せながら、怪......続きを読む»

大相撲の理事長選びに必要なのは、マニフェストである。

北の湖理事長逝去に伴い、後任が誰になるか注目されている。 先日当ブログでも記事にしたが、今はもう人気低迷が底を打ち、類を見ぬ繁栄を見せている。動乱の時代は終わったが、次なる繁栄に向けて何が出来るかが鍵となる。相撲界の顔として有事の際のメディア対応も求められていた数年前とは求められる適性が異なるわけだ。 政治の話をするのは少しためらうところだが、かつて政治の世界では「無事の橋本、平時の羽田、乱世の......続きを読む»

「最近刊行された相撲雑誌はつまらない」のか。最近の刊行物のコンセプトと3タイプの相撲ファンとの相関関係を考える。

最近、こんな話をよく耳にする。 「ニシオさん!最近相撲関係の本っていっぱい出てますけど、みんなつまんないんですよ。」 その理由を尋ねてみると、返ってくる答えは人それぞれだ。 記事の内容を既に知っている。 ミーハー過ぎる。 確かに聞いてみるとなるほど、と思うことも有る。ある程度薄味の仕上げだということ、取り上げる力士が限定的だということ、既視感が有るということ。この辺りは最近の相撲関連の刊行物......続きを読む»

変化はカッコ悪いが、敗れるのはもっとカッコ悪い。鶴竜稀勢の里の論点は正当性ではなく「共感を得られるか、否か」である。

やはり、なのか、あろうことに、なのか。 稀勢の里が鶴竜に敗れてしまった。 だが今回の負けは、少し毛色が異なる。変化を1度ならず2度までも選択した鶴竜に敗れた、という事実に対してどう向き合うか、である。 最初にハッキリさせておきたいのは、変化は喰らう力士が悪いということだ。変化が変化でしかないのは、結局変化だけでは勝てないからだ。普段から勝つための相撲の基礎として、いわゆる普通の取口を稽古場で練習......続きを読む»

相撲人気が回復した今、何をするべきか?協会とマスコミ、有名人とファンを繋ぐ「フューチャーセッション」が鍵を握る理由とは?

当ブログも開設から4年が経過した。 幕下相撲の面白さが伝われば、相撲の面白さが伝われば、という動機で相撲人気がどん底の頃に立ち上げたのだが、あの頃から状況は大きく変化した。 会場は連日満員。 バラエティには力士が頻繁に出演。 もはやあの頃のダーティなイメージで、ネガティブなイメージで相撲を語る人はほぼ居ないのが2015年8月だ。何ということでしょう。正に「劇的!ビフォーアフター」ではないか。こ......続きを読む»

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スポーツライター:西尾克洋が運営しております。相撲などのスポーツライティング、コラム、企画構成など手広く承っております。お気軽にお問合せ下さい。

【過去のお仕事】
・日本テレビ「超問!真実か?ウソか?」(2017年6月)
・テレビ朝日「サンデーステーション」(2017年5月)
・フジテレビ「グッディ」(2017年11月)
・TokyoFM「高橋みなみの、これから何する?」(2017年11月)
・スポーツナビコラム:西岩親方インタビュー(2016年3月)
・現代ビジネス(2017年2月)
・ビジネスジャーナル(2017年9月)
・オピニオンサイトiRONNA(2017年11月)
・週刊Flash(2017年1月)
・Palm Magazine(2010年)
・大相撲ぴあ(2015年12月)
・静岡新聞(2015年10月)
・SBSラジオ(2017年3月)
 への寄稿など多数。

【Mail】
makushitasumo*gmail.com
*はアットマークです。

【Ustream】
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(12月12日現在)

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