幕下相撲の知られざる世界

高安、玉鷲、宇良の負傷。勤続疲労型と事故型の怪我が、相撲界を壊す。

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高安も、負傷した。 玉鷲も、痛がっていた。 宇良も、車椅子で運ばれた。

もう、沢山だ。

怪我には大きく分けて2パターンあると考えている。 一つは、勤続疲労型。 そしてもう一つは、事故型。

白鵬と鶴竜、出場はしているが日馬富士はは前者、稀勢の里や今日の3人は後者だ。 この二つの事故のパターンに、大部分の上位陣が飲み込まれてしまった。

4横綱もさることながら、照ノ富士はもう、大関の地位を守るのがやっとだ。そして、昇進したての高安も壊れてしまった。上位での闘いは、力士を摩耗させる。有望力士も、実績ある力士も、例外ではない。

考えてみると、将来有望だった力士達も皆怪我に苦しみ、かつての輝きを失っている。デビューからの連勝記録を作った常幸龍も、人気を博した遠藤も、素人のような相撲で驚かせた大砂嵐も、10代で関取に昇進した千代鳳も、キャリアを奪っているのは怪我なのだ。

そして、彼らを倒してきた横綱大関さえも、勤続疲労に苦しんでいる。3横綱の休場は、上位に君臨し続けてきたが故のことだ。もう、ベテラン力士にも限界が迫っているのである。

上位に定着してきた力士と、上位に迫ってきた若手、更には横綱大関までもが怪我に苦しんでいる。例外は居ない。それぞれがそれぞれの理由で怪我をしているのだ。

全ての怪我のリスクが、2017年9月場所に暴発している。これは今に始まった事ではない。衝撃的な怪我を目の当たりにする度に公傷制度復活を叫ぶ声もあったし、増え続ける巡業に歯止めを掛けるべきだという声も上がっていた。

それでも、この数年で何も変わらなかった。

大相撲は2ヶ月に一度必ずやって来る。大相撲の経営を考えれば少しの怪我で休場されては困るが、怪我で人気力士が壊れるのも困る。バランスを保つための結論は、出場しながら怪我を治す、そもそも怪我をしないということだった。

だが出場しながら怪我を治すということは、絵空事に過ぎなかった。もう限界なのだ。

私が何を言っても、声は届かないと思う。何度となくブログで書いても、何年も同じことを言いながら怪我人は絶えないし、怪我人を救うための仕組みは出来ないし、作る気もない。

正直、この話題を出すことにうんざりしている。 だが、この惨状を目の当たりにすると言わずには居られない。

まずは、問題意識を持つこと。 そして、解決策を模索すること。 今の相撲界は、問題意識が足りないと私は思う。

怪我に関するデータと具体的な解決策については、9月20日19時30分からにトークライブ「幕内相撲の知ってるつもり!?」を開き、披露したいと思う。この手のデータは残酷過ぎるために、公表するのが難しい。そして、文脈を読んでもらえないと言葉だけが独り歩きする恐れがあるので、クローズドな環境で発表することをお許しいただきたい。

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高安、玉鷲、宇良の負傷。勤続疲労型と事故型の怪我が、相撲界を壊す。

今日秋場所三日目、NHKテレビ解説は貴乃花親方なんですが「高安、場所の途中からでも再出場しろ」云々仰ってて、ああこの親方も「大相撲の人」なんだなあ「アンタ、引退前7場所連続全休したやんか」と言っても通じないんだろうなあ。
結局「ケガは土俵の砂(土)で治せ」ということだ。何も変わっていないし、変えるつもりもないんだろう。

2年前の夏場所から休場していた阿武松部屋の天津が前相撲で復帰した。最高位幕下27枚目の27歳、前相撲に落ちてから11場所目だ。たぶんどこかの新聞か雑誌かネットで「美談」にされるんだろうが、ケガをした右脚は太腿から足首から下もサポーターで覆われていたように見えた。もうドクターストップかけるべきだと思うが、その基準も存在しない。

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