幕下相撲の知られざる世界

八角部屋の稽古を見学してみた。part2 「相撲部屋のカラーを分類する」

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8時。

まだまだ下位の力士が所狭しと大挙している。 殆ど見たことの無い力士達である。

さすがに中継に出ない力士は覚え切れない。大露羅や爆羅騎であればさすがに分かるが、三段目以下が主戦場の力士の風貌や取り口を記憶するにはよほど強烈な出来事が無ければ覚えるには至らない。

そうか。現状の八角部屋は、こうした力士が大半なのだ。むしろ幕下以上の力士が大半を占める木瀬部屋や、関取がずらりと並ぶ伊勢ヶ濱部屋の方が特殊と言えるのかもしれない。

無名の力士達が強さを求めて四股を踏み、申し合いに精を出す。それ自体は特に変わったことではない。だが彼らの稽古に目を向けていると、気づいたことがあった。

相撲部屋のチームカラーは、大きく分けて2つの軸で構成されているのである。

一つは、盛り上げ方。 そしてもう一つは、稽古に対する向き合い方だ。

私もここ数年、様々な相撲部屋に足を運んだ。そこで分かったのは、部屋には部屋固有のチームカラーがあることである。

例えば、尾車部屋の稽古を一言で表すならば「部活」だった。そして、木瀬部屋は自主性を重んじる部屋だった。

盛り上げ方に関して言えば、尾車部屋のように皆で助け合いながら盛り上げていくカラーの部屋が有れば、田子ノ浦部屋のようにピリピリした空気によって力士達が統制されている部屋も有った。

向き合い方に目を向けると、木瀬部屋のように各自が目的意識を持って、自主的に稽古に励む部屋が有る一方で、部屋や兄弟子が稽古するよう促し、時に強いる部屋も有った。

私がこれまでに観たことが有る相撲部屋についてチャートを作成したので、興味がある方はご覧いただきたい。なお、これはあくまでも私の所感であり、見学した時の印象から作成しているものなので、現状を反映しているわけではないということはご了承いただきたい。

bunrui

これは、どちらが優れているとか劣っているという類の話ではない。強くなるというゴールに向かって、各力士達がそれぞれに合った部屋選びをすれば良い、ということである。

傾向として思うのは、大卒力士が多い部屋は自主性を重んじており、叩き上げが多い部屋は殺伐とした空気の中で、激しい稽古をこなしているということである。

八角部屋は、どうなのだろうか。 鍵を握る力士は、少し意外な人物だった。

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