幕下相撲の知られざる世界

テレビよ、メダリストはひな壇芸人ではない。

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オリンピック選手の出演する番組が連日放送されてますね。

りゅうちぇるがいて、カズレーサーが居て、司会がさんまさんとか中居くんが居るんです。それでね、吉田沙保里と重量上げの子とハーフの柔道の金メダリストが出てますね。ちらっと見るとひな壇にメダリストを並べてるわけですよしかも、メダルを首からぶら下げさせて。なめてんのか。

見ればわかるじゃないですか。あんだけ連日メダル取ったって放送されてたから顔も覚えましたよ。それなのに、野球選手がCMで大抵ユニフォーム姿なのと同じ扱いですよね。この人、メダリストですよ、って。なめてんのか。

エピソードも大体知ってますよ。栄コーチが肩車されるところなんて7000回は観たと思いますそれを突っ込むんです。もうね、12年前から突っ込んでますよ。12年遅いんですよ。アッコにおまかせでももっと早く取り上げてますよ。ほんとね、なめてんのか。

もうこれ、なめてんのかの3連発ですよ。バース、掛布、岡田ですよ。甲子園のバックスクリーンにぶち込みたくなるくらいのなめてんのかですよ、これは。誰が何をなめてんのかよくわからないです。なめてんのかがゲシュタルト崩壊するほどのなめてんのかです。

で、誰が何をなめてんのかに向き合わなければならんわけです。ここまで来ると。さすがになめてんのかの構造を理解しないとなめてんのかループにはまってしまうので、整理しましょう。

まずね、アスリートがなめられてます。メダルぶら下げさせられて、ひな壇に登らされて、おもしろ話をさせられる。芸人でもないのに、芸人扱いですよ。

メダリストというのは日本を背負って、4年に一度の晴れ舞台で、自分の未来と競技の未来を賭けて闘い、生き様を見せて素晴らしい成果を挙げた人達です。もう、本当に頭が下がります。オリンピックに出てくる選手って、正直殆どが今まで見たことのない人達です。でも、オリンピックの凄いところは見たことが無い人達の、普段見ない競技でも心動かされるところなんですよね。

だから、本気で凄いなぁと思うし、名前も知らない選手の闘いに感情移入して、メダルを取った選手のことをもっと知りたいし、あの時の興奮を余熱くらいだけでも思い出したくなるわけです。だから、大して期待はしていないけどちょっと見たくなるんですね。あの手のバラエティだと知っていても。多分面白くないことになるとはわかっているけど。

嫌なら見るなって言うじゃないですか。分かるんですよ。見なけりゃいいんですよ。地雷だって分かってるんだから、見るのは当たり屋みたいなもんですよ。んなもんシベリア超特急を好き好んで見る行為と同じですよ。まぁシベ超は一周回って最高に面白いですけどね。

でもそれくらい心動かされたわけです。楽しかったんですよ。オリンピック。始まる前は期待なんてしてなかったです。それなのに、連日楽しくてしかたなかった。相撲ロスにはならない私が、オリンピックはロスしてるんです。相撲はもうね、疲れすぎます。大体萩原寛のせいですけどね。

だから、見ちゃうんです。 それで、なめてんのかなんです。

要は、アスリートがなめられているところを見て、喜ぶと思われている。つまり視聴者がなめられてるんですよ、これは。こんなもんを観て喜ぶかっつうの。

ほんとね、いつからでしょうね、アスリートに面白要素を求めるようになったのは。多分ジャンクスポーツが、あの手の作りの番組の始祖のはずです。その辺りで高見盛いじりみたいなものが始まってしまった。でも気がつけばアスリートが総高見盛化していて、皆いじられてしまっている。浜ちゃんに呼び捨てで呼ばれてしまっている。

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記事カテゴリ:
相撲以外
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「テレビよ、メダリストはひな壇芸人ではない。」へのコメント

たった今、カヌーでメダルを取った羽根田選手が有吉マツコにいじられていて、悲しくなりました

テレビよ、メダリストはひな壇芸人ではない。

ちょっとスポーツが出来る人というだけで片付けるのは悲しいことです。
国を代表して、想像以上に重いものを背負って闘っています。
私もコンプレックスは有るかもしれませんが、
今一度その背景を考えていただけると嬉しいです。

それだけで終わったら、国際大会の持つドラマなんて何もないことになります。
オリンピックの面白さも、スポーツがちょっと出来る奴なんて言葉で集約しては悲し過ぎます。

テレビよ、メダリストはひな壇芸人ではない。

「アスリート」を必要以上に高く持ち上げて敬いすぎでは?と私なんかは思いますね。
所詮は運動がちょっと上手いだけの人たちでしょ?
勉強できない小学生男子の劣等感の裏返しである「体育できる奴が偉い」感覚を
大人になっても引きずってる人たちがいるのは悲しく思います。

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