2006年07月16日

「Gメン7・15」ドキュメント・・・これこそ歴史的ドラマだ!?

こんばんわ!

「Gメン7・15」ドキュメント!

2006年7月15日。
将来、日本のプロ野球はこの日を「歴史的事件日」として語り継がれることになろう。
「歴史書」の見出しはこうなるであろう。

2006年、巨人が最下位を目前にして激戦をくりひろげた最初の日

読売ジャイアンツは、2リーグ制以降において、最下位が1回しかない。
それは1975年のことである。
2度目の最下位は、2005年に訪れかかった。
しかし直前で回避し、この年は5位に終わった。
2006年。
開幕直後の巨人は、来たる「7・15」を絶対に想像できないほどの快進撃を続けていた。
ところが5月の交流戦を境に突如一変。
6月6日以降、30戦以上戦って4勝しか挙げられず、7月14日、ダントツだった巨人が、一気に最下位横浜と0.5ゲーム差というところまで追い詰められた。
そして、運命の7月15日がやってきた。

ここで「Gメン7・15」と言っているのは、ただ1回あった巨人最下位の年、1975年に放映された刑事ドラマ「Gメン’75」をもじったものである。
(ゆえ「7・15」は「ナナイチゴ」と読まずに「ナナジュウゴ」と読んでほしい)
もしこの日、巨人が最下位に転落したら最後、31年前の屈辱をなぞらえてこのキーワードがプロ野球界を駆け巡ることになったであろう。

それだけは巨人は防がなければならない!
それだけは巨人はやってはならない!
何としても巨人は「7・15」という日を耐えなければならない!

この日はヤクルト戦。
先発は内海。
1回裏、ヤクルトの打線が猛爆発する。

40球の間に、何と7得点!

1回が終わって、0-7。
普通ならこの段階で巨人は「捨て試合」。
「Gメン7・15」成立の行方はもう一方の試合、広島VS横浜にゆだねられる・・・考えるのが当然である。
そう考えなければいけないのがこの時期の巨人であった。

ところがこの日の巨人は違った。
2回表にとりあえず1点を返すと、その裏7失点の内海を続投。
すると1回のピッチングがウソのように、その後5回まで0行進を続ける。
そして3回表、ついに巨人に待望のビッグイニングがやってきた。

一挙6得点でゲームは振り出しに

さらに4回、今度は3得点。
5回を終了した時点で「捨て試合」だったはずが10-7。
内海にありもしない「勝ち投手の権利」が与えられることになる。

6回表に更に1点を追加した巨人は、その裏なおも内海を続投。
今のリリーフ陣を考えると、内海には完投をも視野に入れていたのだろう。
ここで下手にリリーフして負けてしまったら最悪だ。
そうなる位なら完投して負けた方がまだまし、という考えも、あるいはあったのかもしれない。

しかし2ランホームランを浴びると、ついに痺れを切らして久保にスイッチする。
内海はは5回2/3・110球で9失点。
「7・15の事件性」を無視すれば、結果的に勝ち投手として「9失点を110球でまとめた」のは大したモノ。
「先発権利」での9失点の白星は、恐らくレコードだろう。
勝ってしまった以上、次のピッチングへの影響は心配しなくていいだろう。

こうなったらリリーフ陣は、後先のことを考えずに、今日を何としてでもしのがなければいけない。

7回以降、スコア上は両軍0行進でこのまま11-9で巨人が0-7からの逆転勝利を収めた。
しかし内幕はとても0行進といえるものではなかった。
8回9回、巨人にピンチ。
その頃「7・15」の対象試合、広島VS横浜では、5-5という激戦を繰り広げていた。
しかし8回に横浜が均衡を破り、勝ち越しに成功。
このまま横浜が勝った場合・・・

巨人負け=「Gメン7・15」成立

を意味する。
巨人、絶体絶命となった。
ここで巨人の守備陣に「思わぬ福音」がもたらされた。

8回2死1・3塁で1塁走者の盗塁を刺し、スリーアウト。
9回、今度はヒットを2塁で刺す。

立て続けの「フィールドプレイ」で最後のピンチを乗り越え、ついに巨人が大逆転勝利を決めたのである。

こうして「歴史的事件日」となることが予想された7月15日は、巨人・横浜が揃って勝ち、巨人最下位のキーワードとしての「Gメン7・15」は寸前のところで阻止された。
代わりに、こういう見出しを出現させた・・・

「Gメン7・15」

それは最下位を目前に迫られた巨人が必死に戦った、野球の記録である・・・

とはいえ、巨人のピンチは終わったわけではない。
依然巨人と横浜のゲーム差は0.5。
16日にも「巨人最下位」の可能性は十分にある。

巨人の極限の戦いはむしろ「7・15」がスタートだと言えるだろう。



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posted by nicebirdie |02:44 | プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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