2006年07月27日

未来の甲子園の星 ~第32回ポニーリーグ日本選手権大会3日目~

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25日に開幕した第32回ポニーリーグ日本選手権は、この日江戸川区球場で2回戦5試合、新座市営球場で2回戦3試合が行われた。
江戸川区球場では第5試合で今大会屈指の好投手・旭川中央ベースボールクラブの183cm右腕・三浦諒太君が登場したが、墨田ポニー・先発の松本大樹君との投げ合いの末、0-1で破れ、ベスト16で早々と姿を消した。
それにしても、二人の投げあいはそのまま高校球界に持ち込んでも十分見ごたえある中学野球界では近年、稀にみる投手戦だった。
最速138キロの速球を持ちながら、長身を生かしたカーブを織り交ぜ緩急を巧みに使った旭川中央の三浦君は将来が楽しみな中学野球界、屈指の逸材。
小野靖晃総監督が「将来はプロを目指せる素材」と太鼓判を推すに相応しい投球を見せた。
それ以上に良かったのが墨田ポニー先発の松本大輝君。
右のサイドハンドの投手で元巨人の斉藤雅樹氏を彷彿させる。
直球の球威・コントロールともに抜群で、ゆるい変化球とのバランスも素晴らしかった。
中学生に「あれを打ち崩せ」というのも難しいくらい、今すぐにでも高校野球の地区予選で十分通用する抜群の投球内容だった。
優勝候補の旭川打線を相手に7回を内野安打1本に抑えられたのだからこれ以上の完璧な投球はない。
両投手共に来期の行方が注目される。
主将も務める墨田ポニーの松本君は「(優勝候補の旭川BCに)ここで勝っても、まだ3試合あるので気を緩めずに1試合ずつ大事に戦っていきます」と気を引き締める。
しかし、全国大会の大舞台で緊迫の投手戦を制して得た自信は大きく「ここ来て成長している自分を感じる」と一言。
明日以降も楽しみに見て行きたいと思う。





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posted by 永田遼太郎 |22:49 | 中学硬式野球 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2006年07月23日

夏の高校野球レポート4 ~埼玉~

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市立川越がジャイアントキリング(大物殺し)をやってのけた。
県営大宮球場で行われた夏の全国高校野球・埼玉県予選4回戦で優勝候補の一角と目されていた埼玉栄を相手に4-0と完封勝ち。ベスト16入りを果たした。

試合は、市立川越の左腕・長谷部優司とプロ注目の右腕、埼玉栄・木村文和の両投手の投げあいでスタートした。
木村が大会屈指の右腕という事もあり、試合の焦点は市立川越の長谷部が埼玉栄打線相手にどこまで持ちこたえるかというところだったが、テンポ良く多彩な変化球を投じ、相手打者に配球を読む隙を与えないピッチング。4回二死までパーフェクトに封じ込んだ。
5回に埼玉栄の1年生酒井亮に初安打を打たれるも終始慌てることなく最後まで自分のペースでの投球を貫いた。
一方の木村は1塁走者を出すと、相手の機動力で揺さぶられ制球を乱す場面がしばしば。6回、8回と2点ずつ奪われ本来、彼が持つ能力にほど遠い内容となった。
この日、両者の差を開かせたのは守備面。
埼玉栄が合計5つのエラーをしたのに対し、市立川越はショートの白石大樹が一瞬、内野安打かと思わせる打球を堅実に処理しマウンドの長谷部を再三にわたり盛り立てた。
埼玉栄の4番木村が打席に入ると、あらかじめ外野を深めに守らせ、本来なら外野の頭を越えていたかという打球も全て正面で処理するなど徹底したシフトで相手の好機を摘み取って行った。
攻撃面では選手9人がひとつになって、チャンスに送りバントをきっちりと決め、それを後続がタイムリーでことごとく返す勝負強さも光った。
派手さはけっしてないが、当たり前の事を当たり前にこなす堅実さが、この日の勝利を生み一見、番狂わせに思えるこの日のゲームは偶然の産物ではなく必然だったという事をここで付け加えておきたい。
市立川越のジャイアントキリングがどこまで続くか今後に注目したい。



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posted by 永田遼太郎 |22:17 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年07月20日

掲載情報

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千葉ロッテマリーンズオフィシャルファンクラブ広報誌「TEAM 26 MAGAZINE」2006.vol.2にて巻頭の「小林雅英 守護神の役割」、「大松尚逸インタビュー」「ランペンコーチインタビュー」「ファームレポート古谷拓哉、古賀英彦2軍監督」を執筆しました。
ファンクラブ限定の読み物になっていますが、もしファンクラブ会員の方がこのブログを見ていたら、ぜひご意見、ご感想などを書いてくれるとありがたいです。



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posted by 永田遼太郎 |21:40 | 仕事・作品 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年07月16日

夏の高校野球レポート(埼玉)~3~

7回裏、猛攻の口火を切った埼玉栄・西野一樹
埼玉栄の“1年生カルテット”がいきなり大仕事をやってのけた。
7月15日、埼玉県営大宮公園野球場。3点差で粘る本庄高校を突き放したのは、この夏が高校野球公式戦デビューとなるピカピカの1年生だった。
1死走者なしで打席に入ったのは1年生セカンドの西野一樹。
その西野が二遊間をゴロで抜く中前安打で出塁すると、3年生の森本周平がバントヒットで続き1死1、2塁とした。
ここで打席に入ったのは北海道の岩見沢シニアからこの春、同校野球部に入部した大型内野手・白崎浩之。
182cm77kgと今後に期待が持てる体躯の白崎は、この場面でセンターの頭を抜く2点タイムリー2塁打を放ち試合を決定つけた。
この日、スタメン9人のうち3人が1年生という状況で、エースで4番で主将も務める木村文和も燃えた。
打っては3回に左翼席へ運ぶ2点本塁打。投げては7回を投げ2安打無失点に抑える好投。若いチームを引っ張った。
木村のあとを継いだ2年生の阿部塁も、1年生に負けじと2イニングをピシャリ。6-0と、あと1点でコールド勝ちは逃したが完勝と言える内容で、甲子園に向け幸先良いスタートを切った。
昨年は、あと一歩のところで逆転を許し甲子園行きの切符を逃している埼玉栄。“スーパー1年生”と囃された木村も気がつけば最上級生になっていた。かつての自分と同じ“スーパー1年生”を束ね木村は昨夏、落とした甲子園行きの切符を再び掴みにいく。





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posted by 永田遼太郎 |00:06 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2006年07月13日

夏の高校野球レポート ~番外編~

今年の高校球界、注目のスーパー1年生は誰かと聞かれたら彼の名前が必ず出ていただろう。
東海大三高・甲斐拓哉。昨年のジャイアンツカップで中学3年生ながら141キロをマークした快速球右腕である。
中学時代の彼に一度取材した事があるが、その時の印象が球の速さよりも体の大きさだった。
身長181cm、体重75kg。バランスのとれた体躯に、その後の成長が容易に想像できた。
全国各地の学校から引く手あまただった彼だったが、地元・長野の東海大三に入学したと聞いた時、少しだけホッとした気持ちになった。
昨年のジャイアンツカップの時も「出て当たり前の学校で甲子園へ行くよりも、地元に残って頑張りたいという気持ちもある」と話していたし、チームの関係者も「せっかく地元・長野で生まれた逸材ですし、なんとか地元で」と語っていたせいもあって、関東の強豪校で見たかった部分も反面、地元の人達に夢を与えられるそんな選手になってもらいたいなという気持ちもあり、ちょっぴり彼らしいと思い嬉しかった。
中学野球ライターの瀬川ふみ子さんに聞く所によると「自分なんかが都会(関東や関西)の学校に行くなんて想像出来ないですよ」と冗談っぽく話していたという。
そんな彼だからこそ、この夏の飛躍を期待していた。
しかし、結果は2-4でチームは破れ2回戦で敗退。
“最初の夏”は呆気なく幕を閉じた。
僕は試合を見ていないから、内容についてはこの場ではなんとも言えない。
ただ一つ言えるのは、さらなる技術向上と、甲子園に出るために、野球留学がいまや当たり前となった現在で、彼が地元の学校で甲子園を目指そうと思った勇気は褒め称えたい。
だから、甲斐君には秋に向かって再スタートを切った今、この瞬間から来春の大目標へ向かって頑張ってもらえたらと思う。目標は高ければ高い方が実現する率は高いと僕は思う。たとえ何かが思い通りにならなくても、それをゼロと考えるか、イチと考えるかでその人間の幅は変わってくる。
この夏の経験をけっして無駄にしないでほしい。

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posted by 永田遼太郎 |11:15 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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