2006年09月22日

勝負に徹した!!~マリーンズ弟が2年連続優勝~ (永田遼太郎)

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負ける気がしない。
0-3と3点のリードをされて迎えた9回裏、それでも今年の“浦和マリーンズ”は見ていてちっとも負ける気がしない。そんなチームだった。
マジック1で迎えた9月22日ロッテ浦和球場。
スタンドには、球場に入りきれないくらいのファンが詰めかけた。
そのファンの声援に後押しされたのか、先頭の井上純が右翼越え本塁打を放ち、まず1点。
続く林、喜多が倒れ、あっさり2死となるが、明日は1軍に合流する青松が右中間へ2塁打。代打垣内も左前にタイムリーを放ち、あっという間に1点差まで詰め寄った。

思えば今季のイースタン開幕戦もそうだった。
あの時も最終回、巨人に5点を取られると、その裏、逆に5点を取り返し引き分けまで持ち込んだ。
昨年のチームと比べて、投手力が強いわけでも、打力が強いわけでもない。
しいて言ったら精神力。この部分が昨年より強くなっている。
僕はそんな目で今年、1年浦和マリーンズを追った。
結果、今日は負けてしまったが2年連続のイースタンリーグ制覇を達成した。
試合後、何よりもこの優勝を嬉しそうにしていたのが、寺本四郎だった。
今年の鹿児島キャンプでのこと。
寺本は「今年も古賀監督を胴上げしたいですね」と語っていた。
そんなことを言うと、「だから1軍に行けないんだよ」なんて言う心無い声も聞かれるかもしれない。
しかし、古賀二軍監督は常日頃「ファームといえど勝利にこだわらなくちゃ意味がない。それが出来る選手が一軍への早道になる」と言っている。
そうした観点から捉えれば、寺本の考えは現状を正しく理解し、今自分が出来ることを最大限に取り組んでいると言えるだろう。

今日、3番打者に入った寺本は、この日、上位打線を組んだ代田、田中雅、井上純らに試合前、相手先発、三木の特徴を伝えた。
相手投手の特徴を掴んでいた寺本は、初回の打席でしっかり球を見切り、それを嫌がった三木はストレートの四球で寺本を歩かせている。
02年に投手から打者に転向し5年目になるが、寺本はゆっくりと打者としての才能を開花させつつある。

話は変わるが、今年、僕は西武ライオンズの1年間を追った。
このチームの強さは、出場する選手のほとんどが試合の勝ち方をしっかり理解しているところである。
小さな隙を見逃さず、ビッグイニングに繋げる。こんな西武の姿を今年、何度見てきただろうか。
一方、マリーンズは今年4位に終わった。
昨年こそ日本一に輝いたが、今年1年を振り返ってみると、まだまだ勝ち方というのが確立されていないようにも思えた。
これを根本から変えていくには、ファームから勝負に徹する意識を変えることである。そう言う意味では現在、マリーンズが行う育成方針は、けっして間違ってなんかいない。
ファームの2年連続優勝も、きっと何かの布石に違いない。
最後の最後まで混戦模様の今年のパリーグ。
来年は、もっと面白くなること間違いなしだ!!




posted by 永田遼太郎 |22:55 | 千葉ロッテマリーンズ | コメント(0) | トラックバック(0)
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