2006年11月02日

掲載情報 11月2日 (永田遼太郎)

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【掲載情報】
日本スポーツ出版社 
「ホームラン12月号増刊 日本シリーズ速報号 SHINJO劇場」
・金子誠「鉄壁の守備で魅せる選手会長」
・次代を担う戦士

日本シリーズ第2戦で貴重な勝ち越しタイムリーを放ち、チームに流れを呼び込んだ金子誠選手と、SHINJO引退後の来季、新たに出てくるニューヒーローについて描いています。
      永田遼太郎



posted by 永田遼太郎 |08:14 | 北海道日本ハムファイターズ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年08月09日

“捨てゲーム”なんてない ~日ハムナインが見せた心意気~ (永田遼太郎)

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平凡なショートゴロだった。
8月5日インボイスSEIBUドーム。首位の西武と3位の北海道日本ハムの対戦。
前夜は日本ハムが5本の本塁打を放ち9-5で先勝。
千葉では、プレーオフ進出に向けて当面の敵となる2位福岡ソフトバンクと4位千葉ロッテが1点を争うゲームで凌ぎを削っていた。
しかし、この日北海道日本ハムは西武の若きエース涌井秀章の前に沈黙。
この場面のあった8回二死まで3安打無得点に抑えられていた。
スコアは0-6で敗戦濃厚。
そこで前述した平凡なショートゴロ。
誰もが「これでチェンジ」だと思ったはずだ。
しかし、打った小笠原道大は違った。
ここまで小笠原は涌井に無安打に抑えられていたが「何とか塁に出よう」の一心で全力でファーストベースを駆け抜けた。
結果、1塁塁審の柿木園の両腕が横に広がった。
ショート片岡の怠慢とはけっして思わない。
ビデオを見れば若干ではあるが、捕球から送球までにロスが認められるが、それでも記録が内野安打となっているように、むしろ全力で駆け抜けた小笠原の心意気を褒めたい。
ネクストには2000本安打まで、あと22本と迫った田中幸雄が控えていた。
結果、この回も涌井の前に0で終わったが、この小笠原の鬼気迫るプレイが他のナインにも火をつける。
8回裏の守備。西武・佐藤の打球を追った稲葉篤紀が右翼ファールゾーンのフェンスに顔面を当て転倒、顎を裂傷しタンカで運ばれていった。
さらに左足首もねんざ。このプレイに右翼席のライオンズファンからも稲葉コールと拍手が起きた。
そして9回表の攻撃。
小笠原、稲葉のファイトに応えようと、カウント0-2から高橋信二が涌井のストレートを力強く振りぬいた。
打球はフェンスによじ登ったセンター赤田の頭を越えスタンドイン。難攻不落だったこの日の涌井から1点をもぎ取る事に成功する。
試合は日本ハムが1-6で敗れ、前日の勝利で縮めたゲーム差が元に戻ったが選手間の結束はぐっと縮まったはずだ。
今季からリーグ戦1位通過チームにはプレーオフ第2ラウンドで1勝のアドバンテージが設けられている。
その結果、プレーオフ出場権を争う西武、ソフトバンク、日本ハム、ロッテ4球団ともに1位通過のみを貪欲に狙いに来るだろう。
そのためには“捨てゲーム”などないことを小笠原、稲葉をはじめ日本ハムの選手達が身を持って示してくれた。
土壇場に追い込まれて、その気になっても遅い事がある。
ここから残り30試合あまり、高校野球に負けないサバイバルな戦いが繰り広げられるだろう。
最後に小笠原33歳、稲葉34歳、高橋信28歳と彼ら3人がベテランと呼ばれる部類の選手だった事をここに付け加えておきたい。



この日の模様を逆の視点からスポーツナビで描いています。
ヤングレオの雄叫び 第8回 涌井の描く自身の存在意義
↑のリンクボタンから飛べます。


posted by 永田遼太郎 |14:03 | 北海道日本ハムファイターズ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年07月04日

スーパースターの後継者

今朝のテレビは、どのチャンネルをつけてもサッカー日本代表・中田英寿選手の引退の話題ばかりだった。

95年、ベルマーレ平塚に入団し、翌96年にはアトランタ五輪でブラジルに勝利し“マイアミの奇跡”に貢献、翌97年には日本代表に初選出され、98年には単身、イタリアに渡りセリエAのペルージャで活躍。日本人が世界で通用するという事を体現してくれた。

一部マスコミとの摩擦で、中傷される事も多々あったようだが、知り合いのサッカーライターやサポーターに話を聞くと、とても気さくな好青年だって話を聞く。そんな彼が第2の人生を切り拓こうと言うのだ。ここで僕が何を言おうというのだ。「今後のサッカー界発展のために頑張ってほしい」などと本人が当たり前のように考えているような事を僕は言うつもりはない。今はただお疲れ様という一言だけだ。それと日本サッカーをここまで引っ張ってくれてありがとうと。

さて、話を変えよう。
僕はスポーツライターと名乗っているが、実際のところ1週間のほとんどを野球と共に過ごしている。いわば野球ライターと言った方が正しい。
てなわけで、野球の話をここからしたいと思う。
サッカー界のスーパースターが中田英寿なら、野球界のスーパースターはSHINJOこと新庄剛志である事は言うまでもない。
その新庄もまた、今季限りでユニフォームを脱ぐ決意を固めている。
そこでファンサービスにと、ありとあらゆるパフォーマンスでスタジアムに集まるファンを楽しませている。
もちろん1番のファンサービスが“勝つ事”だと理解している彼は、西武、福岡ソフトバンク、千葉ロッテら上位チームを今季後半戦で一気に捲って1981年以来の優勝を本気で狙っている。
しかし日本ハムファン最大の心配事は来期以降、SHINJOが抜けた穴を誰が埋めるのかという事。
そこで今日、その穴を埋めるかもしれないスター候補生を発見してきたので、ここに報告する。
2003年秋のドラフトで自由枠獲得入団した糸井嘉男だ。
糸井は近畿大学から最速151キロの直球を売りに即戦力が期待され入団した。
しかし制球難の改善が見られずプロ入りから2年間、1軍での登板はなし。そこで糸井は投手として生きていく事を断念する事にした。
プロ選手としての生き残りをかけて今春、野手に転向した。
186cmと恵まれた体躯の糸井。50m走5秒7の俊足と最速151キロの直球を放った強肩は首脳陣も期待していた。そうなると課題はバッティングという事になるが、7月4日ロッテ浦和球場でのパフォーマンスを見る限り末恐ろしい野手が誕生したという印象をうけた。
初回の第1打席、シュート系の変化球を巧く合わせて右前へと運ぶと、3回の第2打席ではスライダー系の球を救い上げ右翼越えの本塁打を放った。さらに第3打席ではインコースの直球を追っ付けて左前に運ぶ3本目のヒット。4打席目は右中間方向の飛球に終わるが、これを右翼手の南が落球し、劣勢だったこのゲームの流れを変えた。
関係者の間では早くも「ポスト新庄」の声もあがり、野手転向後の評判は上々だ。
この日、対戦したロッテ側からも、投手から野手に転向した福浦和也のようなバッティングをするという声も飛んでいた。
まだまだ野手転向から間もないためデータが不足しているのは当然あるだろう。しかし、この日見せ付けたバッティングセンスは間違いなく本物。
一度は、絶望の淵を彷徨った男が、来期からファンの視線を独り占めするか注目したい。

posted by 永田遼太郎 |20:31 | 北海道日本ハムファイターズ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年07月03日

一番怖いのは北海道日本ハムかもしれない

現在、パ・リーグは西武、福岡ソフトバンク、北海道日本ハム、千葉ロッテの4球団が3ゲーム内でひしめき合っている。
普段、西武と千葉ロッテに取材拠点をおいている僕にとって今、もっとも怖い存在が北海道日本ハムの勢いである。
今季開幕前に僕は北海道日本ハムを優勝候補の一角として挙げていた。
ダルビッシュ有、須永英輝、正田樹、鎌倉健、江尻慎太郎…若くてイキの良い投手の数では12球団一じゃないかと思えるくらい北海道日本ハムは人材の宝庫である。
さらに今年は創価大から八木智哉が加わり、その厚みが増している。
彼達が機能し始めれば80年代に投手王国として栄えた“強い日本ハム”の復活がありえるんじゃないか。そう思っていた。
正直なところ「ビッグバン打線」だけなら、さほど興味は沸かなかった。
よく野球の世界では「打線は水物」とよく言われる。
楽天・野村克也監督も著書「巨人軍論」の中で「どうして巨人はエースを獲らないんだろう…」と書き記しているが、僕も同意見で、勝てるチームを作る最善の方法は「良い投手を集め点を獲られないようにする」事だと思っている。
だから、私はビッグバン打線といわれた頃の日本ハムにはあまり脅威を感じなかった。
しかし、今の日本ハムは凄い。
今季、チーム防御率は7月2日現在3.31でリーグ2位。
防御率トップの福岡ソフトバンクが3.30だから、その差はわずかなもので、投手王国と呼ばれた千葉ロッテは3.75でリーグ4位、涌井、小野寺の躍進で安定した戦い方が目立つ西武でさえも3.67でリーグ3位となっている。
さらにチーム本塁打数71本はトップ西武と比べてわずか2本差。
投打共に今年の日本ハムはバランスがとれているのだ。

現在7連勝と波に乗りプレーオフ圏内に浮上した北海道日本ハム。
今年で、引退を宣言しているSHINJOパワーが世論を後押しすれば、1981年以来のリーグ優勝も見えてくるはず。
それこそ、98年の横浜や、かつての虎フィーバーに負けずとも劣らない騒ぎに発展していくだろう。
これから後半戦にかけて日本ハム旋風が沸き起こる事、必至の様相だ。

posted by 永田遼太郎 |11:09 | 北海道日本ハムファイターズ | コメント(0) | トラックバック(0)
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