2009年11月01日
関西フットサルリーグ第9節、神戸大-フュンフバインが10月31日、西宮市民体育館で行われた。リーグ戦未勝利の神戸大は、1-2で敗れた。これにより勝ち点は1点のままで最下位、リーグ残留圏の10位クロタロ奈良とは勝ち点差6となった。神戸大は次節で敗れれば、他チームの結果次第では関西リーグ昇格5シーズン目にして初の降格が決まる。【11月1日 神戸大NEWS NET=UNN】
リアリティを増す「降格」というプレッシャーを、振り払うことはできなかった。
勝負は一瞬で決まった。開始2分に失点、同2分にすぐさま落(工・3年)が同点弾。だが1分後にセットプレーから失点を喫した。全得点が動いた2分間に「100できるやつが98しか出せなかったスキを突かれた」と石村主将(工・4年)は悔やむ。それ以外の時間帯ではほぼ完ぺきな守備を見せ、チャンスも多く作っただけに痛恨の2分間だった。
チーム状況は上向きつつある。掲げるスタイル「堅守速攻」のうち、「堅守」に関しては完成してきた。あとは「速攻」。エース東中(発達・4年)が引退し、個人技で状況を打開できる選手は少ない。チーム全体で守備から攻撃へ切り替え、ときにはしたたかにネットを揺らすこと。言葉にすれば簡単だが実際に行うのは難しい。けれどもこのままなら、最悪の結果が待ち受けている状況に変わりはない。「ほんっとに落とせない。準備できることは全部やる」。主将が悲壮な決意を口にした。
次節は11月14日、八幡市民体育館でSWHと対戦する。
▽残留争い
8位 だいふごう 勝ち点8(残り試合3)
10位 クロタロ奈良 勝ち点7(残り試合2)
11位 TOY 勝ち点6(残り試合2)
12位 神戸大 勝ち点1(残り試合3)
※下位2チームが府県リーグに自動降格
●関西フットサルリーグ第9節(10月31日・西宮市民体育館)
神戸大 1 1-2 2 フュンフバイン
0-0
【神戸大】落(前半2分)
【写真】石村主将(中央)が体を張った守備を見せる(10月31日・西宮市民体育館で、撮影=深江友樹)
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2009年08月05日
関西フットサルリーグ第5節、神戸大-高槻松原が8月1日、千島大正体育館で行われた。前半を1点リードして折り返した神戸大は、後半の打ち合いで競り負け4-5で敗れた。これで開幕から4試合勝ち星がなく、最下位に転落した。【8月5日 神戸大NEWS NET=UNN】
●関西フットサルリーグ第5節(8月1日・千島大正体育館)
神戸大 4 1-0 5 高槻松原
3-5
【神戸大】東中(前半18分)、卯田(後半2分)、伏見(8分)、小川(14分)
【高槻松原】
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2009年07月27日
関西フットサルリーグ第4節、神戸大-TOYが7月26日、八幡市民体育館で行われた。第2節の初戦から連敗していた神戸大は、試合終了間際にA上原(工・3年)のミドルシュートで追いつき、4-4で試合を終えた。これにより、勝ち点1を得たが順位は11位に下がった(神戸大は新型インフルエンザの影響で第1節が延期)。【7月27日 神戸大NEWS NET=UNN】
目の覚めるような弾丸シュートを突き刺した。「シュートコースは見えなかった。無心で打った」(上原)。ゴールが決まった瞬間、殊勲の背番号10は、両こぶしを高らかと突き上げた。試合終了まで残り12秒、土壇場で神戸大が追いついた。
結果を出すならこの試合だった。前節までのチームは破壊力抜群の攻撃力を誇っていたのに対して、TOYはロングボールを放り込む攻撃を唯一の特長としていたからだ。「ロングボールを奪って一気にカウンター」。必勝プランは描けていた。
だが、プラン通りにはいかなかった。先制したものの、直後に追いつかれ、追加点を許し、前半は1-2。後半も一時は2点差をつけられた。原因は守備のもろさ。「個々の弱さが出た。練習で求めてるレベルから既に低い」(A石村主将、工・4年)。神戸大の前には、悪夢の「開幕3連敗」がちらついていた。
後半11分、ついに試合の流れがきた。今節から試合に復帰したB中島(農・4年)が体をなげうって1点差まで追いついたのだ。こうなると、「若さゆえの勢い」がある神戸大はイケイケムード。積極的にシュートを放ち、試合終了間際、起死回生の同点弾が飛び出したのだ。
結果的に初の勝ち点「1」を獲得したが、選手らの表情は晴れない。開幕から3試合でわずか勝ち点1。未だ勝ち星なしで、リーグ残留争いが現実味を帯びてきたからだ。8月1日には強豪・高槻松原との試合も控えている。
上原が同点シュートを決めた後、真っ先に思ったのは「ほっとした」でもなく「やっと追いついた」でもなく「いやいや、まだまだ!」だった。目指しているのは、引き分けでなく勝利だから。
○フル動画配信スタート! 関西フットサルリーグ
関西フットサルリーグでは今シーズンから、全試合のフル動画配信を始めた。直近の3試合をノーカットでストリーミング配信し、フットサルの普及振興を狙う。今後はスポンサーを獲得し、広告収入でさらなるフットサルの活性化につなげるという。
動画が見れるウェブページはこちら(http://www.kansaifutsal.net/movie/index.html)。(記者=深江友樹)
●関西フットサルリーグ第4節(7月26日・八幡市民体育館)
神戸大 4 1-2 4 TOY
3-2
【神戸大】上原2(前半12分、後半19分)、伏見(6分)、中島(11分)
【写真上】試合終了間際に同点ゴールをあげ喜ぶ上原(左)ら。
【写真下】上原の弾丸シュートに相手DFは一本も動けなかった。(いずれも7月26日・八幡市民体育館で、撮影=深江友樹)
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2009年07月06日
関西フットサルリーグ第2節、神戸大-ドリームが7月5日、滋賀県立体育館で行われた。前半を0-2で終えた神戸大は、後半も何も出来ずに0-5で完敗した。第1節が新型インフルエンザの影響で延期されていたが、神戸大にとっての初陣を飾れなかった。【7月6日 神戸大NEWSNET=UNN】
主将が一言、「完敗」。
前半4分に立て続けにゴールを奪われた。「簡単にやられすぎた」とA石村主将(工・4年)が振り返る。単独のカウンターに終わる神戸大に対して、ドリームは攻撃の質が違った。それに対して、「守備でリズムが作れなった」(主将)。
後半も構図は同じ。セットプレーから際どいシュートは放ったが、相手の懐に入る攻撃はできなった。ほとんど何も出来ずに3失点。「関西リーグは甘くない」と石村が言う。だからこそ、「守備でリズムを作り、少ないチャンスを生かす」のが神戸大の長年のスタイル。来週11日には第3節が控えている。「守備の精度を上げること、気持ちを出して激しくいくこと」(石村)。本来のフットサルを取り戻し、勝利をつかむことはできるのか。(記者=深江友樹)
●関西フットサルリーグ第2節(7月5日・滋賀県立体育館)
神戸大 0 0-2 5 ドリーム
0-3
【写真】完敗にぶ然とした表情を見せる神戸大のエース東中(7月5日・滋賀県立体育館で、撮影=深江友樹)
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2009年07月05日
全日本大学フットサル大会2009関西予選が7月4日、京都府立伏見港公園体育館で行われた。前年度王者の神戸大は、予選リーグで帝塚山大と関大にそれぞれ10-1で勝利し、代表決定戦でも近大生物理工学部に6-1で勝利。8月27日から舞洲アリーナで行われる本戦への出場を決めた。【7月4日 神戸大NEWS NET=UNN】
主将がいない。緊急事態にも彼らは動じなかった。
この日、A石村主将(工・4年)は所属する研究室の卒業研究発表で欠場。守備の要、B中島(農・4年)も選手登録が間に合わなかったことと、教育実習で出られなかった。主力2人がいない中、「なんとか結果が出せてよかった」。強化担当でゲームキャプテンを務めたA上原(工・3年)は安どの表情を見せた。
代表決定戦の近大戦では、先制し、一度は追いつかれるもののA伏見(理・2年)のゴールで再びリードを奪った。そこからは神戸大の独壇場。走る、蹴る、考える。全てのスピードと連動性で上回り、危なげなく勝ち切った。
今年の神戸大は、昨年とはガラリと変わった。主力を張っていた4年生が抜けたことで、守備面の脆さを露呈している。兵庫予選でもヒヤリとするシーンが多く、この関西予選でも全試合で失点を喫した(昨年は3試合で1失点)。「守備でリズムが作れない」(上原)。
これで本戦出場が決まったが、「今日みたいなレベルなら勝てるだろうが、このままでは厳しい」との声が複数の関係者から漏れた。守備面の改善を本戦までにどこまで進められるか。大学フットサル界を背負う神戸大の、連覇への道は、簡単なものではない。
また、あす5日には関西リーグ初戦が控えている。相手は大型補強に成功した強敵、ドリーム。「切り替えてやらないと、ボコボコにされる」(上原)。まずは関西リーグで、真の実力を見極める。(記者=深江友樹)
●全日本大学フットサル大会2009関西予選(7月4日・京都府立伏見港公園体育館)
▽予選第1戦
神戸大 10-1 帝塚山大
▽予選第2戦
神戸大 10-1 関 大
▽代表決定戦
神戸大 6-1 近大生物理工学部
【写真上】2年生ながらキレのある動きを見せた伏見。
【写真下】代表決定に喜ぶ神戸大の選手ら。表彰状を持っているのが上原だ。(いずれも7月4日・京都府立伏見港公園体育館で、撮影=深江友樹)
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2009年06月09日
全日本大学フットサル大会2009兵庫予選が6月7日、北神戸田園スポーツ公園アリーナで行われた。前年度王者の神戸大は、3試合を無失点で全勝し、危なげなく関西予選進出を決めた。【6月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
王者。貫録すら漂わせる圧倒的な強さで、兵庫予選を突破した。
初戦の神戸ファッション造形大戦を6-0で、第2戦は関学プルミエールに8-0で勝利。勝てば文句無しの予選突破が決まる第3戦、近畿福祉大戦。エースA東中(発達・4年)らを温存しながらも6-0で粉砕した。
レベルが違った。攻守両面において、個人でも、組織でも。「このレベルなら、あれくらいやらないと」。A石村主将(工・4年)が振り返る。「でも、相手に助けられた感もある」。
無失点という結果で浮つきそうになる空気に、エースも苦言を呈した。「オフェンスは良いけど、ディフェンスがダメ。去年の自分らと試合をしたら、絶対負ける」(東中)。マークを外すなど基本的な守備のミスが目立った。B松本(経営・2年)も、「声出すのが遅れたりした。先輩らに甘えてはいられない」。結果に目を奪われることなく、内容を追求する。なぜなら、「目指してるのは大学日本一だから」(石村)。
関西予選は7月4日に京都府で行われる。日本フットサル界を背負って、大会2連覇を目指す神戸大。こんなところで、つまづくわけにはいかない。(記者=深江友樹)
●全日本大学フットサル大会2009兵庫予選(6月7日・北神戸田園スポーツ公園アリーナ)
▽第1試合
神戸大 6 1-0 0 神戸ファッション造形大
5-0
【神戸大】卯田2、東中、伏見、石村2
▽第2試合
神戸大 8 3-0 0 関学プルミエール
5-0
【神戸大】東中、田中、松本2、満田、中野2、福島
▽第3試合
神戸大 6 3-0 0 近畿福祉大
3-0
【神戸大】石村2、卯田2、福島、松本
【写真上】チームを引っ張る石村主将。
【写真下】ゲレイラの前主将だった阿部も出場した。(いずれも6月7日・北神戸田園スポーツ公園アリーナで、撮影=深江友樹)
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2009年05月13日
2009年度関西フットサルリーグ第1節が5月17日に東淀川体育館で行われる。「フォルサ」の名を廃した新生「神戸大」の初戦の相手はだいふごう。開幕直前のチームに、話を聞いた。【5月12日 神戸大NEWS NET=UNN】
○大学王者、神戸大の今季展望
昨年、全日本大学フットサル選手権で優勝した神戸大が、新たなチームで新シーズンを迎えた。主力だった当時の4年生が抜けた神戸大。大学王者の今季を分析する。
戦力ダウンは否めない。エースのP赤本に加え、スタメンクラスのB田代、B小仲、A森川が抜けた。ゴレイロ1人を含む5人で戦うフットサルでは、スタメン全員がいなくなったのとほぼ同じこと。特に、ディフェンスリーダーの田代と小仲が消えた守備陣の立て直しが急務だ。「今年は全員で守備をしていく」と新主将のA石村(工・4年)。ここ数か月は守備を中心に練習してきた。カウンターを武器とするだけに、守備が関西リーグで通用するか否かで全てが決まるといっても過言ではない。
不安材料はもう一つある。スタッフ陣が全員いなくなったことだ。北垣監督、池上、小林両コーチ。そのため、今季からは練習から試合まで、4年生が中心となってプレーイングマネージャーにならざるを得ない。外部から監督を招へいすることも考えたというが、あくまで学生主体でチームを作ることにこだわった。
開幕戦の相手は昨季9位のだいふごう。フォルサが苦手な、ロングボールを放り込む「サッカーフットサル」を特徴とする。「開幕戦がリーグで一番大事」と石村主将。難敵に連勝し、開幕戦で勢いに乗るシナリオを、頭に描いている。
○2人の2年生ルーキーズ
A伏見(理・2年)、A満田(経営・2年)。リーグ開幕戦からの出場が濃厚な、2人の2年生に話を聞いた。
昨季、第9節で関西リーグデビューを果たした伏見。今季には並々ならぬ思いがある。実は今年2月に、一度休部していたのだ。「去年は結局上のチームに残れなくて、下でやるのがイヤで」。甘い考えとは分かりつつも、フットサルと距離を置くことで、もう一度自身を見つめ直した。「戻るなら次こそは真剣に」。フットサルの魅力が忘れられなかった伏見は復帰を決断する。相手の逆を突き、ひらりひらりと相手ディフェンスを崩すプレーが持ち味。「メンタルが甘いな!」と主将には茶化されたが、チームの貴重な戦力であることに間違いはない。
「僕、ケツの方なんで」と謙虚なのは満田。昨季は関西リーグ出場はなく、サテライトでプレーを続けていた。「出れてないメンバーに、『なんであいつ出てんねん』って言われないように。まずは出たい」と決意を語る。フェイントをかけずに一瞬のスピードで相手守備陣を切り裂くプレーが持ち味。神戸大のスピードスター、誰よりも輝いてみせる。
○「フォルサ」「ゲレイラ」消滅
神戸大フットサル部は4月下旬に構成2チームの愛称、「フォルサ」と「ゲレイラ」を廃止した。両チームの合併を受けてのもの。神戸大フットサル部として一つにまとまり、競技レベル向上と普及振興活動を目指す。「今までの名前は実績も知名度もある。でもこれからの僕たち『神戸大フットサル部』が今まで以上の実績を残せば良い」と石村主将。フォルサでもゲレイラでもない新たな愛称を考える可能性もあるという。(記者=深江友樹)
【写真上】今年の攻撃を引っ張るのはこの男、A東中(左)
【写真下】A石村主将(中)とA伏見(左)、A満田(右)(いずれも5月12日・国際文化学部体育館で、撮影=田辺翔吾)
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2009年03月10日
兵庫県フットサル協会は3月3日、U23兵庫県選抜メンバーを発表した。神戸大からはフォルサ、ゲレイラ両方から計7名が選ばれた。U23兵庫県選抜は、3月21日から長野県で行われる第3回長野オープンU23選抜大会に参加する。【3月10日 神戸大NEWS NET=UNN】
●選抜メンバーは以下の通り(神戸大のみ)。
○フォルサ
上原孝義(工・2年)
満田慧(1年)
石村淳平(3年)
井上幸寛(1年)
小川貴也(3年)
○ゲレイラ
岡崎信天(経済・2年)
木村裕太郎(2年)
●第3回長野オープンU23選抜大会詳細
3月21、22日 南長野運動公園体育館、千曲市戸倉体育館で
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2009年03月10日
PUMA CUP2009第14回全日本フットサル選手権大会1次ラウンドAブロック第3戦、神戸大フォルサ-名古屋オーシャンズが3月8日、舞洲アリーナで行われた。フォルサは1点を先制するもFリーグ王者オーシャンズに逆転され前半終了。後半、2得点を挙げるが4失点を喫し3-6で敗れた。この結果、フォルサは1勝2敗の勝ち点3でグループ3位のまま。1次ラウンド敗退が決まった。【3月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
誰もが予想しなかった展開だった。フォルサの選手を除いては。会場はどよめきに包まれる。前半10分、相手ゴール前でこぼれたボールにA東中主将(発達・3年)。体ごと飛び込んで放ったシュートがゴールに突き刺さった。日本一強いチームから大学生が先取点を奪ったのだ。選手たちは大きなガッツポーズで喜びを爆発させた。待望の先制ゴールに東中は「しっかり守ってカウンターから自分たちのフットサルをしようと思っていた」と冷静に振り返った。
第3戦の相手はFリーグ王者の名古屋オーシャンズ。2年前完敗した相手にも全くひるまず、勝利を目指して戦い抜いた。オーシャンズのアジウ監督も「若く、魅力的なチームだった。難しい試合になった」と認めた。立ち上がりからシュートを多く放ち猛攻をしかけるオーシャンズに、フォルサは鉄壁の守備を見せる。ゴール前、最後のところで決めさせない。
前半を1-2で終えたフォルサ。後半序盤に追いつくもすぐさま逆転される。それでもフォルサはまだ粘った。東中のこの日2点目のゴールで3-4に。会場は国立大生の予想外な健闘に驚きを隠せない。凍りつくオーシャンズサポーター。ここで北垣監督(医・4年)は大きな決断を下す。武器である守備を捨てること。勝ちに行くための決断だった。結果、2失点を喫すも監督の表情に後悔はなかった。
「大学生だし相手に勢いがあった。やりにくかった」と日本代表でも活躍する木暮賢一郎。相手のエースも認めたフォルサの勢い。これは4年生にとって最後のゲームを勝って締めくくりたいというメンバーの気持ちが現れたものだった。
Fリーグ王者相手に先制し、最後まで勝ちにこだわったフォルサ。全日本選手権は幕を閉じたが、彼らの挑戦は終わらない。(記者=田丸瑛梨、深江友樹、田辺翔吾)
○引退する4年生のコメント
北垣監督-「最後の1年間にめっちゃやりきった感じがする。プレイヤーをやめる時、フォルサもやめなくて本当によかった。スタッフとして残って出来ることもたくさんあった。この組織で4年間やれて幸せ」
池上コーチ(理・4年)-「みんなでチーム一丸となれた。後輩たちにもこのことを忘れずにいてほしい」
小仲(発達・4年)-「とにかくフットサルにのめり込み、打ち込めた4年間だった。フォルサを続けていくうえで犠牲も大きかったけど、その分得るものもとても大きかった」
田代(経営・4年)-「仲間たちがいて、自分たちがプレーすることを支えてくれた人がいて、みんなのおかげでプレーに集中できた。本当に感謝してる」
森川(工・4年)-「フォルサで色々な大会に出て、いい経験が出来てよかった」
板東(経営・4年)-「終わったっていう実感がない。こんな大きい舞台に来れると思ってなかったので色々な可能性があるんだと感じた」
赤本(経済・4年)-「フォルサに出会ってなかったらどんな人間になってたか分からない。多分、成長できてなかった。今は寂しさより達成感のほうが大きい」
吉田(国文・4年)-「今は終わったばかりで自分の中が急に空っぽになった感じ。自分に何が残ってるんだろう。移籍して入ったので1年しかいられなかったけど、フォルサでの1年は本当に貴重なもの。長いようで短かった」
●PUMA CUP2009第14回全日本フットサル選手権大会1次ラウンドAブロック第3戦(3月8日・舞洲アリーナ)
神戸大フォルサ 3 1-2 6 名古屋オーシャンズ
2-4
【神戸大フォルサ】東中2、田代
【名古屋オーシャンズ】森岡2、ボラ、木暮2、丸山
【写真】Fリーグ王者相手に2ゴールを奪ったA東中主将(右)。(3月8日・舞洲アリーナで、撮影=深江友樹、田辺翔吾)
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2009年03月08日
PUMA CUP2009第14回全日本フットサル選手権大会1次ラウンドAブロック第2戦、神戸大フォルサ-MEMBER OF THE GANG IGAUENO(以下ギャング)が3月7日、舞洲アリーナで行われた。3点を先取したフォルサは、東海王者ギャングの反撃を1点に食い止め3-1で勝利。今大会初勝利を挙げ、1勝1敗の勝ち点3でグループ3位となった。【3月8日 神戸大NEWS NET=UNN】
○ゲームレビュー
守り勝つ。フォルサの信条、見事にハマった試合だった。
「前半0-0はプラン通り」。北垣監督(医・4年)が満足げに語った。昨日のフウガ戦では慌てて攻めに出て逆襲を食らった。「まずはきっちり守備をする」(北垣)。それがフォルサにリズムをもたらした。
良いリズムのまま迎えた後半。B中島(農・3年)のクロスから先制点が生まれた。「フォルサのリズム」で奪った先制点が、勝負の行方を決めた。中島、B小仲(発達・4年)がたたみかける。一挙3点を奪い、きっちり逃げきり、東海王者相手に今大会初勝利。「自分たちのフットサルができた」とA東中主将も笑って会場を後にした。
○一人の男の復活
チームの最後尾で声を張り上げ、体を投げ出し、鬼気迫るプレーを見せた男がいた。小仲だ。後半6分には試合の行方を決める3点目を左足で叩き込んだ。「ほんま良かった、点取れて」。顔をくしゃくしゃにして笑った。
今大会まで心身共に疲弊し、自信を失いかけていた。高熱、就職活動、進まない卒業論文。チーム登録申請でもミスをした。仲間に迷惑をかけていると感じ、フットサルをやる目的がわからなかった。昨日のフウガ戦でも「ふがいないプレー」。今大会前に頭を丸めていたが、それでも気持ちを切り替えられなかった。
それが、今日は見違えるようなプレーを見せた。「救ってくれたのは仲間たち」。小仲はチームメイトに対する感謝の言葉を口にする。
試合前のミーティング。小仲は意外なことを申し出た。「僕をシバいてほしい」。
自分と仲間へ誠意を見せるため、自ら左頬を差し出した。池上コーチ(理・4年)に軽いビンタを食らう。「中途半端や」(小仲)。2度目。体全体がよろけるほどの本気のビンタを食らった。一瞬ふらっとする。それを見て、チームメイトが笑ってくれた。「あれで一気に気持ちが入った」。迷惑をかけた仲間が自分のことを受け入れてくれたように感じたのだ。
「周りに対する感謝の気持ち。それを表すにはピッチの上で最高のプレーを見せるしかない」。今日の試合には妹と母親、友人たちも見に来ていた。プレーできる喜びをかみしめ、仲間に対する感謝を思い、最高のプレーを見せた。
明日の相手はプロ王者、名古屋オーシャンズ。予選突破のためには、この強大な敵を倒さなければならない。「最高の舞台で最高のプレーを」。彼はきっと、今日以上に「最高のプレー」をみせてくれるはずだ。
○次戦プレビュー
vs名古屋オーシャンズ(Fリーグ1位)。フォルサは大量得点差での勝利と、他会場の結果によりワイルドカード枠での予選突破可能性が残っている。
2年前にもフォルサはオーシャンズ(当時・大洋薬品)と対戦している。そのときのスコアは0-3。「限界を感じた」、「よく3点差に抑えられた」、「むしろ大健闘」。そんな感想を選手らは口にする。「その時よりも差は広がっているかもしれない」(北垣)。敵は実質的なアジアナンバーワンチーム。完全に格上の相手だ。
既に予選突破をほぼ確実にしている相手、オーシャンズ。「まだ予選突破は決まっていない。チーム一丸となって勝ちに行く」とアジウ監督は言い切っている。プロ王者といえども油断ははいようだ。
「4年間の集大成」(北垣)。「最高の舞台で最高のプレーを」(小仲)。2年前、完敗した相手といえども一切ひるむことはない。むしろ、リベンジ、そして近年の大学スポーツ界最大のジャイアントキリングを狙っている。「大学王者の意地」。神戸の若武者たちが、アジア最強軍団を潰しにいく。(記者=深江友樹、田辺翔吾)
●PUMA CUP2009第14回全日本フットサル選手権大会1次ラウンドAブロック第2戦(3月7日・舞洲アリーナ)
神戸大フォルサ 3 0-0 1 MEMBER OF THE GANG IGAUENO
3-1
【神戸大フォルサ】OG、中島、小仲
【MEMBER OF THE GANG IGAUENO】界外
【写真】先制点を奪い喜ぶフォルサの選手ら。(3月7日・舞洲アリーナで、撮影=田辺翔吾)
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