猫に小判

田坂体制における守備の変化/大榎克己が罵られた理由と失敗したワケ

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こんにちは。お久しぶりです。最後に記事書いてから、早半月です。気づけば2ndステージも半分終えています。

さて、田坂体制となり4試合を経過して2分け2敗です。勝ちがありません。今回は田坂体制後のエスパルスを見ていきたいんですが、まず最初に、大榎体制の守備から見ていきたいと思います。


大榎体制における守備はと言うと、「ボールを中心に」が合言葉で、要は「ボールを狩る」ということなんですね。相手選手のポジショニングどうこうより、兎にも角にもボールなんだ、この世はボールを中心に回っているんだ、というわけで、風間八宏の考え方に似てます。その風間の考え方はと言うと

「サイドに追い込もうか、中央に追い込もうが、結局は相手のミスを待つという発想だよな? そういうやり方だと、基本的に相手がミスをしてくれない限り、ボールを奪えないんだよ」 「じゃあ、どうやったらボールを奪えるかというと、敵と味方の位置を見て、コースを切りながら距離を縮めて、相手がパスを出せない体制になったときに一気に取りに行く。結局、ボールを奪うというのは、個人戦術なんだよ」
革命前夜 すべての人をサッカーの天才にする 著者風間八宏/木崎伸也 発行KANZEN 160項より引用

これです。

相手のミスに乗じて奪うのではなく、ボール保持者にプレッシャーをかけて、ボールをハントすること。相手というより、自分たち次第の守備なわけです。このスタイルを具現化したチームで挙げるとすれば、ロジャー・シュミット率いるレバークーゼンです。以前「フットボリスタ」という雑誌でシュミットがボール中心の守備について語っていましたので引用します。

「私たちはいつでもボールを中心にポジションを取る。その次に意識するのがチームメイトで、敵のポジションは最後。ただ、このボールを中心にしたポジショニングが機能するのは、ボール保持者に対して強烈なプレスがかかっている時だけだ。前線の2人だけがボールを追い、他の選手たちがただ眺めているだけではダメ。もし前線の2人がスプリントしているなら、他の選手も早いテンポで動き続けていなければならない。動物の群れが同時に動くのと比べてもいいだろう」
footballista 9月号 発行ソルメディア 19項より引用

レバークーゼンの試合なんてそんなに観ないですけど、シュミット本人がボールを中心に守備をするということについて、しっかりしたロジックを展開できているだけで、素晴らしいチームだということがわかります。

ボール保持者にプレスをかけるためには、ピッチ上に立つ11人すべての選手のポジショニングが重要になります。パスカットにしろ、読みとポジショニングが肝になるわけです。なぜかというと、理由は簡単でボールより速く走れる人間なんていないからです。では以上を踏まえて大榎体制の守備を振り返ります。


今更振り返りたくもない試合ですが、2ndステージ初戦ヴィッセル神戸戦から

このシーンですが、三原から相馬にパスが出ます。相馬には2人がプレスに行く。

相馬はダイレクトでマルキーニョスへ。2人が剥がされる。マルキーニョスには1人ついており、中盤から更に応援が1枚来る。ただ見て下さい。三原はフリーです。相馬についた2人も何故かマルキーニョスの方向へ。

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記事カテゴリ:
S-pulse : 15season
タグ:
エスパルス
田坂和昭
大榎克己

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3度目の正直か。2度あることは3度あるのか。どうも猫煮小判です。今シーズンラストダービーです。思いの外、上手くいっているジュビロと、まだまだアジャストできていないエスパルス。残留するためにも、来シーズンを見据えるためにも、絶対負けられない戦いがそこにはある!!!
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